JP2005347067A - 押釦スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シール用パッキンのスイッチ操作部及びケースへの取付けを確実なものにすることができて、このシール用パッキンによるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命を向上させると共に、押釦スイッチの長期の使用が可能にする。
【解決手段】 シール用パッキン24の内周側取付基部26をプランジャ側パッキン嵌合部17と押釦側パッキン嵌合部22で挟持し、また、シール用パッキン24の外周側取付基部27をケース側パッキン嵌合部10に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材係合部9にパッキン押え部材25を係合して、このパッキン押え部材25で外周側取付基部27をケース側パッキン嵌合部10に押し込み係止して、シール用パッキン24のスイッチ操作部11及びケース3への取付けを確実なものにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、制御ボックス等の操作パネルに取付けて使用される照光式押釦スイッチ等として好適な、防塵、防水性能を有する押釦スイッチに関する。
一般に、照光式押釦スイッチにおける押釦部30は、図5に示すように、反射プランジャ31と、拡散プレート32と、彫刻プレート33と、キャップ34とで構成してあって、反射プランジャ31の保持部35に拡散プレート32を載せ、拡散プレート32に彫刻プレート33を着脱可能に嵌めて、保持部35に彫刻プレート33を覆うようにしてキャップ34を被せて組立ててある。
照光式押釦スイッチを客先に納品した場合、彫刻プレート33に名称等を記載する必要がある。この場合、キャップ34を保持部35から外し、彫刻プレート33に名称等を記載した後に、この彫刻プレート33を、再び拡散プレート32に載せ、キャップ34を保持部35に嵌めて彫刻プレート33を覆うようにする。このように、キャップ34を保持部35に対して着脱するために、キャップ34とケース36の押釦収容部37との間には隙間Sを形成せざるを得ない。したがって、この隙間Sから塵埃や水が入り込んで押釦部30を保持する操作プランジャ38の移動に影響を及ぼし、また、スイッチ部39にも影響を及ぼす。
このために、従来の照光式押釦スイッチでは、シール部材40を操作プランジャ38の外周部に装着して、このシール部材40のリップ部41をケース36の内周面部に摺動させることで、隙間Sから入り込んだ粉塵や水のスイッチ部39側への侵入を防ぐようにしていた。
すなわち、操作プランジャ38の外周部には凹溝部からなるシール部材嵌合部42が形成してあり、また、反射プランジャ31の筒形状の嵌合部43の端部には円錐面部44が形成してあり、シール部材嵌合部42にシール部材40の基部40Aを嵌合して操作プランジャ38に反射プランジャ31を嵌合した際に、嵌合部43の円錐面部44でシール部材40の基部40Aを押えるようにしてシール部材40は操作プランジャ38の外周部に装着してある。
そして、押釦部30を押し込み操作プランジャ38を介してスイッチ部39の接点開閉操作を行うのであるが、この場合に、操作プランジャ38がシール部材40のリップ部41をケース36の内周面部に摺動させることによって、隙間Sから入り込んだ粉塵や水のスイッチ部39側への侵入を防ぐようにしてある。
しかし、シール部材40のリップ部41をケース36の内周面部に摺動させる構成であるために、厳しい環境下で長期に使用したような場合、シール部材40のリップ部41とケース36の内周面部との間に粉塵が入り込んでリップ部41の防塵防水機能に影響を及ぼすこともある。
かかる点を改善するために、最近では、図6に示すように、シール部材としてダイヤフラムパッキンで構成されたシール用パッキン42を用いて、このシール用パッキン42をケース45と操作プランジャ47との間に跨らせて、その内、外周部をそれぞれケース45および操作プランジャ47に固定するようにした照光式押釦スイッチがある。
すなわち、図7に示すように、シール用パッキン42は、パッキン本体42Aの外周部に外周取付基部43を、内周部に内周部取付基部44をそれぞれ有している。また、ケース45の内周側にはケース側嵌合部46が設けてあり、操作プランジャ47の外周部にはプランジャ側嵌合部48が設けてある。そして、このプランジャ側嵌合部48に内周取付基部44を嵌合し、外周取付基部43をケース側嵌合部46に嵌合することで、シール用パッキン42をケース45と操作プランジャ47との間に跨らせた状態でケース45と操作プランジャ47とに取付けてある(特許文献1参照)。
