JP3223705B2 - 光軸調整装置を具備した車両用灯具 - Google Patents
光軸調整装置を具備した車両用灯具Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/06—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
- B60Q1/068—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means
- B60Q1/0683—Adjustable by rotation of a screw
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばランプユニット
可動タイプの自動車用前照灯等（自動車のヘッドランプ
やフォグランプ等）の車両用灯具であって、アジャスト
スクリュウを回転させることによってランプユニットが
傾動して光軸が調整される光軸調整装置を具備した車両
用灯具に係り、特にアジャストスクリュウの両端側から
光軸調整ができ、またアジャストスクリュウの何れか一
方の端における過剰的光軸調整によってアジャストスク
リュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを未然
に防ぐことができ、かつ光軸調整装置やランプユニット
や車体等に破損が生じることが無い光軸調整装置を具備
した車両用灯具に関するものである。
可動タイプの自動車用前照灯等（自動車のヘッドランプ
やフォグランプ等）の車両用灯具であって、アジャスト
スクリュウを回転させることによってランプユニットが
傾動して光軸が調整される光軸調整装置を具備した車両
用灯具に係り、特にアジャストスクリュウの両端側から
光軸調整ができ、またアジャストスクリュウの何れか一
方の端における過剰的光軸調整によってアジャストスク
リュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを未然
に防ぐことができ、かつ光軸調整装置やランプユニット
や車体等に破損が生じることが無い光軸調整装置を具備
した車両用灯具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来の光軸調整装置を具備した
車両用灯具を図５を参照して説明する。この例はランプ
ユニット可動タイプの自動車用前照灯について説明す
る。図において、１００はランプユニットである。この
ランプユニット１００のランプハウジング１０１の前面
開口部には前面レンズ１０２が配設されていて、その前
面レンズ１０２及びランプハウジング１０１により灯室
（図示せず）が画成形成されている。この灯室内には光
源バルブ（図示せず）が配設されている。また、前記ラ
ンプハウジング１０１の内面には反射面（図示せず）が
設けられている。このランプユニット１００は車体１０
３にピボット機構１０４によって傾動可能に取り付けら
れている。前記ランプユニット１００と前記車体１０３
とには上下方向用の光軸調整装置（図示せず）及び左右
方向用の光軸調整装置１０５がそれぞれ装備されてい
る。前記上下方向用の光軸調整装置若しくは左右方向用
の光軸調整装置１０５を操作することによって、前記ラ
ンプユニット１００が前記車体１０３に対して上下方向
若しくは左右方向に回動して光軸調整が行なわれる。
車両用灯具を図５を参照して説明する。この例はランプ
ユニット可動タイプの自動車用前照灯について説明す
る。図において、１００はランプユニットである。この
ランプユニット１００のランプハウジング１０１の前面
開口部には前面レンズ１０２が配設されていて、その前
面レンズ１０２及びランプハウジング１０１により灯室
（図示せず）が画成形成されている。この灯室内には光
源バルブ（図示せず）が配設されている。また、前記ラ
ンプハウジング１０１の内面には反射面（図示せず）が
設けられている。このランプユニット１００は車体１０
３にピボット機構１０４によって傾動可能に取り付けら
れている。前記ランプユニット１００と前記車体１０３
とには上下方向用の光軸調整装置（図示せず）及び左右
方向用の光軸調整装置１０５がそれぞれ装備されてい
る。前記上下方向用の光軸調整装置若しくは左右方向用
の光軸調整装置１０５を操作することによって、前記ラ
ンプユニット１００が前記車体１０３に対して上下方向
若しくは左右方向に回動して光軸調整が行なわれる。
【０００３】次に、上述の光軸調整装置のうち左右方向
用の光軸調整装置１０５について説明する。まず、前記
車体１０３にはアジャストスクリュウ１０６がプッシュ
ナットやウエーブワッシャー等１０８により回転可能に
かつアジャストスクリュウ１０６の軸方向に移動不可能
に装着されている。一方、前記ランプユニット１００に
は取付部１０９が設けられており、その取付部１０９に
はスクリュウマウンティング１０７が回転不可能に装着
