JP2005201350A - シール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1部材と第2部材との見切り部を確実にシールすることができ、かつ組付荷重を低減することができるシール構造を得る。
【解決手段】 ハイマウントストップランプレンズ18のレンズ本体20をバックドアアウタパネル12の開口部34に入り込ませて形成された見切り部Mは、シール保持部24とバックドアアウタパネル12との間に配設された環状のハイマウントストップランプシール38によってシールされている。ハイマウントストップランプシール38は、シール保持部24に保持される保持部40と、保持部40から突設されハイマウントストップランプレンズ18に弾接するランプレンズ押圧部44と、保持部40から突設されバックドアアウタパネル12に弾接するリップ部46とを備えて構成されている。リップ部46は、自由状態では先端部を根元部よりも内側に位置させるように傾斜して形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両のアウタパネルと灯火装置との間をシールするシール構造に関する。
例えば自動車等の車両には、ハイマウントストップランプが設けられている。ハイマウントストップランプとアウタパネルとの間はシール部材によってシールされて雨水等が車体内部に入り込むことが防止されている。このような技術について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、ハイマウントストップランプ100は、車体に固定されるハウジング102と、ハウジング内に配置されブレーキ操作時に発光するバルブ104と、ハウジング102の開口端を閉塞するレンズ106とを備えて構成されている。レンズ106は、レンズ本体108と、レンズ本体108の周縁に設けられたシール保持部110とで構成されており、シール保持部110にはシール溝112が形成されている。レンズ本体108は、アウタパネル114の開口部116に入り込んで車体外部から視認可能に露出されている。また、アウタパネル114における開口部116の周縁には、短筒状のフランジ部118が設けられている。
このハイマウントストップランプ100とアウタパネル114との見切り部は、シール部材120によってシールされている。シール部材120は、環状に形成されてレンズ106のシール溝112内に保持されており、レンズ106及びアウタパネル114の双方に弾接することで、開口部116とレンズ本体108との見切り部から車体内部への浸水を防止する構成である。
図6(A)に示すように、シール部材120は、シール保持部110のシール溝112内に保持される保持部122と、保持部122の内側から突設されたレンズ押圧部124と、保持部122からアウタパネル114側に突設されたリップ部126とで構成されている。そして、シール部材120は、ハイマウントストップランプ100の車体への組付状態では、リップ部126がアウタパネル114に押圧されて弾性変形することで、レンズ押圧部124が内方に押圧されてレンズ106に弾接し、また該レンズ押圧部124にアウタパネル114のフランジ部118が食い込む。これにより、上記見切り部がシール部材120によってシールされる。
しかしながら、シール部材120では、リップ部126が組付時にアウタパネル114によって押圧される方向に略沿って突設されているため、リップ部126の弾性変形に伴う反発力が大きい、すなわち組付荷重が高いという問題があった。また、リップ部126が上記方向に突設されていることにより、組付時における該リップ部126の倒れ方向をコントロールできず、組付不良が生じ易いという問題があった。具体的には、例えば図6(B)に示される如くリップ部126が内倒れすると、アウタパネル114のフランジ部118がリップ部126に噛み込んでしまう場合があった。一方、例えば図6(C)に示される如く、組付状態でリップ部126が外側(見切り部とは反対側)に倒れてしまうと、レンズ押圧部124がレンズ106に弾接せず、矢印にて示す経路で車両内部に浸水してしまう場合があった。
また、このようなシール構造については、種々の工夫が成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1には、2種類のシール部材で成る2層構造のシール手段によるシール構造が記載されている。具体的には、軟質ゴムから成りレンズ側に配置されるプロテクタと、スポンジゴムから成りアウタパネル側に配置されるシールゴムとでシール手段を構成している。しかしながら、この構成でも、上記シール部材120と同様に、リップ部がアウタパネルによる押圧方向に突設されているため、組付時における該リップ部の倒れ方向をコントロールすることができない。このため、この構成では、リップ部が見切り部とは反対側に倒れてしまうと、プロテクタとレンズとの間を十分にシールすることができず、車体内に浸水する恐れがある。