特開平07−282680号公報
しかしながら、特許文献1に開示された照光式押釦スイッチにあっては、シール用パッキン42の内周取付基部44をプランジャ側嵌合部48に嵌合することで、シール用パッキン42の内周側が操作プランジャ47に取付けている一方、シール用パッキン42の外周取付基部43をケース側嵌合部46に嵌合すると共にケース側嵌合部46の一部を切り起して加締めることによって、シール用パッキン42の外周側がケース45に取付けてあるために、シール用パッキン42の外周側は、ケース45に対して間欠的に取着することになって、全周に渡って均等にケース45に押圧されず、撓んだままケース45に装着される部分ができてしまい、シール用パッキン42によるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命に影響を及ぼす場合もあった。
本発明はかかる従来のかかる点を改善するためになされたものであって、その目的とするところは、シール用パッキンのスイッチ操作部及びケースへの取付けを確実なものにすることができて、このシール用パッキンによるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命を向上させると共に、長期の使用が可能になる押釦スイッチを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る押釦スイッチは、スイッチ部と、このスイッチ部を支持したケースと、このケース内に組み込まれたスイッチ操作部と、ケースとスイッチ操作部との間に跨って設けられたシール用パッキンとを備えた押釦スイッチであって、スイッチ操作部は、このスイッチ操作部の操作によりスイッチ部の接点開閉を行う操作プランジャと、この操作プランジャに固着される押釦部とを有していて、操作プランジャの外周部にはプランジャ側パッキン嵌合部が、押釦部の内周部には押釦側パッキン嵌合部がそれぞれ形成してあり、ケースにはケース側パッキン嵌合部とパッキン押え部材係合部とが形成してあり、シール用パッキンの内周部には内周側取付基部が、外周部には外周側取付基部がそれぞれ形成してあり、内周側取付基部をプランジャ側パッキン嵌合部と押釦側パッキン嵌合部とで挟持すると共に、外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材係合部にパッキン押え部材を係合して、このパッキン押え部材で外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に押し込み係止するようにしたことを特徴とするものである。
かかる構成により、シール用パッキンの内周側取付基部をプランジャ側パッキン嵌合部と押釦側パッキン嵌合部で挟持し、また、外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材係合部にパッキン押え部材を係合して、このパッキン押え部材で外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に押し込み係止したことにより、シール用パッキンのスイッチ操作部及びケースへの取付けを確実なものにすることができるために、このシール用パッキンによるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命を向上させると共に、押釦スイッチの長期の使用が可能になる。
ここで、シール用パッキンとは、例えば、ダイヤフラムパッキンが該当し、プランジャ側パッキン嵌合部とは、例えば、操作プランジャの外周部に形成された凹溝部が該当し、押釦側パッキン嵌合部とは、例えば、押釦部の構成要素である反射プランジャの内周部と操作プランジャの外周部とにより押し潰すようにして挟持することによって構成している。
また、本発明に係る押釦スイッチは、上記した本発明に係る押釦スイッチにおいて、パッキン押え部材はリング形状であって、その外周縁部には多数のエッジ部が形成してあり、パッキン押え部材係合部は、その外周部に周壁部を有していて、この周壁部にエッジ部を食い込ませることでパッキン押え部材をパッキン押え部材係合部に係合するようにしたことを特徴とするものである。
