JPS62209241A - 流体封入式メンバマウントストツパ - Google Patents

流体封入式メンバマウントストツパ

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JPS62209241A
JPS62209241A JP4947086A JP4947086A JPS62209241A JP S62209241 A JPS62209241 A JP S62209241A JP 4947086 A JP4947086 A JP 4947086A JP 4947086 A JP4947086 A JP 4947086A JP S62209241 A JPS62209241 A JP S62209241A
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fluid chamber
fluid
stopper
metal fitting
fitting
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Takuji Shimoda
下田 拓司
Yoshikazu Tsukamoto
塚本 好和
Akihito Hachiya
秋仁 蜂矢
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Sumitomo Riko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2230/00Purpose; Design features
    • F16F2230/0052Physically guiding or influencing
    • F16F2230/007Physically guiding or influencing with, or used as an end stop or buffer; Limiting excessive axial separation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、流体封入式メンバマウントストッパに係り、
特に同心的に配置された内筒金具と外筒金具との間に所
定のゴム弾性体が介装されてなるメンバマウントにおい
て、その軸方向に過大な振動が入力された際の、効果的
な衝撃の緩和乃至は吸収機能を存する流体封入式のメン
バマウントストッパに関するものである。
(従来技術) 従来から、自動車等の車両において、その懸架装置やエ
ンジン、駆動系機関などのボデーやフレーム等の車体に
対する取付部に配設されるインシュレータとしては、そ
れが取り付けられる個所に−  おける種々なる要求特
性に応じて、各種のタイプのものが提案され、また現実
に用いられてきている。
ところで、このような車両用インシュレータの一種とし
て、主として軸方向の振動の減衰乃至は遮断を目的とし
て、互いに同心的に配置された外筒金具と内筒金具との
間に、全体として略円環状乃至は円筒状を呈するゴム弾
性体が介装されてなる構造のものがある。
このようなインシュレータは、一般に、自動車における
デフメンバの車体への取付部やサスペンションメンバの
車体への取付部などにおいて、所謂メンバマウントとし
て用いられており、その外筒金具と内筒金具とにそれぞ
れ取り付けられる部材間の振動の伝達を、それらの間に
介在するゴム弾性体の弾性変形に基づいて低減すること
によって、動力機関振動やバネ下振動などの振動の車体
本体側への伝達を抑制し、以てかかる車両における乗車
感の向上や、或いは車両の操縦安定性の向上などが図ら
れている。
そして、このようなメンバマウントにあっては、通常、
その内筒金具の軸方向端部において、軸直角方向に延び
る略円環状のストッパ金具が配設されて、その軸方向内
側の面が、外筒金具或いは外筒金具が取り付けられるブ
ラケットに対して、対向して且つ所定の間隙を隔てて位
置せしめられるようにされると共に、それらの対向して
配設されたストッパ金具或いは外筒金具の何れか一方の
対向する面上に、ゴム等の所定の弾性材料にて形成され
た所定高さのストッパが配設されてなる構造とされてお
り、該ストッパに対する部材の当接によって、内筒金具
の外筒金具に対する軸方向の過大な変位が規制され得る
ようになっている。
