JPH052302U - 車両用灯具の光軸調整機構 - Google Patents
車両用灯具の光軸調整機構Info
- Publication number
- JPH052302U JPH052302U JP4755091U JP4755091U JPH052302U JP H052302 U JPH052302 U JP H052302U JP 4755091 U JP4755091 U JP 4755091U JP 4755091 U JP4755091 U JP 4755091U JP H052302 U JPH052302 U JP H052302U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- mounting
- optical axis
- adjusted
- reflector
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抜け止部材を設けることにより、スクリュウ
の抜けを防ぐことを目的とする。 【構成】 取付体に、被調整体やスクリュウマウンティ
ング側に当って前記スクリュウが前記スクリュウマウン
ティングから抜けるのを防ぐ抜け止部材を、設ける。こ
の結果、スクリュウをスクリュウがスクリュウマウンテ
ィングから抜ける方向に回転させて、被調整体を取付体
に対してある程度回動させると、スクリュウの抜け止部
材が被調整体やスクリュウマウンティング側に当たる。
従って、スクリュウマウンティングのスクリュウに対す
る移動が制止されて、スクリュウがスクリュウマウンテ
ィングから抜けるのを防ぐことができる。
の抜けを防ぐことを目的とする。 【構成】 取付体に、被調整体やスクリュウマウンティ
ング側に当って前記スクリュウが前記スクリュウマウン
ティングから抜けるのを防ぐ抜け止部材を、設ける。こ
の結果、スクリュウをスクリュウがスクリュウマウンテ
ィングから抜ける方向に回転させて、被調整体を取付体
に対してある程度回動させると、スクリュウの抜け止部
材が被調整体やスクリュウマウンティング側に当たる。
従って、スクリュウマウンティングのスクリュウに対す
る移動が制止されて、スクリュウがスクリュウマウンテ
ィングから抜けるのを防ぐことができる。
Description
【0001】
本考案は、例えば自動車用前照灯などの車両用灯具の光軸調整機構に係り、特 に光軸調整機構のスクリュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを防ぐこ とができる車両用灯具に関するものである。
【0002】
従来の車両用灯具の光軸調整機構を図3および図4を参照して説明する。この 例は、自動車用前照灯に使用した例である。 図において、1は自動車用前照灯の取付体としての灯具本体で、この灯具本体 1はハウジング10と、そのハウジング10の前面開口部に接着シール固定した レンズ11と、図4に示すように前記ハウジング10の前面側のうち正面から見 て右下の所に設けた球凹面形状の軸受部12と、前記ハウジング10およびレン ズ11により画成された灯室13とを備える。この灯具本体1のハウジング10 の右上および左下に後述するスクリュウ31の取付部14を設ける。 図において、2は自動車用前照灯の被調整体としてのリフレクタで、このリフ レクタ2は前面に例えば回転放物面の反射面20を有し、かつ図4に示すように 前記リフレクタ2の背面側のうち正面から見て右下の所に球軸21を植設する。 また、このリフレクタ2の背面側の右上および左下に後述するスクリュウマウン ティング30の取付部22を一体に設け、その取付部22に取付孔23を設ける 。 かかるリフレクタ2の球軸21を前記ハウジング10の軸受部12に回動可能 に嵌合することにより、リフレクタ2がハウジング10に回動可能に取り付けら れると共に、このリフレクタ2は前記灯具本体1の灯室13内に配設される。上 述の軸受部12と球軸21とが球支持部を構成する。 なお、前記リフレクタ2の前面側には光源バルブ(図示せず)が配設されてい る。 図において、30はスクリュウマウンティングである。このスクリュウマウン ティング30は、前記リフレクタ2の右上および左下の取付部22の取付孔23 に回転不可能にかつ後述するスクリュウ31の軸方向に移動不可能にそれぞれ取 り付ける。 31はほぼ中間部に鍔部32を一体に設けたアジャストスクリュウ(以下、単 にスクリュウと称する。)である。このスクリュウ31を前記ハウジング10の 右上および左下の取付部14に、スクリュウ31のねじ部34を前方にしてハウ ジング10の後部側から挿入すると共に、鍔部32を取付部14に当てる。かつ 、その状態において、前記スクリュウ31にプッシュナット33を、ハウジング 10の前面開口部から装着すると共に、プッシュナット33を取付部14に当て て、前記スクリュウ31を前記ハウジング10の右上および左下の取付部14に 、回転可能にかつ軸方向に移動不可能にそれぞれ装着する。このスクリュウ31 のねじ部34を前記スクリュウマウンティング30にねじ込む。このように、前 記スクリュウ31は、前記ハウジング10の取付部14に、後部側から装着する ものである。このスクリュウ30およびスクリュウマウンティング31が光軸調 整機構を構成する。