かかる構成により、パッキン押え部材は、その外周縁部の多数のエッジ部を周壁部に食い込ませることでパッキン押え部材をパッキン押え部材係合部に係合させることができて、パッキン押え部材による外周側取付基部のケース側パッキン嵌合部への押し込み係止をほぼ全周に渡って均等に且つ確実にすることができる。
ここで、パッキン押え部材とは、例えば、外周縁部が多角形にしてあって、多数のエッジ部を形成した金属製のリングが該当する。
また、本発明に係る押釦スイッチは、上記した本発明に係る押釦スイッチにおいて、パッキン押え部材係合部は台座部を有していて、この台座部の頂部は、ケースの中心側に向って傾斜する円錐面にしてあり、ケース側パッキン嵌合部は、台座部の内周面部に連なる周面部と、頂部とは逆傾斜の円錐面部とで形成されるV型溝部で構成してあり、パッキン押え部材は、頂部の傾斜方向と同じ方向に傾斜する截頭円錐形状であって、パッキン押え部材を頂部に当接させた状態で、このパッキン押え部材で外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に押し込み係止するようにしたことを特徴とするものである。
かかる構成により、台座部の頂部は、ケースの中心側に向って傾斜する円錐面にしてあり、パッキン押え部材は頂部の傾斜方向と同じ方向に傾斜していて、パッキン押え部材を頂部に当接させた状態で、このパッキン押え部材でシール用パッキンの外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に押し込み係止するようになるために、パッキン押え部材が外周側取付基部に接触した際に、この外周側取付基部がケースの中心側に寄るのを防止することができて、この外周側取付基部のケースへの係止を確実に行うことができる。しかも、パッキン押え部材は、頂部の傾斜方向と同じ方向に傾斜する截頭円錐形状にしてあるために、剛性の高いものになって、外周側取付基部の押えを確実に行うことができる。
また、本発明に係る押釦スイッチは、上記した本発明に係る押釦スイッチにおいて、押釦部は、操作プランジャに連結され且つスイッチ部が有する照光灯からの光を反射する反射プランジャと、この反射プランジャに保持され且つ光を拡散する拡散プレートと、この拡散プレートに着脱可能に設けられた彫刻プレートと、この彫刻プレートを覆うようにして反射プランジャに被せられたキャップとで構成してあることを特徴とするものである。
かかる構成により、照光式の押釦スイッチにおいても、シール用パッキンのスイッチ操作部及びケースへの取付けを確実なものにすることができるために、このシール用パッキンによるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命を向上させると共に、照光式の押釦スイッチの長期の使用が可能になる。
本発明に係る押釦スイッチによれば、シール用パッキンの内周側取付基部をプランジャ側パッキン嵌合部と押釦側パッキン嵌合部で挟持し、また、外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材係合部にパッキン押え部材を係合して、このパッキン押え部材で外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に押し込み係止したことにより、シール用パッキンのスイッチ操作部及びケースへの取付けを確実なものにすることができる。このために、このシール用パッキンによるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命を向上させると共に、押釦スイッチの長期の使用が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
本発明の実施例を図1乃至図4に示す。図1は本発明の押釦スイッチの一実施例を示す要部断面図、図2は図1のA部の拡大図、図3はパッキン押え部材の斜視図、図4は本発明に係る押釦スイッチにおいて押釦部を操作したときの縦断面図である。
本発明の押釦スイッチは、スイッチ部1と、このスイッチ部1を操作するスイッチ操作部2とから構成してある。