従って、例えば、かかるメンバマウントをディファレン
シャルギヤケースが取り付けられるデフメンバの車体へ
の取付部に用いることによって、かかるディファレンシ
ャルギヤケースに発生する振動の車体側への伝達が抑制
され得ると共に、車両の発進時など、そのディファレン
シャルギヤに大きなトルク変動が伝達、発生させられた
場合における、ディファレンシャルギヤケースの車両上
下方向の過大な変位が規制され得るようにされているの
である。
(問題点) ところが、このような構造とされたメンバマウントにお
ける、軸方向の過大な変位の規制は、上述の如く、互い
に軸方向に対向して配設されたストッパ金具と外筒金具
或いはブラケットとの間において、それらの何れか一方
の部材の対向する面上に設けられたストッパに対して、
他方の部材が当接することによって為されることとなる
が、かかるストッパは、ゴム等の所定の弾性材料によっ
て形成された中実のものであると共に、該ストッパにお
ける部材の当接による変形は圧縮によって発生するもの
であるところから、そのバネ特性が比較的硬く、加えて
このストッパは、それに当接される部材に対して所定距
離を隔てた状態で配設されているために、かかる当接時
におけるストッパへの部材の打ち当たりによって、異音
が発生したり、また突上げ感を伴う振動が車体に伝達さ
れるといった問題を有していたのであり、それによって
かかる車両における乗車感が悪化されるといった問題を
内在していたのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような問題点を解決する
ために為されたものであって、その特徴とするところは
、同心的に配置した内筒金具と外筒金具との間にゴム弾
性体を介装せしめ、該外筒金具を一方の連結部材側に固
定する一方、前記内筒金具を他方の連結部材側に固定せ
しめることにより、それら連結部材間の振動の伝達を抑
制するようにした、上述の如きメンバマウントにおいて
、前記内筒金具及び外筒金具の何れか一方の軸方向端部
に、軸直角方向に延びる周方向の環状支持部材を直接若
しくは間接的に固設する一方、それらの何れか他方の軸
方向端部に、該支持部材に所定の距離を隔てて対向する
当接部材を直接若しくは間接的に固設せしめ、且つ前記
支持部材の該当接部材に対向する側の面に、該当接部材
に向かって突出する第一の流体室構成体と該第一の流体
室構成体よりも高さが低く且つ内部の流体室容積が可変
の第二の流体室構成体とからなる組の少なくとも一組を
、所定の弾性材料を用いて形成し、更にそれら第一及び
第二の流体室構成体内に形成されるそれぞれの流体室を
相互に連通せしめるオリフィス手段を設けると共に、前
記第一の流体室構成体の内部に形成される流体室内に、
所定の弾性材料からなる所定高さのストッパ部を設けて
、該第一の流体室構成体の前記当接部材との当接による
変形を、かかるストッパ部にて規制するようにしたこと
にある。
(作用・効果) 従って、かかる本発明に従う構造とされたメンバマウン
トにおいて、その外筒金具と内筒金具に対してそれぞれ
取り付けられた連結部材に比較的大きな振動が加わり、
内筒金具と外筒金具との間に相対的な軸方向の過大な変
位が惹起された場合にあっては、それらの金具のうちの
一方の側に設けられた当接部材が、他方の側に設けられ
た環状支持部材の第一の流体室構成体に対して当接して
変形させることによって惹起される、第一および第二の
流体室構成体内の流体室間における流体の流動作用と、
該第二の流体室構成体の流体室内に設けられたストッパ
部のストッパ作用とにより、かかる変位が効果的に規制
され得ることとなる。
すなわち、当初の、変位が比較的小さい間は、第一およ
び第二の流体室構成体内に形成された流体室間における
、オリフィスを介しての流体の流動による抵抗によって
、比較的軟らかいバネ特性が発現され得て、かかる軸方
向の急激な変位の衝撃が良好に吸収され得るのであり、
そしてその変位が過大となったときには、第一の流体室
内に設けられたストッパ部のストッパ作用によって、比
較的硬いバネ特性が発現され得て、かかる過大な変位が
効果的に規制され得ることとなるのである。
それ故、かかるメンバマウントにあっては、内筒金具と
外筒金具との間に発生する、軸方向の急激な変位が、当
初、第一および第二の流体室構成体内の流体室間におけ
る流体の流動作用によって、極めて有効に緩和され得る
