JPH0732805U - 光軸調整装置を具備した車両用灯具 - Google Patents

光軸調整装置を具備した車両用灯具

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JPH0732805U
JPH0732805U JP6329093U JP6329093U JPH0732805U JP H0732805 U JPH0732805 U JP H0732805U JP 6329093 U JP6329093 U JP 6329093U JP 6329093 U JP6329093 U JP 6329093U JP H0732805 U JPH0732805 U JP H0732805U
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spacer
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adjusting screw
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過剰光軸調整による取付具の破損防止。 【構成】 スペーサ2、2′のうち、取付具105と対
向する箇所に、その取付具105が収納する凹部22を
設ける。この結果、アジャストスクリュウ102を回転
し過ぎて、リフレクタ13側のスクリュウマウンティン
グ131がスペーサ2、2′に当接し、かつそのスペー
サ2、2′がランプハウジング10に当接して、スペー
サ2、2′がストッパ作用を果すとき、そのスペーサ
2、2′の凹部22に取付具105が収納されているの
で、スペーサ2、2′が取付具105に直接当接せずに
ランプハウジング10に当接する。従って、スペーサ
2、2′が取付具105に直接当接してその取付具10
5が破損するような虞がない。このように、過剰の光軸
調整によりスペーサ2、2′で取付具105を破損する
ことから確実に保護することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯等(自動車のヘッド ランプやフォグランプ等)の車両用灯具であって、アジャストスクリュウを回転 させてリフレクタを傾動させて光軸を調整する光軸調整装置を具備した車両用灯 具に係り、特に過剰の光軸調整によりスペーサで取付具を破損することから確実 に保護することができる光軸調整装置を具備した車両用灯具に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の光軸調整装置を具備した車両用灯具を図4及び図5を参照して 説明する。この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明する。 なお、図5において作図上の便宜からハッチングを省略する。
【0003】 図において、1は光軸調整装置を装備したリフレクタ可動タイプの自動車用前 照灯である。この自動車用前照灯1は、ランプハウジング10の前面開口部に前 面レンズ11を配設して、その前面レンズ11及びランプハウジング10により 灯室12を画成形成する。この灯室12内に可動リフレクタ13を配設し、その 可動リフレクタ13を前記ランプハウジング10に、ピボット軸受機構14によ り回動可能に取り付ける。その可動リフレクタ13の前面側に後述する光源バル ブ15からの光を前記前面レンズ11側に反射させる反射面18を設ける。その 可動リフレクタ13の反射面18側に光源バルブ15を装備し、かつその光源バ ルブ15を前記灯室12内に配設する。前記ランプハウジング10と前記可動リ フレクタ13とに上下方向用の光軸調整装置16及び左右方向用の光軸調整装置 17を装備する。前記上下方向用の光軸調整装置16若しくは左右方向用の光軸 調整装置17を操作して、前記可動リフレクタ13(光源バルブ15をも含む。 )を前記ランプハウジング10に対して上下方向若しくは左右方向に回動させて 光軸調整を行なうものである。
【0004】 次に、上述の光軸調整装置のうち左右方向用の光軸調整装置17について説明 する。 まず、前記ランプハウジング10の左右方向用の光軸調整装置17を装備する 箇所の外側に取付ボス部100を一体に設け、かつその取付ボス部100の中心 に例えば円形の挿通孔101を設ける。この挿通孔101にアジャストスクリュ ウ102を、ランプハウジング10の後部側から前面側に挿入すると共に、この ランプハウジング10の取付ボス部100の後面側とアジャストスクリュウ10 2の鍔部103との間に同じく後部側から前面側にOリング104を介在させる 。それから、前記アジャストスクリュウ102にプッシュナット等からなる取付 具105を、ランプハウジング10の前面側から後部側に圧入すると共に、この プッシュナット等の取付具105を前記取付ボス部100の前面側に当接させる 。この結果、前記アジャストスクリュウ102を前記ランプハウジング10に、 回転可能にかつアジャストスクリュウ102の軸方向に移動不可能に装着するこ ととなる。 そして、円筒形状をなすスペーサ106を前記アジャストスクリュウ102に 前面側から後部側に外嵌すると共に、このスペーサ106をランプハウジング1 0側の取付ボス部100とリフレクタ13側の後述するスクリュウマウンティン グ131との間に介在させる。このスペーサ106の内径は前記アジャストスク リュウ102の外形より若干大である。