JPS6343162Y2 - - Google Patents

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JPS6343162Y2
JPS6343162Y2 JP2479185U JP2479185U JPS6343162Y2 JP S6343162 Y2 JPS6343162 Y2 JP S6343162Y2 JP 2479185 U JP2479185 U JP 2479185U JP 2479185 U JP2479185 U JP 2479185U JP S6343162 Y2 JPS6343162 Y2 JP S6343162Y2
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JP
Japan
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ball receiver
main body
mounting base
receiving hole
headlamp
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JP2479185U
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JPS60162303U (ja
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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、前照灯ユニツトを取付基体に数点の
支持部を介して取付けてなる前照灯装置に関す
る。
この種のものは、一般に、支持部のうち1点を
支点機構とし、他の点を調整機構とし、該調整機
構を調整することにより、前照灯ユニツトの取付
基体に対する取付角度を調整し、もつて光軸を可
変ならしめている。
例えば、第1図に示す従来例にあつては、取付
基体たるハウジングaに前照灯ユニツトbを支持
するに当たつて、取付基体であるハウジングaに
ボール受けcを設け、このボール受けcに前照灯
ユニツトbに設けた支持杆dの球状頭部eを圧入
して、これを支点機構としている。この支点機構
は、構成は簡単ではあるが、種々の欠点がある。
すなわち支持杆dの球状頭部eを支持するボール
受けcは、該頭部eをしつかりと保持するため、
頭部eの受容孔にまわり込み部fを形成する必要
があり、このようなまわり込み部fの形成にはア
ンダーカツト加工を必要とし、かかるアンダーカ
ツト加工はまわり込み部fから金型を無理に外す
ことにより達成できるものであるから、まわり込
み部fのまわり込み度合を大きくすると金型から
はずれないことになるので、まわり込み度合を大
きくすることができない。従つて、加工上ボール
受けcはあまり精度を高くすることはできず、こ
のため球状頭部eとボール受けcとの嵌合を精度
よく連結させることができず、ガタ等が発生し、
ひいてはボール受けcから球状頭部eが外れる恐
れがある。
また、まわり込み部fのまわり込み度合を大き
く形成できたとしても、球状頭部eはボール受け
cに無理に圧入しなければならないので、圧入に
相当の力を要し、手間がかかる。
上記の諸事情に鑑み、本考案は、連結状態の精
度が良好で支点としてスムーズに作動し、さら
に、ボール受けの取付部が薄板であつても球状頭
部がガタついたり抜けたりすることのない支点機
構を備えた前照灯装置を提供することを目的とす
る。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
本考案の前照灯装置は、前照灯ユニツト1を取
付基体2に3点の支持部を介して取付けられてい
る。本例の取付基体2は車体に固定される。ハウ
ジングであるが、車体自体が取付基体であつても
良い。
前記前照灯ユニツト1は、回転放物面状に形成
されたリフレクター11と、該リフレクター11
の前面開口に配設された前面レンズ12と、リフ
レクター11の後部開口に配設されたバルブ13
とからなる。そして、前照灯ユニツト1と取付基
体2との3点の支持部P1〜P3のうち、少なくと
も1点P1は前照灯ユニツト1又は取付基体2の
いずれか一方に設けた球状頭部31を有する支持
杆3と、他方に取付けたボール受け4とからなる
支点機構としてある。
図示例では、支持杆3は前照灯ユニツト1をな
すリフレクター11の裏面に設けられており、ボ
ール受け4は取付基体2の取付孔21に配設され
ている。また、他の点P2はリフレクター11に
固設したブラケツト11aに揺動自在に係止した
アジヤストスクリユー14aと取付基体2に設け
た合成樹脂製のスクリユーマウンテイング22と
を螺合せしめて構成した調整機構としてある。さ
らに、他の点P3は、上記P2と同様に、リフレク
ター11に固設したブラケツト11bに揺動自在
に係止したアジヤストスクリユー14bと取付基
体2に設けたスクリユーマウンテイング(図示せ
ず)とにより構成した調整機構としてある。
前述したボール受け4は、ナイロンあるいはポ
リアセタールなどの軟質高強度樹脂からなり、第
4図イ,ロ,ハの如く構成してある。詳述する
と、ボール受け4は、矩形状に形成された本体4
0に受容孔41が形成してある。受容孔41は、
まわり込み部42を有し、かつ該まわり込み部4
2の上面42aは、受容孔41の開口端に向かつ
て拡がる傾斜面としてある。また、ボール受け4
の本体40には割り溝43が設けてあり、該割り
溝43は、本体40の下端の薄肉状の連結部44
を残してそれより上方の受容孔41を含む本体を
左右に分割して本体40が開閉可能なように構成
されている。更に詳しく述べると、前述した割り
溝43は、連結部44と接する下部から受容孔4
1の途中までは溝幅があるが、上端において溝幅
をなくし、分割された左右の本体40が衝接する
衝接縁47が形成してある。このことにより、連
結部44がヒンジ状に作動するものでも、受容孔
41の球状精度を高く維持することができる。さ
らに、ボール受け4の本体40は上端すなわち連
結部44の反対側に左右に拡がる一対のフランジ
部45,46を形成し、かつ該フランジ部45,
46には各々挿通孔45a,46aを形成する。
該挿通孔45a,46aは、図示例では、大径孔
と小径孔からなり、大径孔の受容孔41がわは傾
斜面としてある。
このように構成されたボール受け4は、第5図
に示す如く、金型内で開いた状態で一体に成形さ
れる。すなわち、固定金型6に開いた状態のボー
ル受け4の外形形状を形成しておき、可動金型7
に同じく開いた状態のボール受けの内形形状を形
成しておき、射出成形後、可動金型7を矢印の方
向に可動せしめる。
このようにしてボール受け4は成形されるの
で、まわり込み部42はアンダーカツト加工にな
らず、精度のよいまわり込み部42を形成するこ