こととなるところから、その変位が過大となった際の当
接部材のストッパ部に対する打ち当たりによる異音や、
突き上げ感などを伴う衝撃の発生が効果的に防止され得
るのであり、以てかかる車両の乗車感が有効に向上され
得ることとなるのである。
(実施例) 以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明に従う構造とされた一実施例を、図面を参照しつつ詳
細に説明することとする。
先ず、第1図には、本発明をデフメンバの車体に対する
取付部に用いられるメンバマウントに適用した一実施例
の縦断面図が示されている。
この図において、10は内筒金具であり、その径方向外
側に、円筒状を呈するゴム弾性体12を介して、内筒金
具10よりも長さの短い外筒金具14が同心的に配され
−どおり、それら内筒金具10および外筒金具14が、
該ゴム弾性体12に加硫接着されることによって一体化
され、メンバマウントが構成されているのである。そし
て、このメンバマウントは、その外筒金具14がデフメ
ンバ(一方の連結部材)16に固設された円筒状のブラ
ケット18内に圧入、固定される一方、内筒金具10に
対して、図示されていないボルト等が挿通され、車体側
(他方の連結部材)に固定されることによって、デフメ
ンバ16の車体に対する振動の伝達を、それらの間に介
装されたゴム弾性体12の主として軸方向の弾性変形(
剪断変形)に基づいて抑制し得る構造とされている。
そして、このメンバマウントの内筒金具10の軸方向の
一方の端部(第1図における上側端部)には、軸直角方
向外方に延びる円環板状の支持金具20が固設されてい
る一方、前記外筒金具14が圧入、固定されたブラケッ
ト18における、該支持金具20が配置された側の軸方
向端部が、全周に亘って径方向内方に折り曲げられるこ
とによって、支持金具20に対して軸方向に所定距離を
隔てて対向する、所定幅の円環状の当接部22が形成さ
れている。
また、かかる支持金具20の当接部22に対向する側の
面上には、ゴム等の所定の弾性材料から形成された4つ
の流体室構成体を備えたストッパ24が、該当接部22
に向かって突出するように設けられている。かかるスト
ッパ24は、第2図乃至第4図に示されているように2
、支持金具20に固設される円環状の固定金具26に対
して、4つの流体室構成体を形成する弾性メンバ38が
一体的に加硫接着された薄肉円環状の取付金具28が、
その径方向の両側周縁部においてカシメ固定されてなる
構造とされている。
ここにおいて、固定金具26は、第5図および第6図に
示されているように、その外径が前記支持金具20の外
径と略等しく且つ内径が前記内筒金具10の外径よりも
僅かに大きい略円環板形状を呈しており、その径方向の
両側周縁部がそれぞれ軸方向に突出されてフランジ部3
0.30とされている。また、該フランジ部30が形成
された側の面上には、径方向内方に僅かに偏倚した部位
において、周方向に延びる凹溝32が設けられていると
共に、該凹溝32の径方向外方には、軸心を介して対向
する部位において、弾性体にて形成された一対のストッ
パ部34.34が設けられている。これらのストッパ部
34.34は、それぞれ、所定長さの円弧状の平面形態
を有しており、軸方向に所定高さで突出する状態で加硫
接着などにより位置固定に固着されている。
一方、該固定金具26にカシメ固定される取付金具28
は、第7図乃至第10図に示されているように、所定幅
を有する円弧状の窓部36が等間隔に4つ設けられた、
薄板円環形状を呈しており、その一方の面上において、
軸方向に突出する4つの流体室構成体からなる弾性メン
バ38が一体的に加硫接着されている。この弾性メンバ
38を構成する4つの流体室構成体は、それぞれ取付金
具28に穿設された窓部36に対応する部位において、
所定幅の円弧状の平面形状にて立設されており、且つそ
の内部において、それらの窓部36に開口する独立した
ポケット・部を有している。そして、第9図および第1
0図に示されているように、それらの流体室構成体のう
ち、取付金具28の軸心を介して対向する部位に形成さ
れた一対のものは、前記固定金具26を介して支持金具
20に取り付けられた時に、その先端部が当接部22の
対向面に当接し得る高さを有する第一の流体室構成体4
0.40とされている一方、他の一対のものは、該流体
