JPH0814311A - 液封防振ゴム装置 - Google Patents

液封防振ゴム装置

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JPH0814311A
JPH0814311A JP6673895A JP6673895A JPH0814311A JP H0814311 A JPH0814311 A JP H0814311A JP 6673895 A JP6673895 A JP 6673895A JP 6673895 A JP6673895 A JP 6673895A JP H0814311 A JPH0814311 A JP H0814311A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オリフィス板のXY方向における共振周波数
を変化させる。 【構成】 弾性ブロック内に形成された液室内へ突出し
て設けられ、中高周波の振動を減衰させるためのオリフ
ィス板20の投影面積を、防振すべき振動の主たる入力
方向Zにおいて最大とし、これと直交する2成分の入力
方向XYのうち、Y方向を中間の大きさとし、X方向は
底部に同方向へ横断する凹部26を設けることにより最
小とすることにより、Y方向における共振周波数を高く
し、かつY方向投影面における周縁部をストッパー部2
5とし、このストッパー部25を利用してX方向におけ
る変位規制を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のサスペンショ
ンマウントゴムやエンジンマウントゴムのような液封防
振ゴム装置に係り、特に中高周波数の振動に対する防振
を主対象にして液室内へ設けられたオリフィス板の有利
な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような液封防振ゴム装置の一例とし
て、特開昭64−1566号には、車体側に取付けられ
る第1のブラケットと、振動部材側へ取付けられる第2
のブラケットと、これら両部材間に設けられるゴム部
と、ゴム部内に設けた液室と、この液室を2室に区割す
る弾性仕切壁とを備え、弾性仕切壁には、2つの液室を
連通するオリフィス通路と、少なくともいずれかの分割
された液室内に設けられて連結部材と一体に相対移動す
ることにより中高周波数の振動を主体に防振するための
オリフィス板とを備えたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このオリフィス板は、
防振すべき振動のうち主たる入力方向Zに対して略円形
をなすため、この主たる振動入力方向Zと直交するとと
もにそれぞれも互いに直交する2方向XYの各振動方向
においては、投影面形状並びに投影面積がいずれもほぼ
等しく、したがってXYの各振動方向における動バネ定
数の極小値もほぼ同程度になり、XY各振動方向の共振
周波数A、Bも図7の(a)部に示すようにほぼ等しく
なる。
【0004】なお、図中の横軸は入力振動の周波数、縦
軸は動バネ定数であり、cはZ方向の共振周波数であ
る。また、以下の説明で、XYZのいずれかを冠した方
向は、互いに直交する3方向XYZ軸のいずれかの軸に
沿う振動の方向を意味する。
【0005】ところで、仕様によっては、このようにX
Yの各振動方向におけるを共振周波数を等しくせず、例
えば、X方向では共振周波数をこれまで通りにするが変
位規制できるようにし、Y方向では共振周波数をより高
い周波数側へ移動させることが要求されることがある。
しかし、前記従来例ではこのようなXYと異なる振動方
向毎に、特性を異なるものにすることができなかった。
そこで本発明は係る問題の解決を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願は、前記オリフィス板を備えた液封防振ゴム装置に
おいて、オリフィス板は、防振すべき振動のうち、主た
る振動入力方向Z並びにこれと直交するとともにそれぞ
れも互いに直交する2方向XYの計3方向に向かう各投
影面積ををそれぞれ異ならせるとともに、オリフィス板
は、前記Z軸と平行に設けられた連結軸の軸方向から見
たとき略円板状をなし、連結軸と直交する方向から見た
とき、所定の厚みを有し、かつ前記X又はYのいずれか
方向と平行な横断凹部を備えていることを特徴とする。
【0007】このとき、オリフィス板の投影面積を、投
影面形状の変化によって大小に変化させることができ、
さらに、リフィス板の周囲のうち、少なくともXY方向
いずれか一方の投影面における両端となる縁部にストッ
パーを設け、変位規制をおこなうこともできる。
【0008】さらに、オリフィス板のXY方向断面のう
ち少なくともいずれか一方を左右非対称とし、オリフィ
ス板の周囲において、オリフィス板とこれを囲む周囲の
内壁部との間隔を不均一にすることもできる。また、ス
トッパーを左右非対称とすることもできる。
【0009】
