JPH10326509A - 自動車用前照灯 - Google Patents

自動車用前照灯

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Publication number
JPH10326509A
JPH10326509A JP9138211A JP13821197A JPH10326509A JP H10326509 A JPH10326509 A JP H10326509A JP 9138211 A JP9138211 A JP 9138211A JP 13821197 A JP13821197 A JP 13821197A JP H10326509 A JPH10326509 A JP H10326509A
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JP
Japan
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reflector
aiming
joint
screw
fixed
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Application number
JP9138211A
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English (en)
Inventor
Yoshio Suehiro
賀男 末広
Tadashi Yamada
正 山田
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10326509A publication Critical patent/JPH10326509A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2200/00Special features or arrangements of vehicle headlamps
    • B60Q2200/30Special arrangements for adjusting headlamps, e.g. means for transmitting the movements for adjusting the lamps
    • B60Q2200/32Ball-joints

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるエイミング仕様に対応できるボディを
備えた自動車用前照灯の提供。 【解決手段】 ボディ2内に設けたリフレクター4がエ
イミング機構により傾動可能に支持された自動車用前照
灯において、エイミング機構E1 を、固定支点P1 であ
る玉継ぎ手10と、ボディ2の挿通孔2a,2bに支承
された2本のスクリュー20,30と、固定支点P1
ら上下と左右に離間する位置においてリフレクター4を
支持し、スクリュー20,30の回動に連係して前後に
移動する移動支点P2 ,P3 であるナット部材6,7と
から構成して、リフレクター4が上下左右に傾動する日
本仕様と、日本仕様におけるエイミング機構E1 のスク
リュー30およびこのスクリュー30に連係するナット
部材7に代えて、リフレクター4を支持する第2の固定
支点P1 ’を構成する継ぎ手構成ロッド50を挿通孔2
bに挿着固定して、リフレクター4が上下にのみ傾動す
る米国仕様の、いずれの仕様にも構成できるようにし
て、異なる仕様に対しランプボディ2(およびリフレク
ター4)の共用を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプボディ内に
収容されたリフレクターがエイミング機構によって傾動
可能に支持された自動車用前照灯に係わり、特に、ラン
プボディとリフレクター間に介装されるエイミング機構
の一部だけを異ならしめることで、リフレクターを上下
方向および左右方向にそれぞれ傾動できる第1の形態
と、リフレクターを上下方向又は左右方向のいずれか一
方向にのみ傾動できる第2の形態のいずれの形態にも、
構成することの可能な自動車用前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の前照灯としては、図19,20に
示されるような自動車用ヘッドランプがある。このラン
プは、光源であるバルブ206を挿着したリフレクター
202が、ランプボディ201とリフレクター202間
に介装されたエイミング機構によって、上下方向および
左右方向に傾動できるように構成されている。
【0003】エイミング機構は、ランプボディ201を
貫通して前後に延びる2本のエイミングスクリュー20
3,204と、リフレクター202にそれぞれ嵌着され
るとともに、これらのエイミングスクリュー203,2
04にそれぞれ螺合する移動支点である2個のナット部
材207,208と、ランプボディ201とリフレクタ
ー202間に設けられた1個の固定支点である玉継ぎ手
205によって、構成されている。
【0004】なお、図19はリフレクターを正面視して
おり、エイミングスクリュー203,204はそれぞれ
紙面に垂直な方向に延びている。エイミングスクリュー
203,204は、ランプボディ201の貫通部におい
てそれぞれ回動可能に支承されており、エイミングスク
リュー203,204に螺合する移動支点であるナット
部材207,208と固定支点である玉継ぎ手205を
それぞれ結ぶ直線は、ランプを前面から見て直交配置さ
れている。
【0005】そして、エイミングスクリュー203,2
04を回動操作することによって、ナット部材207,
208がスクリュー203,204に沿って前後に進退
し、リフレクター202が垂直軸Ly,水平軸Lx回り
