JP2597098Y2 - 自動車用灯具 - Google Patents

自動車用灯具

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JP2597098Y2
JP2597098Y2 JP1992081072U JP8107292U JP2597098Y2 JP 2597098 Y2 JP2597098 Y2 JP 2597098Y2 JP 1992081072 U JP1992081072 U JP 1992081072U JP 8107292 U JP8107292 U JP 8107292U JP 2597098 Y2 JP2597098 Y2 JP 2597098Y2
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克忠 白井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車用のヘッドランプ等の灯具
では、照射軸の方向を調整(以下、エイミングという)
できるように、リフレクタ−がランプボディに対し傾動
できる構造となっており、本考案は、この様な傾動調整
できるリフレクターの傾動支点を構成する玉継手の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜8は従来の自動車用ヘッドランプ
を示しており、図6はヘッドランプの正面図、図7は同
ヘッドランプの縦断面図、図8は同ヘッドランプの水平
断面図を示している。符号1はランプボディ、符号2は
光源であるバルブ3を挿着したリフレクターで、リフレ
クター2は一個の玉継手4と二本のエイミングスクリュ
ー5,6の三点によって支持されている。玉継手4はラ
ンプボディ1に突設された玉部4aと、リフレクター2
に嵌着され、玉部4aに係合した球座4cの形成された
ナット4bとから構成されている。ランプボディ1を前
後に貫通しランプボディ1に支承されたスクリュー5,
6には、リフレクター2に嵌着されたナット7,8がそ
れぞれ螺合し、スクリュー5,6を回動操作することに
よりナット7,8がスクリュー5,6に沿ってそれぞれ
進退し、リフレクター2が玉継手4とナット7を通る軸
(以下、水平軸Lxという)および玉継手4とナット8
を通る軸(以下、垂直軸Lyという)回りにそれぞれ傾
動し、これによってエイミングできるようになってい
る。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】しかし玉継手4の玉部
4aは、ランプボディ1とは別体の単独の部材により構
成されており、それだけ灯具構成部材の部品点数が増
え、灯具の組付けにも玉部4aを取着する分だけ手間が
かかるという問題があった。本考案は前記従来技術の問
題点に鑑みなされたもので、その目的は部品点数が少な
く、組付けの容易な自動車用灯具を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案に係る自動車用灯具においては、合成樹脂製
ランプボディに突設された玉部がリフレクターに嵌着さ
れた球座に支承された構造の玉継手を傾動支点として、
リフレクターがランプボディに対し傾動可能に支持され
た自動車用灯具において、前記玉部をランプボディに一
体成形するようにした自動車用灯具であって、前記玉部
は、ランプボディから延出する突出部の前端に略球形状
の玉部本体が形成された構造で、前記玉部本体と突出部
間の境界に、応力の集中を防ぐためのRを付けるように
したものである。また、前記突出部をランプボディの外
側に開口する筒状の中空体で構成するようにしたもので
ある。
【0005】
【作用】リフレクターの傾動支点を構成する玉継手の玉
部はランプボディに一体成形されているため、従来のよ
うに単独の玉部構成部材が不要となる。玉部本体と突出
部間の境界に作用する負荷は、R部において分散される
ため、境界の一部にのみ応力が集中することがない。ま
た、突出部は筒状の中空体構造であるため、玉部の剛性
強度を確保できるとともに、成形によるヒケが玉部に発
生することもない。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は本考案の一実施例であるヘッド
ランプの要部である玉継手を示しており、図1は玉継手
の拡大断面図、図2は玉継手構成部材であるナットの拡
大斜視図である。自動車用ヘッドランプの構造として
は、リフレクターの傾動支点である玉継手の構造を除い
て、従来技術を説明する図6〜図8に示す構造と同一で
あり、同一の部分については、同一の符号を付すことに
よりその説明を省略する。
【0007】図1,2において、符号10は、合成樹脂
製のリフレクター2に突出形成されたブラケット12に
嵌着一体化された合成樹脂製のナット20と、合成樹脂
製のランプボディ1に一体成形されてランプボディ1に
突出形成された玉部30とから構成された玉継手で、ナ
ット20に形成された球座24が玉部32に回転可能に
係合した構造となっている。ナット20は、図2におい
てその斜視図が示されており、ナット20の円筒型前端
部外側面には、コ字型に延びるスリット21で囲まれた