されている。このスクリュウマウンティング１０７には
前記アジャストスクリュウ１０６がねじ込まれている。
そして、前記アジャストスクリュウ１０６の一端の係合
部１１０に工具（図示せず）を後方（光が照射されるラ
ンプユニット１００の前面レンズ１０２側と反対側）か
ら係合し、その工具を回転操作して前記アジャストスク
リュウ１０６を回転させると、スクリュウマウンティン
グ１０７がねじの送り作用でアジャストスクリュウ１０
６の軸方向に沿って移動し、それに伴ってランプユニッ
ト１００が左右方向に傾動することとなる。なお、上述
の上下方向用の光軸調整装置の構成及び作用も上述の左
右方向用の光軸調整装置１０５の構成及び作用とほぼ同
一である。
用の光軸調整装置１０５について説明する。まず、前記
車体１０３にはアジャストスクリュウ１０６がプッシュ
ナットやウエーブワッシャー等１０８により回転可能に
かつアジャストスクリュウ１０６の軸方向に移動不可能
に装着されている。一方、前記ランプユニット１００に
は取付部１０９が設けられており、その取付部１０９に
はスクリュウマウンティング１０７が回転不可能に装着
されている。このスクリュウマウンティング１０７には
前記アジャストスクリュウ１０６がねじ込まれている。
そして、前記アジャストスクリュウ１０６の一端の係合
部１１０に工具（図示せず）を後方（光が照射されるラ
ンプユニット１００の前面レンズ１０２側と反対側）か
ら係合し、その工具を回転操作して前記アジャストスク
リュウ１０６を回転させると、スクリュウマウンティン
グ１０７がねじの送り作用でアジャストスクリュウ１０
６の軸方向に沿って移動し、それに伴ってランプユニッ
ト１００が左右方向に傾動することとなる。なお、上述
の上下方向用の光軸調整装置の構成及び作用も上述の左
右方向用の光軸調整装置１０５の構成及び作用とほぼ同
一である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の光軸調整装置を具備する車両用灯具においては、アジ
ャストスクリュウ１０６を回転操作する工具が係合する
係合部１１０がアジャストスクリュウ１０６の一端（後
端）側にのみ設けられているので、アジャストスクリュ
ウ１０６を工具で回転操作して光軸調整する方向が後方
と限定されている。
の光軸調整装置を具備する車両用灯具においては、アジ
ャストスクリュウ１０６を回転操作する工具が係合する
係合部１１０がアジャストスクリュウ１０６の一端（後
端）側にのみ設けられているので、アジャストスクリュ
ウ１０６を工具で回転操作して光軸調整する方向が後方
と限定されている。
【０００５】また、工具の過剰的回転操作によってアジ
ャストスクリュウ１０６がスクリュウマウンティング１
０７から抜け外れる場合がある。このアジャストスクリ
ュウ１０６のスクリュウマウンティング１０７からの抜
けを防ぐ手段としてはストッパがある。このストッパ
は、アジャストスクリュウ１０６がスクリュウマウンテ
ィング１０７から抜ける前に当接して、アジャストスク
リュウ１０６がスクリュウマウンティング１０７から抜
けはずれるのを防ぐものである。しかしながら、このス
トッパにおいては、そのストッパが当接しても、工具と
アジャストスクリュウ１０６との係合状態が外れていな
いので、工具をさらに回転操作してアジャストスクリュ
ウ１０６を無理に回転させる場合があり、この場合、光
軸調整装置１０５やランプユニット１００や車体１０３
等が破損する虞がある。
ャストスクリュウ１０６がスクリュウマウンティング１
０７から抜け外れる場合がある。このアジャストスクリ
ュウ１０６のスクリュウマウンティング１０７からの抜
けを防ぐ手段としてはストッパがある。このストッパ
は、アジャストスクリュウ１０６がスクリュウマウンテ
ィング１０７から抜ける前に当接して、アジャストスク
リュウ１０６がスクリュウマウンティング１０７から抜
けはずれるのを防ぐものである。しかしながら、このス
トッパにおいては、そのストッパが当接しても、工具と
アジャストスクリュウ１０６との係合状態が外れていな
いので、工具をさらに回転操作してアジャストスクリュ
ウ１０６を無理に回転させる場合があり、この場合、光
軸調整装置１０５やランプユニット１００や車体１０３
等が破損する虞がある。
【０００６】本発明の目的は、アジャストスクリュウの
両端から光軸調整ができ、またアジャストスクリュウの
何れか一方の端における過剰的光軸調整によってアジャ
ストスクリュウがスクリュウマウンティングから抜ける
のを未然に防ぐことができ、かつ光軸調整装置やランプ
ユニットや車体等に破損が生じることが無い光軸調整装
置を具備した車両用灯具を提供することにある。
両端から光軸調整ができ、またアジャストスクリュウの
何れか一方の端における過剰的光軸調整によってアジャ
ストスクリュウがスクリュウマウンティングから抜ける
のを未然に防ぐことができ、かつ光軸調整装置やランプ
ユニットや車体等に破損が生じることが無い光軸調整装