にそれぞれ傾動して、ランプの照射角が上下左右に調整
されるようになっている。なお、エイミングスクリュー
203,204の後端部には、ドライバーDや六角レン
チといった回動操作用工具を係合させて、スクリュー2
03,204を回動操作させるための回動操作部203
a,204a(図示せず)が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
のヘッドランプでは、リフレクターを上下左右方向に傾
動調整できることが要求される欧州向けや日本向けのヘ
ッドランプとしては、有効であるが、リフレクターが上
下方向には傾動調整できるが左右方向には傾動調整でき
ないことが要求される米国向けのヘッドランプとして
は、適切ではない。
【0007】従って、米国向け仕様に適したヘッドラン
プとするには、図19,20に示すヘッドランプのエイ
ミング機構におけるエイミングスクリュー203とナッ
ト部材207によるリフレクターの支持部を、符号20
5で示すような玉継ぎ手を用いた構造となるように、仕
様を変える必要がある。このため、同一の配光を形成す
るランプであっても、米国向け仕様と欧州向けや日本向
け仕様の2種類のランプボディを用意しなければなら
ず、非常に面倒で、コストもかさむという問題があっ
た。
【0008】本発明は前記した問題点に鑑みなされたも
ので、その目的は、異なるエイミング仕様に対応できる
ランプボディを備えた自動車用前照灯を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる自動車用前照灯においては、容器
状ランプボディ内に設けられたリフレクターが、ランプ
ボディとリフレクター間に介装されたエイミング機構に
より傾動可能に支持された自動車用前照灯において、前
記エイミング機構を、前記リフレクターを自由傾動可能
に支持する固定支点である1個のユニバーサル継ぎ手
と、ランプボディに設けられたスクリュー挿通孔にそれ
ぞれ支承されて前方に延出する2本のエイミングスクリ
ューと、前記固定支点から上下方向と左右方向にそれぞ
れ離間する位置において前記リフレクターを支持し、前
記エイミングスクリューの回動に連係してそれぞれ前後
に移動する移動支点である2個の從動部材とから構成し
て、前記リフレクターが上下方向および左右方向にそれ
ぞれ傾動可能に支持される第1の形態と、前記第1の形
態におけるエイミングスクリューの1本とこのエイミン
グスクリューに連係して移動する從動部材に代えて、リ
フレクターを傾動可能に支持する第2の固定支点である
継ぎ手を構成する継ぎ手構成ロッドをスクリュー挿通孔
に挿着固定することで、前記エイミング機構を、前記リ
フレクターをそれぞれ傾動可能に支持する固定支点であ
る2個の継ぎ手と、ランプボディに設けられたスクリュ
ー挿通孔に支承されて前方に延出する1本のエイミング
スクリューと、前記固定支点から上下方向又は左右方向
のいずれかに離間する位置において前記リフレクタを支
持し、前記エイミングスクリューの回動に連係して前後
に移動する移動支点である1個の從動部材とから構成し
て、前記リフレクターが上下方向又は左右方向のいずれ
か一方にのみ傾動可能に支持される第2の形態とを、択
一的にとることができるように構成したものである。上
下エイミングおよび左右エイミングが必要な仕様の場合
には、ランプボディとリフレクター間に、1個のユニバ
ーサル継ぎ手と、2本のエイミングスクリューと、前記
エイミングスクリューのそれぞれに螺合する2個の從動
部材とから構成されたエイミング機構を介装すること
で、2本のエイミングスクリューをそれぞれ回動してリ
フレクターを上下方向および左右方向にそれぞれ傾動調
整できる第1の形態となる。一方、上下エイミング又は
左右エイミングの一方が不要な仕様の場合には、第1の
形態におけるエイミング機構を構成するエイミングスク
リューの1本とこのエイミングスクリューに連係して移
動する從動部材に代えて、継ぎ手構成ロッドをスクリュ
ー挿通孔に挿着し、その他は第1の形態におけるエイミ
ング機構と同一の構成とすることで、エイミングスクリ
ューを回動してリフレクターを上下方向又は左右方向の
一方向にのみ傾動調整できる第2の形態となる。即ち、
ランプボディとリフレクター間に介装されるエイミング
機構の一部だけを異ならしめることで、リフレクターを
上下方向および左右方向にそれぞれ傾動できる第1の形
態と、リフレクターを上下方向又は左右方向のいずれか
一方向にのみ傾動できる第2の形態の、いずれにも構成
できる。請求項2においては、請求項1に記載の自動車
用前照灯において、前記第1の形態における固定支点
を、ランプボディに設けられたロッド挿通孔に取り外し
可能に挿着固定されたユニバーサル継ぎ手構成ロッドに
よって構成するとともに、第1の形態における上下エイ
ミングスクリューおよび左右エイミングスクリューをス
クリュー挿通孔にそれぞれ取り外し可能に挿着固定し、
一方、第2の形態において第1の固定支点を構成するユ
ニバーサル継ぎ手構成ロッドと第2の固定支点を構成す
る継ぎ手構成ロッドを、ランプボディに設けられたロッ
ド挿通孔とスクリュー挿通孔にそれぞれ取り外し可能に
挿着固定するとともに、第2の形態における上下エイミ
ングスクリュー又は左右エイミングスクリューをスクリ
ュー挿通孔に取り外し可能に挿着固定するようにしたも
のである。エイミング機構を構成する部材全て、即ち、
エイミングスクリューと継ぎ手構成部材を、リフレクタ
ーから取り外すことができることは勿論、ランプボディ
から取り外すことも可能となる。請求項3においては、
請求項1又は2に記載の自動車用前照灯において、前記
第2の形態では、第1の形態における左右エイミングス
クリューとこのエイミングスクリューに連係して移動す
る從動部材に代えて、継ぎ手構成ロッドをスクリュー挿
通孔に挿着固定して、リフレクターが上下方向にのみ傾