【0003】 かかるスクリュウ31を図5中実線矢印方向または破線矢印方向に回転させる と、スクリュウマウンティング30がスクリュウ31に対して図5中実線矢印方 向または破線矢印方向に移動する。この結果、リフレクタ2が左下の光軸調整機 構と球支持部とを結ぶ軸線回りに上下方向に、または右上の光軸調整機構と球支 持部とを結ぶ軸線回りに左右方向に、それぞれ回動して光軸調整が行なわれる。 なお、上述の例において、取付体としては灯具本体1で、また被調整体として はリフレクタ2であるが、取付体としては車体で、また被調整体としては灯具本 体であっても良い。
【0004】
ところが、上述の従来の光軸調整機構を備えた車両用灯具は、スクリュウ31 をスクリュウマウンティング30にただ単にねじ込んだものであるから、スクリ ュウ31を、スクリュウマウンティング30がスクリュウ31から抜ける方向に 、例えば破線矢印方向に回転し過ぎると、図4中の二点鎖線にて示すように、ス クリュウ31がスクリュウマウンティング30から抜け、光軸調整を行なうこと ができなくなるなどの問題がある。 本考案の目的は、スクリュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを防ぐ 、ことができる車両用灯具の光軸調整機構を提供することにある。
【0005】
本考案は、取付体に、被調整体やスクリュウマウンティング側に当って前記ス クリュウが前記スクリュウマウンティングから抜けるのを防ぐ抜け止部材を、設 けたことを特徴とする。
【0006】
本考案は、上記の構成により、スクリュウをスクリュウがスクリュウマウンテ ィングから抜ける方向に回転させて、被調整体を取付体に対してある程度回動さ せると、スクリュウの抜け止部材が被調整体やスクリュウマウンティング側に当 たる。この結果、スクリュウマウンティングのスクリュウに対する移動が制止さ れて、スクリュウがスクリュウマウンティングから抜けるのを防ぐことができる 。
【0007】
以下、本考案の車両用灯具の光軸調整機構の一実施例を図1および図2を参照 して説明する。 この例は、自動車用前照灯に使用した例である。図中、図3および図4と同符 号は同一のものを示す。 図において、4は抜け止部材である。この抜け止部材4は、ばね線材などから なり、中間線部40と、その線部40の一端にその線部40に対してほぼ直角に 設けた取付部41と、前記線部40の他端に設けた弾性係止部42とからなる。 前記線部40は、スクリュウマウンティング30がスクリュウ31から抜け落 ちない程度の長さを有する。前記取付部41は、長円形をなし、ハウジング10 にスクリュウ43により取り付ける。図中44は前記ハウジング10に一体に設 けた凸部で、前記取付部41を前記スクリュウ43と共にハウジング10に取り 付けるものである。前記弾性係止部42は、線部40に対して前記取付部41側 にやや折れ曲っている。
【0008】 この実施例における本考案の車両用灯具の光軸調整機構は、以上の如き構成か らなるので、図1に示す状態からスクリュウ31を、スクリュウマウンティング 5がスクリュウ4から抜ける方向に回転させて、リフレクタ2を灯具本体1に対 してある程度(所定角度以上)回動させる。すると、リフレクタ2が球支持部を 中心として回動し、スクリュウマウンティング30がスクリュウ31から抜け落 ちる前に、リフレクタ2の取付部22の前面側が抜け止部材4の弾性係止部42 に当る。その弾性係止部42の弾性復帰力により、スクリュウマウンティング3 0とスクリュウ31とを圧接する力がさようする。それと共にリフレクタ2の回 動が制止される。この結果、スクリュウマウンティング30のスクリュウ31に 対する移動が制止されて、スクリュウ31がスクリュウマウンティング30から 抜けるのを防ぐことができる。
【0009】 また、この実施例における抜け止部材4の弾性係止部42が取付部41側すな わちハウジング10の後部(背面部)側に折れ曲っているので、ハウジング10 にスクリュウ31を取り付けた後、リフレクタ2を球支持部を介してハウジング 10に取り付ける際に、リフレクタ2の取付部22の背面側が抜け止部材4の弾 性係止部42に当り、その弾性係止部42が取付部41側、すなわちリフレクタ 2のハウジング10への取付方向に撓み、取付部22が弾性係止部42を越した ところで、その弾性係止部42が元の状態に戻る。従って、抜け止部材4を設け ても、リフレクタ2のハウジング10への組み付けに何等支障を来すような虞は ない。
