JP2011179618A - ガスケット及び密封構造 - Google Patents
ガスケット及び密封構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011179618A JP2011179618A JP2010045799A JP2010045799A JP2011179618A JP 2011179618 A JP2011179618 A JP 2011179618A JP 2010045799 A JP2010045799 A JP 2010045799A JP 2010045799 A JP2010045799 A JP 2010045799A JP 2011179618 A JP2011179618 A JP 2011179618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- members
- annular protrusion
- annular
- annular groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】ガスケット本体部11からシリンダーブロック300の取付面301に向かい、かつインテークマニホールド200とシリンダーブロックとの対向面に垂直な方向Iに対して傾いた方向に伸びる環状突起部11bを備え、この環状突起部11bは、その表面がシリンダーブロックの取付面301側に向くテーパ面11cを有しており、テーパ面11cにおける中心軸線は、インテークマニホールド200とシリンダーブロックとの組み付け時において前記対向面に垂直な方向Iと一致するように設定されており、かつテーパ面11cのテーパ角度γは、前記中心軸線に対するインテークマニホールド200とシリンダーブロック300との組み付け方向の傾きをθとした場合に、γ>2θを満たす。
【選択図】図3
Description
力が加わるため、第2シール突起部112は倒れるように変形してしまう。そのため、ガスケット100は、図示の断面において幅方向(左右方向)の中心に対して略対称的な状態を保ったまま圧縮することができず、当該中心に対して非対称的な状態で圧縮してしまう。また、ガスケット100は環状であることから、第2シール突起部112に加えられる力の方向は、力が与えられる部位によって異なるため、変形の仕方も部位により異なる。従って、シール性能が不安定になってしまう。
2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着され、これら2部材の対向面間の隙間を封止する環状のガスケットにおいて、
前記2部材が前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に組み付けられることにより、これら2部材により圧縮されるガスケットであって、
ガスケット本体部から前記2部材のうちの他方の部材に向かい、かつ前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に伸びる環状突起部を備え、
該環状突起部は、その表面が前記他方の部材側に向くテーパ面を有しており、
前記テーパ面における中心軸線は、前記2部材の組み付け時において前記対向面に垂直な方向と一致するように設定されており、かつ前記テーパ面のテーパ角度γは、前記中心軸線に対する前記2部材の組み付け方向の傾きをθとした場合に、γ>2θを満たすことを特徴とする。
前記2部材により圧縮される前の状態において、前記環状突起部が伸びる方向とは逆側
の周面に設けられた前記複数の突起における突出長さをt1とし、前記テーパ面における前記環状突起部が伸びる方向の長さをt2とし、前記逆側の周面に設けられた前記複数の突起と前記環状溝の側壁面との間の隙間をt3とし、前記環状溝の横幅をWとした場合に、t1+t2+t3<Wを満たすとよい。
互いに組み付けられる2部材と、
前記2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着され、これら2部材の対向面間の隙間を封止する環状のガスケットと、を備える密封構造において、
前記2部材は、前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に組み付けられるように構成され、かつこれら2部材の組み付けによって前記ガスケットが圧縮されるように構成された密封構造であって、
前記ガスケットは、ガスケット本体部から前記2部材のうちの他方の部材に向かい、かつ前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に伸びる環状突起部が備えられており、
該環状突起部は、その表面が前記他方の部材側に向くテーパ面を有しており、
前記テーパ面における中心軸線は、前記2部材の組み付け時において前記対向面に垂直な方向と一致するように設定されており、かつ前記テーパ面のテーパ角度γは、前記中心軸線に対する前記2部材の組み付け方向の傾きをθとした場合に、γ>2θを満たすことを特徴とする。
前記2部材により圧縮される前の状態において、前記環状突起部が伸びる方向とは逆側の周面に設けられた前記複数の突起における突出長さをt1とし、前記テーパ面における前記環状突起部が伸びる方向の長さをt2とし、前記逆側の周面に設けられた前記複数の突起と前記環状溝の側壁面との間の隙間をt3とし、前記環状溝の横幅をWとした場合に、t1+t2+t3<Wを満たすことを特徴とする。
図1〜図6を参照して、本発明の実施例1に係るガスケット及びこれを備えた密封構造について説明する。なお、本実施例においては、密封構造を構成する2部材が、インテークマニホールドとシリンダーブロックである場合を例にして説明する。
特に、図1を参照して、本発明の実施例1に係る密封構造全体の構成について説明する。インテークマニホールド200とシリンダーブロック300は、図1中の矢印V方向に組み付けられるように構成されている。ここで、これらの組み付け方向Vは、図1から明らかなように、これらの対向面に垂直な方向に対して傾いた方向である。
特に、図2及び図3を参照して、本発明の実施例1に係るガスケットについて詳細に説明する。図2(a)は平面図、同図(b)は(a)中のAA断面図、同図(c)は(a)中のBB断面図である。また、図3は、図1においてガスケットの付近を拡大した図である。
201の溝底面に密着する突起部11aと、シリンダーブロック300の取付面301に密着する環状突起部11bとを備えている。この環状突起部11bは、ガスケット本体部11からシリンダーブロック300の取付面301に向かい、かつインテークマニホールド200とシリンダーブロック300との対向面に対して垂直な方向(図3中、矢印I方向)に対して傾いた方向に伸びるように構成されている。より具体的には、環状突起部11bは外径側に傾いた方向に伸びるように構成されている。また、この環状突起部11bは、その表面がシリンダーブロック300の取付面301側に向くテーパ面11cを有している。
特に、図4〜図6を参照して、環状突起部11bについて、より詳細に説明する。図4においては、インテークマニホールド200とシリンダーブロック300とを組み付ける際における、各部の角度寸法の関係を示している。なお、図4中、環状突起部11bについては、そのテーパ面11cのみを図示している。