動可能に支持されるように構成したもので、第1の形態
では、日本又は欧州向け仕様となり、第2の形態では、
米国向け仕様となる。請求項4においては、請求項1〜
3のいずれかに記載の自動車用前照灯において、前記継
ぎ手構成ロッドの後端部に、スクリュー挿通孔への挿入
に伴い弾性変形して縮径し、スクリュー挿通孔への挿入
完了時に復元して拡径し、スクリュー挿通孔と係合して
抜け止め固定される周方向複数本の弾性フックを形成す
るようにしたもので、継ぎ手構成ロッドの後端部をスク
リュー挿通孔に挿入すれば、弾性フックが自動的にスク
リュー挿通孔の周縁部に係合し、第2の固定支点である
継ぎ手がランプボディに固定される。請求項5において
は、請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用前照灯に
おいて、前記移動支点である從動部材のリフレクターと
の連結部と、第2の固定支点である継ぎ手のリフレクタ
ーとの連結部を同一形状に構成したもので、単一のリフ
レクターに対し、移動支点である從動部材又は第2の固
定支点である継ぎ手を連結できる。請求項6において
は、請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用前照灯に
おいて、前記第2の形態における第2の固定支点をユニ
バーサル継ぎ手によって構成するようにしたもので、第
2の固定支点は、リフレクターを上下方向又は/および
左右方向に傾動可能に支持する必要があるが、ユニバー
サル継手では、いずれの方向へも自由に傾動できること
から、継ぎ手構成ロッドの周方向における取付位置の制
約がない。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の態様を実施
例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図9は、本発明の第1の実施例を示
すもので、図1は日本又は欧州向け仕様に構成した自動
車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水
平断面図(図1に示す線II-II に沿う断面図)、図3は
同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III-III に沿
う断面図)、図4は固定支点を構成する玉継ぎ手の軸受
けナットの斜視図、図5は同軸受けナットの平面図、図
6は同軸受けナットの縦断面図(図5に示す線VI−VIに
沿う断面図)、図7は米国向け仕様に構成した自動車用
ヘッドランプの正面図、図8は同ヘッドランプの水平断
面図(図7に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)、図9は
第2の固定支点を構成する玉継ぎ手周辺の水平断面図で
ある。
【0012】これらの図、特に、図1〜図6において、
符号2は合成樹脂製の容器状ランプボディで、ランプボ
ディ2内には、光源ユニットU(光源であるバルブ3を
挿着した合成樹脂製の放物面形状リフレクター4)が配
置され、ランプボディ2の前面開口部に前面レンズ5が
組み付けられてヘッドランプとして一体化されている。
【0013】光源ユニットU(リフレクター4)は、リ
フレクター4とランプボディ2間に介装されたエイミン
グ機構E1 によって、上下左右方向に傾動可能に支持さ
れている。
【0014】エイミング機構E1 は、リフレクター4と
ランプボディ2間に介在された固定支点P1 である玉継
ぎ手10と、ランプボディ2の背面壁に形成されたスク
リュー挿通孔2a,2bを貫通して前後方向水平に延出
する一対のエイミングスクリュー20,30と、リフレ
クター4の背面に突設されたブラケット4a,4bにそ
れぞれ嵌着され、エイミングスクリュー20,30にそ
れぞれ螺合する移動支点P2 ,P3 であるナット部材
6,7とから構成されている。
【0015】そして、移動支点P2 ,P3 であるナット
部材6,7と固定支点P1 である玉継ぎ手10をそれぞ
れ結ぶ直線(垂直軸Ly,水平軸Lx)が、図1に示す
ように、ランプを前面から見て直交配置されており、エ
イミングスクリュー20,30を回動することで、ナッ
ト部材6,7がエイミングスクリュー20,30に沿っ
て前後に移動し、これによって、リフレクター4が水平
軸Lx,垂直軸Ly回りにそれぞれ傾動するようになっ
ている。
【0016】玉継ぎ手10は、図3に示されるように、
ランプボディ2の内側に固設された例えば金属製のスタ
ッドピン9の頭部に形成された玉部10aと、リフレク
ター4の裏面に突設された合成樹脂製のブラケット4c
のナット挿着孔4c1 に嵌着された玉受ナット10bと
から構成されている。
【0017】玉受ナット10bは、合成樹脂製の成形体
で、図4,5,6に示されるように、ブラケット4cの
矩形状のナット挿着孔4c1 (図3参照)に嵌合できる
ように、矩形ブロック状のナット本体100の外形が矩
形ブロック状に形成されるとともに、ナット本体100
の内部には、前方(図4左方向)が矩形状,後方(図4
右方向)が円形状にそれぞれ開口する貫通孔104が形
成されている。そして、貫通孔104の途中に、玉部1
0aを支承する玉受け部102が形成されるとともに、
ナット本体100の後端側開口から玉受け部102にか
けた上下に対向する側壁には、一対の軸方向に延びる縦
スリット106,106が形成されて、スリット10
6,106を挟んで対向する左右の側壁100a,10
0bの弾性を利用することで、玉部10aを後端側の開
口から玉受け部102に圧入させて係合できるようにな
っている。また、左右の側壁100a,100bには、
ナット挿着孔4c1 の周縁部を挟持する庇状のフランジ
部110と、舌片状のランス112が延出形成されてお
