JP2595178Y2 - 光軸調整装置を具備した車両用灯具 - Google Patents

光軸調整装置を具備した車両用灯具

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JP2595178Y2
JP2595178Y2 JP1993063290U JP6329093U JP2595178Y2 JP 2595178 Y2 JP2595178 Y2 JP 2595178Y2 JP 1993063290 U JP1993063290 U JP 1993063290U JP 6329093 U JP6329093 U JP 6329093U JP 2595178 Y2 JP2595178 Y2 JP 2595178Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばリフレクタ可動
タイプの自動車用前照灯等(自動車のヘッドランプやフ
ォグランプ等)の車両用灯具であって、アジャストスク
リュウを回転させてリフレクタを傾動させて光軸を調整
する光軸調整装置を具備した車両用灯具に係り、特に過
剰の光軸調整によりスペーサで取付具を破損することか
ら確実に保護することができる光軸調整装置を具備した
車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光軸調整装置を具備した
車両用灯具を図4及び図5を参照して説明する。この例
はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明
する。なお、図5において作図上の便宜からハッチング
を省略する。
【0003】図において、1は光軸調整装置を装備した
リフレクタ可動タイプの自動車用前照灯である。この自
動車用前照灯1は、ランプハウジング10の前面開口部
に前面レンズ11を配設して、その前面レンズ11及び
ランプハウジング10により灯室12を画成形成する。
この灯室12内に可動リフレクタ13を配設し、その可
動リフレクタ13を前記ランプハウジング10に、ピボ
ット軸受機構14により回動可能に取り付ける。その可
動リフレクタ13の前面側に後述する光源バルブ15か
らの光を前記前面レンズ11側に反射させる反射面18
を設ける。その可動リフレクタ13の反射面18側に光
源バルブ15を装備し、かつその光源バルブ15を前記
灯室12内に配設する。前記ランプハウジング10と前
記可動リフレクタ13とに上下方向用の光軸調整装置1
6及び左右方向用の光軸調整装置17を装備する。前記
上下方向用の光軸調整装置16若しくは左右方向用の光
軸調整装置17を操作して、前記可動リフレクタ13
(光源バルブ15をも含む。)を前記ランプハウジング
10に対して上下方向若しくは左右方向に回動させて光
軸調整を行なうものである。
【0004】次に、上述の光軸調整装置のうち左右方向
用の光軸調整装置17について説明する。まず、前記ラ
ンプハウジング10の左右方向用の光軸調整装置17を
装備する箇所の外側に取付ボス部100を一体に設け、
かつその取付ボス部100の中心に例えば円形の挿通孔
101を設ける。この挿通孔101にアジャストスクリ
ュウ102を、ランプハウジング10の後部側から前面
側に挿入すると共に、このランプハウジング10の取付
ボス部100の後面側とアジャストスクリュウ102の
鍔部103との間に同じく後部側から前面側にOリング
104を介在させる。それから、前記アジャストスクリ
ュウ102にプッシュナット等からなる取付具105
を、ランプハウジング10の前面側から後部側に圧入す
ると共に、このプッシュナット等の取付具105を前記
取付ボス部100の前面側に当接させる。この結果、前
記アジャストスクリュウ102を前記ランプハウジング
10に、回転可能にかつアジャストスクリュウ102の
軸方向に移動不可能に装着することとなる。そして、円
筒形状をなすスペーサ106を前記アジャストスクリュ
ウ102に前面側から後部側に外嵌すると共に、このス
ペーサ106をランプハウジング10側の取付ボス部1
00とリフレクタ13側の後述するスクリュウマウンテ
ィング131との間に介在させる。このスペーサ106
の内径は前記アジャストスクリュウ102の外形より若
干大である。このために、前記スペーサ106は前記ア
ジャストスクリュウ102に対して軸方向にまた径方向
にフリーの状態にある。一方、前記可動リフレクタ13
の背面のうち、左右方向用の光軸調整装置17を装備す
る箇所に取付部130を一体に設ける。この取付部13
0にスクリュウマウンティング131を装着する。この
スクリュウマウンティング131に前記アジャストスク
リュウ102をねじ込む。なお、このスクリュウマウン
ティング131は図示のものに限定されない。すなわ
ち、このスクリュウマウンティング131は取付部13
0にアジャストスクリュウ102の軸に対して交差する
方向から取り付けられているが、取付部130にアジャ
ストスクリュウ102の軸方向から取り付けれれるよう
に構成されているスクリュウマウンティングであっても
