JPH0723603Y2 - セルフロックナット - Google Patents

セルフロックナット

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JPH0723603Y2
JPH0723603Y2 JP1988115993U JP11599388U JPH0723603Y2 JP H0723603 Y2 JPH0723603 Y2 JP H0723603Y2 JP 1988115993 U JP1988115993 U JP 1988115993U JP 11599388 U JP11599388 U JP 11599388U JP H0723603 Y2 JPH0723603 Y2 JP H0723603Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘッドランプ等の車輌用灯具のランプボディ
を支持するエイミングスクリューを車体側ハウジングに
おいて螺合支持したり、ヘッドランプのランプボディ内
のリフレクターを支持するエイミングスクリューをラン
プボディ内において螺合支持するセルフロックナットに
関する。
〔従来技術〕
自動車用のヘッドランプは、一般にその照射方向を調整
できるようにされており、ランプボディ内周面に光反射
面が一体に形成され、このランプボディが車体側ハウジ
ングに対し傾動調整可能とされたユニット可動タイプの
ヘッドランプにおいては、第8図に示されるように、ラ
ンプボディ1が一つの揺動支点2と、この揺動支点2に
対し前方から見て互いに直交配置された二つのエイミン
グ点4,6の三点によって支持されている。そしてランプ
ボディ1は、揺動支点2と左右方向エイミング点(エイ
ミングスクリュー5のランプボディ支持点)4を通る水
平軸Lx、揺動支点2と上下方向エイミング点(エイミン
グスクリュー7のランプボディ支持点)6を通る鉛直軸
Ly回りにそれぞれ揺動できるようになっている。揺動支
点2は球継手構造であり、エイミングスクリュー5,7
は、車体側ハウジングのそれぞれの位置に設けたセルフ
ロックナット14(第9図参照)に螺合支持されており、
エイミングスクリュー5,7の回動によって、ランプボデ
ィ1が鉛直軸Ly、水平軸Lx回りにそれぞれ揺動する。
第9図は、車体側ハウジングにおいて、左右方向エイミ
ングスクリュー5を支持するセルフロックナット周辺部
を示すもので、車体側ハウジング10にナット挿通孔12が
設けられ、このナット挿通孔12にフランジ付き円筒形状
の合成樹脂製セルフロックナット14が固着され、ナット
の中空部にエイミングスクリュー5を螺入挿通させた構
造となっている。エイミングスクリュー5の一端には、
ヘッドランプ18から突設されたブラケット19が相対回動
可能に連結され、エイミングスクリュー5の回動操作に
より、スクリュー5とブラケット19が一体に移動し、ヘ
ッドランプ18が鉛直軸Ly回りに揺動する。なお符号15は
金属製の押えプレート、符号17はセルフロックナット14
を挿通孔12にカシメ固定するためのリベットである。
〔考案の解決しようとする課題〕
前記した従来のセルフロックナット周辺部構造において
は、ナット挿通孔12にセルフロックナット14を嵌合し、
押えプレート15を位置決めして取り付け、さらにリベッ
ト17を挿通し、リベット先端部をカシメることによっ
て、セルフロックナット14をハウジング10に固着しなけ
ればならず、部品点数が多い上に、セルフロックナット
14の固着作業が面倒で、しかもコストもかさむという問
題点があった。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は部品点数が少なく、ナット挿通孔への装着が
容易にして、安価なセルフロックナットを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係わるセルフロッ
クナットは、車体側ハウジングに形成された長方形状の
ナット挿通孔に嵌着され、車輌用灯具のランプボディを
支持する回動操作可能なスクリューをスクリュー螺入部
に螺入挿通させて、これを螺合支持する合成樹脂製のセ
ルフロックナット、 または車輌用灯具のランプボディに形成された長方形状