り、ナット本体100をナット挿着孔4c1 に押し込む
ことで、ナット本体100がナット挿着孔4c1 に挿着
固定された状態となる。符号113は、側壁100a,
100bにランス112を形成するために設けられたコ
字状の開口部である。
【0018】一方、エイミングスクリュー20,30
は、ランプボディ2の前方にスクリューねじ部20a,
30aを、後方にスクリュー軸部20b,30bをそれ
ぞれ延出させた形態で、スクリュー挿通孔2a,2bに
おいてそれぞれ回動可能に支承されている。符号16
は、エイミングスクリュー側の溝20c,30cとスク
リュー挿通孔2a,2bの周縁部間に介装された板ばね
であるプッシュオンフィックスで、エイミングスクリュ
ー20,30は、このプッシュオンフィックス16のば
ね付勢力によって、スクリュー軸部のフランジ20d,
30dがスクリュー挿通孔2a,2bの周縁部に圧接さ
れた状態に保持されている。符号17は、スクリュー挿
通孔2a,2bをシールするOリングである。
【0019】そして、エイミングスクリュー20,30
の前方に延出するスクリューねじ部20a,30aに
は、ナット部材6,7が螺合し、ランプボディ2の後方
に突出するスクリュー軸部20b,30bには、ドライ
バーDの歯部やスパナやレンチが係合できる回動操作部
21,31が形成されている。
【0020】また、リフレクター4に一体に形成されて
リフレクター4の背面に突出するブラケット4a,4b
には、エイミングスクリュー20,30に螺合するナッ
ト部材6,7を挿着するためのナット挿着孔4a1 ,4
1 が形成されているが、これらのナット挿着孔4
1 ,4b1 は、ブラケット4cに形成されているナッ
ト挿着孔4c1 と同一の形状および大きさとなってい
る。即ち、ナット挿着孔4a1 ,4b1 に挿着されるナ
ット部材6,7の外形は、玉継ぎ手10を構成する玉受
ナット10bと略同一の形状であるが、ナット部材6,
7に設けられている前後貫通孔の内周面には、スクリュ
ーねじ部20a,30bの螺合できる雌ねじが形成され
た、従来公知の構造である。
【0021】そして、ドライバーDを使って回動操作部
21,31(エイミングスクリュー20,30)を回動
させると、ナット部材6,7がスクリューネジ部20
a,30aに沿って進退し、これによって光源ユニット
U(リフレクター4)が上下左右方向に傾動する。即
ち、エイミングスクリュー20は、ナット部材7と玉継
ぎ手10とを結ぶ水平軸Lx回りに光源ユニットUを傾
動(上下方向に傾動)させる上下エイミングスクリュー
を構成し、エイミングスクリュー30は、ナット部材6
と玉継ぎ手10とを結ぶ垂直軸Ly回りに光源ユニット
Uを傾動(左右方向に傾動)させる左右エイミングスク
リューを構成している。
【0022】従って、図1〜3に示すヘッドランプで
は、上下エイミングスクリュー20および左右エイミン
グスクリュー30の回動操作によって、リフレクター4
を上下左右方向に傾動調整できる日本又は欧州向け仕様
のヘッドランプが構成されている。
【0023】そして、リフレクター4とランプボディ2
間にエイミング機構E1 を介装するには、まず、ランプ
ボディ2の内側にスタッドピン9を固設するとともに、
スクリュー挿通孔2a,2bにエイミングスクリュー2
0,30をそれぞれ装着する。次に、スタッドピン9の
玉部10aに玉受けナット10bを係合させるととも
に、リフレクター4のブラケット4a,4bのナット挿
着孔4a1 ,4b1 にナット部材6,7をそれぞれ挿着
する。次に、スタッドピン9の玉部10aに係合してい
る玉受けナット10bをブラケット4cのナット挿着孔
4c1 に挿着するとともに、エイミングスクリュー2
0,30を回動してナット部材6,7にスクリューねじ
部20a,30bを螺入させる。これにより、リフレク
ター4がエイミング機構E1 により傾動可能に支持され
た形態となる。
【0024】一方、図7,8,9は、米国仕様のヘッド
ランプを示すもので、前記した図1〜図3に示す日本又
は欧州向け仕様のヘッドランプにおけるエイミング機構
1の一部(左右エイミングスクリュー30とこのスク
リュー30に螺合するナット部材7)を、他の部材(継
ぎ手構成ロッド50)に置き換えるだけで、ランプボデ
ィ2,リフレクター4および前面レンズ5を変えること
なく、米国仕様のヘッドランプを構成できる。
【0025】即ち、米国仕様のヘッドランプにおけるエ
イミング機構E2 は、日本又は欧州仕様におけるエイミ
ング機構E1 を構成する左右エイミングスクリュー30
に代えて、先端に玉部10a’の形成された継ぎ手構成
ロッド50がスクリュー挿通孔2aに挿着固定されると
ともに、ブラケット4bのナット挿着孔4b1 には、ナ
ット部材7に代えて、玉部10a’と協働して玉継ぎ手
10’を構成する玉受けナット10b’が挿着固定され
た構造となっている。
【0026】玉部10a’は、玉継ぎ手10の玉部10
aと同一の形状かつ大きさに形成され、玉受けナット1
0b’も、玉継ぎ手10の玉受けナット10bと同一の
形状かつ大きさに形成されて、第2の固定支点を構成す
る玉継ぎ手10’と第1の固定支点を構成する玉継ぎ手
10は、ユニバーサル継ぎ手として全く同一構造となっ
ている。
【0027】また、継ぎ手構成ロッド50の後端側に
は、ランプボディ2のスクリュー挿通孔2aの周縁部に
当接できるフランジ52が周設されるとともに、ロッド
後端部には、プッシュオンフィクス16を係止するため
の溝50cが設けられており、玉継ぎ手10を構成する
スタッドピン9を圧入する場合と同様に、ランプボディ
2の内側から、この継ぎ手構成ロッド50をスクリュー
挿通孔2aに挿入して固定することができる。
【0028】なお、継ぎ手構成ロッド50におけるラン
プボディ2の前方への突出長さは、ロッド50がスクリ
