JPH0628354Y2 - 光軸調整装置 - Google Patents

光軸調整装置

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JPH0628354Y2
JPH0628354Y2 JP1988055199U JP5519988U JPH0628354Y2 JP H0628354 Y2 JPH0628354 Y2 JP H0628354Y2 JP 1988055199 U JP1988055199 U JP 1988055199U JP 5519988 U JP5519988 U JP 5519988U JP H0628354 Y2 JPH0628354 Y2 JP H0628354Y2
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JP
Japan
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screw
mounting
hole
circular hole
optical axis
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JP1988055199U
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浩二 茂村
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車用の前照灯やフオグランプなど
における光軸調整装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の光軸調整装置の保持機構を第7図乃至10図を参照
して説明する。
図において、1は固定体で、この実施例においてはハウ
ジングで、このハウジングは後述するリテーナ33のボル
ト35挿通用の透孔10(第8図)と、後述するアジャスト
スクリュウ6の挿通用の透孔11と、そのアジャストスク
リュウ挿通用の透孔11の両側にねじ孔12とそれぞれ設け
る。
2は可動体で、この実施例においては、回転放物面の反
射面20を有するリフレクタ21(第9図)と、そのリフレ
クタ21の全面開口部に接着材22で接着したレンズ23と、
そのレンズ23およびリフレクタ21より画成された灯室24
内の反射面20の焦点(図示せず)の近傍に配設した光源
としてのバルブ(図示せず)とを備える。前記リフレク
タ21の後部の右下の角部に後述する球軸受3の軸部31用
の取付部25を、また後部の左下の角部および右上の角部
に後述するスクリュウマウンティング4用の装着部26を
それぞれ設ける。その装着部26に透孔27および半球状の
凹球面28を設ける。
3は球支持機構で、この球支持機構3は一端に球頭部30
を有する軸部31と、凹球面32と有するリテーナ33とから
なる。かくしてなる軸部31の他端のねじ部34リフレクタ
21の取付部25にねじ込み、一方リテーナ33に植設したボ
ルト35およびナット36により、リテーナ33をハウジング
1に取付る。このリテーナ33の凹球面32に軸部31の球頭
部30を嵌入する。この結果、可動体2としてのリフレク
タ21およびレンズ23が、固定体としてのハウジング1に
球頭部30の中心Oをとして回動,傾動可能に取付けられ
る。
4はスクリュウマウンティングで、このスクリュウマウ
ンティング4は球形状をなし、ねじ穴40を設ける。
5はスクリュウマウンティング4の装着用のブラケット
で、このブラケット5はその中央部に半球状の凹球面50
を設け、その凹球面50の中央に透孔53を設け、ブラケッ
ト5の両端部に透孔51を設ける。かくして、前記スクリ
ュウマウンティング4をリフレクタ21の装着部26の凹球
面28にセットし、そのスクリュウマウンティング4の上
からブラケット5の凹球面50をセットし、そのブラケッ
ト5をリフレクタ21の装着部26にビス52により取付け
る。この結果、スクリュウマウンティング4は可動体2
としてのリフレクタ21に装着される。
6はアジャストスクリュウで、このアジャストスクリュ
ウ6は中間部に鍔部60を一体に設け、その鍔部60から一
端部側にねじ部61を設ける。
7は取付部材で、この取付部材7は中央に透孔70を開設
し、一面側の透孔70の周縁に凹部71を設け、両端にビス
72挿通用の透孔73を開設する。上述のアジャストスクリ
ュウ6をハウジング1の透孔11に挿通し、かつそのアジ
ャストスクリュウ6の鍔部60をハウジング1の透孔11の
周縁にセットする。そのアジャストスクリュウ6に取付
部材7を透孔70において外嵌し、その取付部材7の凹部
71をアジャストスクリュウ6の鍔部60に当接させる。そ
の取付部材7の透孔73にビス72を挿通し、そのビス72を
ハウジング1ねじ孔12にねじ込む。その結果、アジャス
トスクリュウ6はその鍔部60においてハウジング1と取
付部材7とにより挟持され、固定体としてのハウジング
に回転自在にかつ軸方向に進退不能に装着される。この
アジャストスクリュウ6のねじ部61を前記スクリュウマ
ウンティング4のねじ孔40にねじ込む。
かくして、アジャストスクリュウ6(左右方向用のアジ
ャストスクリュウ6(6A)および上下方向用のアジャ
ストスクリュウ6(6B))を回転させる。すると、そ
の回転力がアジャストスクリュウ6のねじ部61からスク
リュウマウンティング4のねじ孔40に伝わる。このと
き、アジャストスクリュウ6はハウジング1に対して軸
方向の移動が制限されているので、スクリュウマウンテ
ィング4が進退し、その結果可動体2が球軸受3の中心
Oを中心として左右方向に、又は上下方向に回動,傾動
し、光軸が調整される。第9図,第10図に表わされて