置を具備した車両用灯具を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、アジャストスクリュウの両端には、そ
のアジャストスクリュウを回転操作するための工具が係
合する係合部が、それぞれ設けられている。また、ラン
プユニットのうちスクリュウマウンティングの近傍、若
しくはスクリュウマウンティングには、アジャストスク
リュウの何れか一方の係合部に係合した工具の過剰的回
転操作でアジャストスクリュウがスクリュウマウンティ
ングから抜ける前に係合部と工具との係合状態を解除す
る係合状態解除手段が、設けられていることを特徴とす
る。
達成するために、アジャストスクリュウの両端には、そ
のアジャストスクリュウを回転操作するための工具が係
合する係合部が、それぞれ設けられている。また、ラン
プユニットのうちスクリュウマウンティングの近傍、若
しくはスクリュウマウンティングには、アジャストスク
リュウの何れか一方の係合部に係合した工具の過剰的回
転操作でアジャストスクリュウがスクリュウマウンティ
ングから抜ける前に係合部と工具との係合状態を解除す
る係合状態解除手段が、設けられていることを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】本発明は、上記の構成により、アジャストスク
リュウの両端（前後）から光軸調整ができるので、１種
類の灯具でフロント回り等のレイアウトが相違する車両
に使用できる。
リュウの両端（前後）から光軸調整ができるので、１種
類の灯具でフロント回り等のレイアウトが相違する車両
に使用できる。
【０００９】また、係合状態解除手段の作用によって、
アジャストスクリュウがスクリュウマウンティングから
抜けるのを防ぐことができ、かつ工具がアジャストスク
リュウの係合部から外れるので、工具をさらに回転操作
してアジャストスクリュウを無理に回転させて光軸調整
装置やランプユニットや車体等が破損する虞が無い。
アジャストスクリュウがスクリュウマウンティングから
抜けるのを防ぐことができ、かつ工具がアジャストスク
リュウの係合部から外れるので、工具をさらに回転操作
してアジャストスクリュウを無理に回転させて光軸調整
装置やランプユニットや車体等が破損する虞が無い。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の光軸調整装置を具備した車両
用灯具の一実施例を図１乃至図４を参照して説明する。
この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯につい
て説明する。図１乃至図４において、１はランプユニッ
トである。このランプユニット１のランプハウジング１
０の前面開口部には前面レンズ１１が配設されていて、
その前面レンズ１１及びランプハウジング１０により灯
室１２が画成形成されている。この灯室１２内には光源
バルブ１３が配設されている。また、前記ランプハウジ
ング１０の内面には反射面１４が設けられている。さら
に、前記ランプハウジング１０のうち光軸調整装置３及
び４が配置される箇所には取付ボス部１５が設けられて
おり、かつその取付ボス部１５には球凹面部１６が設け
られている。このランプユニット１は車体２にピボット
機構２０によって傾動可能に取り付けられている。この
車体２の光軸調整装置３及び４が配置される箇所には取
付部２１が設けられており、その取付部２１には挿通孔
２２が設けられている。前記ランプユニット１と前記車
体２とには左右方向用の光軸調整装置３及び上下方向用
の光軸調整装置４がそれぞれ装備されている。前記左右
方向用の光軸調整装置３若しくは上下方向用の光軸調整
装置４を操作することによって、前記ランプユニット１
が前記車体２に対して左右方向若しくは上下方向に回動
して光軸調整が行なわれる。
用灯具の一実施例を図１乃至図４を参照して説明する。
この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯につい
て説明する。図１乃至図４において、１はランプユニッ
トである。このランプユニット１のランプハウジング１
０の前面開口部には前面レンズ１１が配設されていて、
その前面レンズ１１及びランプハウジング１０により灯
室１２が画成形成されている。この灯室１２内には光源
バルブ１３が配設されている。また、前記ランプハウジ
ング１０の内面には反射面１４が設けられている。さら
に、前記ランプハウジング１０のうち光軸調整装置３及
び４が配置される箇所には取付ボス部１５が設けられて
おり、かつその取付ボス部１５には球凹面部１６が設け
られている。このランプユニット１は車体２にピボット
機構２０によって傾動可能に取り付けられている。この
車体２の光軸調整装置３及び４が配置される箇所には取
付部２１が設けられており、その取付部２１には挿通孔
２２が設けられている。前記ランプユニット１と前記車
体２とには左右方向用の光軸調整装置３及び上下方向用
