JPS6312481Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6312481Y2
JPS6312481Y2 JP1181484U JP1181484U JPS6312481Y2 JP S6312481 Y2 JPS6312481 Y2 JP S6312481Y2 JP 1181484 U JP1181484 U JP 1181484U JP 1181484 U JP1181484 U JP 1181484U JP S6312481 Y2 JPS6312481 Y2 JP S6312481Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
hole
spherical head
cylindrical bearing
mounting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1181484U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60124803U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1181484U priority Critical patent/JPS60124803U/ja
Publication of JPS60124803U publication Critical patent/JPS60124803U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6312481Y2 publication Critical patent/JPS6312481Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は構造簡易にして組立作業性を向上さ
せ、筒状ベアリングのベアリング取付部への自動
装着を可能にした自動車用前照灯の保持機構に関
する。
〔従来の技術〕
周知のように、自動車の前照灯は、組立調整
時、交換時等において光軸調整を行ない得るよう
に3点で保持されている。この3つの保持機構の
うちその1つは、球状頭部を有する支持軸とベア
リングとで前照灯の回動支点を構成し、残り2つ
は球状頭部を有するエイニングスクリユとベアリ
ングとで角度調整機構を構成し、前記エイミング
スクリユの回転調整により前照灯を前記支持軸の
球状頭部を中心として回動させ光軸を調整するも
のである。これを第1図a,bに示す従来の前照
灯について説明すると、2は前面レンズ、3はリ
フレクタ、4はバルブ、5はソケツトカバーで、
これらにより前照灯1を構成している。前面レン
ズ2はリフレクタ3の前方にこれとは分離して配
設され、周縁部が灯体6の環状溝7に嵌入され、
接着剤により固着されている。
リフレクタ3を灯体6側に回動自在に連結する
3つの保持機構8,15,16のうち回動支点部
を構成する保持機構8は、光軸、すなわちバルブ
4の中心Oを通る水平軸Xおよび垂直軸Yから右
斜め上方に所定距離だけ離れて設けられるもの
で、リフレクタ3の周縁部背面に取付部材9を介
して配設された筒状ベアリング10と、灯体6に
設けられ前記筒状ベアリング10に球状頭部11
aを抱持された支持軸11とで構成されている。
一方、リフレクタ3の角度調整機構を構成する残
り2つの保持機構15,16は、同一構造をなし
てリフレクタ3の左斜め上方および右斜め下方に
それぞれ配設されるもので、灯体6のねじ取付け
部に貫通して螺合されたエイミングスクリユ18
と、このエイミングスクリユ18の先端に設けら
れた球状頭部18aを抱持する筒状ベアリング1
9と、リフレクタ3の周縁部背面に配設され前記
筒状ベアリング19を保持する保持部材20と、
灯体6と前記保持部材20間に介在された圧縮コ
イルばね21等で構成されている。したがつて、
左斜め上方の保持機構15のエイミングスクリユ
18を回転操作すると、リフレクタ3の左端側が
右上の保持機構8を回動中心として前後方向に回
動され、右斜め下方の保持機構16を操作する
と、リフレクタ3の下端側が前記保持機構8を中
心として前後方向に回動される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の角度調整機構を構成する保持
機構15,16(保持機構8も同様)にあつて
は、筒状ベアリング19,10の受け座部で球状
頭部18a,11aを抱持し、その抜けを防止し
ているものの、エイミングスクリユ18,11が
振動等で緩んだりあるいはリフレクス3に車体前
方方向の外力が加わつたりすると、前記受け座部
が開き、球状頭部18a,11aが抜けるといつ
た欠点があつた。また、筒状ベアリング19,1
0は保持部材20,9の取付部板厚のバラツキを
完全には吸収できず、そのため前記エイミングス
クリユ18,11が前後にガタ付き易い。さらに
筒状ベアリング19,10が大きく、狭いスペー
スでの取付けが困難であるなど、多くの問題点が
あつた。
したがつて、本考案では上述したような問題点
を解決し、組立作業が容易で自動装着を可能に
し、また振動、車体前方方向の外力等による球状
頭部の抜けを確実に防止し得る自動車用前照灯の
保持機構を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、先端に球
状頭部を有して灯体に配設された支持軸と、リフ
レクタに設けられたベアリング取付部と、前記球
状頭部を抱持する受け座を有して前記ベアリング
取付部に取付けられた筒状ベアリングとを備え、
前記ベアリング取付部はその前後に開口する貫通
孔を有し、この貫通孔の内周壁には係合凹部が形
成され、また貫通孔の後端開口部側内壁は円弧状
に湾曲する末広がり状の曲壁に形成され、前記筒
状ベアリングはその後端部が前記曲壁に嵌合密着
するスカート部を形成し、また外周には先端が外