とができる。
かくしてなるボール受け4は、第6図に示す如
く、支持杆3の球状頭部31を受容孔41内に収
納した後本体40を閉じて衝合縁47を当接さ
せ、その後、取付基体2に設けた取付孔21に本
体40を挿入し、フランジ部45,46の挿通孔
45a,46aにビス7を挿通し、取付基体2に
螺合せしめることにより、ボール受け4の本体4
0が開閉不能に取付孔21に配設される。従つ
て、従来の如く、受容孔41にまわり込み部42
を大きく設けてもまわり込み部42の変形が生じ
ることがなく、また、球状頭部31と受容孔41
の結合が簡単であり、しかも球状頭部31と受容
孔41の結合状態を設定された通りの高精度に維
持することができるので、支点機構としてスムー
ズな作動を行なうことができる。さらに、取付基
体2に取付後は、取付基体2が第6図の如く薄板
であつても、球状頭部31がガタついたり抜け出
したりすることはない。すなわち、第6図の状態
から支持杆3が本体40を開く方向つまり図の上
方に引き上げられても、連結部44の反対側にフ
ランジ部45,46があつて該フランジ部を取付
基体2に固定してあるので、左右に分割された本
体40が開くことができず、これにより球状頭部
31がガタついたり、抜け出したりすることはな
い。
第7図は取付基体2の変形例を示すのである。
すなわち、この例の取付基体2は合成樹脂からな
り、取付孔21は段差部21aを有する如く形成
されている。ボール受け4は、上記実施例と同一
のものであつて、開いた状態で成形され、球状頭
部31を収納後、本体40を閉じて取付孔21内
に挿入し、ビス7を締付けることにより、取付孔
21に本体40が開閉不能に配設されている。
なお、上記の実施例では、ボール受け4を取付
基体2に取付けた例を示したが、本考案はこのよ
うな例に限定されるものではなく、ボール受け4
を前照灯ユニツト1に取付けると共に支持杆3を
取付基体2に設けてもよい。
以上の実施例から明らかなように、本考案の前
照灯装置は、ボール受け4の本体にその下端の連
結部を残してそれより上方に割り溝を設けて該本
体が開閉されるようにすると共に、その割り溝
は、連結部側から受容孔の途中までは溝幅がある
が、上端は溝幅がなくて分割された左右の本体が
衝接する衝接縁を形成してあるので、受容孔のま
わり込み部を大きくしても組付時の受容孔精度を
きわめて高く維持することができ、これにより支
点部としての作用を円滑かつ確実に行うことがで
き、さらに、フランジ部を連結部と反対側に設け
てそのフランジ部を取付基体などに固定して分割
されたボール受け本体が開き得ないようにしたの
で、球状頭部にボール受けが開く方向の力が作用
しても球状頭部がガタついたりボール受けから脱
落したりするのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の前照灯装置の支点機構を示す一
部断面図である。第2図乃至第6図は本考案の前
照灯装置の一実施例を示し、第2図は正面図、第
3図は第2図のA−A線断面図、第4図イ,ロ,
ハはそれぞれボール受けを示し、同図イは平面
図、同図ロは同図イのC−C線断面図、同図ハは
同図イの斜視図、第5図は第4図のボール受けの
成形状態を示す説明図、第6図は第3図のB部拡
大断面図、第7図は取付基体の変形例を示す第6
図と同様の断面図である。 1……前照灯ユニツト、2……取付基体、21
……取付孔、3……支持杆、31……球状頭部、
4……ボール受け、40……本体、41……受容
孔、42……まわり込み部、43……割り溝、4
4……連結部、45,46……フランジ部、47
……衝接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前照灯ユニツトを取付基体に数点の支持部を介
    して取付け、前記数点の支持部のうち1点は球状
    頭部を有する連結杆とボール受けとからなる支点
    機構とすると共に他の支持部を調整機構となした
    前照灯装置において、前記連結杆は前記前照灯ユ
    ニツトまたは取付基体のいずれか一方に固定し、
    前記ボール受けはその本体にまわり込み部を有す
    る球状の受容孔を形成し、かつそのボール受け本
    体の下端を該本体が開閉し得る連結部として残し
    てそれより上方の前記受容孔を含むボール受け本
    体を溝幅がある割り溝により左右に分割すると共
    にその割り溝の上端は溝幅をなくして分割された
    左右の本体が衝合する衝接縁を形成し、かつ、ボ
    ール受け本体の前記連結部の反対側の上端に左右
    に拡がる一対のフランジ部を形成し、前記受容孔
    に前記球状頭部を収納すると共に左右の本体の衝
    接縁を衝合させた状態において前記前照灯ユニツ
    トまたは取付基体の他方に形成した取付孔に前記
    ボール受け本体を配設すると共に、前記一対のフ
    ランジ部を前記前照灯ユニツトまたは取付基体の
    他方に固定したことを特徴とする前照灯装置。
JP2479185U 1985-02-25 1985-02-25 前照灯装置 Granted JPS60162303U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2479185U JPS60162303U (ja) 1985-02-25 1985-02-25 前照灯装置

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JP2479185U JPS60162303U (ja) 1985-02-25 1985-02-25 前照灯装置

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Publication Number Publication Date
JPS60162303U JPS60162303U (ja) 1985-10-28
JPS6343162Y2 true JPS6343162Y2 (ja) 1988-11-10

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JP2479185U Granted JPS60162303U (ja) 1985-02-25 1985-02-25 前照灯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5557358B2 (ja) * 2013-06-17 2014-07-23 日立機材株式会社 油圧ダンパ

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JPS60162303U (ja) 1985-10-28

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