の光軸調整装置４がそれぞれ装備されている。前記左右
方向用の光軸調整装置３若しくは上下方向用の光軸調整
装置４を操作することによって、前記ランプユニット１
が前記車体２に対して左右方向若しくは上下方向に回動
して光軸調整が行なわれる。
【００１１】次に、上述の光軸調整装置のうち左右方向
用の光軸調整装置３について説明する。まず、前記車体
２の取付部２１の挿通孔２２にはアジャストスクリュウ
３０がプッシュナットやウエーブワッシャー等３１によ
り回転可能にかつアジャストスクリュウ３０の軸方向に
移動不可能に装着されている。一方、前記ランプユニッ
ト１の取付部１５の球凹面部１６にはスクリュウマウン
ティング３２が取付具３３によって回転不可能に装着さ
れている。このスクリュウマウンティング３２には前記
アジャストスクリュウ３０がねじ込まれている。なお、
前記取付具３３はスクリュウ３４によってランプユニッ
ト１の取付部１５に取り付けられている。
用の光軸調整装置３について説明する。まず、前記車体
２の取付部２１の挿通孔２２にはアジャストスクリュウ
３０がプッシュナットやウエーブワッシャー等３１によ
り回転可能にかつアジャストスクリュウ３０の軸方向に
移動不可能に装着されている。一方、前記ランプユニッ
ト１の取付部１５の球凹面部１６にはスクリュウマウン
ティング３２が取付具３３によって回転不可能に装着さ
れている。このスクリュウマウンティング３２には前記
アジャストスクリュウ３０がねじ込まれている。なお、
前記取付具３３はスクリュウ３４によってランプユニッ
ト１の取付部１５に取り付けられている。
【００１２】そして、前記アジャストスクリュウ３０の
両端には工具５が係合する係合部３５及び３６がそれぞ
れ設けられている。この係合部３５及び３６は、正面か
ら見て六角形状の頭部とフランジ部とからなる。なお、
頭部としては六角形状以外に非円形であれば良い。
両端には工具５が係合する係合部３５及び３６がそれぞ
れ設けられている。この係合部３５及び３６は、正面か
ら見て六角形状の頭部とフランジ部とからなる。なお、
頭部としては六角形状以外に非円形であれば良い。
【００１３】また、前記ランプユニット１の取付部１５
の前面側（ランプユニット１（車両用灯具）の前面レン
ズ１１側）には係合状態解除手段１７が設けられてい
る。この係合状態解除手段１７は、前記アジャストスク
リュウ３０の前面側の係合部３６が収納でき、かつ工具
５のボックス部５１が取付部１５の前面側に当接して収
納されない程度の凹部からなる。
の前面側（ランプユニット１（車両用灯具）の前面レン
ズ１１側）には係合状態解除手段１７が設けられてい
る。この係合状態解除手段１７は、前記アジャストスク
リュウ３０の前面側の係合部３６が収納でき、かつ工具
５のボックス部５１が取付部１５の前面側に当接して収
納されない程度の凹部からなる。
【００１４】前記工具５は、操作部（図示せず）と、そ
の操作部と一体のシャフト部５０と、そのシャフト部５
０の先端に一体に設けられたボックス部５１と、そのボ
ックス部５１に設けられた係合穴５２とからなる。
の操作部と一体のシャフト部５０と、そのシャフト部５
０の先端に一体に設けられたボックス部５１と、そのボ
ックス部５１に設けられた係合穴５２とからなる。
【００１５】この実施例における本発明の光軸調整装置
を具備した車両用灯具は、以上の如き構成からなり、以
下、その操作作用について説明する。まず、アジャスト
スクリュウ３０の係合部３５又は３６に工具５の係合穴
５２を係合し、その工具５の操作部で工具５を回転操作
して前記アジャストスクリュウ３０を回転させる。する
と、スクリュウマウンティング３２がねじの送り作用で
アジャストスクリュウ３０の軸方向に沿って移動し、そ
れに伴ってランプユニット１が左右方向に傾動すること
となる。このように、本発明の車両用灯具は、アジャス
トスクリュウ３０の両端（前後）から光軸調整ができる
ので、１種類の灯具でフロント回り等のレイアウトが相
違する車両に使用できる。
を具備した車両用灯具は、以上の如き構成からなり、以
下、その操作作用について説明する。まず、アジャスト
スクリュウ３０の係合部３５又は３６に工具５の係合穴
５２を係合し、その工具５の操作部で工具５を回転操作
して前記アジャストスクリュウ３０を回転させる。する
と、スクリュウマウンティング３２がねじの送り作用で
アジャストスクリュウ３０の軸方向に沿って移動し、そ
れに伴ってランプユニット１が左右方向に傾動すること
となる。このように、本発明の車両用灯具は、アジャス
トスクリュウ３０の両端（前後）から光軸調整ができる
ので、１種類の灯具でフロント回り等のレイアウトが相
違する車両に使用できる。
【００１６】そして、アジャストスクリュウ３０の前面
側から工具５を過剰的に回転操作すると、工具５のボッ
クス部５１がランプユニット１の取付部１５の前面側す
なわち凹部（係合状態解除手段）１７の周縁に当接し、
さらに工具５を回転操作すると、アジャストスクリュウ