以上のように、本実施例に係るガスケット10、及びこれを備えた密封構造によれば、ガスケット10が圧縮されるにつれて、テーパ面11cが凸となる方向に湾曲するように環状突起部11bが変形していく。このように、本実施例によれば、インテークマニホールド200とシリンダーブロック300とを組み付ける際に、ガスケット10に設けられた環状突起部11bを所望の方向に変形させることができる。言い換えれば、環状突起部11bの変形の仕方を制御することができる。従って、安定したシール性能を発揮させることができる。
図7及び図8には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、環状突起部が外径側に傾いた方向に伸びるように構成された場合を示した。これに対して、実施例2では、環状突起部が内径側に傾いた方向に伸びるように構成された場合を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
内においてガスケット本体部11が倒れることを抑制する突起が、周方向に各々間隔を空けて複数設けられている点については、実施例1の場合と同様である。
本実施例においては、ガスケットが取付けられる2部材として、インテークマニホールド200とシリンダーブロック300の場合を示したが、当該2部材は、これらに限られるものではなく、本発明のガスケット及び密封構造は種々の装置に適用し得る。
11 ガスケット本体部
11a 突起部
11b 環状突起部
11c テーパ面
12,13 突起
15 ガスケット
15b 環状突起部
15c テーパ面
200 インテークマニホールド
201 環状溝
300 シリンダーブロック
301 取付面
Claims (4)
- 2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着され、これら2部材の対向面間の隙間を封止する環状のガスケットにおいて、
前記2部材が前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に組み付けられることにより、これら2部材により圧縮されるガスケットであって、
ガスケット本体部から前記2部材のうちの他方の部材に向かい、かつ前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に伸びる環状突起部を備え、
該環状突起部は、その表面が前記他方の部材側に向くテーパ面を有しており、
前記テーパ面における中心軸線は、前記2部材の組み付け時において前記対向面に垂直な方向と一致するように設定されており、かつ前記テーパ面のテーパ角度γは、前記中心軸線に対する前記2部材の組み付け方向の傾きをθとした場合に、γ>2θを満たすことを特徴とするガスケット。 - ガスケット本体部の外周側と内周側には、前記環状溝内においてガスケット本体部が倒れることを抑制する突起が、周方向に各々間隔を空けて複数設けられており、
前記2部材により圧縮される前の状態において、前記環状突起部が伸びる方向とは逆側の周面に設けられた前記複数の突起における突出長さをt1とし、前記テーパ面における前記環状突起部が伸びる方向の長さをt2とし、前記逆側の周面に設けられた前記複数の突起と前記環状溝の側壁面との間の隙間をt3とし、前記環状溝の横幅をWとした場合に、t1+t2+t3<Wを満たすことを特徴とする請求項1に記載のガスケット。 - 互いに組み付けられる2部材と、
前記2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着され、これら2部材の対向面間の隙間を封止する環状のガスケットと、を備える密封構造において、
前記2部材は、前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に組み付けられるように構成され、かつこれら2部材の組み付けによって前記ガスケットが圧縮されるように構成された密封構造であって、
前記ガスケットは、ガスケット本体部から前記2部材のうちの他方の部材に向かい、かつ前記対向面に垂直な方向に対して傾いた方向に伸びる環状突起部が備えられており、
該環状突起部は、その表面が前記他方の部材側に向くテーパ面を有しており、
前記テーパ面における中心軸線は、前記2部材の組み付け時において前記対向面に垂直な方向と一致するように設定されており、かつ前記テーパ面のテーパ角度γは、前記中心軸線に対する前記2部材の組み付け方向の傾きをθとした場合に、γ>2θを満たすことを特徴とする密封構造。 - 前記ガスケットにおけるガスケット本体部の外周側と内周側には、前記環状溝内においてガスケット本体部が倒れることを抑制する突起が、周方向に各々間隔を空けて複数設けられており、
前記2部材により圧縮される前の状態において、前記環状突起部が伸びる方向とは逆側の周面に設けられた前記複数の突起における突出長さをt1とし、前記テーパ面における前記環状突起部が伸びる方向の長さをt2とし、前記逆側の周面に設けられた前記複数の突起と前記環状溝の側壁面との間の隙間をt3とし、前記環状溝の横幅をWとした場合に、t1+t2+t3<Wを満たすことを特徴とする請求項3に記載の密封構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010045799A JP5434681B2 (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | ガスケット及び密封構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010045799A JP5434681B2 (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | ガスケット及び密封構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011179618A true JP2011179618A (ja) | 2011-09-15 |
JP5434681B2 JP5434681B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=44691329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010045799A Expired - Fee Related JP5434681B2 (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | ガスケット及び密封構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5434681B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015072796A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ接合構造 |
WO2017188234A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 住友電装株式会社 | 防水コネクタ |