ュー挿通孔2aに挿着固定されたときに、玉部10a’
が適正な位置となるように(ヘッドランプの配光が左右
方向に適正となる所定位置に)予め設定されている。
【0029】その他は、前記図1〜図6に示す日本又は
欧州向け仕様のヘッドランプと同一の構造となっている
ので、その説明は省略する。
【0030】この様に、リフレクター4とランプボディ
2間に介装されたエイミング機構E2 は、正面視略水平
に配置された固定支点P1 ,P1 ’である一対の玉継ぎ
手10,10’と、玉継ぎ手10の上方に離間する位置
に配置された上下エイミングスクリュー20と、このス
クリュー20に螺合し、スクリュー20の回動に連係し
て前後方向に移動する移動支点P2 であるナット部材6
とから構成されている。従って、図7〜図9に示すヘッ
ドランプでは、上下エイミングスクリュー20の回動操
作によって、リフレクター4を上下方向にのみ傾動調整
できる米国仕様のヘッドランプが構成されている。
【0031】そして、リフレクター4とランプボディ2
間にエイミング機構E2 を介装するには、まず、ランプ
ボディ2の内側にスタッドピン9を固設するとともに、
スクリュー挿通孔2aにエイミングスクリュー20を、
スクリュー挿通孔2bに継ぎ手構成ロッド50をそれぞ
れ装着する。次に、スタッドピン9の玉部10aおよび
継ぎ手構成ロッド50の玉部10a’にそれぞれ玉受け
ナット10b,10b’を係合させるとともに、リフレ
クター4のブラケット4aのナット挿着孔4a1 にナッ
ト部材6を挿着する。次に、スタッドピン9の玉部10
aに係合している玉受けナット10bをブラケット4c
のナット挿着孔4c1 に、継ぎ手構成ロッド50の玉部
10a’に係合している玉受けナット10b’をブラケ
ット4bのナット挿着孔4b1 にそれぞれ挿着するとと
もに、エイミングスクリュー20を回動してナット部材
6にスクリューねじ部20aを螺入させる。これによ
り、リフレクター4がエイミング機構E2 により傾動可
能に支持された形態となる。
【0032】図10,11は本発明の第2の実施例を示
すもので、図10は要部である第2の固定支点を構成す
る継ぎ手構成ロッド周辺の水平断面図で、第1の実施例
における図9に対応する図、図11は同ロッドの後端部
の形状を示す斜視図である。
【0033】この第2の実施例では、前記第1の実施例
における米国仕様を構成するエイミング機構E2 におけ
る継ぎ手構成ロッド50の後端部の形状のみが相違して
いる。
【0034】即ち、本実施例では、継ぎ手構成ロッド5
0のフランジ52より後端側が中空円筒形状に形成され
かつ、この中空円筒部54の延出先端部には外側に膨出
する係止部55が形成されるとともに、中空円筒部54
に軸方向に延びるスリット56が周方向等分3個所に設
けられて、継ぎ手構成ロッド50のスクリュー挿通孔2
bとの係合部が、半径方向に拡縮できる3本の弾性フッ
ク54a,54a,54aによって構成された構造とな
っている。
【0035】また、フランジ52と係止部55間の長さ
は、スクリュー挿通孔2bの長さに整合する長さに設定
されており、ランプボディ2の内側からスクリュー挿通
孔2bに中空円筒部54を圧入すると、弾性フック54
aが弾性変形し、中空円筒部54が縮径して、スクリュ
ー挿通孔2b内に挿入されるとともに、フック54aの
係止部55がスクリュー挿通孔2bの周縁部に自動的に
係合して抜け止めされて、継ぎ手構成ロッド50がスク
リュー挿通孔2bに挿着固定された状態となる。
【0036】従って、本実施例では、継ぎ手構成ロッド
50を挿着固定するためのプッシュオンフィックス16
が不要となる上に、ワンタッチで継ぎ手構成ロッドをス
クリュー挿通孔2bに挿着固定できるという利点があ
る。
【0037】図12〜図14は、本発明の第3の実施例
を示すもので、図12は、本発明の第3の実施例の要部
である第2の固定支点を構成する継ぎ手周辺の水平断面
図で、第1の実施例における図9に対応する図、図13
は、同継ぎ手を構成する軸受けナットの挿着されたナッ
ト挿着孔周辺の縦断面図、図14は、同継ぎ手を構成す
る軸受けナットの拡大斜視図である。
【0038】この第3の実施例では、前記した第1の実
施例の米国仕様(図7〜図9参照)において、図9に示
すエイミング機構E2 を構成する継ぎ手構成ロッド50
と玉受けナット10b’に代えて、先端にテーパ軸部6
2の形成された継ぎ手構成ロッド60とこのテーパ軸部
62を支承する軸受けナット10b”により第2の固定
支点P1 ’である継ぎ手10”が構成されている。その
他は前記第1の実施例と同一であるため、この異なる構
成だけを説明し、その他の説明は省略する。
【0039】即ち、米国仕様に用いられるエイミング機
構E2 を構成する継ぎ手構成ロッド60の先端部には、
抜け止め用の尖頭形膨出部64を端部に設けた先端側程
小径のテーパ軸部62が形成されている。
【0040】一方、ブラケット4bの矩形状のナット挿
着孔4b1 に挿着される軸受ナット10b”は、図14
に示されるように、ナット本体200の外形がナット挿
着孔4b1 に整合する矩形状に形成されるとともに、ナ
ット本体200の天板部201には、テーパ軸部62を
支承するテーパ型の筒形受け部202が前方に延出形成
されている。また、筒形受け部202の側壁には、軸方
向に延びるスリット204が複数本形成されて、筒形受
け部202が拡縮でき、筒形受け部202内に膨出部6
4を押し込んでテーパ軸部62を挿着することができる
ようになっている。
【0041】また、左右の外側壁200a,200bに
は、ナット挿着孔4b1 の周縁部を挟持する帯状フラン
ジ部206と舌片状のランス208とが対向するように
形成されている。符号209は、側壁200a,200
bにランス208を形成するためのコ字状の開口部であ
る。そして、図13に示すように、ナット挿着孔4b1