いるように、スクリュウマウンティング4の外形が球状
なし、凹球面28,凹球面50で回動自在に支承されて
いる理由は次のごとくである。
すなわち、第7図に示されているように可動体(リフレ
クタ)2は、球支持機構3と、左右方向調節用のアジャ
ストスクリュウ6Aと、上下方向調節用のアジャストス
クリュウ6Bとの3点で支持されている。従って、例え
ば左右調節用のアジャストスクリュウ6Aを操作してリ
フレクタ2を左右方向に傾動させたとき、上下調節用の
アジャストスクリュウ6Bもこれに順応しなければなら
ない。このようにして、アジャストスクリュウ6Aも同
6Bも、リフレクタ2に対して上下,左右に、(すなわ
ち直交2軸それぞれの回りに)相対的に傾動して順応し
なければならない。従って、上下,左右に相対的に回動
し得る球面軸受状の機構を介して、アジャストスクリュ
ウとリフレクタ2とを連結しているのである。
本考案においてスクリュウマウンティングとは、アジャ
ストスクリュウとは、アジャストスクリュウに螺合され
るとともに、該アジャストスクリュウの傾動に伴って回
動し得るように支承されるナット部材を言う。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述の従来の光軸調整装置は、可動体2のリ
フレクタ21とアジャストスクリュウ6との接点であるス
クリュウマウンティング4の外面と、そのスクリュウマ
ウンティング4を装着するリフレクタ21の装着部26の凹
球面28およびブラケット5の凹球面50と、球面をもって
して形成したものであるから、スクリュウマウンティン
グ4はリフレクタ21の装着部26およびブラケット5に対
して、アジャストスクリュウ6の軸方向および軸の回り
方向に回動,傾動可能である。このために、光軸調整を
行う際にアジャストスクリュウ6を回転させたとき、相
互に螺合するアジャストスクリュウ6のねじ部とスクリ
ュウマウンティング4のねじ孔40との接触摩擦力によ
り、アジャストスクリュウ6とスクリュウマウンティン
グ4とが一体となって回転し、(いわゆる共回り)し、
スクリュウマウンティング4がアジャストスクリュウ6
のねじ部61に対して進退せず、光軸調整が行われない場
合がある。
また、球と球面座との接触が理想的に行われることは期
待し難く、実際には加工精度の関係からガタを生じ易
い。
前記の共回りを防止するため、実開昭59−76004
号車両用前照灯が公知である。この考案は本出願人の先
願に係るものであって、その第6図に示されているよう
にねじ穴84aを有す挿入軸(スクリュウマウンティング
に対応する部材)84が設けられている。この構成によ
れば、該挿入軸84はアジャストスクリュウ81と共に
挿入軸84の軸心の回りに若干回動することができ、しか
も該アジャストスクリュウ81と共回りすることが無い。
しかし、剛性部材である継手本体83の挿入孔83bに剛性
部材である挿入軸84が嵌合されている構造であるから、
該挿入軸84を円滑に回動させるためのクリアランスを設
けると、該クリアランスによるガタの発生を防ぎ難い。
本考案の目的は、ガタ無く確実に光軸調整が行われる光
軸調整装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために創作した本考案の基本的原
理は次の如くである。
可動体(例えばランプハウジング)に設けたブラケット
に、アジャストスクリュウと直交する円孔(円柱状の内
壁面を有する孔)を設け、スクリュウマウンティングを
上記円孔に回動自在に嵌合する。
更に、円孔とスクリュウマウンティングとの間のガタを
無くするため、上記の円孔よりも大径の円柱状面を有す
る弾性片を一体に連設したスクリュウマウンティングを
構成し、上記弾性片の径を縮小せしめる形に撓ませて前
記の円孔に挿入し、該弾性片の復元力によって円孔の内
壁面に摺触せしめる。
〔作用〕
上記のように構成した場合の作用について、その1実施
例に対応する第2図を参照して説明すると、 弾性片83C-1が弾性復元力によって円孔82の内面に圧接
せしめられるので、スクリュウマウンティング83と円孔
82との間にガタを生じない。
アジャストスクリュウ6が、図示の点Oを中心として、
紙面の平面内で傾動するときは、スクリュウマウンティ
ング83が円孔82内で回動して上記の傾動に順応する。
アジャストスクリュウ6が、図示の軸X−Xを中心とし
て傾動するときは、弾性片83C-1が撓んでこれに順応す
る。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る光軸調整装置の1実施例を示す分
解斜視図である。
可動体であるリフレクタ21にブラケット81を一体に連
設し、このブラケット81に、アジャストスクリュウ6
と直角に交わる円孔82を設ける。本考案において円孔と
は、円柱面を有する孔の意である。
上記アジャストスクリュウ6の軸心を通り、円孔82に直
交する面による断面を第2図に示す。
上記円孔82の中に、スクリュウマウンティング83を挿入
する。該スクリュウマウンティング83の単品斜視図を第
3図に示す。第4図はその上面図である。
このスクリュウマウンティング83は、胴部83b内を通る
ネジ孔83aを有しており、かつ、胴部83bに対して4個の
弾性片83C-1〜83C-4が一体に連設されている。
第3図に示す自由状態において、4個の弾性片83C-1〜8
3C-4の外周面は、前記の円孔82よりも僅かに大径の円柱
面状(厳密な円柱面であるを要しない)をなし、これら
弾性片が撓まされて第2図の如く円孔82内に圧入されて
いる。このため、弾性片が円孔82の内壁面に押圧されて
摺触し、ガタを防止している。(第2図参照)アジャス