室構成体40よりも高さが低く且つその頂部中央がポケ
ット部48内方に屈曲されたM字状断面形状を有する第
二の流体室構成体42とされているのであり、従って取
付金具28の面上には、それぞれ2つの第一及び第二の
流体室構成体40.42が、周方向に交互に配設されて
いるのである。
また、この弾性メンバ38において、互いに隣り合って
配された第一の流体室構成体40と第二の流体室構成体
42との間は、第11図に示されているように、取付金
具28が埋設された矩形状断面を存する遮蔽部44とさ
れており、該遮蔽部44によって、それら第一および第
二の流体室構成体40.42内に形成された第一および
第二のポケット部46.48の連通が、互いに遮蔽され
、それぞれが独立した構造とされている。
更にまた、かかる取付金具28における、前記第一およ
び第二のポケット部46.48が開口する側の面上には
、窓部36を径方向に挟んだ状態で、周方向に延びる2
条のシールリップ50.50が、弾性メンバ38によっ
て形成されており、該取付金具28の固定金具26に対
する組付は時において、それらの部材間で該シールリッ
プ50.50が挟持されることによって、それらの部材
間における流体密性が良好に達成され得るようになって
いる。
そして、このような構造とされた取付金具28が、前記
固定金具26のフランジ部30が立設された側の面上に
対して、シールリップ50.50がそれらの部材間にお
いて挟持される状態で組み合わされ、該フランジ部30
.30を、取付金具28の径方向両側周縁部に対してカ
シメ加工することによって、一体化されているのである
また、かかる組み合わせにおいては、第2図乃至第11
図に示されているように、第一の流体室構成体40.4
0内に、固定金具26に立設されたストッパ部34.3
4が収容されるように、取付金具28と固定金具26と
の相対位置が決定されているのである。そして、それら
が一体化されることによって、弾性メンバ38にて形成
された二対の第一および第二のポケット部46.48の
開口部が、固定金具26によって閉塞され、以て第一お
よび第二の流体室構成体40.42内において、それぞ
れ独立した第一および第二の流体室52.54が形成さ
れているのである。
一方、それらの互いに隣り合う第一の流体室52と第二
の流体室54との間においては、第4図に示されている
ように、固定金具26に設けられた凹溝32の開口部が
、弾性メンバ38の遮蔽部44によって閉塞されること
によって、所定断面積を有するオリフィス56が形成さ
れており、↓亥オリフィス56によって、それら第一お
よび第二の流体室52.54が相互に連通されている。
そして、こうして形成された第一・および第二の流体室
52.54内には、それぞれ所定の非圧縮性流体、例え
ば水、アルキレングリコール、ポリアルキレングリコー
ル、シリコーンオイルや低分子量重合体或いはそれらの
混合物等が封入されており、更にそれら二対の流体室5
2.54相互間での流体の流動が、オリフィス56を介
して為されるようになっているのである。
そして、前述の如く、このような構造とされたストッパ
24は、第1図に示されているように、内筒金具10の
軸方向の一端部に固設された支持金具20の当接部22
に対向する側の面上において、その固定金具26が固定
されることによって取り付けられているのであり、かか
る取付は状態にあっては、第一の流体室構成体40の頂
部外面が、当接部22に当接した状態で配設されている
のである。
なお、第1図において、58は変位規制部材であり、か
かるメンバマウントに振動が入力され、内筒金具10と
外筒金具14との間に軸方向の変位が惹起された場合に
おける、該変位規制部材58が外筒金具14に接近する
方向の変位(第1図において、内筒金具10の外筒金具
14に対する上方向の変位)が、ゴム弾性体12にて形
成された突出部60に対する該変位規制部材58の当接
によって規制され得るようになっている。
従って、このような構造とさ杵たメンバマウントが取り
付けられたデフメンバ16に対して、ディファレンシャ
ルギヤに対する駆動トルクの変動などによって、比較的
大きな振動が発生させられ、それによってかかるメンバ
マウントに対して、支持金具20が当接部22に接近す
る方向の軸方向変位(第1図において、内筒金具10の
外筒金具14に対する下方向の変位)が、惹起された場