の上下の開口縁部における軸受けナット10b”(ナッ
ト本体200)との当たり面4b1 ’、ランス208お
よびフランジ部206におけるナット挿着孔4b1 周縁
部との当り面208a,206aのいずれもが円弧状に
形成されて、ブラケット4bと軸受けナット10b”
(ナット本体200)が上下方向に相対揺動できる構造
となっている。
【0042】即ち、上下エイミングスクリュー20の回
動により、リフレクター4およびブラケット4bは上下
方向(図13矢印方向)に軸受けナット10b”に対し
揺動しようとするが、ランス208およびフランジ部2
06におけるナット挿着孔4b1 周縁部との当り面20
8a,206aや、ナット挿着孔4b1 の上下の開口縁
部における軸受けナット10b”との当り面4b1 ’が
平面であると、ブラケット4bは軸受けナット10b”
に対しスムーズに揺動できず、ブラケット4bと軸受け
ナット10b”と継ぎ手構成ロッド60間に不測の応力
が生じ、リフレクター4の適正な傾動が困難となる。そ
こで、本実施例では、これらの当り面208a,206
a,4b1 ’を円弧状に形成することで、リフレクター
4(ブラケット4b)を軸受けナット10b”に対し上
下方向にスムーズに傾動させることができる構造となっ
ている。
【0043】また、前記した第1の実施例では、継ぎ手
構成ロッド50の長手方向中程に、フランジ52が設け
られ、ランプボディ2の内側からスクリュー挿着孔2b
に継ぎ手構成ロッド50が挿入され、ランプボディ2の
外側に突出する継ぎ手構成ロッド50の突出端部にプッ
シュオンフィックス16が装着されて、継ぎ手構成ロッ
ド50が、ランプボディ2の後方にばね付勢された状態
に支持されているのに対し、この本実施例では、継ぎ手
構成ロッド60の後端部にフランジ66が設けられ、ラ
ンプボディ2の外側からスクリュー挿通孔2bに継ぎ手
構成ロッド60が挿入され、継ぎ手構成ロッド60のラ
ンプボディ2の内側への延出部にプッシュオンフィック
ス16が装着されて、継ぎ手構成ロッド60が、ランプ
ボディ2の前方にばね付勢された状態に支持されてい
る。
【0044】図15〜図18は、本発明の第4の実施例
を示すもので、図15は日本又は欧州向け仕様に構成し
た自動車用ヘッドランプの正面図、図16は同ヘッドラ
ンプの水平断面図(図15に示す線XVI −XVI に沿う断
面図)、図17は同ヘッドランプの縦断面図(図15に
示す線XVII−XVIIに沿う断面図)、図18は米国向け仕
様に構成した自動車用ヘッドランプの要部である第2の
固定支点の水平断面図である。
【0045】この第3の実施例では、ランプボディ2の
軸受け挿着孔2d,2eに円筒形状の軸受け部材70,
70がそれぞれ挿着固定され、軸受け部材70,70の
円筒部71の内周面には、雌ねじの形成されたスクリュ
ー挿通孔71a,71bがそれぞれ設けられている。符
号72は、軸受け部材70に形成されたフランジ部で、
ネジ74によって、このフランジ部72がランプボディ
2に固定されている。
【0046】そして、エイミングスクリュー20A,3
0Bは、スクリュー挿通孔71a,71bにそれぞれ螺
合して前方に延出し、エイミングスクリュー20A,3
0Aの前端部にそれぞれ形成された玉部10a’,10
a’と,リフレクター4のブラケット4a,4bのナッ
ト挿着孔4a1 ,4b1 にそれぞれ嵌着された玉受けッ
ト10b’,10b’とによって、玉継ぎ手10A,1
0Bが構成されている。
【0047】即ち、リフレクター4とランプボディ2間
には、固定支点P1 である1個の玉継ぎ手10と、スク
リュー挿通孔71a,71bにそれぞれ回動可能にして
前後方向進退可能に支承された2本のエイミングスクリ
ュー20A,30Aと、これらのエイミングスクリュー
20A,30Aの回動に連係してそれぞれ前後に移動す
る移動支点P2 ,P3 である玉受けナット10b’,1
0b’と、から構成されたエイミング機構E1 ’が介装
されている。
【0048】従って、図15〜図17に示すヘッドラン
プでは、上下エイミングスクリュー20Aおよび左右エ
イミングスクリュー30Aの回動操作によって、リフレ
クター4を上下左右方向に傾動調整できる日本又は欧州
向け仕様のヘッドランプが構成されている。
【0049】また、図15〜図17に示す日本又は欧州
向け仕様を米国向け仕様とするには、図18に示すよう
に、左右エイミングスクリュー30Aおよびこのスクリ
ュー30Aを支承する軸受け部材70に代えて、円筒部
71の内周面(ロッド挿通孔)71b’がストレートに
形成された軸受け部材70Aを軸受け挿着孔2eに挿着
固定するとともに、前端部に玉部10a’の形成された
継ぎ手構成ロッド50をこの軸受け部材70Aで支承す
るようにすればよい。即ち、軸受け部材70Aは、円筒
部71の内周面71b’がストレートに形成されている
点を除き、エイミング機構E1 ’を構成する軸受け部材
70と同一形状に構成されている。
【0050】そして、リフレクター4は、固定支点P1
である玉継ぎ手10と、継ぎ手構成ロッド50の玉部1
0a’と玉受けナット10b’とからなる第2の固定支
点P1 ’である玉継ぎ手10Cと、スクリュー挿通孔7
1aに回動可能に支承された上下エイミングスクリュー
20Aと、このスクリュー20Aに連係して前後に移動
する移動支点P2 である玉継ぎ手10Aとから構成され
たエイミング機構E2’によって、上下方向にのみ傾動
可能に支持された構造となる。
【0051】また、前記した第1の実施例では、第1の
形態(日本又は欧州仕様)および第2の形態(米国仕
様)における固定支点P1 の玉部10aが、ランプボデ
ィ2に埋設固定されたスタッドボルト9によって構成さ
れているため、玉部10a(スタッドボルト9)をラン
プボディ2から分離することは困難であったが、この固