【作用】XYZの3方向におけるオリフィス板の各投影
面積がそれぞれ異なるため、それぞれの投影面積に対応
して、図7の(b)に示すように、3方向の各共振周波
数はA、B、C(A<B<C)と異なり、明確に分離す
る。
【0010】なおXY方向における投影面積の相違は、
XY方向のいずれかに沿って形成される横断凹部によっ
ても生じる。また、投影面形状を変化させることによっ
て投影面積を変化させることができる。
【0011】例えば、X方向へ向かって投影した面積
(以下、X方向投影面積という)よりもY方向へ向かっ
て投影した面積(以下、Y方向投影面積という)を小さ
くすれば、このような場合は、投影面積の小さい方の共
振周波数が高周波側へ移動する傾向にあるので、前記図
7の(b)に示すようなX方向と大きく異なる共振周波
数を示し、この方向における共振周波数をX方向よりも
高くすることが容易になる。
【0012】さらに、オリフィス板の周囲のうち、例え
ばX方向部分にストッパー部を設ければ、Y方向の共振
周波数をX方向と大きく変化させると同時に、X方向で
は変位規制をおこなうことが可能となる。
【0013】さらにまた、オリフィス板のXY方向断面
のうち少なくともいずれか一方を左右非対称とし、オリ
フィス板の周囲において、オリフィス板とこれを囲む周
囲の内壁部との間隔を不均一にすると、振動方向に応じ
た変位規制を任意に設定できる。このとき、ストッパー
を左右非対称とすれば、X又はY方向におけるさらに特
定方向の振動に対して変位規制の設定を任意にでき、し
かも十分な受圧面を形成することも可能になる。
【0014】
【実施例】図1乃至図7に基づいてエンジンマウントと
して構成された第1実施例を説明する。図2はエンジン
マウントの全体側面図(図3のF矢視方向図)、図3は
平面図、図4は図3の4−4線に沿う断面図であり、防
振すべき振動のうち主たる振動の入力方向Z(図2)と
直交するとともに互いも直交する2方向XYのうち、Y
方向に沿う断面(以下、これをY方向断面という)、図
5は同じくX方向に沿う断面(以下、これをX方向断面
という)、をそれぞれ示す図である。
【0015】これらの図において、このエンジンマウン
トは、ボルト1aによって振動側であるエンジンへ取付
けられる第1の連結部材1と、車体側と連結する第2の
連結部材2とが、中空で略円錐台状をしたゴム製の弾性
ブロック3の両端部へ連結されている。但し、エンジン
側と車体側の連結関係は逆であってもよい。
【0016】第2の連結部材2は略筒状の本体部4と、
その一端部に取付けられたハウジング5を備え、このハ
ウジング5内にダイアフラム6が設けられている。この
ダイアフラム6と第2の連結部材2及び弾性ブロック3
によって、非圧縮性の液体が封入された液室が形成され
ている。なお、4aと5aはそれぞれ本体部4及びハウ
ジング5に設けられた取付用ブラケットである。
【0017】この液室は弾性仕切壁7によって弾性ブロ
ック3側の第1室8と弾性仕切壁7より下方の第2室9
に区画され、両室はオリフィス通路10によって連通さ
れている。オリフィス通路10は、弾性仕切壁7の外周
部に形成された上方が開放されているリング溝と、その
開放部を覆って弾性仕切壁7に重ねられたリングプレー
ト11の間に形成され、リングプレート11の一部に形
成された連通孔12で第1室8と連通し、仕切壁支持部
材13に設けられた14(図5)穴によって第2室9に
連通している。
【0018】弾性仕切壁7はリングプレート11が重な
る外周部と、それよりも中央側に一体に形成された薄肉
のメンブラン部7aと、その下面で外周部との境界部に
形成されたストッパー部15とを備え、ストッパー部1
5は分離溝7bにより弾性仕切壁7から分離されたリッ
プ状部分であり、その先端が仕切壁支持部材13の内壁
16へ突き当て可能になっている。
【0019】ストッパー部15は、予め先端が仕切壁支
持部材13の内壁17へ突き当てるか、メンブラン部が
所定の弾性変形したとき突き当てるようにすることによ
り、メンブラン部のバネ特性に非線形を与えるようにな
っている。
【0020】仕切壁支持部材13は略U字状断面部を有
するリング状の部材であり、リングプレート11と平行
に弾性仕切壁7の反対面(裏面)に沿い、略U字状部分
には弾性仕切壁7の外周部が嵌合し、かつ内壁16の内
周側先端16aが分離溝7b内へ入り込んでリングプレ
ート11と平行に中心側へ屈曲している。
【0021】仕切壁支持部材13は、弾性仕切壁7の外
周部を嵌合した状態で、上側にリングプレート11を重
ね、かつ底部にダイアフラム5の周囲に取付けられたリ
ング17を挟んでハウジング5のフランジ18に乗せ、
本体部4の開放端部19をカシメることにより、第2の
連結部材2へ固着されている。
【0022】第1室8内には、高周波数の振動を主体に
減衰するオリフィス板20が、弾性ブロック3の軸心部
を通って第1室8内へ突出する第1の連結部材1と一体
の支持部21の先端に取付けられて設けられ、このオリ
