JP4413574B2 - 自動車用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、ランプボディ内に収容された光源ユニットがエイミング機構によって傾動可能に支持されるとともに、ランプボディの外部に光源ユニット傾動調整用のエイミングスクリュー回動操作部が設けられた自動車用前照灯に係わり、特に、エイミングスクリュー回動操作部にキャップを被着することで、自動車メーカー側でエイミングできるがユーザ側ではエイミングできない仕様(以下、ビジュアルエイミング仕様という)に構成した自動車用前照灯に関する。
この種の前照灯は、図9〜11に示されるように、光源であるバルブ206を挿着したリフレクター202が、ランプボディ201を貫通して前後に延びる2本のエイミングスクリュー203,204と、1個の玉継ぎ手205を備えたエイミング機構によって支持されている。エイミングスクリュー203,204はランプボディ201の貫通部においてそれぞれ回動可能に支承されており、エイミングスクリュー203,204によるリフレクター202の支持点は、リフレクター202側のブラケットに嵌着され、かつエイミングスクリュー203,204に螺合するナット部材207,208によって構成されている。
そしてエイミングスクリュー203,204の回動操作によってナット部材207,208がスクリュー203,204に沿って前後に進退し、リフレクター202が水平軸Lx,垂直軸Ly回りにそれぞれ傾動して、ランプの光軸が上下左右に傾動調整(エイミング)されるようになっている。ランプボディ201の後方に延出するエイミングスクリュー203,204の後端部には、ドライバーDや六角レンチといったエイミング用工具を係合させてスクリュー203,204を回動操作するための回動操作部203a,204aが形成されている。
そして、前照灯は自動車メーカー側において自動車として組み立てられた後に出荷されるが、自動車の出荷前に、例えばドライバーDを回動操作部203a,204aに係合させてエイミングを行う。しかし、例えば、米国向け自動車の前照灯では、ユーザが勝手に左右エイミングできない仕様とすることが要求されるなど、仕向国によっては、ビジュアルエイミング仕様とする必要があるので、このような仕向け国に対しては、エイミングした後、図12に示すように、取り外し困難なキャップ210を回動操作部203aに被着して回動操作部203aを覆い隠すことで、ビジュアルエイミング仕様に構成していた。
特開平1-70832号(段落0076〜0089、図35〜図40)
しかし、前記した従来技術では、エイミングした後にキャップ210を被着する必要上、前照灯メーカー側では、前照灯とキャップを対にして自動車メーカーに搬送しなければならず、非常に煩雑であった。また自動車メーカー側においても、小さなキャップを紛失しないように保管しなければならず、非常に煩雑であることに加えて、ランプボディ背後の狭いスペースに手を差し込んで行うキャップの被着作業は、非常に面倒な作業であった。
本発明は前記した問題点に鑑みなされたもので、その目的は、キャップをエイミングスクリュー回動操作部に被着した状態でエイミングできるとともに、簡単にビジュアル仕様に変更できる自動車用前照灯を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係わる自動車用前照灯においては、ランプボディ内の光源ユニットがエイミング機構によって傾動可能に支持されるとともに、ランプボディの外側に設けられたエイミングスクリュー回動操作部を回動してエイミングするように構成された自動車用前照灯において、前記回動操作部にキャップが被着されてビジュアルエイミング仕様となる自動車用前照灯であって、前記回動操作部を環状歯車で構成し、前記キャップを有底円筒体で構成するとともに、キャップ円筒部に前記回動操作部回動用のエイミング工具を差し込むための開口を設け、該開口の周縁部には、ヒンジ部を介し連成され、ヒンジ部で折り曲げることで該開口を塞ぐ蓋と、前記蓋に対し略直交して延出する左右一対の立て壁と、を設け、前記ランプボディには、前記立て壁の外側に係合する一対の突起を設けるように構成した。
(作用)回動操作部にキャップが被着されて、回動操作部がキャップで覆われていても、キャップに設けられている開口からエイミング工具(例えば、プラスドライバー)を差し込んでキャップ内の回動操作部に係合させて、エイミングスクリュー回動操作部を回動することができる、即ち、エイミングできる。また、エイミング終了後は、蓋をヒンジ部で折り曲げて開口を塞ぐ形態とすることで、エイミング工具をキャップ内の回動操作部に差し込むことができない、即ち、ビジュアルエイミング仕様となる。なお、開口を塞ぐように蓋を保持する手段としては、蓋と開口周縁部との間に凹凸ランス係合部を設ける構成が考えられる。
