JPH0658504U - 自動車用灯具 - Google Patents

自動車用灯具

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JPH0658504U
JPH0658504U JP95293U JP95293U JPH0658504U JP H0658504 U JPH0658504 U JP H0658504U JP 95293 U JP95293 U JP 95293U JP 95293 U JP95293 U JP 95293U JP H0658504 U JPH0658504 U JP H0658504U
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克忠 白井
賀男 末広
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、組付けおよび取り外しの
容易な球継手をもつ自動車用灯具の提供。 【構成】 リフレクター2に嵌着された玉部構成部材が
合成樹脂製ランプボディ1に突設された球座部30に支
承された構造の玉継手10を傾動支点として、リフレク
ター2がランプボディ1に対し傾動可能に支持された自
動車用灯具において、球座部30をランプボディに一体
成形するとともに、球座部30を、半径方向に弾性変形
可能な周方向複数個の分割片32により形成し、玉部2
4の球座部30への挿着及び脱抜を容易とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
自動車用のヘッドランプ等の灯具では、照射軸の方向を調整(以下、エイミン グという)できるように、リフレクタ−がランプボディに対し傾動できる構造と なっており、本考案は、この様な傾動調整できるリフレクターの傾動支点を構成 する玉継手の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6〜8は従来の自動車用ヘッドランプを示しており、図6はヘッドランプの 正面図、図7は同ヘッドランプの水平断面図、図8は同ヘッドランプの縦断面図 を示している。 これらの図において、符号1はランプボディ、符号2は光源であるバルブ3を 挿着したリフレクターで、リフレクター2は一個の玉継手4と二本のエイミング スクリュー5,6の三点によって支持されている。玉継手4は、リフレクター2 側のブラケット2aに嵌着された玉部構成部材4aと、ランプボディ1にねじ固 定されて玉部構成部材4aの玉部4a1を支承する球座部4bとから構成されて いる。ランプボディ1を前後に貫通しランプボディ1に支承されたスクリュー5 ,6には、リフレクター2に嵌着されたナット7,8がそれぞれ螺合し、スクリ ュー5,6を回動操作することによりナット7,8がスクリュー5,6に沿って それぞれ進退し、リフレクター2が玉継手4とナット7を通る軸(以下、水平軸 Lxという)および玉継手4とナット8を通る軸(以下、垂直軸Lyという)回 りにそれぞれ傾動し、これによってエイミングできるようになっている。この様 な構造の従来技術としては、例えば(実公昭61−21763号)がある。
【0003】 しかし玉継手4の球座部4bは、ランプボディ1とは別体の単独の部材により 構成されており、それだけ灯具構成部材の部品点数が増え、灯具の組付けにも球 座部4bを取着する分だけ手間がかかるという問題があった。 そこで実開平3−112809号(図9参照)に開示されている様に、球座部 4bをランプボディ1に一体成形して、前記した問題の解決を図る構造が提案さ れた。
【0004】
【考案の解決しようとする課題】
ところが、玉部4a1を球座部4bに挿着するには、無理矢理圧入しなければ ならず、挿着が簡単ではない。さらに一担挿着した後に、これらを分離しようと しても容易ではなく、無理矢理分離すると球座部4a又は玉部4a1が折損し、 リフレクター2だけを交換したい様な場合に非常に不便であった。
【0005】 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は部品点数が 少なく、組付けおよび取り外しの容易な玉継手をもつ自動車用灯具を提供するこ とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案に係る自動車用灯具においては、リフレク ターに嵌着された玉部構成部材が合成樹脂製ランプボディに突設された球座部に 支承された構造の玉継手を傾動支点として、リフレクターがランプボディに対し 傾動可能に支持された自動車用灯具において、前記球座部はランプボディに一体 成形されるとともに、前記球座部を半径方向に弾性変形可能な周方向複数個の分 割片により形成するようにしたものである。
【0007】
【作用】
リフレクターの傾動支点を構成する玉継手の球座部はランプボディに一体成形 されているため、従来のように単独の球座部構成部材が不要となる。また玉部の 球座部内への挿入又は球座部からの脱抜の際に、玉部に押された球座部(揺動分 割片)が半径方向外側に弾性変形して、玉部の球座部への挿入および抜脱を可能 とする。
【0008】
【実施例】 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図3は本考案の一実施例である自動車用ヘッドランプの要部である玉継 手を示しており、図1は玉継手の拡大断面図、図2は玉継手構成部材である球座 部の拡大斜視図、図3は玉継手構成部材である玉部の拡大斜視図である。なお自 動車用ヘッドランプの構造としては、リフレクターの傾動支点である玉継手の構 造を除いて、従来技術を説明する図6〜図9に示す構造と略同一であり、同一の 部分については、同一の符号を付すことによりその説明を省略する。
【0009】 これらの図において、玉継手10は、合成樹脂製のリフレクター2に突出形成 されたブラケット12に嵌着一体化された合成樹脂製のナット20に形成された 玉部本体24と、合成樹脂製のランプボディ1に一体成形されてランプボディ1 に突出形成された球座部30とから構成されて、玉部本体24が球座部30の球 面座34に回転可能に滑合した構造となっている。