特許文献2には、テールランプのハウジングと自動車のボディとの間をシール部材にてシールする構造が記載されている。このシール部材は、ハウジングに設けられた二股状の組付突起の内側に嵌入する基部と、基部の内外両側面から延設されそれぞれ組付突起に組付く把持部と、基部の上面両側からそれぞれ斜め方向に立設され組付時にボディに弾接する一対のリップ部と、各リップ部の外面から突設され組付状態で把持部に弾接する押圧リブとで構成されている。このシール部材によるシール構造では、各リップ部が斜め方向に立設されているため、組付荷重が低減される。また、各リップ部(押圧リブ)がボディと把持部との間にそれぞれ挟み込まれるためシール性が良好である。
しかしながら、この特許文献2記載のシール構造は、単に互いに対向するボディとハウジングとの間をシールするものであるため、換言すれば、基本的にボディと把持部(ハウジング)との間に挟み込まれるリップ部によってシールを行なう構造であるため、例えばアウタパネル開口縁と、アウタパネルの開口部に入り込むレンズの外周部との見切り部のシールに適用することができない。
特開平7−81480号公報 特開2000−108780号公報
本発明は、上記事実を考慮して、第1部材と第2部材との見切り部を確実にシールすることができ、かつ組付荷重を低減することができるシール構造を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るシール構造は、本体部の周縁にシール保持部が設けられた第1部材と、前記本体部を開口部内に入り込ませる第2部材との見切り部を、前記シール保持部と前記第2部材との間に配設された環状のシール部材によってシールするシール構造であって、前記シール部材は、前記シール保持部に保持される保持部と、前記保持部の内側から突設され、組付状態で前記第1部材に弾接する第1弾接部と、前記保持部から前記第2部材側に突設されると共に自由状態では先端部が根元部よりも内側に位置するように傾斜しており、組付状態で前記第2部材に弾接する第2弾接部と、を有して構成されている、ことを特徴としている。
請求項1記載のシール構造では、第2部材の開口部に第1部材の本体部が入り込んでおり、この開口部の内縁と本体部の外縁との見切り部がシール部材によってシールされる。具体的には、第1部材の外形に対応する環状に形成されたシール部材は、その保持部が第1部材のシール保持部に保持された状態で、第1弾接部がその内側に位置する第1部材に弾接すると共に、第2弾接部が第2部材における開口部の外側部分に弾接した状態で、上記見切り部をシールする。
ここで、シール部材の第2弾接部は、自由状態でその先端部(第2部材側)が根元部(保持部側)よりも内側に位置するように傾斜して保持部から突設されているため、組付に伴って先端部を保持部の内側部分に近接させる方向に確実に倒れる。すなわち、組付に伴う第2弾接部の倒れ方向が一定方向に規制される。このため、第1部材と第2部材との見切り部のシール性が確保される。そして、第2弾接部が上記方向に倒れることで、該第2弾接部よりも内側に位置する第1弾接部が第1部材に押し付けられ、上記見切り部のシール性が向上する。また、第2弾接部は、第2部材に押圧されて容易に倒れるため、換言すれば、圧縮方向に潰されることがないため、組付荷重が低減される。
このように、請求項1記載のシール構造では、第1部材と第2部材との見切り部を確実にシールすることができ、かつ組付荷重を低減することができる。
請求項2記載のシール構造は、請求項1記載のシール構造において、前記第2弾接部を、前記保持部の外周近傍から突設した、ことを特徴としている。
請求項2記載のシール構造では、第2弾接部を保持部の外周近傍から突設しているため、シール部材を外側に大型化することなく第2弾接部を大きく構成することができる。これにより、組付時に第2弾接部を変形させて第1弾接部をより強く第1部材に押し付けることができる。また、例えば第2部材の開口縁部にフランジを設けた場合に、該フランジと第2弾接部との干渉を確実に防止することができる。
請求項3記載のシール構造は、請求項1または請求項2記載のシール構造において、前記第2部材を車体のアウタパネルとし、前記第1部材を前記車体に取り付けられ前記開口部から露出する灯火装置の外郭部材とした、ことを特徴としている。
請求項3記載のシール構造では、車体のアウタパネルに設けた開口部に、灯火装置の外郭部材(例えば、レンズやハウジング)が入り込んでおり、この外郭部材に設けたシール保持部とアウタパネルとの間にシール部材が配設されて、アウタパネルと灯火装置との見切り部のシールを行なっている。このように、本シール構造は、車体のアウタパネルと灯火装置との見切り部のシールに好適に適用される。