のナット挿通孔に嵌着され、ランプボディ内においてリ
フレクターを支持する回動操作可能なスクリューをスク
リュー螺入部に螺入挿通させて、これを螺合支持する合
成樹脂製のセルフロックナットであって、 前記セルフロックナットを、前記ナット挿通孔の周縁部
に当接するフランジ部と、このフランジ部に連なり、前
記ナット挿通孔に整合する長方形状横断面をもつ孔係合
部と、この孔係合部の短辺側に連なり、前記フランジ部
の当接する孔周縁部と反対側の孔周縁部に当接する抜け
止め用の外方膨出部が形成された可撓性の二股状分割片
からなるナット先端部とから構成し、 前記二股状分割片の付根における外側面に、孔係合部の
長方形状横断面の側縁に沿って延びる横溝を周設し、二
股状分割片の可撓性を高めるとともに、短辺側の外側面
に設けた横溝の溝巾を長辺側の外側面に設けた横溝の溝
巾よりも大きくして、短辺側の横溝を孔係合部とナット
先端部の双方に股がらせて設けるようにしたものであ
る。
〔作用〕
ナット先端部をナット挿通孔に圧入すれば、二股状分割
片が互いに接近する方向に変形し、膨出部はナット挿通
孔内に押し込まれて、反対側に突出する。そしてナット
のスクリュー螺入部にエイミングスクリューを螺入挿通
すると、ナット先端膨出部が横断面長方形状の孔係合部
の外側面をナット挿通孔に圧着し、セルフロックナット
をナット挿通孔に一体化する。またナットフランジ部と
ナット先端膨出部とでハウジングの両側からナット挿入
孔周縁部をクランプし、これによってセルフロックナッ
トが抜け止めされる。そしてセルフロックナットはナッ
ト挿通孔に圧着状態に保持されるので、エイミングスク
リューを回動操作すると、エイミングスクリューはスク
リュー螺合部に対し回動しつつ軸方向前後に移動する。
またナット先端部(二股状分割片)の付根位置に設けら
れた横溝(短辺側の横溝および長辺側の横溝)は、ナッ
ト先端部(二股状分割片)の可撓性を高めるべく作用す
る。さらに短辺側の横溝の溝巾が、二股状分割片の付根
位置に設けられている長辺側の横溝の溝巾より大きく形
成されて、矩片側の横溝は二股状分割片と孔係合部の双
方に股がって延びており、これによって、ナット先端部
(二股状分割片)の可撓性はさらに高められるととも
に、セルフロックナットの剛性の大きな低下もなく、ス
クリュー螺入部に挿通されたエイミングスクリューのセ
ルフロックナットによる適切な圧接把持力も確保され
る。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は、車体側ハウジングにおけるユニット
可動タイプのヘッドランプのエイミングスクリュー支持
部に本考案を適用した実施例を示すもので、第1図はセ
ルフロックナットおよびセルフロックナットの装着され
るナット挿通孔の斜視図、第2図はナット挿通孔にセル
フロックナットを嵌着した状態の断面図、第3図
(a),(b),(c),(d)はセルフロックナット
の平面図,正面図,右側面図及び底面図をそれぞれ示
し、第4図はナット挿通孔周辺の斜視図、第5図はセル
フロックナットをナット挿通孔に圧入する状態を示す断
面図、第6図はユニット可動タイプのヘッドランプの水
平断面図である。
これらの図(特に第6図参照)において、符号22は容器
形状のランプボディで、その内周面には、後頂部に装着
されたバルブ24の発光を前方に反射する光反射面25が形
成され、ランプボディ24の前面開口部に前面レンズ26が
組み付けられてヘッドランプ20として一体化されてい
る。そしてこのヘッドランプ20は、車体側ハウジング30
に対し、揺動支点26,左右方向エイミング点28,上下方向
エイミング点(図示せず)の三点によって支持されてい
る。左右方向エイミング点28と上下方向エイミング点と
は、ヘッドランプ前方から見て、揺動支点26に対して直
交する位置に配置されている(第8図に示す従来技術参
照)。
揺動支点26は、ヘッドランプ側のブラケット27に突設し
た球部27aと、ハウジング側のブラケット32に設けた受
け部32aとからなる球継手構造とされている。一方、左
右方向エイミング点28では、ランプボディ22の左側部裏
面にブラケット29が突設され、このブラケット29が、車
体側ハウジング30においてセルフロックナット40に螺合
支持された左右方向エイミングスクリュー34によって担