このために、前記スペーサ106は前記 アジャストスクリュウ102に対して軸方向にまた径方向にフリーの状態にある 。 一方、前記可動リフレクタ13の背面のうち、左右方向用の光軸調整装置17 を装備する箇所に取付部130を一体に設ける。この取付部130にスクリュウ マウンティング131を装着する。このスクリュウマウンティング131に前記 アジャストスクリュウ102をねじ込む。なお、このスクリュウマウンティング 131は図示のものに限定されない。すなわち、このスクリュウマウンティング 131は取付部130にアジャストスクリュウ102の軸に対して交差する方向 から取り付けられているが、取付部130にアジャストスクリュウ102の軸方 向から取り付けれれるように構成されているスクリュウマウンティングであって も良い。 かくして、アジャストスクリュウ102を回転させると、スクリュウマウンテ ィング131がねじの送り作用でアジャストスクリュウ102の軸方向に沿って 移動し、それに伴ってリフレクタ13が左右方向に傾動することとなる。 ここで、アジャストスクリュウ102を回転し過ぎると、リフレクタ13が図 5中矢印方向に後退し過ぎて、そのリフレクタ13の取付部130等がアジャス トスクリュウ102の先端で破損する虞がある。しかしながら、上述の車両用灯 具においては、前記アジャストスクリュウ102に外嵌したスペーサ106がラ ンプハウジング10の取付ボス部100とリフレクタ13側のスクリュウマウン ティング131との間に介在されている。このために、アジャストスクリュウ1 02を回転し過ぎて、リフレクタ13が図5中矢印方向に後退し過ぎても、その リフレクタ13側のスクリュウマウンティング131がスペーサ106に当接し 、かつそのスペーサ106がランプハウジング10の取付ボス部100のプッシ ュナット等の取付具105に当接して、上述のリフレクタ13の過剰後退を阻止 する。このように、前記スペーサ106のストッパ作用により、アジャストスク リュウ102の先端でリフレクタ13の取付部130等を破損することから保護 されている。 なお、上述のアジャストスクリュウ102の回転操作は、手動の他に左右方向 用の光軸調整装置16のモータドライブ機構(図示せず)により機械的に行なっ ても良い。 また、上述の上下方向用の光軸調整装置16の構成及び作用も上述の左右方向 用の光軸調整装置17の構成及び作用とほぼ同一である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の光軸調整装置を具備する車両用灯具は、ストッパ作用 によりアジャストスクリュウ102の先端でリフレクタ13の取付部130等を 破損することから保護するスペーサ106を、ただ単にアジャストスクリュウ1 02に外嵌し、かつランプハウジング10の取付ボス部100とリフレクタ13 側のスクリュウマウンティング131との間に介在させたものである。このため に、アジャストスクリュウ102を回転し過ぎると、リフレクタ13側のスクリ ュウマウンティング131がスペーサ106に当接し、かつそのスペーサ106 がランプハウジング10の取付ボス部100のプッシュナット等の取付具105 に当接して、スペーサ106がストッパ作用を果すとき、そのスペーサ106が 取付具105に直接当接するので、その取付具105が破損する場合がある。そ の取付具105が破損すると、光軸調整が行なえなくなる等の問題が有る。
【0006】 本考案の目的は、過剰の光軸調整によりスペーサで取付具を破損することから 確実に保護することができる光軸調整装置を具備した車両用灯具提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、スペーサのうち、アジャストスクリ ュウをランプハウジングに取り付ける取付具と対向する箇所に、その取付具が収 納する凹部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案は、上記の構成により、アジャストスクリュウを回転し過ぎて、リフレ クタ側のスクリュウマウンティングがスペーサに当接し、かつそのスペーサがラ ンプハウジングに当接して、スペーサがストッパ作用を果すとき、そのスペーサ の凹部に取付具が収納されているので、スペーサが取付具に直接当接せずにラン プハウジングに当接する。従って、スペーサが取付具に直接当接してその取付具 が破損するような虞がない。このように、過剰の光軸調整によりスペーサで取付 具を破損することから確実に保護することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る光軸調整装置を具備した車両用灯具の一実施例を図1乃至 図3を参照して説明する。この例はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯につ いて説明する。なお、作図上の便宜からハッチングを省略する。図中、図4及び 図5と同符号は同一のものを示す。