３０の前面側の係合部３６がランプユニット１の凹部１
７中に収納され、アジャストスクリュウ３０の前面側の
係合部３６と工具５の係合穴５２との係合状態が解除さ
れ、工具５の回転操作がアジャストスクリュウ３０に伝
達されないので、そのアジャストスクリュウ３０は静止
する。この結果、アジャストスクリュウ３０がスクリュ
ウマウンティング３２から抜けるのを防ぐことができ、
かつアジャストスクリュウ３０を無理に回転させて光軸
調整装置３、４やランプユニット１や車体２等が破損す
る虞が無い。
側から工具５を過剰的に回転操作すると、工具５のボッ
クス部５１がランプユニット１の取付部１５の前面側す
なわち凹部（係合状態解除手段）１７の周縁に当接し、
さらに工具５を回転操作すると、アジャストスクリュウ
３０の前面側の係合部３６がランプユニット１の凹部１
７中に収納され、アジャストスクリュウ３０の前面側の
係合部３６と工具５の係合穴５２との係合状態が解除さ
れ、工具５の回転操作がアジャストスクリュウ３０に伝
達されないので、そのアジャストスクリュウ３０は静止
する。この結果、アジャストスクリュウ３０がスクリュ
ウマウンティング３２から抜けるのを防ぐことができ、
かつアジャストスクリュウ３０を無理に回転させて光軸
調整装置３、４やランプユニット１や車体２等が破損す
る虞が無い。
【００１７】なお、上述の上下方向用の光軸調整装置４
の構成及び作用も上述の左右方向用の光軸調整装置３の
構成及び作用とほぼ同一である。
の構成及び作用も上述の左右方向用の光軸調整装置３の
構成及び作用とほぼ同一である。
【００１８】なお、上述の実施例において、係合状態解
除手段としての凹部１７はランプユニット１に設けられ
ているが、この係合状態解除手段はスクリュウマウンテ
ィング３２に設けても良い。
除手段としての凹部１７はランプユニット１に設けられ
ているが、この係合状態解除手段はスクリュウマウンテ
ィング３２に設けても良い。
【００１９】この係合状態解除手段は、上述の実施例の
凹部１７以外にピンや凸部や突起等であって、アジャス
トスクリュウ３０の係合部３５、３６と工具５の係合穴
５２との係合状態を解除するものであれば良い。
凹部１７以外にピンや凸部や突起等であって、アジャス
トスクリュウ３０の係合部３５、３６と工具５の係合穴
５２との係合状態を解除するものであれば良い。
【００２０】また、上述の実施例において、係合状態の
解除がアジャストスクリュウ３０の前方からの過剰的操
作による例ついて説明したが、アジャストスクリュウ３
０の後方からの過剰的操作によって係合状態が解除され
るように構成しても良い。
解除がアジャストスクリュウ３０の前方からの過剰的操
作による例ついて説明したが、アジャストスクリュウ３
０の後方からの過剰的操作によって係合状態が解除され
るように構成しても良い。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
前照灯の光軸調整装置は、アジャストスクリュウの両端
から光軸調整ができ、またアジャストスクリュウの何れ
か一方の端における過剰的光軸調整によってアジャスト
スクリュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを
未然に防ぐことができ、かつ光軸調整装置やランプユニ
ットや車体等に破損が生じることが無い
前照灯の光軸調整装置は、アジャストスクリュウの両端
から光軸調整ができ、またアジャストスクリュウの何れ
か一方の端における過剰的光軸調整によってアジャスト
スクリュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを
未然に防ぐことができ、かつ光軸調整装置やランプユニ
ットや車体等に破損が生じることが無い
【図１】本発明の光軸調整装置を具備する車両用灯具の
一実施例を示した正面図である。
一実施例を示した正面図である。
【図２】図１におけるＩＩ−ＩＩ線断面図である。
【図３】アジャストスクリュウを工具で前面側から回転
操作している状態を示した一部拡大断面図である。
操作している状態を示した一部拡大断面図である。
【図４】工具の過剰的回転操作で工具とアジャストスク
リュウとの係合状態が解除された状態を示した一部拡大
断面図である。
リュウとの係合状態が解除された状態を示した一部拡大
断面図である。
【図５】従来の光軸調整装置を具備する車両用灯具を示
した平面図である。
した平面図である。
１…ランプユニット、１１…ランプハウジング、１５…
取付部、１７…凹部（係合状態解除手段）、２…車体、
２０…ピボット機構、２１…取付部、３及び４…光軸調
整装置、３０…アジャストスクリュウ、３２…スクリュ
ウマウンティング、３５及び３６…係合部、５…工具、
５１…ボックス部、５２…係合穴。
取付部、１７…凹部（係合状態解除手段）、２…車体、
２０…ピボット機構、２１…取付部、３及び４…光軸調
整装置、３０…アジャストスクリュウ、３２…スクリュ