スイッチ部1は、スイッチカバー1Aと、このスイッチカバー1Aの図1において上面部に設けられた可動子(図示せず)と、この上面部に配置された照光灯1Bと、スイッチカバー1A内に収容された接点機構(図示せず)とを備えており、スイッチカバー1Aは、図1において前、後面部の中央部に係止突起1Cを有している。また、接点機構は、復帰ばねのばね力に抗しての可動子の押し込みにより接点(図示せず)を閉じ、また、可動子の押し込みの解除により復帰ばねのばね力で可動子を持ち上げ、接点を開離するものであって、スイッチ操作部2のバックスプリング機能も備えている。
スイッチ操作部2は、ケース3と、スイッチ操作部2の操作により上記した可動子を作動させて接点機構の接点開閉を行う操作プランジャ11と、この操作プランジャ11に固着された押釦部12と、防塵防水シール部23とを備えている。
ケース3は、円筒状の押釦収容部4と、この押釦収容部4より小径の円筒状の取付部5とを有していて、取付部5の外周部にはねじ部5Aが形成してあり、また、取付部5の端部には一対の係止脚部6が突設してあり、これらの係止脚部6には係止孔部6Aが設けてある。
そして、押釦収容部4の底面部7の内周縁部には、図1に示すように、ケース3の中心イを中心とした円錐面部8、パッキン押え部材係合部9及びケース側パッキン嵌合部10が同心的に形成してある。すなわち、図2に示すように、パッキン押え部材係合部9は円錐面部8より一段低くしてあって、パッキン押え部材係合部9は、円錐面部8に連なる周壁部9Aと、この周壁部9Aとは凹溝部9Bを隔てた台座部9Cとを有していて、この台座部9Cの頂部9Dは、ケース3の中心イ側に向って傾斜する円錐面にしてある。また、ケース側パッキン嵌合部10は、台座部9Cの内周面部に連なる周面部10Aと、頂部9Dとは逆傾斜の円錐面部10Bとで形成されるV型溝部で構成してある。
操作プランジャ11は円筒形状のプランジャ本体11Aを有しており、このプランジャ本体11Aの外周部にはプランジャ側パッキン嵌合部17とシール用パッキン受け部18とが形成してあり、このプランジャ側パッキン嵌合部17は、プランジャ本体11Aの外周部に周方向に凹溝部17Aを形成して構成してある。また、シール用パッキン受け部18は、プランジャ本体11Aの薄肉部11Bと厚肉部11Cとの段部11Dで構成してある。
押釦部12は、反射プランジャ13と、拡散プレート14と、彫刻プレート15と、キャップ16とで構成してある。
反射プランジャ13は、円筒形状の嵌合部19と、この嵌合部19の端部に連なる漏斗状の反射部20と、この反射部20の端部に連なる円筒形状の保持部21とで構成してあり、嵌合部19の内周部には、その端側に位置させて凹溝部からなる押釦側パッキン嵌合部22が形成してある。
そして、反射プランジャ13の保持部21には拡散プレート14が載置され(溶着或いは接着等により固着する場合もある)、拡散プレート14には彫刻プレート15が着脱可能に嵌めてあり、さらには、彫刻プレート15を覆うようにして保持部21にはキャップ16が被せてある。
防塵防水シール部23は、可撓性のシール用パッキン24とパッキン押え部材25とで構成してある。このシール用パッキン24はダイヤフラムパッキンで構成してあって、円筒形状で可撓性のパッキン本体24Aを備えており、このパッキン本体24Aの内周端部には、パッキン本体24Aの主部の肉厚より厚い内周側取付基部26が形成してあり、パッキン本体24Aの外周端部には、やはり主部の肉厚より厚い外周側取付基部27が形成してある。
パッキン押え部材25は、図3に示すように、金属製のリングであって、逆截頭円錐形状の部材本体25Aを備えており、この部材本体25Aの内周縁部25aは真円であり、外周縁部25bは多角形にしてあって、多数のエッジ部28が形成してある。
そして、プランジャ側パッキン嵌合部17の凹溝部17Aにシール用パッキン24の内周側取付基部26を嵌めた状態で、反射プランジャ13の嵌合部19を操作プランジャ11の端部に嵌合することで、シール用パッキン24の内周側取付基部26の凹溝部17Aよりはみ出している部分を押釦側パッキン嵌合部22に嵌め込んで、プランジャ側パッキン嵌合部17と押釦側パッキン嵌合部22とでシール用パッキン24の内周側取付基部26を押し潰す状態で挟持している。
そして、ケース3は、その一対の係止脚部6をスイッチ部1のスイッチカバー1Aの前、後面部に沿わせて、これらの前、後面部に設けた係止突起1Cを係止孔部6Aに係止することでスイッチ部1に取付けてあり、また、ケース3内には操作プランジャ11が挿入してあり、この操作プランジャ11内には照光灯1Bが挿入してある。この場合、操作プランジャ11の端部がスイッチ部1の可動子に接触している。