エイミングスクリュー回動操作部にキャップを被着した形態のままエイミングできるので、前照灯メーカー側において予めキャップを回動操作部に被着した形態にした上で自動車メーカー側に前照灯を搬送することができる。
また自動車メーカー側においても、キャップを被着した前照灯として保管・管理すればよいし、蓋をヒンジ部で折り曲げるという簡単な方法でビジュアルエイミング仕様にできるので、ランプボディ背後の狭いスペースにおいてもその作業を簡単に遂行できる。
また、キャップの開口周縁部の立て壁の外側がランプボディ側の一対の突起に係合することで、回動操作部(環状歯車)に対しキャップが周方向に位置決めされる。
また、キャップの立て壁と蓋との間の隙間にドライバー等のエイミング工具をこじ入れて、キャップ内にエイミング工具を差し込もうとしても、ランプボディに設けられている突起によってバックアップされている開口周縁部は、開口を拡げる方向に変形し難いので、キャップ内にエイミング工具を差し込むことができない。即ち、ビジュアルエイミング仕様では、ユーザ側におけるエイミングが確実に阻止される。立て壁は、蓋を折り曲げる際のガイドとして機能する。また、立て壁は、エイミングの際のエイミング工具挿入ガイドとしても機能する。
請求項2においては、請求項1に記載の自動車用前照灯において、前記開口閉塞用の蓋には前記ヒンジ部で折り曲げる際の力の作用部となる突起部を設けるように構成した。
(作用)蓋をヒンジ部で折り曲げる際に、突起部を例えば指で摘んだり棒状部材で突き押しすることで、蓋の折り曲げをスムーズに行うことができる。
請求項4においては、請求項3に記載の自動車用前照灯において、前記蓋を、前記開口に略整合する大きさで、前記開口に対し略直交して延出する舌片状に形成するとともに、蓋の左右の側縁には凸部を形成し、一方、前記開口周縁部には前記蓋に対し略直交して延出する左右一対の立て壁を設けるとともに、該立て壁には前記蓋を折り曲げた際に前記凸部が係合する凹部を設けるように構成した。
(作用)蓋をヒンジ部で折り曲げると、蓋の凸部が立て壁を開口外側に押し拡げながら立て壁に沿って開口側に滑動して凹部に係合することで、蓋が開口部を閉塞した形態に保持される。また、蓋と立て壁間の凹凸ランス係合としては、蓋側に凹部を、立て壁側に凸を設けるように構成してもよいが、蓋の側縁に凹部を形成するには、それだけ蓋が厚くなる等、薄い蓋の側縁部には凹部を形成しにくく、またキャップを樹脂の射出成形で形成するためには、蓋側に凸部を、立て壁側に凹部を設ける構成の方が、金型の加工も簡単である。
請求項1に係る自動車用前照灯によれば、キャップを回動操作部に被着した形態とした上で、前照灯メーカー側から自動車メーカーに前照灯を搬送することができるので、前照灯メーカー側における前照灯の搬送および自動車メーカー側における前照灯の保管・管理が簡単となる。
また、蓋をヒンジ部で折り曲げるという簡単な方法で開口部が閉塞されたビジュアルエイミング仕様にできるので、自動車メーカー側において行うエイミング後のビジュアルエイミング仕様への変更作業も簡単となる一方、ユーザ側においてエイミングが全くできないビジュアルエイミング仕様の前照灯を提供できる。更に、エイミングの際にエイミング工具をスムーズに回動操作部に係合させることができるので、エイミングを簡単に遂行できる。
請求項2によれば、蓋の折り曲げ作業がスムーズとなるので、エイミング後のビジュアルエイミング仕様への変更がスムーズとなる。
請求項3によれば、蓋をスムーズに折り曲げて開口を塞ぐ形態にできるので、ビジュアルエイミング仕様への変更が容易である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図8は、本発明の第1の実施例を示すもので、図1は第1の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II-IIに沿う断面図)、図3は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III-IIIに沿う断面図)、図4はキャップを被着した左右エイミングスクリューの回動操作部周辺の縦断面図、図5はキャップを被着した左右エイミングスクリューの回動操作部周辺の水平断面図(図4に示す線V-Vに沿う断面図)、図6はランプボディに設けたドライバーガイドおよびキャップ係合突起を示す図で、(a)はドライバーガイドおよびキャップ係合突起の平面図、(b)はドライバーガイドおよびキャップ係合突起の正面図、図7はエイミングスクリューの回動操作部に被着するキャップの斜視図で、(a)はキャップの正面斜視図、(b)はキャップの背面斜視図、図8は蓋で閉塞されたキャップの開口を示す斜視図である。