フィス板20の周囲と弾性ブロック3とによって小液室
22が区画され、オリフィス板20周囲の幅の狭い連通
路22aにより液室8と連通されている。
【0023】図1はオリフィス板20のZ方向における
平面視、図6はその底面視であり、図1中には、Y方向
投影面積を(A)部に、これと直交する方向であるX方
向投影面積を(B)部に、それぞれ示してある。
【0024】図1及び図4において明らかなように、オ
リフィス板20は平面視略円形をなして支持部21へ取
付けられる金属製のプレート23と、その周囲に被覆さ
れた弾性部24で構成されている。なお、弾性部24は
ゴムや弾性に富むその他の適宜合成樹脂から構成され
る。
【0025】プレート23は略カップ状断面をなし、そ
の周囲のうち、Y方向では先端が下方へ折り返されてス
トッパー部25内へ入る縦フランジ23aをなし(図
4)、X方向ではこのような縦フランジ23aは形成さ
れずに略水平方向へ向いたままになっている(図5)。
【0026】ストッパー部25はオリフィス板20の周
縁部において、弾性部24の一部を厚肉にして一体に形
成された部分であり、オリフィス板20の周囲のうちY
方向の中心線近傍部分には設けられず欠落部27が生じ
ている。
【0027】また、オリフィス板20の底面には図6に
明らかなように、本願の横断凹部に相当するY方向へ横
断する凹部26が形成され、この凹部26によってXY
方向におけるオリフィス板20の各投影面積がそれぞれ
異なることになる。
【0028】但し、Z方向における投影面積は図1の平
面図部分における面積とほぼ等しく、かつ明らかにXY
方向における投影面積とは異なったものになり、各投影
面積をXYZで示せば、Y<X<Zとなっている。
【0029】なお、図5に最も明らかなように、取付用
ブラケット4a上には、X方向において弾性ブロック3
の外側面と当接し得るストッパー突部28が設けられ、
弾性ブロック3のX方向における過大な変形を規制して
いる。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。前述の
ように、XYZの3方向におけるオリフィス板20の各
投影面積がそれぞれ異なるため、それぞれの投影面積に
対応して、図7(b)に示すように各共振周波数A、
B、C(A<B<C)と異なるものになる。
【0031】ゆえに、振動が入力すると、オリフィス板
20によって共振周波数において動バネ定数の極小値を
発生するが、この動バネ定数の極小値の大きさは各振動
方向毎に投影面積によって異なることになり、図7の
(b)部に示すように、3方向の共振周波数も明確に分
離する。
【0032】このため、Y方向における共振周波数をX
方向よりも高くすることが容易になるとともに、Y方向
の投影面積を大きくするための投影面形状部分であるス
トッパー部25を利用してX方向における変位規制が可
能になる。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々に変形可能であり、例えば各方向における投影面形
状は目的に応じて任意に設定でき、同様に各共振周波数
A、B、Cの相対的な大きさも任意に設定できる。ま
た、オリフィス板20は液室のうち第1室8または第2
室9のいずれか一方または双方へ設けることができる。
【0034】以下、図8乃至図10に基づいて第2実施
例を説明する。この実施例はオリフィス板20の構造が
異なるだけで他の部分については、実質的な変更は無
い。なお、前実施例と共通機能部分については共通符号
を用いる。
【0035】図8はエンジンマウント全体をX方向縦断
面であり、図9はオリフィス板20単体の平面視(Z方
向形状)、図10はそのX−X線断面(X方向断面)及
び図11はY−Y線断面(Y方向断面)をそれぞれ示
し、図12はオリフィス板20の底面を示す。
【0036】これらの図に明らかなように、オリフィス
板20は全体が略傘状をなし、X方向において両端縁は
左右非対称の円弧状をなす受け面28、29として形成
されるとともに、Y方向においては両端縁が左右対称の
直線状をなす欠落部27となっている。
【0037】すなわち、図9の平面視形状及び図10の
X方向断面に示すように、X方向断面では、プレート2
3に形成された支持部21のための取付穴23bを中心
として、一方の受け面28は他方の受け面29より長く
側方へ突出し、他方の受け面29は図の上下方向幅tが
受け面28側よりも大きくなっている。
【0038】X方向断面において、プレート23の両端
はフランジ部23aをなし、それぞれの先端部はY方向
断面の先端よりも長く図8の下方へ突出し、その周囲に
ストッパー部25が形成され、それぞれの外側面が受け
面28及び同29になっている。
【0039】X方向断面が左右非対称をなすことによ
り、図8に示すように、両端部と、オリフィス板20を
囲むエンジンマウントの内壁との間隔d1、d2が不等
になる(d1<d2)。なお、X方向断面の輪郭で囲ま