周面よりも外方に突出し前記係合凹部に係合する
ことにより該ベアリングの前記貫通孔からの後方
への抜けを防止する弾性係合片が形成されると共
に前記球状頭部の圧入時における前記スカート部
の径方向の弾性変形を可能にする割り溝が形成さ
れるものである。
〔作用〕
本考案においてはベアリング取付部の貫通孔に
形成した末広がり状の曲壁に筒状ベアリングのス
カート部が嵌合密着し該ベアリングの前方への抜
けを阻止する。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第2図〜第4図は本考案に係る保持機構を角度
調整機構に適用した場合の一実施例を示し、第2
図は同機構の横断面図、第3図a,b,cはリフ
レクタのベアリング取付部の正面図、A−A線断
面図およびB−B線断面図、第4図a,b,cは
筒状ベアリングの平面図、側面図および背面図で
ある。なお、第1図と同一構成部材のものに対し
ては同一符号を以つて示し、その説明を省略す
る。これらの図において、リフレクタ3を灯体6
に対して回動自在に連結する角度調整機構(第1
図の保持機構15,16に対応)30は、先端に
球状頭部18aを有する支持軸18、ナツト3
1、ベアリング取付部40、筒状ベアリング50
等で概ね構成されている。
前記支持軸18はその外周面におねじ33が形
成されることにより第1図で述べたエイミングス
クリユを構成し、前記灯体6の所定箇所に取付け
られた前記ナツト31に螺入されている。前記支
持軸18の後端面には車体内面からの回転操作を
可能にする角頭部34が一体に設けられる一方、
前記球状頭部18aの前端面には車体前方からの
回転操作を可能にする十字溝(又はマイナス溝)
35が形成されている。
前記ベアリング取付部40は第3図に示すよう
に前記リフレクタ3の側縁に前面レンズ3の側方
に突出する如く一体に形成され、前記筒状ベアリ
ング50が嵌合固定される貫通孔41を有してい
る。前記貫通孔41の内壁には前記ベアリング取
付部40の前面より内部中央にまで延在する上下
一対の係合凹部42a,42bが形成され、また
後端側開口部は適宜な曲率で末広がり状に湾曲さ
れることにより円弧状の曲壁43を有している。
なお、前記貫通孔41の前端側開口部には前記筒
状ベアリング50の前方への抜けを防止する小径
部44が形成されている。
前記筒状ベアリング50は第4図に示すように
平面視において略々ベル形に形成されることによ
りその前端部外周に前記小径部44に嵌合する抜
け防止用小径部51が形成され、後端部外周が前
記曲壁43の曲率とほぼ同一の曲率で広げられる
ことにスカート部52を形成している。また、前
記筒状ベアリング50の外周面前端側には前記一
対の係合凹部42a,42bに対応して一対の弾
性係合片53a,53bが形成されている。これ
らの弾性係合片53a,53bはコ字状溝54に
よつて舌片状に形成されて、その後端側が前記コ
字状溝54より外部に突出されている。また、前
記筒状ベアリング50の外周面には前記一対の弾
性係合片53a,53b間にそれぞれ位置する一
対の割り溝55a,55bが形成されている。こ
れらの割り溝55a,55bは前記筒状ベアリン
グ50の後端面に開放されることにより前記スカ
ート部52の径方向の弾性変形を容易にしてい
る。そして前記筒状ベアリング50の内部中央に
は前記球状頭部18aを抱持する球状の受け座5
6が形成されている。
次に、前記保持機構30の取付けおよび支持軸
18と筒状ベアリング40との連結について説明
すると、先ず支持軸18をナツト31に螺合する
と共に球状頭部18aを筒状ベアリング50の受
け座56にその後端開口部より圧入する。この圧
入はスカート部52が一対の割り溝55a,55
bにより開くため容易である。前記球状頭部18
aを圧入した後、前記支持軸18を回転させるこ
とにより、該軸18を前方に移動させて前記筒状
ベアリング50をベアリング取付部40の嵌合孔
41に圧入する。この圧入に際しては、前記支持
軸18と一体的に回転しないように前記筒状ベア
リング50を保持して前記一対の弾性係合片53
a,53bを各係合凹部42a,42bに対応さ
せ、スカート部52の外周が曲壁43に嵌合密着
するまで圧入すればよい。すると、前記筒状ベア
リング50の小径部51が嵌合孔41の小径部4
4に嵌合し、一対の弾性係合片53a,53bが
前記各係合凹部42a,42bに嵌入係合し、前
記筒状ベアリング50の前記嵌合孔41からの抜
け、前後方向の移動並びに回転を防止する。第2
図はこの状態を示す。
かくしてこのような構成からなる保持機構30
によれば、筒状ベアリング50のスカート部52
の開きを曲壁43で阻止しているので、支持軸1
8が振動により回転したりリフレクタ3に外力が
加わつたとしても、球状頭部18aが受け座56
から抜けることはない。また、スカート部52は
曲壁43に圧接し、製造誤差によるバラツキを吸
収するので、筒状ベアリング50、換言すれば支
持軸18の前後方向のガタ付きを防止する。さら
に、ベアリング取付部40および筒状ベアリング
50の構造が簡単で、該ベアリング50の自動機
による装置を可能にし、組立性作業性を向上させ
るばかりか、球状頭部18aに十字溝35を形成
しているので、第2図一点鎖線で示すようにドラ
イバ60を嵌合孔41に差し込んで支持軸18を
回転調整すれば、車体前方からの角度調整が可能
である。
なお、上記実施例は前照灯を3点保持する保持
機構のうち角度調整機構を構成する保持機構(第
1図の保持機構15,16に対応)に適用した場
合について説明したが、本考案はこれに限らず回
動支点部を構成する保持機構にも適用可能で、そ
の場合には支持軸を単に灯体に連結固定すればよ
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る自動車用前照灯
の保持機構によれば、筒状ベアリングに設けたス
