JPH0339843Y2 - - Google Patents

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JPH0339843Y2
JPH0339843Y2 JP1986194950U JP19495086U JPH0339843Y2 JP H0339843 Y2 JPH0339843 Y2 JP H0339843Y2 JP 1986194950 U JP1986194950 U JP 1986194950U JP 19495086 U JP19495086 U JP 19495086U JP H0339843 Y2 JPH0339843 Y2 JP H0339843Y2
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aiming screw
aiming
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screw
bag
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車用前照灯の光軸を調整するた
めのエイミング装置に関し、更に詳しくは入力回
転するウオームと出力回転するウオームギヤとを
内蔵したギヤケースを用い、そのウオームギヤに
エイミングスクリユを螺合連繋させて光軸調整す
るようにしたエイミング装置に関するものであ
る。
尚、自動車用前照灯の光軸を調整する方式に
は、灯体に対して反射鏡を動かす反射鏡可動タイ
プと、車体に対してランプユニツトを動かすラン
プユニツト可動タイプとがあるが、原理的には両
者共同じであり、本明細書では反射鏡やランプユ
ニツトなどの動かされる部材を可動部材と称し、
その可動部材を支持する灯体や車体などの部材を
固定部材と称する。
〈従来の技術〉 この種エイミング装置では、本願人が先に実願
昭59−164738号(実開昭61−80502号)でもつて
開示した通り、エイミングスクリユ自体は回転し
ないように支持しなければならない。
しかし、従来のものはエイミングスクリユを回
転しないように支持する構成として、第5図及び
第6図に示す如くエイミングスクリユ4の頭部4
bにその頭部4bより小さい係合突片13をエイ
ミングスクリユ4の軸方向に突設させ、その係合
突片13を袋状ベアリング9の係合穴14に突出
状に挿入係合させていたので、エイミング時に袋
状ベアリング9の係合穴14口縁がザクツしやす
い不具合があつた。しかも、袋状ベアリング9の
外形形状を截頭円錐台形状に形成していた為、袋
状ベアリング自体が回転してしまうことがある等
の不具合があつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構造でもつてエイミングス
クリユを長期に亘つて回転不能状に保持し得る自
動車用前照灯のエイミング装置を提供せんとする
ものである。
〈問題点を解決するための手段〉 係る目的を達成する本考案自動車用前照灯のエ
イミング装置は、入力用操作摘みを突設したウオ
ームと出力回転するウオームギヤとを内蔵したギ
ヤケースを固定部材側に取付け、前記ウオームギ
ヤの軸芯部にエイミングスクリユのスクリユ部を
螺合連繁させ、該エイミングスクリユの頭部を可
動部材側に回動不能状に取付けた袋状ベアリング
に回転不能状に連繁せしめるようにした自動車用
前照灯のエイミング装置において、前記エイミン
グスクリユの頭部を球形状に形成すると共に該頭
部の頚部にエイミングスクリユの軸方向と直交す
る方向に拡がる多角平板形の係合片を突出形成
し、且つ前記袋状ベアリングの内部に前記エイミ
ングスクリユの頭部を嵌合抱持する球面受座を形
成すると共に上記エイミングスクリユの係合片を
嵌合係止する係合凹部を形成せしめた事を特徴と
したものである。
〈実施例〉 以下、本考案実施の一例を図面に基づいて説明
する。
図示実施例のものはランプユニツト可動タイプ
の前照灯を示すが、本考案は反射鏡可動タイプの
前照灯にも適用できることは容易に理解されるべ
きである。
図中1はランプユニツトであるところの可動部
材、2は車体であるところの固定部材であり、そ
の固定部材2側にギヤケース3を固着させ、ギヤ
ケース3側にエイミングスクリユ4のスクリユ部
4aを螺合連繋し、エイミングスクリユ4の頭部
4bを可動部材1側に回転不能状にピボツト結合
させて、可動部材1を固定部材2に対してエイミ
ング自在に支持させる。
ギヤケース3内には入力回転するウオーム5と
出力回転するフオームギヤ6とが互いに螺合して
内蔵され、そのウオーム5には入力回転を与える
操作摘み7を同一体に突出形成させ、その操作摘
み7をギヤケース3から突出させ、このギヤケー
ス3を固定部材2側に固定させる。又、ウオーム
5と螺合連繋したウオームギヤ6の軸芯部には、
雌螺子6aを貫通状に形成せしめてエイミングス
クリユ4のスクリユ部4aを螺合連繋させるもの
である。
そして、エイミングスクリユ4の頭部4bは可
動部材1側、詳しくは可動部材1に突設させた支
持部材8に回転不能状に取付けた袋状ベアリング
9に回転不能状に連繋させる。
支持部材8はランプユニツトの灯体を金属材で
成型した場合にはアジヤストメタルを一体に固着
せしめて構成させ、ランプユニツトの灯体が樹脂
材で成型されている場合には同一体に突出させて
構成するものである。そして、この支持部材8に
袋状ベアリング9を回動不能状に取付ける。
袋状ベアリング9はナイロン樹脂などの樹脂材
を用いて略角台形状に成形すると共に、内部にエ
イミングスクリユ4の頭部4bを嵌合抱持するた
めの球面受座9aと、エイミングスクリユ頭部4
bの近辺に突出形成した係合片10を挿入係合さ
せるための係合凹部9bを形成してなり、その外
表面に可動部材1の支持部材8と相互に係合する
係合突起11を弾性的に突設させて可動部材1の
支持部材8の嵌着穴8a内に係合嵌着させ、可動
部材1に対して回転不能状に取付けるものであ
る。
エイミングスクリユ4の頭部4bは略球形状に
形成せしめて袋状ベアリング9の球面受座9aと
ピボツト結合させると共に、頭部4bの近辺に袋
状ベアリング9の係合穴9bに回転不能状に係合
する係合片10を突設させてエイミングスクリユ
4を回転不能状に保持させるようにする。即ち、
係合片10は多角形平板形状に成形して、エイミ
ングスクリユ4の軸方向と直交する方向に拡がる
