JP2545347Y2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
- Publication number
- JP2545347Y2 JP2545347Y2 JP8646992U JP8646992U JP2545347Y2 JP 2545347 Y2 JP2545347 Y2 JP 2545347Y2 JP 8646992 U JP8646992 U JP 8646992U JP 8646992 U JP8646992 U JP 8646992U JP 2545347 Y2 JP2545347 Y2 JP 2545347Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- mounting ring
- wall
- rubber cover
- reflector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、ハウジング内に傾動
可能に配置したリフレクターと、このリフレクターの後
部とハウジングの後部開口との間に形成される間隙をシ
ールする環状のゴムカバーと、前記ゴムカバーの外周部
を押さえるリング部材とを備えた車両用灯具に関する。
可能に配置したリフレクターと、このリフレクターの後
部とハウジングの後部開口との間に形成される間隙をシ
ールする環状のゴムカバーと、前記ゴムカバーの外周部
を押さえるリング部材とを備えた車両用灯具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、車両用灯具として図６に示す
ものが知られている。図６において、１は前面開口にレ
ンズ２を設けたハウジングで、このハウジング１の後壁
３には後部開口４を形成した筒部５が形成されている。
この筒部５の周囲には係合溝６が形成されている。
ものが知られている。図６において、１は前面開口にレ
ンズ２を設けたハウジングで、このハウジング１の後壁
３には後部開口４を形成した筒部５が形成されている。
この筒部５の周囲には係合溝６が形成されている。
【０００３】他方、ハウジング１内には、バルブ７を装
着したリフレクター８が傾動可能に配置され、リフレク
ター８の後部９が前記後部開口４内に位置している。そ
して、リフレクター８の後部９とハウジング１の筒部５
との間に形成される間隙は環状のゴムカバー１０によっ
てシールされ、水の浸入を防止している。
着したリフレクター８が傾動可能に配置され、リフレク
ター８の後部９が前記後部開口４内に位置している。そ
して、リフレクター８の後部９とハウジング１の筒部５
との間に形成される間隙は環状のゴムカバー１０によっ
てシールされ、水の浸入を防止している。
【０００４】ゴムカバー１０は、図７に示すように、内
側筒部１０aと外側筒部１０bと内側筒部１０aと外側筒
部１０bとの間のフレキシブル部１０cとからなる。この
ゴムカバー１０の内側筒部１０aはリフレクター８の後
部９に嵌合され、キャップ１１により固定されている。
外側筒部１０bはハウジング１の係合溝６に嵌入し、さ
らに金属性の取付リング１２の脚部１３を係合溝６に圧
入させることにより外側筒部１０bを係合溝６に固定し
ている。
側筒部１０aと外側筒部１０bと内側筒部１０aと外側筒
部１０bとの間のフレキシブル部１０cとからなる。この
ゴムカバー１０の内側筒部１０aはリフレクター８の後
部９に嵌合され、キャップ１１により固定されている。
外側筒部１０bはハウジング１の係合溝６に嵌入し、さ
らに金属性の取付リング１２の脚部１３を係合溝６に圧
入させることにより外側筒部１０bを係合溝６に固定し
ている。
【０００５】取付リング１２の脚部１３には折り返した
抜け止め用の爪１４が設けられており、これにより取付
リング１２の抜けの防止を図っている。
抜け止め用の爪１４が設けられており、これにより取付
リング１２の抜けの防止を図っている。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両用灯具にあっては、取付リング１２が金属性で
あることによりその脚部１３の係合溝６への圧入力が高
く、このため、取付リング１２の脚部１３の圧入作業が
行いにくいという問題があった。また、脚部１３の爪１
４が変形したり寸法や組み付け精度等によりその爪１４
が係合溝６の側壁面６aに食い込みにくいものとなり、
取付リング１２が係合溝６から外れ易くなってしまうと
いう問題があった。さらに、取付リング１２が金属性で
あり、脚部１３や爪１４等を設けた複雑な構造なので高
価なものとなってしまう等の多くの問題があった。
うな車両用灯具にあっては、取付リング１２が金属性で
あることによりその脚部１３の係合溝６への圧入力が高
く、このため、取付リング１２の脚部１３の圧入作業が
行いにくいという問題があった。また、脚部１３の爪１
４が変形したり寸法や組み付け精度等によりその爪１４
が係合溝６の側壁面６aに食い込みにくいものとなり、
取付リング１２が係合溝６から外れ易くなってしまうと
いう問題があった。さらに、取付リング１２が金属性で
あり、脚部１３や爪１４等を設けた複雑な構造なので高
価なものとなってしまう等の多くの問題があった。
【０００７】この考案は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、取付リングの構造が簡単で、しか
も取付リングの取り付けが容易に行える車両用灯具を提
供することにある。
もので、その目的は、取付リングの構造が簡単で、しか
も取付リングの取り付けが容易に行える車両用灯具を提
供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するため、前面開口にレンズを設け後壁に後部開口