JP2020024028A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 内山工業株式会社 | ガスケット |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105841890A (zh) * | 2016-05-18 | 2016-08-10 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种气缸密封机械疲劳试验装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08303599A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-19 | Isuzu Motors Ltd | ガスケット |
JP2005003130A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Nok Corp | ガスケットの組付け方法及びガスケット |
JP2005003129A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Nok Corp | ガスケット |
JP2005083546A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-31 | Nok Corp | ガスケット |
JP2005201350A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Toyota Motor Corp | シール構造 |
JP2008249139A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-10-16 | Nok Corp | 電子機器の防水構造 |
-
2010
- 2010-03-02 JP JP2010045799A patent/JP5434681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08303599A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-19 | Isuzu Motors Ltd | ガスケット |
JP2005003130A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Nok Corp | ガスケットの組付け方法及びガスケット |
JP2005003129A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Nok Corp | ガスケット |
JP2005083546A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-03-31 | Nok Corp | ガスケット |
JP2005201350A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Toyota Motor Corp | シール構造 |
JP2008249139A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-10-16 | Nok Corp | 電子機器の防水構造 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015072796A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ接合構造 |
WO2017188234A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 住友電装株式会社 | 防水コネクタ |
KR20180122720A (ko) * | 2016-04-28 | 2018-11-13 | 스미토모 덴소 가부시키가이샤 | 방수 커넥터 |
US10418745B2 (en) | 2016-04-28 | 2019-09-17 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Waterproof connector |
KR102130237B1 (ko) * | 2016-04-28 | 2020-07-03 | 스미토모 덴소 가부시키가이샤 | 방수 커넥터 |
JP2020024028A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-13 | 内山工業株式会社 | ガスケット |
JP7181579B2 (ja) | 2018-08-09 | 2022-12-01 | 内山工業株式会社 | ガスケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5434681B2 (ja) | 2014-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5151241B2 (ja) | 密封構造 | |
EP2341268B1 (en) | Gasket | |
JP5434681B2 (ja) | ガスケット及び密封構造 | |
JPWO2007007612A1 (ja) | ガスケット | |
JP5800332B2 (ja) | ガスケット | |
EP2634458A1 (en) | Gasket | |
KR101974881B1 (ko) | 금속 시일 | |
JP4875912B2 (ja) | ガスケット | |
KR20150052191A (ko) | 밀봉구조 | |
JP6682946B2 (ja) | 密封構造及びガスケット | |
JP5029831B2 (ja) | ガスケット | |
JP2009030773A (ja) | 密封構造 | |
JP2007024210A (ja) | ガスケット | |
JP2002202030A (ja) | インジェクター用燃焼ガスシール | |
JP2006200649A (ja) | 密封構造及びガスケット用装着溝 | |
JP2009210049A (ja) | ガスケット | |
JP5598065B2 (ja) | 密封構造 | |
US9228657B2 (en) | Sealing element | |
JP2020016298A (ja) | ガスケット | |
JP4784790B2 (ja) | ガスケット | |
JP4739263B2 (ja) | 密封構造及びガスケット | |
JP2007239958A (ja) | ガスケット | |
JP5056724B2 (ja) | ガスケット | |
JP2016017554A (ja) | シール構造 | |
JP6550880B2 (ja) | ガスケット及び密封構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5434681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |