JPH0730407U - 光軸調整装置を具備した車両用灯具 - Google Patents

光軸調整装置を具備した車両用灯具

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JPH0730407U
JPH0730407U JP6126193U JP6126193U JPH0730407U JP H0730407 U JPH0730407 U JP H0730407U JP 6126193 U JP6126193 U JP 6126193U JP 6126193 U JP6126193 U JP 6126193U JP H0730407 U JPH0730407 U JP H0730407U
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adjusting device
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真 今村
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 進退部材2のがたを無くしてリフレクタ13
のがたを確実に防止できる。 【構成】 ランプハウジング10の挿通孔102の周縁
のうち少なくとも2箇所に、進退部材2の球部20を挿
入しかつ進退部材2の軸部21をがた無く支持する凸部
3、4を、設ける。この結果、進退部材2の軸部21が
ランプハウジング10の凸部3、4でがた無く支持され
ることとなるので、進退部材2のがたを防止し、さらに
リフレクタ13のがたを確実に防止できる。また、進退
部材2の球部20をランプハウジング10の挿通孔10
2に凸部3、4が邪魔にならずに挿通することができ、
進退部材2の球部20をリフレクタ13に支持させるこ
とについて何等支障を来す虞がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯等(自動車のヘッド ランプやフォグランプ等)の車両用灯具であって、進退部材を進退させてリフレ クタを傾動させて光軸を調整する光軸調整装置を具備した車両用灯具に係り、特 に進退部材のがたを無くしてリフレクタのがたを確実に防止できる光軸調整装置 を具備した車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の光軸調整装置を具備した車両用灯具を図5及び図6を参照して 説明する。この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明する。 なお、図6において作図上の便宜からハッチングを省略する。
【0003】 図において、1は光軸調整装置を装備したリフレクタ可動タイプの自動車用前 照灯である。この自動車用前照灯1は、ランプハウジング10の前面開口部に前 面レンズ11を配設して、その前面レンズ11及びランプハウジング10により 灯室12を形成する。この灯室12内に可動リフレクタ13を配設し、その可動 リフレクタ13を前記ランプハウジング10に、ピボット軸受機構14により回 動可能に取り付ける。その可動リフレクタ13の前面側に後述する光源バルブ1 5からの光を前記前面レンズ11側に反射させる反射面を設ける。その可動リフ レクタ13の反射面側に光源バルブ15を装備し、かつその光源バルブ15を前 記灯室12内に配設する。前記ランプハウジング10と前記可動リフレクタ13 とに上下方向用の光軸調整装置16及び左右方向用の光軸調整装置17を装備す る。前記上下方向用の光軸調整装置16若しくは左右方向用の光軸調整装置17 を操作して、前記可動リフレクタ13(光源バルブ15をも含む。)を前記ラン プハウジング10に対して上下方向若しくは左右方向に回動させて光軸調整を行 なうものである。
【0004】 次に、上述の上下方向用の光軸調整装置16について説明する。可動リフレク タ13の背面のうち、上下方向用の光軸調整装置16を装備する箇所に取付部1 30を一体に設け、その取付部130に球凹面131を有する受部132を取り 付ける。 一方、ランプハウジング10の上下方向用の光軸調整装置16を装備する箇所 にの外側に取付ボス部100及び筒部101を一体に設ける。その筒部101の ランプハウジング10側の端部の中心に例えば円形の挿通孔102を設ける。こ の挿通孔102の内径は、後述する進退部材2の球部20の外形とほぼ等しいか 若干大となす。このランプハウジング10の外側の取付ボス部100に上下方向 用の光軸調整装置16のモータドライブ機構103をスクリュウ等104で取り 付ける。
【0005】 図において、2は進退部材である。この進退部材2は、例えば円柱形状をなす 軸部21と、その軸部21の先端に一体に設けた球部20とからなる。この進退 部材2の球部20の外径は軸部21の外径より大である。この進退部材2の軸部 21を前記筒部101中に挿入すると共に、この進退部材2の球部20を前記ラ ンプハウジング10の挿通孔102にランプハウジング10の外側から内側に挿 通し、かつその進退部材2の球部20を前記リフレクタ13の受部132の球凹 面131に回動可能に取り付ける。一方、この進退部材2の他端部を前記モータ ドライブ機構103に装着する。