定支点P1 も第2の固定支点P1 ’と同一の構造とする
ことで、固定支点P1 を構成する部材全てをランプボデ
ィ2から取り外すことができる。
【0052】即ち、ランプボディ2には、スタッドボル
ト9埋設用の孔に代えて、スクリュー挿通孔2bと同一
の大きさおよび長さのロッド挿通孔を設け、このロッド
挿通孔に突出長さの調整された継ぎ手構成ロッド50と
同一構造の継ぎ手構成ロッドをプッシュオンフィックス
を使って抜け止め状態に挿着固定した構造とすればよ
く、一般に金属で形成されている2本の継ぎ手構成ロッ
ドやエイミングスクリューを、一般に合成樹脂で形成さ
れているランプボディ2やリフレクター4から分離し
て、材料別に分別することでリサイクルも可能となる。
【0053】また、前記した種々の実施例では、上下左
右エイミング調整可能な態様と、左右エイミングスクリ
ューに代えて継ぎ手構成ロッドを挿着固定して上下エイ
ミングのみ可能な態様のいずれの構成にもできるように
なっているが、上下エイミングスクリューに代えて継ぎ
手構成ロッドを挿着固定して左右エイミングのみ可能な
態様に構成することもできる。
【0054】なお、前記した種々の実施例では、自動車
用ヘッドランプを例にあげて本発明を説明したが、本発
明はヘッドランプに限定されるものではなく、フォグラ
ンプその他の自動車用前照灯に広く適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る自動車用前照灯によれば、ランプボディとリフ
レクター間に介装されるエイミング機構の一部だけを異
ならしめることで、異なるエイミング仕様の前照灯を構
成できるので、単一のランプボディを異なるエイミング
仕様の前照灯に共用できるとともに、単一の製造ライン
で仕様の異なる前照灯を組み立てることができ、コスト
的にも安価となるという優れた効果がある。請求項2に
よれば、エイミング機構を構成するエイミングスクリュ
ーおよび継ぎ手構成ロッドをランプボディおよびリフレ
クターから簡単に分離することができるので、リサイク
ルを考慮したヘッドランプ構成部材毎の分別が可能とな
る。請求項3によれば、エイミング機構の一部を変える
だけで、日本又は欧州向け仕様と米国向け仕様の双方を
製造することができるので、低コスト化を実現できる。
請求項4によれば、簡単に第2の固定支点である継手を
ランプボディに固定することができるので、第2の形態
のヘッドランプの製造が容易となる。請求項5によれ
ば、ランプボディのみならずリフレクターも、異なる仕
様の前照灯に共用できるので、さらなる低コスト化を実
現できる。請求項6によれば、第2の固定支点である継
手の周方向における取付位置の制約がないため、前照灯
の組立てが容易かつ迅速となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である日本又は欧州向け
仕様に構成した自動車用ヘッドランプの正面図である。
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
-II に沿う断面図)である。
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III-
III に沿う断面図)である。
【図4】固定支点を構成する玉継ぎ手の軸受けナットの
斜視図である。
【図5】同軸受けナットの平面図である。
【図6】同軸受けナットの縦断面図(図5に示す線VI-
VIに沿う断面図)である。
【図7】米国向け仕様に構成した自動車用ヘッドランプ
の正面図である。
【図8】同ヘッドランプの水平断面図(図7に示す線VI
II- VIIIに沿う断面図)である。
【図9】第2の固定支点を構成する玉継ぎ手周辺の水平
断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例の要部である第2の固
定支点を構成する継ぎ手構成ロッド周辺の水平断面図で
ある。
【図11】同継ぎ手構成ロッドの後端部を示す斜視図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施例の要部である継ぎ手周
辺の水平断面図である。
【図13】同継ぎ手を構成する軸受けナットの側面図で
ある。
【図14】同継ぎ手を構成する軸受けナットの拡大斜視
図である。
【図15】本発明の第4の実施例である日本又は欧州向
け仕様に構成した自動車用ヘッドランプの正面図であ
る。
【図16】同ヘッドランプの水平断面図(図15に示す
線XVI-XVI に沿う断面図)である。
【図17】同ヘッドランプの縦断面図(図15に示す線
XVII- XVIIに沿う断面図)である。
【図18】米国向け仕様に構成した自動車用ヘッドラン
プの要部である第2の固定支点の水平断面図である。
【図19】従来の自動車用ヘッドランプの正面図であ
る。
【図20】同ヘッドランプの水平断面図である。
【符号の説明】
2 ランプボディ 2a、2b、71a、71b スクリュー挿通孔 3 光源であるバルブ 4 リフレクター 4a、4b、4c ブラケット 4a1 、4b1 ナット挿着孔 5 前面レンズ 6、7 移動支点を構成する從動部材であるナット部材 10 固定支点である玉継ぎ手 10a、10a’ 玉部 10b、10b’ 玉受けナット 10’ 第2の固定支点である玉継ぎ手 10” 第2の固定支点である継ぎ手 10b” 軸受けナット 20、20A 上下エイミングスクリュー 20a スクリューねじ部 20b スクリュー軸部 21 上下エイミングスクリューの回動操作部 30、30A 左右エイミングスクリュー 30a スクリューねじ部 30b スクリュー軸部 31 上下エイミングスクリューの回動操作部 54a 弾性フック 50、60 継ぎ手構成ロッド D 回動操作用工具であるドライバー E1 、E1 ’ 日本又は欧州向けのエイミング機構 E2 、E2 ’ 米国向けのエイミング機構 P1 固定支点 P1 ’ 第2の固定支点 P2 、P3 移動支点 U 光源ユニット L 光源ユニットの光軸 Lx 水平軸 Ly 鉛直軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器状ランプボディ内に設けられたリフ