そして、シール用パッキン24の外周側取付基部27をケース3のケース側パッキン嵌合部10に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材受け部9にパッキン押え部材25を押し込み、このパッキン押え部材25の多数のエッジ部28を周壁部9Aに食い込ませることで、パッキン押え部材25を台座部9Cに当接させてパッキン押え部材受け部9に固定してあり、パッキン押え部材25のほぼ全周でシール用パッキン24の外周側取付基部27をケース側パッキン嵌合部10に均等に押し付けて、この外周側取付基部27がケース3に取付けてある。
この場合、シール用パッキン24は、ケース3と操作プランジャ11とに跨っており、その断面形状が逆U字形になって、その端部はシール用パッキン受け部18に受けられており、ケース3の押釦収容部4の内周面と押釦部12のキャップ16の周面部との間の隙間Sからケース3内に侵入した塵埃や水(油)が操作プランジャ11とケース3の取付部5との間からスイッチ部1側に入るのを防止している。
上記のように構成された押釦スイッチは、図1に示すように、ケース3の取付部5のねじ部5Aに設けた取付リング29を締付けることで、パッキン29Aと回り止め金具29Bとで操作パネルPを挟み付けて、この操作パネルPに取付けてある。
そして、スイッチ部1のスイッチ動作は、押釦部12を手動操作することにより、操作プランジャ11が往復動作し可動子を介してスイッチ部1の接点機構の接点を開閉するようにして行われる。
押釦部12を操作したとき、図4に示すように、シール用パッキン25は図4において下方向に弾性変形して撓み、押釦部12の押し込み解除によって再び図1に示す元の位置に戻る。
上記したように、本発明の実施例によれば、シール用パッキン24の内周側取付基部26をプランジャ側パッキン嵌合部17と押釦側パッキン嵌合部22で挟持し、また、シール用パッキン24の外周側取付基部27をケース側パッキン嵌合部10に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材係合部9にパッキン押え部材25を係合して、このパッキン押え部材25のほぼ全周で外周側取付基部27をケース側パッキン嵌合部10に均等に押し込み係止したことにより、シール用パッキン24のスイッチ操作部11及びケース3への取付けを確実なものにすることができるために、このシール用パッキン21によるシ−ル性及びシール用パッキン21の寿命を向上させると共に、押釦スイッチの長期の使用が可能になる。
また、本発明の実施例によれば、パッキン押え部材25は、その外周縁部の多数のエッジ部28をパッキン押え部材係合部9の周壁部9Aに食い込ませることでパッキン押え部材25をパッキン押え部材係合部9に係合させることができて、パッキン押え部材22によるシール用パッキン24の外周側取付基部27のケース側パッキン嵌合部10への押し込み係止を確実にすることができる。
また、本発明の実施例によれば、パッキン押え部材係合部9の台座部9Cの頂部9Dは、ケース3の中心イ側に向って傾斜する円錐面にしてあり、パッキン押え部材25は頂部9Dの傾斜方向と同じ方向に傾斜していて、パッキン押え部材25を頂部9Dに当接させた状態で、このパッキン押え部材25でシール用パッキン24の外周側取付基部27をケース側パッキン嵌合部10に押し込み係止するようになるために、パッキン押え部材25が外周側取付基部27に接触した際に、この外周側取付基部27がケース3の中心イ側に寄るのを防止することができて、この外周側取付基部27のケース3への係止を確実に行うことができる。しかも、パッキン押え部材25は、頂部9Dの傾斜方向と同じ方向に傾斜する截頭円錐形状にしてあるために、剛性の高いものになって、シール用パッキン24の外周側取付基部27の押えを確実に行うことができる。
本発明に係る押釦スイッチによれば、シール用パッキンの内周側取付基部をプランジャ側パッキン嵌合部と押釦側パッキン嵌合部で挟持し、また、シール用パッキンの外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に嵌め込んだ状態で、パッキン押え部材係合部にパッキン押え部材を係合して、このパッキン押え部材で外周側取付基部をケース側パッキン嵌合部に押し込み係止したことにより、シール用パッキンのスイッチ操作部及びケースへの取付けを確実なものにすることができるために、このシール用パッキンによるシ−ル性及びシール用パッキンの寿命を向上させると共に、押釦スイッチの長期の使用が可能になるという効果を有しており、制御ボックス等のパネルに取付けて使用される照光式押釦スイッチ等として好適な防塵、防水性能を有する押釦スイッチに有用である。