【0006】 かくして、モータドライブ機構103を駆動させて進退部材2をランプハウジ ング10に対して進退させることにより、可動リフレクタ13がランプハウジン グ10に対して上下方向に傾動することとなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の光軸調整装置を具備する車両用灯具においては、進退 部材2の球部20をランプハウジング10の挿通孔102にランプハウジング1 0の外側から内側に挿通するものであるから、この進退部材2の球部20の外径 はランプハウジング10の挿通孔102の内径とほぼ等しいか若しくは若干小で ある。一方、進退部材2の球部20の外径は軸部21の外径より大である。この ために、ランプハウジング10の挿通孔102の内径は進退部材2の軸部21の 外径より大となる。この結果、進退部材2の軸部21の中間は何等支持されてお らず、フリーの状態にある。このために、進退部材2に自動車の振動などにより がたが生じ、その進退部材2のがたがリフレクタ13に伝播してそのリフレクタ 13にがたが生じる等の問題がある。
【0008】 本考案の目的は、進退部材のがたを無くしてリフレクタのがたを確実に防止で きる光軸調整装置を具備した車両用灯具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、ランプハウジングの挿通孔の周縁の うち少なくとも2箇所に、進退部材の球部を挿入しかつ進退部材の軸部をがた無 く支持する凸部を、設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案は、上記の構成により、進退部材の軸部がランプハウジングの挿通孔の 周縁の凸部でがた無く支持されることとなるので、進退部材のがたを防止し、さ らにリフレクタのがたを確実に防止できる。また、進退部材の球部をランプハウ ジングの挿通孔に凸部が邪魔にならずに挿通することができ、進退部材の球部を リフレクタに支持させることについて何等支障を来す虞がない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る光軸調整装置を具備した車両用灯具の実施例のうちの3例 を図1乃至図4を参照して説明する。 図1乃至図3は本考案に係る光軸調整装置を具備した車両用灯具の第1の実施 例を示す。この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明する。 なお、作図上の便宜からハッチングを省略する。図中、図5及び図6と同符号は 同一のものを示す。
【0012】 図において、3及び4はがた防止用の凸部である。この凸部3及び4は、ハウ ジング10の挿通孔102の入口側30の上縁および出口側40の下縁とに、相 対向させて一体に突設する。この凸部3及び4の端面33及び43は、進退部材 2の軸部21を外側から支持するのに適するように、その軸部21の曲率とほぼ 同等の曲率の凹面形状をなしている。また、この入口側の凸部3の端面と挿通孔 102の入口側の下縁との間の寸法A並びに出口側の凸部4の端面と挿通孔10 2の出口側の上縁との間の寸法Bは、前記進退部材2の球部20の外径とほぼ等 しいか若しくは若干大である。さらに、この入口側の凸部3の端面と出口側の凸 部4の端面との間の寸法Cは、前記進退部材2の軸部21の外径とほぼ等しいか 若しくは若干大である。この結果、上述の凸部3及び4は、進退部材2の球部2 0を挿入しかつ進退部材2の軸部21をがた無く支持することができる。
【0013】 かくして、進退部材2の球部20をハウジング10の挿通孔102の入口側の 凸部3と下縁との間に位置させて、その進退部材2を矢印イ方向(進退部材2の 軸方向)にハウジング10の外側から内側に挿入させて、球部20を挿通孔10 2の途中まで進める。次に、進退部材2を矢印ロ方向に斜上方に挿入させて、球 部20を挿通孔102の出口側の凸部4と上縁との間まで進める。そして、進退 部材2を矢印ハ方向(軸部材2の軸方向)に挿入させて、球部20を挿通孔10 2からハウジング10の内側に進める。さらに、進退部材2を矢印ニ方向に挿入 させて、球部20をリフレクタ13の受部131に圧入させて、進退部材2の球 部20をリフレクタ13の受部131に支持させると共に、進退部材2の軸部2 1の外面を上下に相対向する2個の凸部3及び4の端面33及び43に支持させ る。
【0014】 この実施例における本考案の光軸調整装置を具備した車両用灯具は、以上の如 き構成からなるので、進退部材2の軸部20がランプハウジング10の挿通孔1 02の周縁の上下の凸部3及び4でがた無く支持されることとなるので、進退部 材2のがたを防止し、さらにリフレクタ13のがたを確実に防止できる。また、 進退部材2の球部20及び軸部21の寸法と、凸部3及び4の寸法とには、上述 の関係を有するので、進退部材2の球部20をランプハウジング10の挿通孔0 2に凸部3及び4が邪魔にならずに挿通することができ、進退部材2の球部20 をリフレクタ13に支持させることについて何等支障を来す虞がない。