【0010】 ナット20は、図3においてその斜視図が示されている様に、中央縦孔20a の形成された略円筒体で、ナット20の円筒型前端部外側面には、コ字型に延び るスリット21で囲まれた一対の揺動弾性フック22,22が形成され、ナット 20の後端部には、球座部30の球面座34に整合する球面状の玉部本体24が 形成されている。符号27は玉部本体24の括れ部25位置からスカート状に延 びるフランジ部で、フック22,22と協働してリフレクター側ブラケット12 のナット係合孔14周縁部を挟持するべく作用する。そしてリフレクター側ブラ ケット12のナット係合孔14にナット20の前端部を押し込むことにより、フ ック22が係合孔14に挿着されて、ナット20をブラケット12にワンタッチ で抜け止めされた状態に装着できる。
【0011】 一方球座部30は、ランプボディ1から前方に延出する筒状突出部の内側に球 面状の球面座34が形成された構造で、筒状突出部の付根位置には、成形時のヒ ケの発生を防止するための空洞部35が形成されている。そして筒状突出部の先 端部には周方向等分3個所に縦スリット31が設けられて、球座部30の先端部 が半径方向に弾性変形可能な3個の揺動分割片32,32,32により構成され ている。このため、玉部本体24を球座部30に挿着する際に、玉部本体24の 圧入に伴って揺動分割片32が半径方向外方に押し拡げられるので、玉部本体2 4をスムーズに球座部30内に挿入することができる。一方、球座部30に挿着 されている玉部本体24を抜き出すときにも、玉部本体24の脱抜に伴って揺動 分割片32が半径方向に押し拡げられるので、玉部本体24を球座部30からス ムーズに抜き出すことができる。
【0012】 図4は球座部成形用金型の断面図で、符号40はランプボディ1の外側成形用 の金型、符号42はランプボディ1の内側及び球座部30の外側成形用の金型、 符号44は球座部30の内側(球面座34)成形用の金型で、金型42を矢印A 方向に分離した後に、金型44を矢印方向に分割片32の可撓性を利用して無理 抜きする。
【0013】 図5は本考案の第2の実施例の要部(玉継手構成部材)であるナットの斜視図 を示している。 この第2の実施例における玉部本体24は、三個のスリット26,26,26 により周方向に三分割されて、それぞれ半径方向に弾性変形して揺動できる三個 の分割片28,28,28により構成されている点に特徴がある。
【0014】 即ち、球部本体24の成形において、玉部本体24(の括れ部25)がアンダ ーカット部となるため、前記第1の実施例では、玉部本体24を成形するには分 割金型を必要とする。しかし本実施例では、玉部本体24の成形後にまず、中央 縦孔20aおよびスリット26成形用の中子であるピンを抜き出して後、玉部本 体24の外側面成形用の金型を抜き出す時に、分割片28を内側に変形させつつ 無理抜きできるため、玉部本体24の成形には分割金型を用いなくともよく、そ れだけ金型構造が簡単となる。
【0015】 なお、前記第2の実施例では玉部本体24が半径方向に揺動可能な分割片28 によって構成されているので、球座部30をスリット31の形成されない単一体 によって形成してもよい。 なお前記実施例では、自動車用ヘッドランプを例にとって説明したが、本考案 はヘッドランプに限るものではなく、リフレクターとランプボディとが球継手に より支持された構造の自動車用灯具に広く適用できる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る自動車用灯具によれば、玉継手 を構成する球座部がランプボディに一体成形されているため、従来単独部品とし て不可欠であった球座部構成部材が不要となり、灯具を構成する部品点数がそれ だけ少なくなり、灯具の組付けが簡単となるとともに、灯具のコストも安価とな る。さらに球座部が半径方向に弾性変形可能な複数の揺動分割片により構成され ているので、玉部の挿着のみならず抜脱も簡単にでき、分解修理が便利となる上 に、部品の再利用という点でも有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である自動車ヘッドランプの
要部である玉継手の拡大断面図
【図2】玉継手構成部材である球座部の拡大斜視図
【図3】玉継手構成部材であるナットの拡大斜視図
【図4】球座部成形用の金型の断面図
【図5】本考案の第2実施例のヘッドランプの要部であ
る玉継手構成部材(ナット)の拡大斜視図
【図6】従来の自動車用ヘッドランプの正面図
【図7】同ヘッドランプの水平断面図(図6に示す線VI
I−VIIに沿う断面図)
【図8】同ヘッドランプの縦断面図(図6に示す線VIII
−VIIIに沿う断面図)
【図9】従来の他の自動車用ヘッドランプの縦断面図
【符号の説明】
1 ランプボディ 2 リフレクター 10 玉継手 12 リフレクター側ブラケット 20 玉継手構成部材であるナット 24 玉部本体 26 スリット 28 揺動分割片 30 玉継手構成部材である球座部 34 球面座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクターに嵌着された玉部構成部材
    が合成樹脂製ランプボディに突設された球座部に支承さ
    れた構造の玉継手を傾動支点として、リフレクターがラ
    ンプボディに対し傾動可能に支持された自動車用灯具に
    おいて、前記球座部はランプボディに一体成形されると
    ともに、前記球座部は半径方向に弾性変形可能な周方向
    複数個の分割片により形成されたことを特徴とする自動
    車用灯具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462666B1 (ko) * 2001-12-13 2004-12-23 가부시키가이샤 고이토 세이사꾸쇼 차량용 램프
JP2013089504A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Ichikoh Ind Ltd 車両用灯具

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KR100462666B1 (ko) * 2001-12-13 2004-12-23 가부시키가이샤 고이토 세이사꾸쇼 차량용 램프
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