【0010】 図において、2はスペーサである。このスペーサ2は、例えば比較的軟質の合 成樹脂製からなり、中空状の円筒形状をなし、その一端に鍔部20を一体に突設 する。このスペーサ2中に挿通孔21をスペーサ2の軸方向に設ける。このスペ ーサ2のうち、アジャストスクリュウ102をランプハウジング10に取り付け るプッシュナット等の取付具105と対向する箇所、すなわち一端の鍔部20の 端面に、前記取付具105が収納し得る凹部22を前記挿通孔21と連通して設 ける。このスペーサ2の挿通孔21のうち一端部側の内周面に環状のがた止め用 の凸部23を一体に突設する。このスペーサ2の挿通孔21の内周面は、一端側 の収納部22から凸部23にかけて急勾配のテーパ面24をなし、一方他端側か ら凸部23にかけて緩勾配のテーパ面25をなす。そして、上述の急勾配のテー パ面24は上述の取付具105の収納用の凹部22の一部を構成する。
【0011】 かくして、この本考案のスペーサ2の凸部23をアジャストスクリュウ102 の無ねじ部107に圧接外嵌すると共に、このスペーサ2の収納部22中にプッ シュナット等の取付具105を収納し、かつこのスペーサ2の鍔部20の座面2 6をランプハウジング10の取付ボス部100(挿通孔101の周縁)に当接さ せる。
【0012】 この実施例における本考案の光軸調整装置を具備した車両用灯具は、以上の如 き構成からなるので、アジャストスクリュウ102を回転し過ぎて、リフレクタ 13側のスクリュウマウンティング131がスペーサ2(このスペーサ2の鍔部 20の座面26がランプハウジング10の取付ボス部100に予め当接している 状態にある)に当接して、そのスペーサ2がストッパ作用を果すとき、そのスペ ーサ2の一端側の凹部22中にプッシュナット等の取付具105が収納されてい るので、スペーサ2が取付具105に直接当接せずにランプハウジング10の取 付ボス部100に当接する。従って、スペーサ2が取付具105に直接当接して その取付具105が破損し、遂には光軸調整が行なえなくなるような虞はない。 このように、過剰の光軸調整によりスペーサ2で取付具105を破損することか ら確実に保護することができる。
【0013】 特に、この実施例においては、スペーサ2の鍔部20の座面26が取付ボス部 100に当接しているので、このスペーサ2の取付ボス部100への当接面が、 鍔部20を設けないただ単の筒形状のスペーサの端面と比較した場合大となるの で、上述のスペーサ2のストッパ作用の効果がさらに確実となる。
【0014】 また、この実施例においては、スペーサ2の凸部23がアジャストスクリュウ 102の無ねじ部107に圧接しているので、このスペーサ2とアジャストスク リュウ102とは相互に保持されているので、車両の振動等によるがた音等の異 音の発生を防止できる。
【0015】 図3(A)及び(B)はスペーサの変形例を示す。このスペーサ2′は、例え ば比較的硬質の合成樹脂製からなり、がた止め用の凸部を、挿通孔21の内周面 に等間隔に設けた複数個の小凸部27となしたものある。このスペーサ2′は上 述のスペーサ2と同様の作用効果を達成することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の自動車用前照灯の光軸調整装置は、過剰の光軸 調整によりスペーサでアジャストスクリュウをランプハウジングに取り付ける取 付具を破損することから確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光軸調整装置を具備する車両用灯
具の一実施例を示した縦断面図である。
【図2】(A)はスペーサの正面図、(B)は(A)に
おけるB矢視図、(C)は(B)におけるC矢視図、
(D)は(A)におけるD−D線断面図、(E)はスペ
ーサの組み付け状態を示した一部拡大断面図である。
【図3】(A)はスペーサの変形例を示した正面図、
(B)は(A)におけるB−B線断面図である。
【図4】従来の光軸調整装置を具備する車両用灯具を示
した正面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【符号の説明】
1…自動車用前照灯、10…ランプハウジング、11…
前面レンズ、12…灯室、13…可動リフレクタ、14
…ピボット機構、15…光源バルブ、16…上下方向用
の光軸調整装置、17…左右方向用の光軸調整装置、1
8…反射面、100…取付ボス部、101…挿通孔、1
02…アジャストスクリュウ、103…鍔部、104…
Oリング、105…プッシュナット等の取付具、107
…アジャストスクリュウの無ねじ部、130…取付部、
131…スクリュウマウンティング、2及び2′…スペ
ーサ、20…鍔部、21…挿通孔、22…収納用の凹
部、23及び27…がた止め用の凸部、26…座面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングとレンズとで灯室を画
    成し、その灯室内にリフレクタを傾動可能に配設し、前
    記ランプハウジングにアジャストスクリュウを取付具で
    回転可能にかつ軸方向に移動不可能に装着し、そのアジ
    ャストスクリュウにスペーサを外嵌し、前記リフレクタ
    にスクリュウマウンティングを装着し、そのスクリュウ
    マウンティングに前記アジャストスクリュウをねじ込
    み、そのアジャストスクリュウを回転させることによ
    り、前記リフレクタを傾動させて光軸を調整する光軸調
    整装置を具備した車両用灯具において、 前記スペーサのうち前記取付具と対向する箇所に、前記
    取付具が収納する凹部を設けたことを特徴とする光軸調
    整装置を具備した車両用灯具。
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