合にあっては、先ず1、支持金具20の当接部22に対
向する面上に設けられた、一対の第一の流体室構成体4
0.40が、それぞれ当接部22によって押圧されるこ
ととなる。このとき、該一対の第一の流体室構成体40
.40が押圧、圧縮されることによって、その内部に形
成された第一の流体室52.52の容積が減少せしめら
れ、そこに封入された流体の圧力が増大せしめられるこ
ととなるのであり、それによって、これら第一の流体室
52.52内に封入された流体が、オリフィス56を介
して、他の一対の第二の流体室構成体42.42内に形
成された第二の流体室54.54へと流動させられるこ
ととなる。そして、その際に生じる流体の流動抵抗によ
って、押圧される第一の流体室構成体42.42に軟ら
かなバネ特性が発現されて、入力された振動による軸方
向の急激な変位による衝撃が有効に吸収され得るのであ
る。
なお、本実施例におけるメンバマウントにあっては、か
かる第二の流体室54への流体の流動に伴って、第二の
流体室構成体42の頂部壁部の屈曲部が外方に膨出せし
められることにより、該第二の流体室54の客間が増大
されることとなるのであり、それによってかかる流体の
流動に基づく流体室の容積変化に対応し得る構造とされ
ているのである。
そして、かかる軸方向変位が更に過大となった場合には
、当接部22が第一の流体室構成体40の頂部壁部を介
して、該第一の流体室構成体40の内部に立設されたス
トッパ部34に当接せしめられ、それによってかかる軸
方向の変位が有効に規制され得ることとなるのである。
すなわち、本実例におけるメンバマウントにあっては、
当初の比較的小さい変位の間は、二対の第一および第二
の流体室52.54間における、オリフィス56を介し
ての流体の流動作用によって、その軸方向の急激な変位
が有効に緩和され得ることとなるところから、その変位
が過大となって、当接部22がストッパ部34に当接せ
しめられる際にも、それらの間に強い打ち当たりが生ぜ
しめられることが有効に防止され得るのであり、それ故
かかる当接(打ち当たり)による異音や、突き上げ感な
どを伴う衝撃の発生が極めて効果的に防止され得、以て
かかる車両の乗車感が有効に向上され得るのである。
以上、本発明に従う構造とされた一実施例にっいて詳述
してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は
、かかる具体例にのみ限定して解釈されるべきものでは
ない。
例えば、前記実施例におけるストッパ24においては、
第一の流体室52および第二の流体室54が、それぞれ
2つつづ形成されていたが、これらの流体室の数や、或
いはその形状および配設位置等は本実施例のものに限ら
れるものではなく、少なくとも一対の流体室が設けられ
ていればよい。
また、前記実施例にあっては、第一の流体室構成体40
の頂部外壁面が当接部22の対向面に接した状態で配設
されていたが、該第一の流体室構成体40は、当接部2
2の当接による圧縮に対して、比較的軟らかいバネ特性
を有するものであることから、それらを接することなく
、所定間隔の隙間を隔てた状態で配設するようにしても
、前述の如き本発明の効果は充分に達成され得るもので
ある。
さらに、前記実施例におけるメンバマウントにあっては
、本発明に従う流体封入式の変位規制ストッパ24が、
その軸方向の一方の端部にのみ配設されていたが、この
ような構造とされたストッパ24を、軸方向両側端部に
おいて配設することによって、かかるマウントにおける
軸方向の両方向の変位が該ストッパ24によって規制さ
れ得る構造とすることも勿論可能である。
また、前記実施例におけるメンバマウントにあっては、
ストッパ24が支持金具20を介して内筒金具10に固
設されていたが、該ストッパ24を外筒金具14側に固
設することも可能であり、またかかるストッパ24に当
接せしめられる当接部22を、外筒金具14をフランジ
状に延出させることによって形成することも可能である
更にまた、第一および第二の流体室52.54を連通せ
しめるオリフィス手段としても、前記実施例の如き構造
のものに限られるものではなく、例えば、固定金具26
と取付金具28との間において、遮蔽部44に対応する
部位にそれら流体室を連通せしめるための円弧状の窓部
を有する薄肉円環状のプレーI・を配設せしめ、該窓部
によって形成される空所にてオリフィスを形成すること