これらの図において、符号2は合成樹脂製の容器状ランプボディで、ランプボディ2内には、光源ユニットU(光源であるバルブ3を挿着した放物面形状のリフレクター4)が配置され、ランプボディ2の前面開口部に前面レンズ5が組み付けられてヘッドランプとして一体化されている。
光源ユニットU(リフレクター4)は、ランプボディ2の背面壁に形成されたスクリュー挿通孔2aを貫通して前後方向水平に延出する一対のエイミングスクリュー20,30と、リフレクター4の背面に突設されたブラケット4a,4bに嵌着され、エイミングスクリュー20,30にそれぞれ螺合するナット部材6,7と、リフレクター4とランプボディ2間に介装された玉継ぎ手10と、から構成されたエイミング機構によって、上下左右方向に傾動可能に支持されている。
玉継ぎ手10は、ランプボディ2の内側に突設された玉部10aと、リフレクター4の裏面側に突設されたブラケット4cに嵌着され、玉部10aを支承する玉受部10bとから構成されている。一方、エイミングスクリュー20,30は、ランプボディ2の前方にスクリューねじ部20a,30aを、後方にスクリュー軸部20b,30bをそれぞれ延出させた形態で、スクリュー挿通孔2aにおいてそれぞれ回動可能に支承されている。符号16は、エイミングスクリュー20,30を抜け止め保持するプッシュオンフィックスで、エイミングスクリュー20,30は、このプッシュオンフィックス16のばね付勢力によって、スクリュー軸部30bに一体化されている傘歯車35の基端部がスクリュー挿通孔2aの周縁部に圧接された状態に保持されている。図4,5における符号17は、スクリュー挿通孔2aを封止するOリングである。
エイミングスクリュー20,30の前方に延出するスクリューねじ部20a,30aには、ナット部材6,7が螺合し、ランプボディ2の後方に突出するスクリュー軸部20b,30bには、エイミング工具であるドライバーDの歯部が係合できる傘歯車25,35がそれぞれ一体化されるとともに、傘歯車25,35の背面中央部には、エイミング工具であるドライバーDの歯部やスパナやレンチが係合できる六角ボルト頭部27,37が形成されている。六角ボルト頭部27,37の端面には、ドライバーDの歯部が係合できる十字溝27a,37a が形成されている。
図3,4,5において、符号2b,2cは、ランプボディ2からそれぞれ突設されて、傘歯車25,35の上方に延出する二股状のドライバーガイドで、ドライバーDをこれらのドライバーガイド2b,2cに沿って上方から差し込めば、ドライバーDの歯部が傘歯車25,35の歯部25a,35aと係合するようになっている。なお、ドライバーガイド2bは、後述するキャップ40を傘歯車に被着する際の邪魔にならず、また被着されたキャップ40の内側にくるように、傘歯車25,35の真上に接近して設けられている(図4参照)。また、二股状のドライバーガイド2bは、後述するキャップ40の開口45内周縁部の内側に係合して、キャップ40を傘歯車に被着する際のガイドとしても機能する。
そして、例えば、ドライバーDを使って傘歯車25,35(エイミングスクリュー20,30)を回動させると、ナット部材6,7がスクリューねじ部20a,30aに沿って進退し、これによって光源ユニットU(リフレクター4)が上下左右方向に傾動する。即ち、エイミングスクリュー20は、ナット部材7と玉継ぎ手10とを結ぶ水平軸Lx回りに光源ユニットUを傾動(上下方向に傾動)させる上下エイミングスクリューを構成し、エイミングスクリュー30は、ナット部材6と玉継ぎ手10とを結ぶ垂直軸Ly回りに光源ユニットUを傾動(左右方向に傾動)させる左右エイミングスクリューを構成している。即ち、エイミングスクリュー20,30を回動させることで、ヘッドランプ(光源ユニットU)の光軸Lをエイミングできる。
符号40は、エイミングスクリュー30の傘歯車35に被着された合成樹脂製のキャップで、図4,5,7に拡大して示すように、傘歯車35の端面を覆うことのできる円盤状の天板部41と、天板部41の外周縁から略垂直に延出し、傘歯車35の外周を覆う円筒部42を備えた有底円筒体で構成されている。円筒部42の内周面には、傘歯車35の外周縁に整合する縦リブ43が円周方向等間隔に設けられ、周方向に隣接する縦リブ43,43間には、傘歯車35の歯部35aを把持する可撓性の舌片状弾性フック44が延出形成されている。したがって、傘歯車35の背面側から、キャップ40を傘歯車35にワンタッチで装着(被着)することができる。