カート部をベアリング取付部の貫通孔に設けた円
弧状の曲壁に嵌合着させているので、製造誤差に
よる寸法のバラツキを吸収すると共に支持軸の前
後方向のガタ付きおよびスカート部の開きが防止
され、したがつて前方への外力が作用した場合と
か、組立時あるいはエイミング時におけるひねり
による筒状ベアリングの前方への抜けを確実に防
止し得る。
また、ベアリング取付部および筒状ベアリング
の構造が簡単で、安価に製作でき、取付けも容易
で自動装着を可能にするなど、その実用的効果は
非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の保持機構を備えた前照灯
の正面図および断面図、第2図は本考案に係る保
持機構の一実施例を示す横断面図、第3図a,
b,cはリフレクタのベアリング取付部の正面
図、A−A線断面図およびB−B線断面図、第4
図a,b,cは筒状ベアリングの平面図、側面図
および背面図である。 1……前照灯、2……前面レンズ、3……リフ
レクタ、6……灯体、18……支持軸、18a…
…球状頭部、30……保持機構、31……ナツ
ト、40……ベアリング取付部、41……貫通
孔、42a,42b……係合凹部、43……曲
壁、44……小径部、50……筒状ベアリング、
51……小径部、52……スカート部、53a,
53b……弾性係合片、55a,55b……割り
溝、56……受け座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に球状頭部を有して灯体に配設された支持
    軸と、リフレクタに設けられたベアリング取付部
    と、前記球状頭部を抱持する受け座を有して前記
    ベアリング取付部に取付けられた筒状ベアリング
    とを備え、前記ベアリング取付部はその前後に開
    口する貫通孔を有し、この貫通孔の内周壁には係
    合凹部が形成され、また貫通孔の後端開口部側内
    壁は円弧状に湾曲する末広がり状の曲壁に形成さ
    れ、前記筒状ベアリングはその後端部が前記曲壁
    に嵌合密着するスカート部を形成し、また外周に
    は先端が外周面よりも外方に突出し前記係合凹部
    に係合することにより該ベアリングの前記貫通孔
    からの後方への抜けを防止する弾性係合片が形成
    されると共に前記球状頭部の圧入時における前記
    スカート部の径方向の弾性変形を可能にする割り
    溝が形成されていることを特徴とする自動車用前
    照灯の保持機構。
JP1181484U 1984-01-31 1984-01-31 自動車用前照灯の保持機構 Granted JPS60124803U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1181484U JPS60124803U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 自動車用前照灯の保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1181484U JPS60124803U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 自動車用前照灯の保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60124803U JPS60124803U (ja) 1985-08-22
JPS6312481Y2 true JPS6312481Y2 (ja) 1988-04-11

Family

ID=30494286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1181484U Granted JPS60124803U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 自動車用前照灯の保持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60124803U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60124803U (ja) 1985-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110650868B (zh) 车辆用灯具
JPH0423709Y2 (ja)
JPS6312481Y2 (ja)
JPH07320505A (ja) 自動車用灯具におけるエイミング機構
JPH08212806A (ja) 車両用の前照灯
JPH0536750Y2 (ja)
JPS6242406Y2 (ja)
JP2707372B2 (ja) 自動車用前照灯のエイミングスクリュー支持ナット
JP4178808B2 (ja) 回転体の軸支構造
JP3288877B2 (ja) 自動車用ヘッドランプ
JPS6222001Y2 (ja)
JPH0628354Y2 (ja) 光軸調整装置
JPH0633602Y2 (ja) 光軸調整装置
JPS6320006Y2 (ja)
JPH0723603Y2 (ja) セルフロックナット
JPH0736836Y2 (ja) 自動車用前照灯
JP2595178Y2 (ja) 光軸調整装置を具備した車両用灯具
JP2579620Y2 (ja) 車輌用灯具
JP3807102B2 (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
JPS6010007Y2 (ja) 前照灯
JPS6347154Y2 (ja)
JPS5842186Y2 (ja) 自動車用前照灯の保持機構
JPH11151971A (ja) 車輌用灯具の照射角度調整機構
JPH0448992Y2 (ja)
JP3013146B2 (ja) 自動車用前照灯