以上説明したように本発明に係るシール構造は、第1部材と第2部材との見切り部を確実にシールすることができ、かつ組付荷重を低減することができる。
本発明の実施の形態に係るシール構造について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図2には、自動車等の車両において、ハイマウントストップランプ10とバックドアアウタパネル12との見切り部に、本実施の形態に係るシール構造が適用された例が示されている。ハイマウントストップランプ10は、図示しないバックドアの構造部材に固定されるランプハウジング14と、ランプハウジング14内に固定的に配置されブレーキ操作時に発光するバルブ16と、ランプハウジング14に取り付けられ該ランプハウジング14の開口端を閉塞するハイマウントストップランプレンズ18とを備えて構成されている。
ハイマウントストップランプレンズ18は、レンズ本体20と、レンズ本体20の周縁から全周に亘り立設された周壁部22と、周壁部22の外側に全周に亘り延設され周壁部22よりもバックドアの内方側に位置するシール保持部24とで構成されている。シール保持部24は、周壁部22との境界部が段付き形状とされ該周壁部22よりも外側に位置する内壁26と、内壁26の外面に対向する外壁28と、内壁26と外壁28とを連結する底板30とで構成され、その内側がレンズ本体20側(バックドアアウタパネル12側)に開口するシール溝32とされている。
このハイマウントストップランプレンズ18のレンズ本体20は、バックドアアウタパネル12に設けられた開口部34に入り込まされ、車体外部から視認可能に露出されている。この状態では、レンズ本体20の外面はバックドアアウタパネル12の外面と略面一とされている。また、バックドアアウタパネル12における開口部34の縁部からは、バックドアの内方に向けて短筒状のフランジ部36が全周に亘り立設されている。フランジ部36は、レンズ本体20の外周及び周壁部22の外面と対向するようになっている。
本実施の形態では、開口部34の内縁(フランジ部36)とレンズ本体20(周壁部22)との境界部(隙間)が、ハイマウントストップランプレンズ18とバックドアアウタパネル12との見切り部Mとされている。したがって、ハイマウントストップランプ10が、本発明における「灯火装置」に相当し、ハイマウントストップランプレンズ18が本発明における「第1部材」または「灯火装置の外郭部材」に相当し、レンズ本体20が本発明における「本体部」に相当する。また、開口部34を有するバックドアアウタパネル12が本発明における「第2部材」に相当する。
そして、この見切り部Mは、ハイマウントストップランプレンズ18のシール保持部24とバックドアアウタパネル12との間に配設された「シール部材」としてのハイマウントストップランプシール38によってシールされるようになっている。ハイマウントストップランプシール38は、シール保持部24のシール溝32に対応した環状の弾性部材であり、該シール溝32内で保持された状態でハイマウントストップランプレンズ18及びバックドアアウタパネル12の双方に弾接することで見切り部Mのシールを行なう構成とされている。以下、ハイマウントストップランプシール38について詳細に説明する。
図3には、ハイマウントストップランプシール38の自由状態における断面図が示されている。この図に示される如く、ハイマウントストップランプシール38は、その一部がシール溝32内に入り込んで保持される保持部40を備えている。保持部40の一端部は、両テーパ状に形成され、シール溝32に容易に誘い込まれるようになっている。また、保持部40の内外両側部からは、上記両テーパ面に連続して一対の返り部42が設けられている。一対の返り部42の頂部間の距離はシール溝32の溝幅よりも大とされており、保持部40がシール溝32に挿入されると、一対の返り部42が保持部40側に弾性変形してそれぞれ内壁26、外壁28に弾接されるようになっている(図4参照)。
この保持部40におけるシール溝32に入り込まない他端部の内側からは、「第1弾接部」としてのランプレンズ押圧部44が全周に亘り突設されている。ランプレンズ押圧部44は、ハイマウントストップランプレンズ18の周壁部22の外面に弾接するようになっている。また、ランプレンズ押圧部44は、自由状態における内縁の周長が周壁部22の外面の周長よりも小とされることで、ラップ代が設けられている。これにより、ランプレンズ押圧部44は、保持部40がシール溝32に挿入保持された状態で(バックドアへの組付前に)弾性変形して周壁部22の外面に弾接する構成とされている。さらに、ランプレンズ押圧部44は、ハイマウントストップランプ10をバックドアに組み付けた状態では、バックドアアウタパネル12のフランジ部36が食い込むようになっている。