持された構造となっている。このエイミングスクリュー
34は、頭部34aと鍔部35とによって環状溝36が形成さ
れ、この環状溝36にヘッドランプ側ブラケット29に形成
された縦溝29aが係合し、スクリュー34とブラケット29
とは相対回動でき、このスクリュー34によるブラケット
29の担持部がヘッドランプ照射角の左右方向エイミング
点28となっている。車体側ハウジング30は合成樹脂製の
平板形状で、矩形状のナット挿通孔31が形成され、ここ
にエイミングスクリュー34を螺合支持するセルフロック
ナット40が嵌着されている。また上下方向エイミング点
は、ランプボディ22の右側部裏面に突設されたブラケッ
ト(図示せず)に横溝が形成され、この横溝が揺動支点
26の下方位置において上下方向エイミングスクリュー
(図示せず)の環状溝に係合しており、その他は、左右
方向エイミング点28と略同様の構造である。
そして左右方向エイミングスクリュー34の回動操作によ
り、ヘッドランプ20は鉛直軸(第8図の符号Lyを参照)
回りに揺動(左右方向に傾動)し、ヘッドランプの左右
方向の照射角を調整でき、上下方向エイミングスクリュ
ーの回動操作により、ヘッドランプ20は水平軸Lx回りに
揺動(上下方向に傾動)し、ヘッドランプの上下方向の
照射角を調整できるようになっている。
セルフロックナット40は、合成樹脂の一体成形品であっ
て、特に第1図〜第3図に示されるように、ナット挿通
孔31より一回り大きい長方形状のフランジ部42と、この
フランジ部42に連なり、ナット挿通孔31に嵌り込む孔係
合部44と、この孔係合部44に連なる二股形状の先端部46
とからなり、フランジ部42と孔係合部44にはここを縦方
向に貫通して延びる貫通孔50が形成されている。
フランジ部42はナット挿通孔31の周縁部に当接してナッ
ト挿通量を規制するストッパーとして作用する。またフ
ランジ部42において、貫通孔50の周縁部は貫通孔50と同
一内径をもつ円筒形状に盛り上がり、フランジ部42全体
を肉厚とすることなく、エイミングスクリューとナット
の螺合面積が軸方向に拡大されて、エイミングスクリュ
ーとナット間の螺合強度が高められている。またこの盛
上がり部42aからフランジ外側縁に向かって放射状のリ
ブ43が延びており、この盛上がり部42aおよびリブ43に
よって、エイミングスクリューは横荷重に対して横揺れ
することなく真っ直ぐの状態に保持されるとともに、フ
ランジ42および盛上がり部42aの剛性強度も高められて
いる。
孔係合部44は、ナット挿通孔31に整合する横断面長方形
状とされ、孔係合部44のナット先端側には、孔係合部44
の長方形状横断面の側縁に沿って延びる横溝45が周設さ
れている。即ち、ナット先端部46は、貫通孔50を横切っ
て縦方向に延びる切欠き47によって、先端が二つに分割
された二股構造とされているが、横溝45は、二股状分割
片48の付根(切欠47の最深部47a)に整合する位置に設
けられ、孔係合部44の長方形状横断面の長辺側の側面44
aに設けられた溝巾(図3(b),(c)上下方向の長
さ)の小さい横溝45aと、二股状分割片48の付根(切欠4
7の最深部47a)から孔係合部44に股がる位置に設けら
れ、孔係合部44の長方形状横断面の短辺側の側面44bに
設けられた溝巾(図3(b),(c)上下方向の長さ)
の大きい横溝45bとから構成されている。
ナットの先端部46は、孔係合部44の短辺側の側面44bを
越えて外方に膨出する膨出部46aを有し、第2図に示さ
れるように、この膨出部46aがナット挿通孔31の短辺側
の側縁部31aにひっかかって抜け止めされるようになっ
ている。二股状分割片48を形成する切欠き47の最深部47
aは、孔係合部44の軸方向略中央部にまで達しており、
また孔係合部44の外周には横溝45(45a,45b)が形成さ
れて孔係合部44が途中でくびれた形状となっている。こ
のため二股分割片48,48が適当な可撓性を有し、ナット
先端部46のナット挿通孔31内へのスムーズな圧入が可能
となっている。考案者らの実験によれば、長辺側の横溝
45aの溝巾を短辺側の横溝45bの溝巾と同じように溝巾を
広くする(切欠47の最深部47aを越えて孔係合部44位置
まで溝巾を広げる)と、セルフロックナットの剛性が低