ウマウンティング、３５及び３６…係合部、５…工具、
５１…ボックス部、５２…係合穴。
Claims (2)
- 【請求項１】 ランプユニットが車体等に傾動可能に取
り付けられており、その車体等にはアジャストスクリュ
ウが回転可能にかつ軸方向に移動不可能に装着されてお
り、前記ランプユニットにはスクリュウマウンティング
が装着されており、そのスクリュウマウンティングには
前記アジャストスクリュウがねじ込まれており、そのア
ジャストスクリュウを回転させることにより、前記ラン
プユニットが傾動して光軸が調整される光軸調整装置を
具備した車両用灯具において、 前記アジャストスクリュウの両端には、そのアジャスト
スクリュウを回転操作するための工具が係合する係合部
が、それぞれ設けられており、 前記ランプユニットのうち前記スクリュウマウンティン
グの近傍には、前記アジャストスクリュウの何れか一方
の係合部に係合した工具の過剰的回転操作で前記アジャ
ストスクリュウが前記スクリュウマウンティングから抜
ける前に前記係合部と前記工具との係合状態を解除する
係合状態解除手段が、設けられていることを特徴とする
光軸調整装置を具備した車両用灯具。 - 【請求項２】 ランプユニットが車体等に傾動可能に取
り付けられており、その車体等にはアジャストスクリュ
ウが回転可能にかつ軸方向に移動不可能に装着されてお
り、前記ランプユニットにはスクリュウマウンティング
が装着されており、そのスクリュウマウンティングには
前記アジャストスクリュウがねじ込まれており、そのア
ジャストスクリュウを回転させることにより、前記ラン
プユニットが傾動して光軸が調整される光軸調整装置を
具備した車両用灯具において、 前記アジャストスクリュウの両端には、そのアジャスト
スクリュウを回転操作するための工具が係合する係合部
が、それぞれ設けられており、 前記スクリュウマウンティングには、前記アジャストス
クリュウの何れか一方の係合部に係合した工具の過剰的
回転操作で前記アジャストスクリュウが前記スクリュウ
マウンティングから抜ける前に前記係合部と前記工具と
の係合状態を解除する係合状態解除手段が、設けられて
いることを特徴とする光軸調整装置を具備した車両用灯
具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15848494A JP3223705B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 光軸調整装置を具備した車両用灯具 |
| US08/500,357 US5530629A (en) | 1994-07-11 | 1995-07-10 | Optical axis adjusting device for automotive headlights |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15848494A JP3223705B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 光軸調整装置を具備した車両用灯具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0822704A JPH0822704A (ja) | 1996-01-23 |
| JP3223705B2 true JP3223705B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=15672752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15848494A Expired - Fee Related JP3223705B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 光軸調整装置を具備した車両用灯具 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5530629A (ja) |
| JP (1) | JP3223705B2 (ja) |
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-
1994
- 1994-07-11 JP JP15848494A patent/JP3223705B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-07-10 US US08/500,357 patent/US5530629A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0822704A (ja) | 1996-01-23 |
| US5530629A (en) | 1996-06-25 |
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