本発明に係る押釦スイッチの一実施例を示す要部断面図である。 図1のA部の拡大図である。 パッキン押え部材の斜視図である。 本発明に係る押釦スイッチにおいて押釦部を操作したときの縦断面図である。 従来の押釦スイッチの縦断面図である。 従来の他の押釦スイッチの縦断面図である。 図6のB部の拡大図である。
符号の説明
1 スイッチ部
1A スイッチカバー
1B 照光灯
2 スイッチ操作部
3 ケース
4 押釦収容部
5 取付部
6 係止脚部
9 パッキン押え部材係合部
9A 周壁部
9B 凹溝部
9C 台座部
9D 頂部
10 ケース側パッキン嵌合部
10A 周面部
10B 円錐面部
11 操作プランジャ
11A プランジャ本体
12 押釦部
13 反射プランジャ
14 拡散プレート
15 彫刻プレート
16 キャップ
17 プランジャ側パッキン嵌合部
18 シール用パッキン受け部
22 押釦側パッキン嵌合部
23 防塵防水シール部
24 シール用パッキン
25 パッキン押え部材
26 内周側取付基部
27 外周側取付基部
28 エッジ部

Claims (4)

  1. スイッチ部と、このスイッチ部を支持したケースと、このケース内に組み込まれたスイッチ操作部と、前記ケースと前記スイッチ操作部との間に跨って設けられたシール用パッキンとを備えた押釦スイッチであって、
    前記スイッチ操作部は、このスイッチ操作部の操作により前記スイッチ部の接点開閉を行う操作プランジャと、この操作プランジャに固着される押釦部とを有していて、前記操作プランジャの外周部にはプランジャ側パッキン嵌合部が、前記押釦部の内周部には押釦側パッキン嵌合部がそれぞれ形成してあり、前記ケースにはケース側パッキン嵌合部とパッキン押え部材係合部とが形成してあり、前記シール用パッキンの内周部には内周側取付基部が、外周部には外周側取付基部がそれぞれ形成してあり、
    前記内周側取付基部を前記プランジャ側パッキン嵌合部と前記押釦側パッキン嵌合部とで挟持すると共に、前記外周側取付基部を前記ケース側パッキン嵌合部に嵌め込んだ状態で、前記パッキン押え部材係合部にパッキン押え部材を係合して、このパッキン押え部材で前記外周側取付基部を前記ケース側パッキン嵌合部に押し込み係止するようにしたことを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 前記パッキン押え部材はリング形状であって、その外周縁部には多数のエッジ部が形成してあり、前記パッキン押え部材係合部は、その外周部に周壁部を有していて、この周壁部に前記エッジ部を食い込ませることで前記パッキン押え部材を前記パッキン押え部材係合部に係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ。
  3. 前記パッキン押え部材係合部は台座部を有していて、この台座部の頂部は、前記ケースの中心側に向って傾斜する円錐面にしてあり、前記ケース側パッキン嵌合部は、前記台座部の内周面部に連なる周面部と、前記頂部とは逆傾斜の円錐面部とで形成されるV型溝部で構成してあり、前記パッキン押え部材は、前記頂部の傾斜方向と同じ方向に傾斜する截頭円錐形状であって、前記パッキン押え部材を前記頂部に当接させた状態で、このパッキン押え部材で前記外周側取付基部を前記ケース側パッキン嵌合部に押し込み係止するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の押釦スイッチ。
  4. 前記押釦部は、前記操作プランジャに連結され且つ前記スイッチ部が有する照光灯からの光を反射する反射プランジャと、この反射プランジャに保持され且つ前記光を拡散する拡散プレートと、この拡散プレートに着脱可能に設けられた彫刻プレートと、この彫刻プレートを覆うようにして前記反射プランジャに被せられたキャップとで構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかの一に記載の押釦スイッチ。
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