JPS5842186Y2 - 自動車用前照灯の保持機構 - Google Patents

自動車用前照灯の保持機構

Info

Publication number
JPS5842186Y2
JPS5842186Y2 JP4314579U JP4314579U JPS5842186Y2 JP S5842186 Y2 JPS5842186 Y2 JP S5842186Y2 JP 4314579 U JP4314579 U JP 4314579U JP 4314579 U JP4314579 U JP 4314579U JP S5842186 Y2 JPS5842186 Y2 JP S5842186Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical bearing
headlamp
reflector
pivot
holding mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4314579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55144135U (ja
Inventor
秀彦 長沢
Original Assignee
株式会社小糸製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小糸製作所 filed Critical 株式会社小糸製作所
Priority to JP4314579U priority Critical patent/JPS5842186Y2/ja
Publication of JPS55144135U publication Critical patent/JPS55144135U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5842186Y2 publication Critical patent/JPS5842186Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、構造簡易にして前照灯の光軸調整を円滑に行
ない得るようにした自動車用前照灯の保持機構に関する
ものである。
周知のように、自動車に付設される前照灯は組立調整、
交換時等において光軸調整を行ない得るように取付けら
れている。
そのため前照灯の保持機構としては一般にピボットおよ
びベアリングが採用されているが、このようなものにお
いては、上記両部品が前照灯および車体本体とは別個独
立して製作されているので、ベアリングを車体本体側に
リベット等で固定し、ピボットを前照灯のりフレフタに
かしめ、ねじあるいはリベット等で固定するかあるいは
ベアリングとピボットを逆に取付ける必要があり、その
ため組立工数が多く作業が面倒であるほかその上部品数
も増大しコストアップの原因となっていた。
また、部品点数が多くなれば、部品間での寸法公差によ
り調整精度も低下するといった欠点があった。
本考案は上述したような従来の欠点を解消すべくなされ
たもので、簡単な構造で組立が容易で部品数が少なく、
しかも光軸調整を円滑且つ確実に行い得るようにした自
動車用前照灯の保持構造を提供するものであり、その特
徴とするところは、リフレクタと一体にベアリングを形
成し、車体本体に取付けられる支持部材にピボットを固
設し、前記ベアリングに嵌装されるブツシュオンフィッ
クスを介在させて前記リフレクタを支持部材に回動可能
に取付けるようにしたことにある。
以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る保持機構を用いた自動車用前照灯
の正面図、第2図は第1図のI−I線断面図、第3図は
一部破断側面図である。
これらの図において、符号1で示すものは前照灯で、こ
の前照灯1は前面の大開口部2が略矩形をした略々半球
状のりフレフタ3を備えている。
前記リフレクタ3は略半球状に形成された金属製の主リ
フレクタ3Aと、合成樹脂によって一体形成され前記主
リフレクタの前方側開口部周縁に後方側開口部周縁を係
合させると共に接着剤4によって一体的に接着固定され
ている略矩形枠状の副リフレクタ3Bとから構成されて
いる。
前記リフレクタ3を2分割構造とした大きな理由は副す
フレク、J3Bと後述する筒状ベアリングを一体成形し
たいがためであり、リフレクタの構造、形状が単純で成
形性等が良ければかならずしも2分割する必要がなく、
全体を合成樹脂で一体成形してもよいことは云うまでも
ない。
5はバルブで、このバルブ5は前記主リフレクタ3Aの
背面中央部に形成されたバルブ挿入用孔6からリフレク
タ3内にソケットフイクチャ7を介して着脱自在に挿入
配置されている。
前記主リフレクタ3Aの背面中央部にはソケットカバー
8が着脱自在に取付けられており、このソケットカバー
8VCより前記ソケットフィクチャ7を被っている。
前記副リフレクタ3Bの前方側開口部周縁には環状溝9
が形成されており、この環状溝9に浅底箱形に形成され
た前面レンズ100周縁部が嵌入され、接着剤により固
着されている。
また、前記副リフレクタ3Bの左端に後方側に屈曲させ
て設げられた連結壁11には1対の角度調整機構12゜
13がそれぞれ配設されている。
これら両角度調整機構12.13は全く同一構造を以っ
て構成されるため、上方に配設された角度調整機構12
についてのみ説明し、下方の角度調整機構13について
はその説明を省略する。
この角度調整機構12は第1図、第2図および第4図に
適切に示すように、副リフレクタ3Bの連結壁11に一
体に突設された3個のプラタンN 4a〜14cを備え
ている。
これら3個のブラケット14a〜14cはリフレクタ3
の側方に千鳥状に突設されるもので、中央のプラタンN
4aがリフレクタ3の前方寄りに、残り2個のプラタン
)14b、14cが中央のプラタンN4aよりも後方で
かつ上下に等距離だけ離れた位置に設けられている。
中央のプラタンN4aは平板状に形成されてその中央に
切欠窓15が形成されている。
一方、後方の2個のプラタンN4b、14cは略り字形
に形成され、その垂直壁す、cの先端部前方縁を前方に
突出させることによりそれぞれストッパー16.17を
備えている。
そして、これらブラケット14aとプラタンN4bおよ
び14cとで略U形に折曲形成されたプレート18を保
持している。
すなわち、このプレート18はばね材によって形成され
、かつ自然状態においてその中央部の垂直片18aと両
端の脚片18b、18cの間隔が前記ブラケット14a
とブラケット14b、14cの間隔よりも大きく設定さ
れているので、取付は時にはプレーI・18の弾性変形
を利用して両脚片18b。
18cを開いた状態でプラタン)14aとブラケット1
4b、14cの間にリフレクタ3の側方より差込み、垂
直片18aをプラタン)14aK。
両脚片18b、18cをそれぞれプラタン)14b。
14cに圧接させている。
しかも、プレート18はブラケット14b、14cのス
トッパー16゜17によって係止されるので、脱落する
ようなことはない。
前記プレート18の垂直片18aの中央にはエイミング
スクリュ保持用の長溝19が形成されており、この長溝
19にエイミングスクリュ200頭部20aが係止され
ている。
前記エイミングスクリュ20の後方に延びる先端はセル