下し、エイミングスクリューを挿入した時のスクリュー
回動トルクが低すぎて好ましくない。一方、短辺側の横
溝45bを長辺側の横溝45aと同じように溝巾を狭くする
(切欠47の最深部47aに一致する位置まで溝巾を狭め
る)と、セルフロックナットをナット挿通孔31内に圧入
するために大きな力を必要とし、作業性が悪い。そして
この実施例で示すような横溝45a,45bとすると、適切な
エイミングスクリューの回動トルクが得られ、かつナッ
トの挿入作業性も向上することが確められている。
一方、ナット挿通孔31の周りには、第1図,第4図およ
び第5図に示されるように、ヘッドランプ20側に突出す
る枠形状の壁52が設けられている。この壁52は、ナット
挿通孔31の長辺側壁面を形成する一対の舌片形状大壁52
a,52bと、ナット挿通孔31の短辺側壁面を形成する一対
の小壁52c,52dとからなり、この壁52a〜52dの内周面に
よって長方形状のナット挿通孔31が形成されている。舌
片形状大壁52a,52bの外側面には、補強用のリブ53がそ
れぞれ形成されて、ナット挿通孔31の変形を防止してい
る。またセルフロックナット圧入側のナット挿通孔31の
周りには、ナット挿通孔31を挟み、ナット挿通孔長辺に
沿って延びる一対の立壁54a,54bが形成され、ナットフ
ランジ部42の側縁部がこの立壁54a,54bに係合するよう
になっている。
従ってセルフロックナット40をナット挿通孔31に嵌着す
ると、孔係合部44がナット挿通孔31と係合するととも
に、フランジ部42は立壁54a,54bと係合し、両係合部に
よってセルフロックナット40と車体側ハウジング30との
相対回動が防止される。さらにスクリュー34をセルフロ
ックナット40の貫通孔50内に螺入すれば、孔係合部44が
外方に拡がってナット挿通孔31内周面に圧着され、ナッ
ト先端膨出部46aも分割方向に押し拡げられて孔側縁部3
1aと強く係合し、スクリュー34を回動してもセルフロッ
クナット40はナット挿通孔31に圧着状態のまま保持され
る。
次に、このセルフロックナット40をナット挿通孔31に嵌
着し、エイミングスクリュー34を挿通させる手順につい
て説明する。
まず、ナット挿通孔31にナット先端部46を圧入すると、
第5図に示されるように、二股分割片48,48が内側に撓
み、膨出部46aがナット挿通孔31の内周面に沿ってスラ
イドし、第2図に示されるように、ナット先端部46がナ
ット挿通孔31の反対側に突出し、膨出部46aが孔側縁部3
1aに引っかかって抜け止めされる。実際には、セルフロ
ックナット40はナット挿通孔31にパチンと簡単に嵌着で
きる。
次に、貫通孔50にフランジ部42形成側からエイミングス
クリュー34を所定量螺入する。孔係合部44はこのエイミ
ングスクリュー34の螺入により、外方に膨出し、ナット
挿通孔31の内周面に圧着されて、セルフロックナット40
と車体側ハウジング30とが一体化される。
第7図は、リフレクター可動タイプのヘッドランプ60の
エイミングスクリュー支持部に本考案を適用した実施例
を示すものである。
この図において、ランプボディ62にナット挿通孔31が形
成され、ここにセルフロックナット40が嵌着されてい
る。そしてセルフロックナット40に左右方向エイミング
スクリュー64が螺合支持され、エイミングスクリュー64
の先端部は、リフレクター63に突設されたブラケット69
に相対回動可能に連結され、このスクリュー64の先端連
結部68が左右方向エイミング点となっている。
また符号66は球継手構造の揺動支点で、この揺動支点66
の下方位置にある上下方向エイミング点(図示せず)も
左右方向エイミング点68の構造と略同様であり、その説
明は省略する。なお符号70はリフレクター63の後頂部に
装着されたバルブ、符号72はランプボディ62の後方開口
部に装着されたゴムカバー、符号74はバルブ70を固定す
るためのロッキングキャップ、符号76はランプボディの
前面開口部に組み付けられた前面レンズである。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案に係わるセルフロ
ックナットは合成樹脂の一体成形品であり、部品点数と
しては単品でよく、きわめて安価である。またナット先