ようにエイミングスクリユ4の頭部4bの近辺に
突設させるものである。具体的には第1図及び第
2図の示した第1実施例のものは、エイミングス
クリユ頭部4bの頂部に連結片12をエイミング
スクリユ4の軸方向に同一体に突出形成させ、そ
の連結片12の先端に略四角平板状に形成した係
合片10をエイミングスクリユ4の軸方向と直交
する方向に拡がるように一体に固着させたもので
ある。この実施例の場合、係合片10を連結片1
2と共にエイミングスクリユ頭部4bと同一体に
成形させることも可能である。又、第3図及び第
4図に示した第2実施例のものは、エイミングス
クリユ頭部4bの頚部に略四角平板状に形成した
係合片10をエイミングスクリユ4の軸方向と直
交する方向に拡がるように同一体又は別体に突出
形成させたものである。
而して、前照灯を光軸調整する場合には、操作
摘み7をドライバーなどで回動させてウオーム5
を回転させると、そのウオーム5の回動によつて
ウオームギヤ6が回転し、するとそのウオームギ
ヤ6に回動不能状に螺合連繋されたエイミングス
クリユ4が固定部材2に対して前後方向(矢印
m)に前進又は後退することになるので、エイミ
ングスクリユ4の頭部4bに連繋された袋状ベア
リング9乃至支持部材8を介して可動部材1が前
後方向に動き、前照灯の光軸が調整される。
〈考案の効果〉 本考案自動車用前照灯のエイミング装置は斯様
に構成したので、簡単な構造でもつてエイミング
スクリユ自体の回転を長期に亘つて確実に阻止し
得、エイミングの信頼性を向上させることが出来
る。
即ち、エイミングスクリユ頭部の頚部にエイミ
ングスクリユの軸方向と直交する方向に拡がる多
角平板状の係合片を突出形成し、該係合片を袋状
ベアリングの内部に形成した係合凹部に嵌合係止
させるようにしたので、エイミングスクリユの頭
部に突設せしめた係合突片を袋状ベアリングの係
合穴に挿入係合させた従来のものと比較して、エ
イミング時に袋状ベアリングの係合凹部がザクツ
する恐れがなくなり、エイミングスクリユと袋状
ベアリングとの連係関係を強固なものとすること
が出来、その結果エイミングスクリユを長期に亘
つて回転不能状に保持することが出来る。
しかも、エイミングスクリユの頭部を球形状に
形成して袋状ベアリングの球面受座に嵌合抱持さ
せたので、エイミングスクリユの頭部をガタ付く
ことなく連結保持し得ると同時に、エイミング動
作に伴うエイミングスクリユ頭部の変位回動を吸
収しやすくなり、従つてエイミング操作が軽快に
行えると共に、エイミング調整した後に偏差が発
生する恐れが全くなくなり、エイミングの信頼性
を向上させることが出来る。
更に、エイミングスクリユ頭部の頚部にエイミ
ングスクリユ自体の回転を阻止するための係合片
を突出形成せしめたので、エイミングスクリユの
頭部に係合突片を突設した従来品よりもエイミン
グスクリユの頭部がより自由に動き得、エイミン
グ動作に伴う変位回動に対する自由度を向上させ
ることが出来ると共に、エイミングスクリユの頭
部を小さく且つ係合片を相対的に大きく形成する
ことが出来、その結果袋状ベアリング乃至は支持
部材を小型化することが出来る。
よつて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例を示す一部切欠側面
図、第2図は同分解斜視図、第3図は本考案第2
実施例を示す一部切欠側面図、第4図は同分解斜
視図、第5図は従来例を示す一部切欠側面図、第
6図は同分解斜視図である。 図中、1は可動部材(ランプユニツト)、2は
固定部材(車体)、3はギヤケース、4はエイミ
ングスクリユ、4aはスクリユ部、4bは頭部、
5はウオーム、6はウオームギヤ、7は操作摘
み、9は袋状ベアリング、10は係合片、であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力用操作摘みを突設したウオームと出力回転
    するウオームギヤとを内蔵したギヤケースを固定
    部材側に取り付け、前記ウオームギヤの軸芯部に
    エイミングスクリユのスクリユ部を螺合連繋さ
    せ、該エイミングスクリユの頭部を可動部材側に
    回動不能状に取付けた袋状ベアリングに回転不能
    状に連繁せしめるようにした自動車用前照灯のエ
    イミング装置において、前記エイミングスクリユ
    の頭部を球形状に形成すると共に該頭部の頚部に
    エイミングスクリユの軸方向と直交する方向に拡
    がる多角平板形の係合片を突出形成し、且つ前記
    袋状ベアリングの内部に前記エイミングスクリユ
    の頭部を嵌合抱持する球面受座を形成すると共に
    上記エイミングスクリユの係合片を嵌合係止する
    係合凹部を形成せしめた事を特徴とする自動車用
    前照灯のエイミング装置。
JP1986194950U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0339843Y2 (ja)

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JP1986194950U JPH0339843Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP1986194950U JPH0339843Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS6399605U JPS6399605U (ja) 1988-06-28
JPH0339843Y2 true JPH0339843Y2 (ja) 1991-08-22

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JP1986194950U Expired JPH0339843Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0433152Y2 (ja) * 1984-10-31 1992-08-10

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JPS6399605U (ja) 1988-06-28

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