フロッキングナツト21のねじ孔21aニ螺入されてい
る。
前記セルフロッキングナツト21は、ブラケット22等
を介して車体本体に固設された支持部材23に首振り自
在に取付けられており、このセルフロッキングナツト2
1の前端面上前記プレート18の間に圧縮コイルばね2
4が弾装されている。
前記支持部材23の中央部には大口径開口部25が形成
されており、この大口径開口部25にリフレクタ3の中
間部が十分な隙間を保って挿入されている。
また支持部材23の右端には略円筒状に形成された小さ
いリフレクタ26が固定されており、このリフレクタ2
6の内部にクリアランスランプ27が挿入配置されてい
る。
前記リフレクタ26の開口端にはレンズ28の周縁部が
係合され、接着剤により固着されている。
前記リフレクタ3、換言すれば前照灯1はさらに保持機
構30によって前記支持部材23に回動自在に連結保持
されている。
すなわち、この保持機構30は上記した角度調整機構1
2と対称な位置・すなわち光軸Oを通る水平軸Xおよび
垂直軸Yから角度調整機構12と等しい距離だけ上方お
よび右方に離れた位置に設けられるもので、副リフレク
タ3Bの右側周縁部背面31の上方位置に一体に突設さ
れた筒状ベアリング32を有している。
この筒状ベアリング32はその内部を第2図および第5
図に示すように球状の凹部33とするコトにより、開口
端34を小径にし、この開口端34に後述するピボット
の抜は防止機能を果させている。
また、前記筒状ベアリング32の外周には周方向に略等
分に割振って複数個(本実施例では4個設けた場合を示
す)の割り溝35が形成されている。
一方、前記支持部材23には前記筒状ベアリング32に
対応して球状の頭部36aを有するピボット36がかし
め固定されている。
そして、このピボット36と前記筒状ベアリング32と
の連結にブツシュオンフィックス37(スピードクリッ
プの一種)が使用される。
このブツシュオンフィックス37は金属製で截頭円錐形
に形成されており、小径な開口部37aの内径を前記筒
状ベアリング32の外径よりも小さく設定すると共にこ
の開口部37a側周面に略等分に割振って4個の割り溝
38を設けている。
前記ブツシュオンフィックス37の取付げに際しては、
あらかじめピボット36にブツシュオンフィックス37
をその小径開口部37a側から嵌装させておき、筒状ベ
アリング32をピボット36に押付げることにより、該
ピボット36の頭部36aを筒状ベアリング32の球状
凹部33内に圧入し、しかる後ブツシュオンフィックス
37を第2図に示す如く筒状ベアリング32に圧入して
その大径開口端37bを副リフレクタ3Bの背面に当接
させる。
この結果、筒状ヘアリング32の先端部がブツシュオン
フィックス37の小径開口部37aKよって中心方向に
弾性変形してピボット36の頭部36aの抜けを防止す
る。
この場合、前記頭部36aは筒状ベアリング32の凹部
33よりも若干小さく形成されることにより、前照灯1
を回動自在に保持する。
かくして、このような構成において前照灯1の光軸調整
を行う場合には、角度調整機構12.13を調整するこ
とにより行われる。
すなわち、あらかじめ角度調整機構12.13の一方、
例えば13のエイミングスクリュ40を緩めておき、他
方の角度調整機構12のエイミングスクリュ20を締付
けたり緩めたりすれば、前照灯1の左端上部をピボット
36の頭部36aを中心として前後に、すなわち第1図
において紙面と直交する方向に移動させると同時に第3
図に矢印41で示すように前方もしくは後方に傾動させ
ることができるため、前照灯1を最適な角度に設定する
ことができる。
しかも、保持機構30は筒状ベアリング32を副リフレ
クタ3Bの成形と同時に一体に設けているので、実質的
に部品の数を少なくすることができ、かしめ等による繁
雑な取付は作業を必要としないため、作業性が良いほか
、前照灯の円滑な回動(傾動)を保証する。
なお、ブツシュオンフィックス37を筒状ベアリング3
2に圧入する場合、筒状ベアリング320割り溝35と
ブツシュオンフィックス3Tの割り溝38が重なり合わ
ないように相対的にずらして、相隣る割り溝350間に
割り溝38を位置させることが望ましく、このようにす
れば、筒状ベアリング32の先端部が中心方向に弾性変
形した時、各割り溝35を塞ぎピボット360頭部36
aをより確実に保持すると同時に無理な力が加わった場
合の折損事故等を防止することができる。
以上説明したように、本考案に係る自動車用前照灯の保
持機構によれば、リフレクタの少なくとも外周部を合成
樹脂で形成し、その背面に筒状ベアリングを一体に形成
し、ブツシュオンフィックスを介在させて前記筒状ベア
リングと車体本体側に設けられたピボットに連結するこ
とにより、前照灯を前記ピボットを中心として回動自在
に保持するように構成したので、部品点数が少な(なり
、取付は作業が簡単で、作業性の向上を計ることができ
、また前照灯の保持が確実で、円滑に回動させることが
できるなど、その効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る保持機構を用いた自動車用前照灯
の正面図、第2図は第1図のI−I線断面図、第3図は
一部破断側面図、第4図は要部斜視図、第5図は保持機
構の分解斜視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前照灯を車体本体側に光軸調整可能に取付ける自動車用
    前照灯の保持機構において、前記前照灯を構成するリフ
    レクタの全体もしくは少なくとも開口端部周縁を合成樹
    脂によって形成し、その外端部背面に、その外周に複数
    個の割り溝を有しかつ開口端の内径よりも大きく形成さ
    れた球状の凹部を設けてなる筒状のベアリングを一体に
    形成し、前記車体本体側に設けられる支持部材の前記筒
    状ベアリングと対応する位置に前記凹部に嵌入される球
    状の頭部を有するピボットを配設し、断面が略截頭円錐
    形に形成され、小径開口端側周面に複数個の割り溝を設
    けてなるブツシュオンフィックスを晶記筒状ベアリング
    に圧装して前記筒状ベアリングをピボットに回動可能に
    連結させたことを特徴とする自動車用前照灯の保持機構
JP4314579U 1979-04-03 1979-04-03 自動車用前照灯の保持機構 Expired JPS5842186Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314579U JPS5842186Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 自動車用前照灯の保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314579U JPS5842186Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 自動車用前照灯の保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55144135U JPS55144135U (ja) 1980-10-16
JPS5842186Y2 true JPS5842186Y2 (ja) 1983-09-24