    レクターが、ランプボディとリフレクター間に介装され
    たエイミング機構により傾動可能に支持された自動車用
    前照灯において、 前記エイミング機構が、前記リフレクターを自由傾動可
    能に支持する固定支点である1個のユニバーサル継ぎ手
    と、ランプボディに設けられたスクリュー挿通孔にそれ
    ぞれ支承されて前方に延出する2本のエイミングスクリ
    ューと、前記固定支点から上下方向と左右方向にそれぞ
    れ離間する位置において前記リフレクターを支持し、前
    記エイミングスクリューの回動に連係してそれぞれ前後
    に移動する移動支点である2個の從動部材とから構成さ
    れて、前記リフレクターが上下方向および左右方向にそ
    れぞれ傾動可能に支持される第1の形態と、 前記第1の形態におけるエイミングスクリューの1本と
    このエイミングスクリューに連係して移動する從動部材
    に代えて、リフレクターを傾動可能に支持する第2の固
    定支点である継ぎ手を構成する継ぎ手構成ロッドをスク
    リュー挿通孔に挿着固定することで、前記エイミング機
    構が、前記リフレクターをそれぞれ傾動可能に支持する
    固定支点である2個の継ぎ手と、ランプボディに設けら
    れたスクリュー挿通孔に支承されて前方に延出する1本
    のエイミングスクリューと、前記固定支点から上下方向
    又は左右方向のいずれかに離間する位置において前記リ
    フレクターを支持し、前記エイミングスクリューの回動
    に連係して前後に移動する移動支点である1個の從動部
    材とから構成されて、前記リフレクターが上下方向又は
    左右方向のいずれか一方にのみ傾動可能に支持される第
    2の形態とを、択一的にとることができるように構成さ
    れたことを特徴とする自動車用前照灯。
  2. 【請求項2】前記第1の形態における固定支点が、ラン
    プボディに設けられたロッド挿通孔に取り外し可能に挿
    着固定されたユニバーサル継ぎ手構成ロッドによって構
    成されるとともに、第1の形態における上下エイミング
    スクリューおよび左右エイミングスクリューがスクリュ
    ー挿通孔にそれぞれ取り外し可能に挿着固定され、 一方、第2の形態において第1の固定支点を構成するユ
    ニバーサル継ぎ手構成ロッドと第2の固定支点を構成す
    る継ぎ手構成ロッドが、ランプボディに設けられたロッ
    ド挿通孔とスクリュー挿通孔にそれぞれ取り外し可能に
    挿着固定されるとともに、第2の形態における上下エイ
    ミングスクリュー又は左右エイミングスクリューがスク
    リュー挿通孔に取り外し可能に挿着固定されたことを特
    徴とする請求項1に記載の自動車用前照灯。
  3. 【請求項3】 前記第2の形態では、第1の形態におけ
    る左右エイミングスクリューとこのエイミングスクリュ
    ーに連係して移動する從動部材に代えて、継ぎ手構成ロ
    ッドがスクリュー挿通孔に挿着固定されて、リフレクタ
    ーが上下方向にのみ傾動可能に支持されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の自動車用前照灯。
  4. 【請求項4】 前記継ぎ手構成ロッドの後端部には、ス
    クリュー挿通孔への挿入に伴い弾性変形して縮径し、ス
    クリュー挿通孔への挿入完了時に復元して拡径し、スク
    リュー挿通孔と係合して抜け止め固定される周方向複数
    本の弾性フックが形成されたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の自動車用前照灯。
  5. 【請求項5】 前記移動支点である從動部材のリフレク
    ターとの連結部と、第2の固定支点である継ぎ手のリフ
    レクターとの連結部が同一形状に構成されたことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の記載の自動車用
    前照灯。
  6. 【請求項6】 前記第2の形態における第2の固定支点
    がユニバーサル継ぎ手によって構成されたことを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用前照灯。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6971776B2 (en) 2001-12-13 2005-12-06 Koito Manufacturing Co., Ltd. Vehicle lamp
JP2008077928A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Stanley Electric Co Ltd 車両用led灯具
JP2012164429A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Koito Mfg Co Ltd 車輌用前照灯
JP2015182757A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 株式会社小糸製作所 ピボット受体および車両用灯具

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