を形成したハウジングと、バルブを取り付けて前記ハウ
ジング内に傾動可能に配置されるとともに後部がハウジ
ングの後部開口内に位置したリフレクターと、前記リフ
レクターの後部とハウジングの後部開口との間に形成さ
れる間隙をシールする環状のゴムカバーとを備えた車両
用灯具において、前記ゴムカバーの外周部を前記後壁裏
面に押さえ付ける平板状の取付リングを備え、前記後壁
に前記後部開口より後方へ延びた支持壁を設け、前記取
付リングの後面に係合して前記ゴムカバーの外周部を後
壁裏面に押圧した状態にして該取付リングを保持する突
起を前記支持壁に設けたことを特徴とする。
達成するため、前面開口にレンズを設け後壁に後部開口
を形成したハウジングと、バルブを取り付けて前記ハウ
ジング内に傾動可能に配置されるとともに後部がハウジ
ングの後部開口内に位置したリフレクターと、前記リフ
レクターの後部とハウジングの後部開口との間に形成さ
れる間隙をシールする環状のゴムカバーとを備えた車両
用灯具において、前記ゴムカバーの外周部を前記後壁裏
面に押さえ付ける平板状の取付リングを備え、前記後壁
に前記後部開口より後方へ延びた支持壁を設け、前記取
付リングの後面に係合して前記ゴムカバーの外周部を後
壁裏面に押圧した状態にして該取付リングを保持する突
起を前記支持壁に設けたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】この考案は、取付リングの後面に係合してゴム
カバーの外周部を後壁裏面に押圧した状態にして該取付
リングを保持する突起を前記支持壁に設けたものである
から、取付リングの取り付けはその取付リングの後面に
前記突起を係合させるだけでよく、その取り付け作業は
簡単なものとなる。また、取付リングは平板状であるか
らその構造は簡単なものである。
カバーの外周部を後壁裏面に押圧した状態にして該取付
リングを保持する突起を前記支持壁に設けたものである
から、取付リングの取り付けはその取付リングの後面に
前記突起を係合させるだけでよく、その取り付け作業は
簡単なものとなる。また、取付リングは平板状であるか
らその構造は簡単なものである。
【００１０】
【実施例】以下に、この考案に係わる車両用灯具の実施
例を図面に基づいて説明する。
例を図面に基づいて説明する。
【００１１】図１および図２において、２０は前面開口
にレンズ２１を設けた樹脂製のハウジングで、このハウ
ジング２０の後壁２２には後部開口２３を形成した筒部
２４が形成されている。この筒部２４の周囲には後部開
口２３より後方に延びた支持壁２５が４つ設けられてい
る。この支持壁２５には、図３に示すように、内方に突
出した突起２６が設けられている。
にレンズ２１を設けた樹脂製のハウジングで、このハウ
ジング２０の後壁２２には後部開口２３を形成した筒部
２４が形成されている。この筒部２４の周囲には後部開
口２３より後方に延びた支持壁２５が４つ設けられてい
る。この支持壁２５には、図３に示すように、内方に突
出した突起２６が設けられている。
【００１２】他方、ハウジング２０内にはバルブ３０を
装着した樹脂製のリフレクター３１が傾動自在に配置さ
れ、リフレクター３１の後部３２は後部開口２３内に位
置している。そして、図示しない光軸調整機構によって
リフレクター３１は破線（図１参照）で示すように傾動
するようになっている。
装着した樹脂製のリフレクター３１が傾動自在に配置さ
れ、リフレクター３１の後部３２は後部開口２３内に位
置している。そして、図示しない光軸調整機構によって
リフレクター３１は破線（図１参照）で示すように傾動
するようになっている。
【００１３】リフレクター３１の後部３２とハウジング
２０の筒部２４との間に形成される間隙は環状のゴムカ
バー４０によってシールされ、水の浸入を防止してい
る。
２０の筒部２４との間に形成される間隙は環状のゴムカ
バー４０によってシールされ、水の浸入を防止してい
る。
【００１４】ゴムカバー４０は、図３に示すように、内
側筒部４１の外周に設けられたフレキシブル部４２の外
周に外側筒部４３を形成したものである。このゴムカバ
ー４０の内側筒部４１内には、リフレクター３１の後部
３２に形成された取付部３２aが嵌入されている。そし
て、内側筒部４１とともに取付部３２aにキャップ４５
がかぶせられて、その内側筒部４１が取付部３２aに取
り付けられている。キャップ４５はネジＮによりリフレ
クター３１の後部３２に固定されている。
側筒部４１の外周に設けられたフレキシブル部４２の外
周に外側筒部４３を形成したものである。このゴムカバ
ー４０の内側筒部４１内には、リフレクター３１の後部
３２に形成された取付部３２aが嵌入されている。そし
て、内側筒部４１とともに取付部３２aにキャップ４５
がかぶせられて、その内側筒部４１が取付部３２aに取
り付けられている。キャップ４５はネジＮによりリフレ
クター３１の後部３２に固定されている。
【００１５】ゴムカバー４０の外側筒部４３は、ハウジ
ング２０の後壁２２に設けた筒部２４の外周に嵌合し、
フレキシブル部４２の外周部４２aが図４および図５に
示すように平板状の取付リング４６に押圧され、外周部
４２aが筒部２４の端面２４aに圧接した状態になってい
る。この取付リング４６の後面４６aには支持壁２５の
突起２６が係合してその押圧状態を保持した状態で取付
リング４６がハウジング２０に取り付けられている。
ング２０の後壁２２に設けた筒部２４の外周に嵌合し、
フレキシブル部４２の外周部４２aが図４および図５に
示すように平板状の取付リング４６に押圧され、外周部
４２aが筒部２４の端面２４aに圧接した状態になってい
る。この取付リング４６の後面４６aには支持壁２５の
突起２６が係合してその押圧状態を保持した状態で取付