【0015】 なお、上述のランプハウジング10の挿通孔102の下内周面102′を図3 の二点鎖線に示すように、入口側から出口側にかけて上り勾配とすると、上述の 進退部材2の球部20をランプハウジング10の挿通孔102にランプハウジン グ10の外側から内側に挿入するのが容易となる。
【0016】 特に、この実施例においては、凸部3及び4が挿通孔102の周縁の上下に設 けられているので、特に上下方向のがたに対して有効である。
【0017】 図4(A)は本考案に係る光軸調整装置を具備する車両用灯具の第2の実施例 を示したランプハウジングの挿通孔の部分の背面図である。この実施例のものは 、2個のがた防止用の凸部31及び41を水平方向(左右方向)に対向して設け たものである。この実施例の場合、特に水平方向のがた防止に効果が有る。
【0018】 図4(B)は同じく本考案に係る光軸調整装置を具備する車両用灯具の第3の 実施例を示したランプハウジングの挿通孔の部分の背面図である。この実施例の ものは、4個のがた防止用の凸部32、32、42、42を垂直方向(上下方向 )及び水平方向(左右方向)に対向して設けたものである。なお、入口側の凸部 32、32は左側と下側に、また出口側の凸部42、42は右側と上側に、それ ぞれ設けたものである。この実施例の場合、特に垂直方向及び水平方向のがた防 止に効果が有る。
【0019】 なお、本考案に係る光軸調整装置を具備する車両用灯具におけるがた防止用の 凸部は、上述の実施例に限定されず、例えば、3個、5個以上であっても良い。 また、凸部の設ける方向は、垂直方向や水平方向に対して斜め方向に設けても良 い。さらに、凸部の設ける位置は、挿通孔の周縁の入口側や出口側以外であって も良い。凸部の弾性若しくは剛性は、進退部材の球部を挿通でき、かつ進退部材 の軸部をがた無く支持できる程度のものとする。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の自動車用前照灯の光軸調整装置は、進退部材のが たを無くしてリフレクタのがたを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光軸調整装置を具備する車両用灯
具の第1の実施例を示した縦断面図である。
【図2】進退部材の球部をランプハウジングの挿通孔に
挿通する方法を示した説明図である。
【図3】(A)はランプハウジングの挿通孔の部分の拡
大断面図、(B)は(A)におけるB矢視図である。
【図4】(A)は本考案に係る光軸調整装置を具備する
車両用灯具の第2の実施例を示したランプハウジングの
挿通孔の部分の背面図、(B)は同じく本考案に係る光
軸調整装置を具備する車両用灯具の第3の実施例を示し
たランプハウジングの挿通孔の部分の背面図である。
【図5】従来の光軸調整装置を具備する車両用灯具を示
した正面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1…自動車用前照灯、10…ランプハウジング、11…
前面レンズ、12…灯室、13…可動リフレクタ、14
…ピボット機構、15…光源バルブ、16…上下方向用
の光軸調整装置、17…左右方向用の光軸調整装置、1
02…挿通孔、103…上下方向用の光軸調整装置のモ
ータドライブ機構、132…受部、2…進退部材、20
…球部、21…軸部、3、4、31、41、32、42
…凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部の先端に球部を設けた光軸調整装置
    の進退部材と、挿通孔を設けたランプハウジングと、そ
    のランプハウジングの内側に傾動可能に支持したリフレ
    クタとを備え、前記進退部材の球部を前記ランプハウジ
    ングの挿通孔にそのランプハウジングの外側から内側に
    挿通すると共に、その進退部材の球部を前記リフレクタ
    に支持し、その進退部材を前記ランプハウジングに対し
    て進退させることにより、前記リフレクタが前記ハウジ
    ングに対して傾動して光軸が調整される光軸調整装置を
    具備した車両用灯具において、 前記ランプハウジングの挿入孔の周縁のうち少なくとも
    2箇所に、前記進退部材の球部を挿通し、かつ前記進退
    部材の軸部をがた無く支持する凸部を有することを特徴
    とする光軸調整装置を具備した車両用灯具。
JP6126193U 1993-11-15 1993-11-15 光軸調整装置を具備した車両用灯具 Pending JPH0730407U (ja)

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