【0010】 なお、この実施例は自動車用前照灯に使用した例であるが、その他の車両用灯 具にも本考案を使用することができる。 また、上述の実施例において、取付体としては灯具本体1で、また被調整体と してはリフレクタ2であるが、取付体としては車体で、また被調整体としては灯 具本体であっても良い。 さらに、上述の実施例においては、リフレクタ2の取付部22が抜け止部材4 に弾性係止して、スクリュウ31のスクリュウマウンティング30からの抜けを 防ぐように構成されているものであるが、前記取付部22以外に、被調整体のリ フレクタ2のその他の部分やスクリュウマウンティング30が抜け止部材4に弾 性係止て、抜け止作用を果すように構成しても良い。
【0011】
以上から明らかなように、本考案の車両用灯具の光軸調整機構は、取付体に、 被調整体やスクリュウマウンティング側に当って前記スクリュウが前記スクリュ ウマウンティングから抜けるのを防ぐ抜け止部材を、設けたものであるから、ス クリュウをスクリュウがスクリュウマウンティングから抜ける方向に回転させて 、被調整体を取付体に対してある程度回動させると、スクリュウの抜け止部材が 被調整体やスクリュウマウンティング側に当たる。この結果、スクリュウマウン ティングのスクリュウに対する移動が制止されて、スクリュウがスクリュウマウ ンティングから抜けるのを防ぐことができる。
【図1】本考案に係る車両用灯具の光軸調整機構の一実
施例を示した断面図である。
施例を示した断面図である。
【図2】本考案に係る車両用灯具の光軸調整機構の要部
を示したの一部斜視図である。
を示したの一部斜視図である。
【図3】従来の光軸調整確認機構を備えた車両用灯具の
正面図である。
正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
1 灯具本体(取付体) 2 リフレクタ(被調整体) 22 取付部 30 スクリュウマウンティング 31 スクリュウ 4 抜け止部材 41 取付部 42 弾性係止部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 取付体に被調整体を回動可能に取り付
け、その取付体と被調整体とに、スクリュウとスクリュ
ウマウンティングとをそれぞれ装着すると共に、そのス
クリュウとスクリュウマウンティングとをねじ装着し、
そのスクリュウを操作することにより、前記被調整体が
前記取付体に対して回動して、光軸調整が行なわれる車
両用灯具の光軸調整機構において、前記取付体に、前記
被調整体やスクリュウマウンティング側に当って前記ス
クリュウが前記スクリュウマウンティングから抜けるの
を防ぐ抜け止部材を、設けたことを特徴とする車両用灯
具の光軸調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4755091U JPH052302U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 車両用灯具の光軸調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4755091U JPH052302U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 車両用灯具の光軸調整機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052302U true JPH052302U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12778272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4755091U Pending JPH052302U (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 車両用灯具の光軸調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052302U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54156188U (ja) * | 1978-04-21 | 1979-10-30 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP4755091U patent/JPH052302U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54156188U (ja) * | 1978-04-21 | 1979-10-30 |
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