も可能である。
加えて、前記実施例においては、本発明をデフメンバの
車体への取付部に用いられるメンバマウントに適用した
一例を示したが、本発明は、その他、サスペンションメ
ンバの車体への取付部などにおいて用いられるメンバマ
ウントなどに対しても、良好に適用され得るものである
その他、−々列挙はしないが、本発明は当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様にお
いて実施され得るものであり、また、そのような実施態
様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも
本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまで
もないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をデフメンバマウントに適用した一実施
例の縦断面説明図であり、第2図は第1図に示されてい
る実施例において用いられるストッパの平面図であり、
第3図は第2図における■−■断面説明図であり、第4
図は第3図におけるIV−IV断面説明図であり、第5
図は第3図に示されているストッパを構成する部材の平
面図であり、第6図は第5図におけるV[−Vl断面図
であり、第7図は第3図に示されているストッパを構成
する他の部材の平面図であり、第8図はその底面図であ
り、第9図は第7図におけるIX−IX断面図であり、
第10図は第7図におけるX−X断面図であり、第11
図は第7図におけるXI−XI断面説明図である。 10:内筒金具  12:ゴム弾性体 14:外筒金具  18ニブラケット 20:支持金具  22:当接部 24:ストッパ  26:固定金具 28:取付金具  34:ストッパ部 38:弾性メンバ 40:第一の流体室構成体42:第
二の流体室構成体 52:第一の流体室 54、第二の流体室56:オリフ
ィス 第1図 B 第3図 第4図 第8囚 第9図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 同心的に配置した内筒金具と外筒金具との間にゴム弾性
    体を介装せしめ、該外筒金具を一方の連結部材側に固定
    する一方、前記内筒金具を他方の連結部材側に固定せし
    めることにより、それら連結部材間の振動の伝達を抑制
    するようにしたメンバマウントにおいて、 前記内筒金具及び外筒金具の何れか一方の軸方向端部に
    、軸直角方向に延びる周方向の環状支持部材を直接若し
    くは間接的に固設する一方、それらの何れか他方の軸方
    向端部に、該支持部材に所定の距離を隔てて対向する当
    接部材を直接若しくは間接的に固設せしめ、且つ前記支
    持部材の該当接部材に対向する側の面に、該当接部材に
    向かって突出する第一の流体室構成体と該第一の流体室
    構成体よりも高さが低く且つ内部の流体室容積が可変の
    第二の流体室構成体とからなる組の少なくとも一組を、
    所定の弾性材料を用いて形成し、更にそれら第一及び第
    二の流体室構成体内に形成されるそれぞれの流体室を相
    互に連通せしめるオリフイス手段を設けると共に、前記
    第一の流体室構成体の内部に形成される流体室内に、所
    定の弾性材料からなる所定高さのストッパ部を設けて、
    該第一の流体室構成体の前記当接部材との当接による変
    形を、かかるストッパ部にて規制するようにしたことを
    特徴とする流体封入式メンバマウントストッパ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5195728A (en) * 1990-03-31 1993-03-23 Btr Plc Elastomeric mounting with fluid damping
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US7389999B2 (en) 2003-06-05 2008-06-24 Topy Kogyo Kabushiki Kaisha Wheel assembly
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