また、キャップ40には、ドライバーDを差し込むための開口45が設けられ、この開口45周縁部には、開口45を閉塞すための蓋46が設けられている。即ち、キャップ円筒部42には、キャップ40の前面開口側から天板部41まで切り欠かれた矩形状の開口45が設けられており、円筒部42における開口側縁部には開口45を挟むように左右一対の立て壁47が設けられ、天板部41の開口45に臨む位置には、折り曲げ部となる薄肉ヒンジ部46aを介して、立て壁47と直交しかつ天板部41と面一となる矩形状の蓋46が連成されている。蓋46の左右の側縁部には、凸部である爪46bが設けられ、一方、立て壁47には、蓋46の爪46bが係合できる凹部である孔47aが設けられている。そして、蓋46をヒンジ46a位置で開口45側に折り曲げると、爪46bが孔47aに係合して抜け止め固定され、図4における仮想線および図8に示すように、蓋46は、ドライバーガイド2dに沿って延在し、開口45を塞ぐ形態に保持される。また、蓋46には、ヒンジ部で折り曲げる際の力の作用部となる突起部である摘み部46cが設けられており、例えばこの摘み部46cを指でつまむことで、ヒンジ部46a周りに蓋46を揺動させ易い。
また、ランプボディ2の背面側のスクリュー挿通孔2aの上方であって、ドライバーガイド2bの外側には、図6に示すように、環状歯車35に被着されたキャップ40の立て壁47の付け根部外側に係合する一対の突起2dが設けられており、キャップ40の立て壁47の内側および外側がドライバーガイド2bおよび突起2dに係合することで、環状歯車35に対しキャップ40が周方向に確実に位置決めされる。即ち、キャップ40を傘歯車35に被着する際には、立て壁47が突起2dに係合するようにしてキャップ40を押し込めば、キャップ40は傘歯車35に被着されるとともに、ランプボディ2に対しても確実に固定される。
また、図8に示すように、傘歯車35にキャップ40を被着し蓋46を折り曲げて開口45を閉塞した形態において、立て壁47と蓋46との隙間S1にドライバーDをこじ入れて、キャップ40内にドライバーDを差し込もうとしても、以下の理由から到底できるものではない。即ち、図4に示すように、ドライバーガイド2bが蓋46の下面に沿って延出しているので、蓋46が開口側に押し込まれてしまう惧れがない。さらに、図6に示すように、立て壁47は、ランプボディ2から延出する突起2dによってバックアップされているため、開口45を拡げる方向に変形する惧れがない。このように、蓋46を閉じた形態としたビジュアルエイミング仕様では、ドライバーDをキャップ40内にこじ入れることは困難で、ユーザ側におけるエイミングが確実に阻止される。
また、このキャップ40は、合成樹脂の一体成形体で構成されており、天板部41の弾性フック44に対応する位置には、キャップを成形する際のアンダーカット部となるおそれのある弾性フック44の裏側を成形するための開口部48が形成されている。
したがって、欧州向けや日本向けのヘッドランプのように、ユーザ側で上下エイミングおよび左右エイミングができる仕様とする必要があれば、自動車メーカにおいて、自動車として組み付けられたヘッドランプ裏側の傘歯車25,35のいずれにもキャップ40を被着しない形態とすることで、欧州向けや日本向け仕様となる。即ち、ユーザ側でドライバーDにより簡単にヘッドランプの光軸の上下左右エイミングができる。
一方、米国向けのヘッドランプのように、左右エイミングスクリューの回動ができないビジュアルエイミング仕様とする必要があれば、例えば、予め傘歯車35にキャップ40を被着した形態でヘッドランプがランプメーカーから納品されるようにしておくことで、自動車メーカでは、自動車の出荷に先立って、ドライバーDを使った上下左右エイミング後に、キャップ40の蓋46を折り曲げて開口45を閉塞した形態、即ちユーザ側で左右エイミングができないビジュアルエイミング仕様にして出荷できる。
また、自動車メーカーでは、予め傘歯車25,35の双方にキャップ40を被着した形態でヘッドランプが納品されるようにしておき、エイミング後に仕向け国の要求する仕様形態に応じて、キャップ40の開口部45を閉じた形態にするようにしてもよい。