一対の揺動弾性フック22,22が形成され、ナット2
0の後端部には、玉部30に整合する球面状の球座24
が形成されている。そしてリフレクターの背面側に突出
形成されたブラケット12のナット係合孔14にフック
22,22を押し込むことにより、ナット20をブラケ
ット12にワンタッチで抜け止めされた状態に装着でき
る。またナットの球座24形成領域には軸方向に延びる
3本のスリット25が形成されて、球座24が半径方向
に弾性変形して揺動できる三つの分割片26によって構
成されているので、玉部30を球座24にスムーズに挿
着することができる。
【0008】玉部30は、ランプボディ1から前方に延
出する筒状突出部32の前端に略球状の球部本体34が
形成された構造で、玉部本体34には成形時のヒケの発
生を防止するための穴35が形成されている。筒状突出
部32の径は、剛性強度を確保するため玉部本体34の
径より大きく形成されるとともに、成形時のヒケの発生
を防止するため中空体構造とされている。また玉部本体
34と筒状突出部32間の括れ部33にはRが付けられ
て、この括れ部に応力が集中しないようになっている。
【0009】図3〜図5は本考案の第2の実施例の要部
である玉継手を示し、図3は玉継手の拡大断面図、図4
は玉継手の玉部の斜視図、図5は玉部成形用金型の断面
図である。この第2の実施例における玉部30Aでは、
玉部本体34に形成されたヒケ防止用の穴35が括れ部
33を越えた位置まで延出して形成されるとともに、玉
部本体34が三個のスリット36により周方向に三分割
されてそれぞれ半径方向に弾性変形して揺動できる分割
片37により構成されている点に特徴がある。
【0010】即ち、玉部本体34がアンダーカット部と
なるため、前記第1の実施例では、玉部本体34を成形
するには分割金型を必要とするが、本実施例では、成形
後にまず、穴35およびスリット36成形用の中子であ
るピン40を抜き出して後、玉部成形用金型42を抜き
出す時に、分割片37を内側に変形させつつ無理抜きで
きるため、分割金型を用いなくとも成形でき、金型構造
が非常に簡単でよい。
【0011】なお、前記第2の実施例では球座24が内
外方向に揺動可能な分割片26によって構成されている
が、球座24に挿着される球部本体34を構成する分割
片37が半径方向に揺動できるので、ナット20の球座
形成領域をスリット25の形成されない単一体によって
形成してもよい。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る自動車用灯具によれば、玉継手を構成する玉部が
ランプボディに一体成形されているため、従来単独部品
として不可欠であった玉部構成部材が不要となり、灯具
を構成する部品点数がそれだけ少なくなり、灯具の組付
けが簡単となるとともに、灯具のコストも安価となる。
また、玉部本体と突出部間の境界の一部にのみ応力が集
中することがないので、それだけ玉部が折損しにくく、
玉部の耐久性が向上したものとなる。請求項2によれ
ば、中空体構造の突出部は剛性強度に優れるとともに、
成形時にヒケが発生することがないので、玉部の耐久性
がさらに向上したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例自動車ヘッドランプの要部で
ある玉継手の拡大断面図
【図2】玉継手構成部材であるナットの拡大斜視図
【図3】本考案の第2実施例のヘッドランプの要部であ
る玉継手の拡大断面図
【図4】玉継手構成部材である玉部の拡大斜視図
【図5】玉部成形用の金型の断面図
【図6】従来の自動車用ヘッドランプの正面図
【図7】同ヘッドランプの縦断面図(図5に示す線VII
−VIIに沿う断面図)
【図8】同ヘッドランプの水平断面図(図5に示す線VI
II−VIIIに沿う断面図)
【符号の説明】
1 ランプボディ 2 リフレクター 10 玉継手 20 玉継手構成部材であるナット 24 球座 30,30A 玉継手構成部材である玉部 34 玉部本体 36 スリット 37 分割片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/20 F21M 3/02 B60Q 1/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製ランプボディに突設された玉
    部がリフレクターに嵌着された球座に支承された構造の
    玉継手を傾動支点として、リフレクターがランプボディ
    に対し傾動可能に支持された自動車用灯具において、前
    記玉部はランプボディに一体成形された自動車用灯具で
    あって、前記玉部は、ランプボディから延出する突出部
    の前端に略球形状の玉部本体が形成された構造で、前記
    玉部本体と突出部間の境界には、応力の集中を防ぐため
    のRが付けられたことを特徴とする自動車用灯具。
  2. 【請求項2】 前記突出部は、ランプボディの外側に開
    口する筒状の中空体で構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用灯具。
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