Family

ID=28917003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4314579U Expired JPS5842186Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 自動車用前照灯の保持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5842186Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55144135U (ja) 1980-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3074557B2 (ja) 車輌用ヘッドランプ
JPH0787041B2 (ja) 前照灯の組立方法
JP3217213B2 (ja) エーミングスクリューの支持構造
JP3286162B2 (ja) 車両用灯具
JPH0423709Y2 (ja)
JPS5842186Y2 (ja) 自動車用前照灯の保持機構
JP3136469B2 (ja) 車輌用灯具
JP3288877B2 (ja) 自動車用ヘッドランプ
JPS6320006Y2 (ja)
JPS5842187Y2 (ja) 自動車用前照灯の角度調整機構
JPH037222Y2 (ja)
JP3229554B2 (ja) 車輌用前照灯
JPS6242406Y2 (ja)
JP3174992B2 (ja) 車輌用灯具
JPS6119444Y2 (ja)
JPH0132242Y2 (ja)
JP3224944B2 (ja) 自動車用ヘッドランプにおけるエーミングスクリューの支持構造
JPH0135369Y2 (ja)
JP4284402B2 (ja) 自動車用灯具
JPS6343162Y2 (ja)
JPS5834642Y2 (ja) ランプユニツトとリムとの組付構造
JP3013146B2 (ja) 自動車用前照灯
JPS6312481Y2 (ja)
JPH0226084Y2 (ja)
JPH0736836Y2 (ja) 自動車用前照灯