なお、前記した実施例では、ドライバーDをキャップ40の開口45に差し込む際のガイドとしてドライバーガイド2b,2cが機能するが、ドライバーガイド2b,2cが設けられていない構造では、立て壁47がドライバーガイドとして機能する。
また、前記した種々の実施例では、自動車用ヘッドランプを例にあげて本発明を説明したが、本発明はヘッドランプに限定されるものではなく、フォグランプその他の自動車用前照灯にも適用できる。
本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプの正面図である。 同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II-IIに沿う断面図)である。 同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III-IIIに沿う断面図)である。 キャップを被着した左右エイミングスクリューの回動操作部周辺の縦断面図である。 キャップを被着した左右エイミングスクリューの回動操作部周辺の水平断面図(図4に示す線V-Vに沿う断面図)である。 (a)ランプボディに設けたドライバーガイドおよびキャップ係合突起の平面図である。(b)ランプボディに設けたドライバーガイドおよびキャップ係合突起の正面図である。 (a)エイミングスクリューの回動操作部に被着するキャップの正面斜視図である。(b)同回動操作部に被着するキャップの背面斜視図である。 蓋で閉塞されたキャップの開口を示す斜視図である。 従来の前照灯の正面図である。 同前照灯の縦断面図である。 同前照灯の水平断面図である。 キャップを装着したエイミングスクリュー回動操作部周辺の縦断面図である。
符号の説明
2 ランプボディ
2a スクリュー挿通孔
2b ドライバーガイド
2c ドライバーガイド
2d キャップの立て壁をバックアップする突起
3 光源であるバルブ
4 リフレクター
5 前面レンズ
6,7 ナット部材
10 リフレクターの揺動支点である玉継手
U 光源ユニット
L 光源ユニットの光軸
Lx 水平軸
Ly 鉛直軸
D エイミング工具であるドライバー
20 上下エイミングスクリュー
20a スクリューねじ部
20b スクリュー軸部
25 上下エイミングスクリューの回動操作部である傘歯車
27 上下エイミングスクリューの回動操作部である六角ボルト頭部
27a 上下エイミングスクリューの回動操作部である十字溝
30 左右エイミングスクリュー
30a スクリューねじ部
30b スクリュー軸部
35 左右エイミングスクリューの回動操作部である傘歯車
37 左右エイミングスクリューの回動操作部である六角ボルト頭部
37a 左右エイミングスクリューの回動操作部である十字溝
40 合成樹脂製キャップ
41 キャップ天板部
42 キャップ円筒部
43 縦リブ
44 弾性フック
45 キャップの開口部
46 蓋
46a 薄肉ヒンジ部
46b 蓋に設けられた凸部である爪
46c 摘み部
47 立て壁
47a 立て壁に設けられた凹部である係合孔

Claims (3)

  1. ランプボディ内の光源ユニットがエイミング機構によって傾動可能に支持されるとともに、ランプボディの外側に設けられたエイミングスクリュー回動操作部を回動してエイミングするように構成された自動車用前照灯において、前記回動操作部にキャップが被着されてビジュアルエイミング仕様となる自動車用前照灯であって、前記回動操作部は、環状歯車で構成され、前記キャップは、有底円筒体で構成されるとともに、キャップ円筒部に前記回動操作部回動用のエイミング工具を差し込むための開口が設けられるとともに、該開口の周縁部には、ヒンジ部を介し連成され、ヒンジ部で折り曲げることで該開口を塞ぐ蓋と、前記蓋に対し略直交して延出する左右一対の立て壁と、が設けられ、前記ランプボディには、前記立て壁の外側に係合する一対の突起が設けられたことを特徴とする自動車用前照灯。
  2. 前記開口閉塞用の蓋には、前記ヒンジ部で折り曲げる際の力の作用部となる突起部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用前照灯。
  3. 前記蓋は、前記開口に略整合する大きさで、前記開口に対し略直交して延出する舌片状に形成されるとともに、蓋の左右の側縁には凸部が形成され、一方、前記立て壁には前記蓋を折り曲げた際に前記凸部が係合する凹部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用前照灯。
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