れた形状がY方向の投影面形状であり、その面積がY方
向投影面積に相当する。
【0040】一方、図8及び図11に示すように、のY
方向断面では、両端の欠落部27はそれぞれ、取付穴2
3bより受け面28と同29の中間程度の長さで左右対
称に突出している。このY方向断面の輪郭で囲まれた形
状がX方向投影面形状であり、その面積がX方向投影面
積に相当する。
【0041】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
でも、X、Y、Z各方向の投影面積をX、Y、Zで表せ
ば、Y<X<Zとなり、その作用効果は前実施例と同様
である。しかし、本実施例ではさらにX方向断面におい
て左右非対称となるので、X方向振動に対する規制位置
が図8の左右方向で変化できる。
【0042】このため、ストッパー部25によるX方向
における変位規制を、さらにX方向内の特定方向振動に
対して任意に設定できる。また、変位規制効果を大きく
するための受圧面確保も容易である。
【0043】本実施例では特に、受け面29側の上下方
向幅tが大きいため、X方向の振動において、受け面2
9及びこれと対面するエンジンマウントの内壁面が近接
する方向の振動に対して十分な受圧面を形成できる。
【0044】さらに本実施例では、一対のストッパー部
25の間に横断凹部である凹部26が形成されているた
め、凹部26によりY方向への移動時における液体の抵
抗が小さくなり、みかけ上Y方向の投影面積が減少する
ので、X方向投影面積に比べてY方向投影面積をより小
さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のオリフィス板とXY方向各投影面
積を併せて示す図
【図2】第1実施例に係るエンジンマウントの側面図
【図3】第1実施例に係るエンジンマウントの平面図
【図4】図3における4−4線拡大断面図
【図5】第1実施例に係るエンジンマウントの図3X方
向断面図
【図6】第1実施例に係るオリフィス板の底面図
【図7】本発明の共振周波数を従来例と共に示すグラフ
【図8】第2実施例に係るエンジンマウントのX方向断
面図
【図9】第2実施例に係るオリフィス板の平面とXY方
向断面を併せて示す図
【図10】第2実施例に係るオリフィス板のX方向断面図
【図11】第2実施例に係るオリフィス板のY方向断面図
【図12】第2実施例に係るオリフィス板の底面図
【符号の説明】
1:第1の連結部材、2:第2の連結部材、3:弾性ブ
ロック、7:弾性仕切壁、8:第1室、9:第2室、1
0:オリフィス通路、20:オリフィス板、22:小液
室、25:ストッパー部、26:凹部(横断凹部)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側又は振動部材側のいずれか一方へ
    取付けられる第1の連結部材と、他方へ取付けられる第
    2の連結部材と、これら両部材間に設けられる弾性体
    と、この弾性体と、第1又は第2の連結部材によって形
    成される壁部の間に設けられる液室と、この液室を2室
    に区割する仕切壁と、この仕切壁によって区画された2
    つの液室間を連結するオリフィス通路と、少なくともい
    ずれかの分割された液室内に設けられて連結部材と一体
    に相対移動するオリフィス板とを備えた液封防振ゴム装
    置において、オリフィス板は、防振すべき振動のうち、
    主たる入力方向Z並びにこれと直交するとともにそれぞ
    れも互いに直交する2方向XYの計3方向に向かう各投
    影面積をそれぞれ異ならせるとともに、オリフィス板
    は、前記Z軸と平行に設けられた連結軸の軸方向から見
    たとき略円板状をなし、連結軸と直交する方向から見た
    とき、所定の厚みを有し、かつ前記X又はYのいずれか
    方向と平行な横断凹部を備えている、ことを特徴とする
    液封防振ゴム装置。
  2. 【請求項2】 オリフィス板の投影面積を、投影面形状
    の変化によって大小に変化させることを特徴とする請求
    項1記載の液封防振ゴム装置。
  3. 【請求項3】 オリフィス板の周囲のうち、少なくとも
    XY方向いずれか一方の投影面における両端となる縁部
    にストッパーを設け、変位規制をおこなうことを特徴と
    する請求項1記載の液封防振ゴム装置。
  4. 【請求項4】 ストッパーを左右非対称とししたことを
    特徴とする請求項3記載の液封防振ゴム装置。
  5. 【請求項5】 オリフィス板のXY方向断面のうち少な
    くともいずれか一方を左右非対称とし、オリフィス板の
    周囲において、オリフィス板とこれを囲む周囲の内壁部
    との間隔を不均一にしたことを特徴とする請求項1記載
    の液封防振ゴム装置。
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