端部からナット挿通孔に圧入すれば、ナット先端部(二
股状分割片)が互いに接近する方向に変形し、膨出部は
ナット挿通孔内に押し込まれて、反対側に突出するの
で、セルフロックナットの装着作業等がきわめて容易と
なる。
またナット先端部(二股状分割片)と孔係合部間に設け
られている横溝によって、二股状分割片の可撓性が高め
られ、さらに孔係合部の長方形状横断面の短辺側の横溝
は、二股状分割片の付根位置に設けられた長辺側の横溝
の溝巾よりも溝巾が大きくされて、孔係合部とナット先
端部(二股状分割片)に股がって設けられていることか
ら、セルフロックナットの剛性が大きく低下することな
く二股状分割片の可撓性がさらに高められて、スムーズ
かつ軽快なセルフロックナットの挿着が可能で、セルフ
ロックナットの装着作業が簡単となるとともに、セルフ
ロックナットによるエイミングスクリューの適切な圧接
把持力も確保されるので、エイミングスクリューの回動
時に適切な回動トルクが得られて、軽快なエイミングス
クリューの回動によるエイミングスクリューの確実な進
退、即ち、スムーズかつ確実なエイミング操作が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はセルフロックナットおよびナット挿通孔の斜視
図、第2図はナット挿通孔に嵌着したセルフロックナッ
トの断面図、第3図(a)はセルフロックナットの平面
図、第3図(b)はセルフロックナットの正面図、第3
図(c)はセルフロックナットの右側面図、第3図
(d)はセルフロックナットの底面図、第4図はナット
挿通孔周辺の斜視図、第5図はセルフロックナットをナ
ット挿通孔に圧入する状態を示す断面図、第6図は本考
案を適用したユニット可動タイプのヘッドランプの水平
断面図、第7図は本考案を適用したリフレクター可動タ
イプのヘッドランプ水平断面図、第8図は従来のヘッド
ランプの正面図、第9図は従来のセルフロックナットの
断面図である。 20,60……ヘッドランプ、22,62……ランプボディ、30…
…車体側ハウジング、31……ナット挿通孔、34,64……
エイミングスクリュー、40……セルフロックナット、42
……フランジ部、44……孔係合部、46……ナット先端
部、46a……膨出部、48……二股分割片、50……スクリ
ュー螺入部である貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側ハウジングに形成された長方形状の
    ナット挿通孔に嵌着され、車輌用灯具のランプボディを
    支持する回動操作可能なスクリューをスクリュー螺入部
    に螺入挿通させて、これを螺合支持する合成樹脂製のセ
    ルフロックナット、 または車輌用灯具のランプボディに形成された長方形状
    のナット挿通孔に嵌着され、ランプボディ内においてリ
    フレクターを支持する回動操作可能なスクリューをスク
    リュー螺入部に螺入挿通させて、これを螺合支持する合
    成樹脂製のセルフロックナットであって、 前記セルフロックナットは、前記ナット挿通孔の周縁部
    に当接するフランジ部と、このフランジ部に連なり、前
    記ナット挿通孔に整合する長方形状横断面をもつ孔係合
    部と、この孔係合部の短辺側に連なり、前記フランジ部
    の当接する孔周縁部と反対側の孔周縁部に当接する抜け
    止め用の外方膨出部が形成された可撓性の二股状分割片
    からなるナット先端部とから構成され、 前記ナット先端部の付根における外側面には、孔係合部
    の長方形状横断面の側縁に沿って延びる横溝が周設され
    て、二股状分割片の可撓性が高められるとともに、短辺
    側の外側面に設けられた横溝の溝巾が長辺側の外側面に
    設けられた横溝の溝巾よりも大きくされて、短辺側の横
    溝が孔係合部とナット先端部の双方に股がって設けられ
    たことを特徴とするセルフロックナット。
JP1988115993U 1988-09-05 1988-09-05 セルフロックナット Expired - Lifetime JPH0723603Y2 (ja)

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