また、保持部40の他端部における外周近傍からは、「第2弾接部」としてのリップ部46が全周に亘り突設されている。リップ部46は、バックドアアウタパネル12の内面に弾接するようになっている。そして、このリップ部46は、先端部(自由端)が根元部よりも薄肉とされると共に、自由状態において先端部が根元部よりも内側に位置するように傾斜して形成されている。これにより、図4に示される如く、リップ部46の保持部40からの突設方向は、ハイマウントストップランプ10をバックドアに組み付ける際にバックドアアウタパネル12にて押圧される矢印A方向と交差する方向とされている。このように傾斜して形成されたリップ部46は、上記組付によって、図1に示される如く、先端部を見切り部M側に近接させる方向(内側)に確実かつ容易に弾性的に倒れる構成である。
そして、ハイマウントストップランプシール38は、上記の通りリップ部46が内側に倒れることによって、リップ部46よりも内側に位置するランプレンズ押圧部44をハイマウントストップランプレンズ18の周壁部22に押し付ける方向の反力を生じる構成とされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
ハイマウントストップランプ10をバックドアに組み付ける際には、先ずハイマウントストップランプレンズ18のシール溝32にハイマウントストップランプシール38の保持部40を押し込んで挿入する。これにより、保持部40の先端部が底板30に弾接すると共に一対の返り部42がそれぞれ対応する内壁26、外壁28に弾接する。また、ランプレンズ押圧部44が周壁部22に弾接する。
次いで、ハイマウントストップランプシール38が取り付けられたハイマウントストップランプ10をバックドアに組み付ける。この組付動作に伴って、ハイマウントストップランプシール38のリップ部46が、バックドアアウタパネル12によって図4に示す矢印A方向に押圧される。これにより、リップ部46は、図1に示す如く矢印B方向に倒れ、バックドアアウタパネル12の内面に弾接する。このリップ部46の矢印B方向への倒れ変形によって、ランプレンズ押圧部44には矢印C方向に押圧力が作用し、ハイマウントストップランプレンズ18の周壁部22に押し付けられる。
そして、ハイマウントストップランプ10がバックドアアウタパネル12に対し所定位置まで近接すると、該バックドアアウタパネル12のフランジ部36の先端部がハイマウントストップランプシール38のランプレンズ押圧部44に食い込む。この状態でハイマウントストップランプ10のランプハウジング14をバックドアの構造部材に固定すると、組み付けが完了する。
このように組み付けられたハイマウントストップランプシール38は、ランプレンズ押圧部44が周壁部22に弾接することでハイマウントストップランプレンズ18側のシールを行ない、ランプレンズ押圧部44にフランジ部36が食い込むことでバックドアアウタパネル12側のシールを行なう。
ここで、ハイマウントストップランプシール38のリップ部46は、自由状態で、バックドアアウタパネル12による押圧方向である矢印A方向に対し傾斜しているため、上記組付に伴う倒れ方向が一定方向に規制される。すなわち、ハイマウントストップランプシール38は、仮に寸法誤差やハイマウントストップランプレンズ18への取付誤差(ばらつき)があっても、組付に伴って必ずシール性能を確保するために設定された所定方向に倒れる。これにより、ハイマウントストップランプシール38の組付不良が生じることが防止され、ハイマウントストップランプレンズ18とバックドアアウタパネル12との見切り部Mのシール性が確保される。
また、リップ部46は、自由状態で先端部が根元よりも内側に位置するように矢印A方向に対し傾斜しているため、上記組付に伴って矢印B方向に倒れる。これにより、上記の通りランプレンズ押圧部44には矢印C方向の押圧力が作用し、該ランプレンズ押圧部44が周壁部22に押し付けられる。このリップ部46は、保持部40の外周近傍から突設されて、ハイマウントストップランプシール38を外側に大型化することなく、かつフランジ部36との干渉を回避するという制約の範囲内で、比較的大きく構成されている。このため、ランプレンズ押圧部44は、リップ部46の矢印B方向への倒れ変形によって作用する矢印C方向の十分な押圧力によって周壁部22に強く押しつけられ、見切り部Mのシール性が向上する。
なお、ハイマウントストップランプシール38は、ランプレンズ押圧部44に矢印C方向の押圧力を作用させるように変形することで、シール保持部24の外壁28との間に隙間G(図1参照)が生じる場合があるが、この隙間は雨水等に曝されることのないバックドア内部側に生じるため、防水(耐水)性能上問題となることはない。また、ハイマウントストップランプシール38の一対の返り部42がそれぞれ内壁26、外壁28に弾接するため、バックドア内部への浸水防止に対する信頼性が高い。