良い。かくして、アジャストスクリュウ102を回転さ
せると、スクリュウマウンティング131がねじの送り
作用でアジャストスクリュウ102の軸方向に沿って移
動し、それに伴ってリフレクタ13が左右方向に傾動す
ることとなる。ここで、アジャストスクリュウ102を
回転し過ぎると、リフレクタ13が図5中矢印方向に後
退し過ぎて、そのリフレクタ13の取付部130等がア
ジャストスクリュウ102の先端で破損する虞がある。
しかしながら、上述の車両用灯具においては、前記アジ
ャストスクリュウ102に外嵌したスペーサ106がラ
ンプハウジング10の取付ボス部100とリフレクタ1
3側のスクリュウマウンティング131との間に介在さ
れている。このために、アジャストスクリュウ102を
回転し過ぎて、リフレクタ13が図5中矢印方向に後退
し過ぎても、そのリフレクタ13側のスクリュウマウン
ティング131がスペーサ106に当接し、かつそのス
ペーサ106がランプハウジング10の取付ボス部10
0のプッシュナット等の取付具105に当接して、上述
のリフレクタ13の過剰後退を阻止する。このように、
前記スペーサ106のストッパ作用により、アジャスト
スクリュウ102の先端でリフレクタ13の取付部13
0等を破損することから保護されている。なお、上述の
アジャストスクリュウ102の回転操作は、手動の他に
左右方向用の光軸調整装置16のモータドライブ機構
(図示せず)により機械的に行なっても良い。また、上
述の上下方向用の光軸調整装置16の構成及び作用も上
述の左右方向用の光軸調整装置17の構成及び作用とほ
ぼ同一である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の光軸調整装置を具備する車両用灯具は、ストッパ作用
によりアジャストスクリュウ102の先端でリフレクタ
13の取付部130等を破損することから保護するスペ
ーサ106を、ただ単にアジャストスクリュウ102に
外嵌し、かつランプハウジング10の取付ボス部100
とリフレクタ13側のスクリュウマウンティング131
との間に介在させたものである。このために、アジャス
トスクリュウ102を回転し過ぎると、リフレクタ13
側のスクリュウマウンティング131がスペーサ106
に当接し、かつそのスペーサ106がランプハウジング
10の取付ボス部100のプッシュナット等の取付具1
05に当接して、スペーサ106がストッパ作用を果す
とき、そのスペーサ106が取付具105に直接当接す
るので、その取付具105が破損する場合がある。その
取付具105が破損すると、光軸調整が行なえなくなる
等の問題が有る。
【0006】本考案の目的は、過剰の光軸調整によりス
ペーサで取付具を破損することから確実に保護すること
ができる光軸調整装置を具備した車両用灯具提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、スペーサのうち、アジャストスクリュ
ウをランプハウジングに取り付ける取付具と対向する箇
所に、その取付具が収納する凹部を設けたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】本考案は、上記の構成により、アジャストスク
リュウを回転し過ぎて、リフレクタ側のスクリュウマウ
ンティングがスペーサに当接し、かつそのスペーサがラ
ンプハウジングに当接して、スペーサがストッパ作用を
果すとき、そのスペーサの凹部に取付具が収納されてい
るので、スペーサが取付具に直接当接せずにランプハウ
ジングに当接する。従って、スペーサが取付具に直接当
接してその取付具が破損するような虞がない。このよう
に、過剰の光軸調整によりスペーサで取付具を破損する
ことから確実に保護することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る光軸調整装置を具備した
車両用灯具の一実施例を図1乃至図3を参照して説明す
る。この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯に
ついて説明する。なお、作図上の便宜からハッチングを
省略する。図中、図4及び図5と同符号は同一のものを
示す。
【0010】図において、2はスペーサである。このス
ペーサ2は、例えば比較的軟質の合成樹脂製からなり、
中空状の円筒形状をなし、その一端に鍔部20を一体に
突設する。このスペーサ2中に挿通孔21をスペーサ2
の軸方向に設ける。このスペーサ2のうち、アジャスト
スクリュウ102をランプハウジング10に取り付ける
プッシュナット等の取付具105と対向する箇所、すな
わち一端の鍔部20の端面に、前記取付具105が収納
し得る凹部22を前記挿通孔21と連通して設ける。こ
のスペーサ2の挿通孔21のうち一端部側の内周面に環
状のがた止め用の凸部23を一体に突設する。このスペ
ーサ2の挿通孔21の内周面は、一端側の収納部22か
ら凸部23にかけて急勾配のテーパ面24をなし、一方
他端側から凸部23にかけて緩勾配のテーパ面25をな