トスクリュウ6が、図示の点Oを中心として、紙面の平
面内で回動する方向に傾動するときは、スクリュウマウ
ンティング83が円孔82内で回動して、ガタ無く上記の傾
動に順応する。また、上記アジャストスクリュウ6が図
示の軸X−Xを中心として回動する方向に傾動するとき
は、弾性片83C-1が撓んで傾動に順応するので無理な力
を生じない。
第5図,第6図は前記と異なる実施例を示す。
第5図は、前例における第2図に対応する断面図であ
り、第6図は同じく第3図に対応する単品斜視図であ
る。本例においては、胴部84bに直交する形にネジ孔84a
を設けてある、その他の構成は、本質的には前記実施例
(第2図,第3図)と同様乃至は類似である 〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案に係る光軸調整装置によれ
ば、スクリュウマウンティングと可動体との間にガタを
生じる虞れが無く、しかも、構成部材に無理な力が掛か
る虞れも無く、確実な光軸調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係る光軸調整装置の1実施
例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は要部断面図、
第3図はスクリュウマウンティングの単品斜視図、第4
図は同じく平面図である。 第5図及び第6図は上記と異なる実施例を示し、第5図
は要部断面図、第6図はスクリュウマウンティングの単
品斜視図である。第7図は従来の光軸調整装置を装備し
た自動車用前照灯の正面図、第8図は第7図におけるVI
II−VIII線断面図、第9図は第7図におけるIX−IX線断
面図、第10図はスクリュウマウンティングの斜視図であ
る。 1…ハウジング(固定体)、2…可動体、21…リフレク
タ、23…レンズ、26…装着部、3…球支持機構、6…ア
ジャストスクリュウ、7…取付部材、81…ブラケット、
82…円孔、83…スクリュウマウンティング、83a…ネジ
孔、83b…胴部、83C-1,83C-2,83C-3,83C-4…弾性片、84
…スクリュウマウンティング、84a…ネジ孔、84b…胴
部、84C-1〜84C-4…弾性片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭57−171484号(実開 昭59− 76004号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭58−22111号(実開 昭59− 128103号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定体に可動体を回動,傾動可能に支持し
    た球支持機構と、その可動体に装置したスクリュウマウ
    ンティングと、そのスクリュウマウンティングにねじ込
    み、かつ前記固定体に装置したアジャストスクリュウと
    を備えた光軸調整装置において、 (a)可動体にブラケットが固定されると共に、 上記ブラケットに、前記アジャストスクリュウとほぼ直
    交する円孔が設けられており、 (b)弾性片と胴部とが一体に連設されたスクリュウマ
    ウンティングを有し、上記弾性片は前記の円孔よりも大
    径の円柱面状の外周面を有しており、上記胴部には前記
    アジャストスクリュウに螺合するネジ孔が貫通してお
    り、 (C)上記弾性片の円柱面の径を縮小する方向に該弾性
    片を撓ませて、上記スクリュウマウンティングが前記の
    円孔に挿入されていることを特徴とする光軸調整装置。
JP1988055199U 1988-04-26 1988-04-26 光軸調整装置 Expired - Lifetime JPH0628354Y2 (ja)

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JP1988055199U JPH0628354Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 光軸調整装置

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JPH01158336U JPH01158336U (ja) 1989-11-01
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ID=31281097

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5350023B2 (ja) * 2009-03-04 2013-11-27 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
JP6760965B2 (ja) * 2015-12-25 2020-09-23 株式会社小糸製作所 固定部材、自動調心軸受機構、アクチュエータ及び灯具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976004U (ja) * 1982-11-15 1984-05-23 市光工業株式会社 車輛用前照灯
JPS59128103U (ja) * 1983-02-16 1984-08-29 株式会社小糸製作所 自動車用前照灯におけるアジヤストスクリユの支持構造

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JPH01158336U (ja) 1989-11-01

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