さらに、本シール構造では、リップ部46が上記組付に伴って確実に倒れ変形する構造であるため、従来の如く圧縮方向に潰される構成と比較してリップ部46の変形に要する力が小さく、見切り部Mのシール性を確保しつつ組付荷重が低減される。
このように、本実施の形態に係るシール構造では、自動車等の車両に適用され、ハイマウントストップランプレンズ18(すなわちハイマウントストップランプ10)とバックドアアウタパネル12との見切り部Mを確実にシールすることができ、かつ組付荷重を低減することができる。
なお、上記の実施の形態では、本発明に係るシール構造がハイマウントストップランプ10とバックドアアウタパネル12との見切り部Mのシールに適用された構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、あらゆる部材間の見切り部のシールに適用することができる。したがって例えば、車両の灯火装置としてのリヤコンビネーションランプやサイドターンシグナル装置と、車体のアウタパネルとの見切り部のシールに本発明を適用しても良い。したがって、アウタパネルの開口縁との間に見切り部を形成する部材(透過装置の外郭部材)はレンズ部材に限定されることはなく、例えば、灯火装置のハウジング出会っても良い。また例えば、本発明に係るシール構造は、車両のサンルーフ装置とルーフパネルとの見切り部のシールに本発明を適用しても良く、自動車等の車両以外の見切り部のシールに適用することも可能である。
また、上記の実施の形態では、リップ部46が保持部40の外周近傍から突設された好ましい構成を示したが、本発明はこれに限定されず、リップ部は、先端部が根元部よりも内側に位置するように矢印A方向に対し傾斜していれば足り、その配置や形状が上記実施形態のものに限定されることはない。また、保持部40やランプレンズ押圧部44の配置や形状が上記実施形態のものに限定されないことは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係るシール構造が適用されたハイマウントストップランプレンズとバックドアアウタパネルとの見切り部のシール状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るシール構造が適用されたハイマウントストップランプレンズとバックドアアウタパネルとを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るシール構造を構成するハイマウントストップランプシールの自由状態における断面形状を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るシール構造を構成するハイマウントストップランプシールのシール保持部への保持状態を示す断面図である。 従来のハイマウントストップランプレンズとバックドアアウタパネルとの見切り部のシール構造を示す断面図である。 従来のシール構造を拡大して示す図であって、(A)は適正な状態の断面図、(B)はリップ部が内倒れした場合の断面図、(C)はリップ部が外倒れした場合の断面図である。
符号の説明
10 ハイマウントストップランプ(灯火装置)
12 バックドアアウタパネル(第2部材)
18 ハイマウントストップランプレンズ(第1部材)
20 レンズ本体(本体部)
24 シール保持部
34 開口部
38 ハイマウントストップランプシール(シール部材)
40 保持部
44 ランプレンズ押圧部(第1弾接部)
46 リップ部(第2弾接部)

Claims (3)

  1. 本体部の周縁にシール保持部が設けられた第1部材と、前記本体部を開口部内に入り込ませる第2部材との見切り部を、前記シール保持部と前記第2部材との間に配設された環状のシール部材によってシールするシール構造であって、
    前記シール部材は、
    前記シール保持部に保持される保持部と、
    前記保持部の内側から突設され、組付状態で前記第1部材に弾接する第1弾接部と、
    前記保持部から前記第2部材側に突設されると共に自由状態では先端部が根元部よりも内側に位置するように傾斜しており、組付状態で前記第2部材に弾接する第2弾接部と、
    を有して構成されている、
    ことを特徴とするシール構造。
  2. 前記第2弾接部を、前記保持部の外周近傍から突設した、ことを特徴とする請求項1記載のシール構造。
  3. 前記第2部材を車体のアウタパネルとし、前記第1部材を前記車体に取り付けられ前記開口部から露出する灯火装置の外郭部材とした、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシール構造。
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