す。そして、上述の急勾配のテーパ面24は上述の取付
具105の収納用の凹部22の一部を構成する。
【0011】かくして、この本考案のスペーサ2の凸部
23をアジャストスクリュウ102の無ねじ部107に
圧接外嵌すると共に、このスペーサ2の収納部22中に
プッシュナット等の取付具105を収納し、かつこのス
ペーサ2の鍔部20の座面26をランプハウジング10
の取付ボス部100(挿通孔101の周縁)に当接させ
る。
【0012】この実施例における本考案の光軸調整装置
を具備した車両用灯具は、以上の如き構成からなるの
で、アジャストスクリュウ102を回転し過ぎて、リフ
レクタ13側のスクリュウマウンティング131がスペ
ーサ2(このスペーサ2の鍔部20の座面26がランプ
ハウジング10の取付ボス部100に予め当接している
状態にある)に当接して、そのスペーサ2がストッパ作
用を果すとき、そのスペーサ2の一端側の凹部22中に
プッシュナット等の取付具105が収納されているの
で、スペーサ2が取付具105に直接当接せずにランプ
ハウジング10の取付ボス部100に当接する。従っ
て、スペーサ2が取付具105に直接当接してその取付
具105が破損し、遂には光軸調整が行なえなくなるよ
うな虞はない。このように、過剰の光軸調整によりスペ
ーサ2で取付具105を破損することから確実に保護す
ることができる。
【0013】特に、この実施例においては、スペーサ2
の鍔部20の座面26が取付ボス部100に当接してい
るので、このスペーサ2の取付ボス部100への当接面
が、鍔部20を設けないただ単の筒形状のスペーサの端
面と比較した場合大となるので、上述のスペーサ2のス
トッパ作用の効果がさらに確実となる。
【0014】また、この実施例においては、スペーサ2
の凸部23がアジャストスクリュウ102の無ねじ部1
07に圧接しているので、このスペーサ2とアジャスト
スクリュウ102とは相互に保持されているので、車両
の振動等によるがた音等の異音の発生を防止できる。
【0015】図3(A)及び(B)はスペーサの変形例
を示す。このスペーサ2′は、例えば比較的硬質の合成
樹脂製からなり、がた止め用の凸部を、挿通孔21の内
周面に等間隔に設けた複数個の小凸部27となしたもの
ある。このスペーサ2′は上述のスペーサ2と同様の作
用効果を達成することができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動車用
前照灯の光軸調整装置は、過剰の光軸調整によりスペー
サでアジャストスクリュウをランプハウジングに取り付
ける取付具を破損することから確実に保護することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光軸調整装置を具備する車両用灯
具の一実施例を示した縦断面図である。
【図2】(A)はスペーサの正面図、(B)は(A)に
おけるB矢視図、(C)は(B)におけるC矢視図、
(D)は(A)におけるD−D線断面図、(E)はスペ
ーサの組み付け状態を示した一部拡大断面図である。
【図3】(A)はスペーサの変形例を示した正面図、
(B)は(A)におけるB−B線断面図である。
【図4】従来の光軸調整装置を具備する車両用灯具を示
した正面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【符号の説明】
1…自動車用前照灯、10…ランプハウジング、11…
前面レンズ、12…灯室、13…可動リフレクタ、14
…ピボット機構、15…光源バルブ、16…上下方向用
の光軸調整装置、17…左右方向用の光軸調整装置、1
8…反射面、100…取付ボス部、101…挿通孔、1
02…アジャストスクリュウ、103…鍔部、104…
Oリング、105…プッシュナット等の取付具、107
…アジャストスクリュウの無ねじ部、130…取付部、
131…スクリュウマウンティング、2及び2′…スペ
ーサ、20…鍔部、21…挿通孔、22…収納用の凹
部、23及び27…がた止め用の凸部、26…座面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングとレンズとで灯室を画
    成し、その灯室内にリフレクタを傾動可能に配設し、前
    記ランプハウジングにアジャストスクリュウを取付具で
    回転可能にかつ軸方向に移動不可能に装着し、そのアジ
    ャストスクリュウにスペーサを外嵌し、前記リフレクタ
    にスクリュウマウンティングを装着し、そのスクリュウ
    マウンティングに前記アジャストスクリュウをねじ込
    み、そのアジャストスクリュウを回転させることによ
    り、前記リフレクタを傾動させて光軸を調整する光軸調
    整装置を具備した車両用灯具において、 前記スペーサのうち前記取付具と対向する箇所に、前記
    取付具が収納する凹部を設けたことを特徴とする光軸調
    整装置を具備した車両用灯具。
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