リング４６がハウジング２０に取り付けられている。
【００１６】支持壁２５に設けた突起２６の位置は、取
付リング４６がフレキシブル部４２の外周部４２aを押
圧するように設定されている。
付リング４６がフレキシブル部４２の外周部４２aを押
圧するように設定されている。
【００１７】取付リング４６の取り付けは、図３に示す
鎖線位置から矢印方向へ押し付けることにより支持壁２
５がその弾性力により外方に撓み、これにより取付リン
グ４６を図３の実線で示す位置に取り付けることがで
き、その取り付け作業は至って簡単なものである。
鎖線位置から矢印方向へ押し付けることにより支持壁２
５がその弾性力により外方に撓み、これにより取付リン
グ４６を図３の実線で示す位置に取り付けることがで
き、その取り付け作業は至って簡単なものである。
【００１８】また、取付リング４６は平板状なのでその
構造は簡単であり、簡単なプレス加工で製造できる。さ
らに、この取付リング４６は支持壁２５の突起２６によ
って取り付けられるので、樹脂製でもよいことになり、
安価なものとなる。
構造は簡単であり、簡単なプレス加工で製造できる。さ
らに、この取付リング４６は支持壁２５の突起２６によ
って取り付けられるので、樹脂製でもよいことになり、
安価なものとなる。
【００１９】
【効果】この考案によれば、取付リングの後面に当接し
てゴムカバーの外周部を後壁裏面に圧接させた状態にし
て該取付リングを保持する突起を前記支持壁に設けたも
のであるから、取付リングの後面に前記突起を係合させ
るだけでよく、その取り付け作業は至って簡単なものと
なる。また、取付リングは平板状であるからその構造は
簡単であり、簡単なプレス加工で製造できる。さらに、
取付リングは支持壁の突起によって取り付けられるの
で、樹脂製でもよいことになり、安価なものとなる。
てゴムカバーの外周部を後壁裏面に圧接させた状態にし
て該取付リングを保持する突起を前記支持壁に設けたも
のであるから、取付リングの後面に前記突起を係合させ
るだけでよく、その取り付け作業は至って簡単なものと
なる。また、取付リングは平板状であるからその構造は
簡単であり、簡単なプレス加工で製造できる。さらに、
取付リングは支持壁の突起によって取り付けられるの
で、樹脂製でもよいことになり、安価なものとなる。
【図１】この考案に係わる車両用灯具の構成を示した断
面図、
面図、
【図２】図１に示すハウジングとリフレクターの後部を
示した背面図、
示した背面図、
【図３】ゴムカバーの取付け状態を示した拡大断面図、
【図４】取付リングの断面を示した断面図、
【図５】取付リングの平面を示した平面図、
【図６】従来の車両用灯具の構成を示した断面図、
【図７】図６に示すゴムカバーの取付け状態を示した拡
大断面図である。
大断面図である。
２０ ハウジング ２１ レンズ ２２ 後壁 ２３ 後部開口 ２５ 支持壁 ２６ 突起 ３０ バルブ ３１ リフレクター ３２ 後部 ４０ ゴムカバー ４２a 外周部 ４６ 取付リング
Claims (1)
- 【請求項１】 前面開口にレンズを設け後壁に後部開口
を形成したハウジングと、バルブを取り付けて前記ハウ
ジング内に傾動可能に配置されるとともに後部がハウジ
ングの後部開口内に位置したリフレクターと、前記リフ
レクターの後部とハウジングの後部開口との間に形成さ
れる間隙をシールする環状のゴムカバーとを備えた車両
用灯具において、 前記ゴムカバーの外周部を前記後壁裏面に押さえ付ける
平板状の取付リングを備え、 前記後壁に前記後部開口より後方へ延びた支持壁を設
け、 前記取付リングの後面に係合して前記ゴムカバーの外周
部を後壁裏面に押圧した状態にして該取付リングを保持
する突起を前記支持壁に設けたことを特徴とする車両用
灯具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8646992U JP2545347Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 車両用灯具 |
| US08/167,146 US5390088A (en) | 1992-12-16 | 1993-12-16 | Vehicle lamp device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8646992U JP2545347Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 車両用灯具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650104U JPH0650104U (ja) | 1994-07-08 |
| JP2545347Y2 true JP2545347Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=13887823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8646992U Expired - Lifetime JP2545347Y2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2545347Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP8646992U patent/JP2545347Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0650104U (ja) | 1994-07-08 |
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