JP6682946B2 - 密封構造及びガスケット - Google Patents
密封構造及びガスケット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6682946B2 JP6682946B2 JP2016061758A JP2016061758A JP6682946B2 JP 6682946 B2 JP6682946 B2 JP 6682946B2 JP 2016061758 A JP2016061758 A JP 2016061758A JP 2016061758 A JP2016061758 A JP 2016061758A JP 6682946 B2 JP6682946 B2 JP 6682946B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- sealed
- gasket
- fluid
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
互いに固定される2部材と、
これら2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着され、前記2部材間の隙間を封止するガスケットと、
を備える密封構造において、
前記環状溝における一対の溝側面には、溝幅が溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられ、
前記ガスケットにおける一対の側面には、これら一対の側面間の距離が前記溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられ、
前記ガスケットにおける前記溝底に対向する対向面側には、密封対象流体の流体圧力を受ける環状の受圧溝が設けられ、
前記一対の側面のうち密封対象流体が密封されている領域側の側面には、密封対象流体を前記受圧溝に導く導入溝が形成されると共に、
前記ガスケットが、前記環状溝における密封対象流体が密封されている領域とは反対側の溝壁面と、前記2部材のうちの他方の部材の端面とに密着することにより、前記2部材間の隙間が封止されることを特徴とする。
互いに固定される2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝であって、該環状溝における一対の溝側面には、溝幅が溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられている環状溝に装着され、前記2部材間の隙間を封止するガスケットにおいて、
一対の側面には、これら一対の側面間の距離が前記溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられ、
前記溝底に対向する対向面側には、密封対象流体の流体圧力を受ける環状の受圧溝が設けられ、
前記一対の側面のうち密封対象流体が密封されている領域側の側面には、密封対象流体を前記受圧溝に導く導入溝が形成されると共に、
前記環状溝における密封対象流体が密封されている領域とは反対側の溝側面と、前記2部材のうちの他方の部材の端面とに密着することにより、前記2部材間の隙間を封止することを特徴とする。
密封対象流体の流体圧力が前記ガスケットに作用していない状態においては、第1突出部は前記溝底に接しており、第2突出部は前記溝底には接していないとよい。
た際に、ガスケットが溝底側に向かって圧縮されてしまうことが抑制される。
図1〜図5を参照して、本発明の実施例1に係る密封構造及びガスケットについて説明する。図1は本発明の実施例1に係るガスケットの平面図である。図2は本発明の実施例1に係るガスケットの裏面図の一部である。なお、図2は図1中の円Oの部位を裏側から見た図である。図3は本発明の実施例1に係る2部材のうちの一方の部材の平面図である。図4及び図5は本発明の実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図4及び図5中のガスケットは図1中のAA断面図に相当し、図4及び図5中の一方の部材は図3中のBB断面図に相当する。また、図4においては、ガスケットに対して流体圧力が作用していない状態を示し、図5においては、ガスケットに対して流体圧力が作用している状態を示している。また、図4及び図5中、(A)は密封対象流体が密封されている領域側を示し、(B)は密封対象流体が密封されている領域とは反対側を示している。以下、説明の便宜上、密封領域側(A)、反対側(B)と称する。
本実施例に係る密封構造は、互いに固定される2部材と、これら2部材間の隙間を封止するゴム状弾性体製のガスケット100とから構成される。以下、説明の便宜上、2部材
のうちの一方の部材を第1部材200、他方の部材を第2部材300と称する。そして、第1部材200には、環状溝210が設けられている。この環状溝210にガスケット100が装着され、ガスケット100が第1部材200と第2部材300のそれぞれに密着することによって、第1部材200と第2部材300との間の隙間が封止される。
ガスケット100について、より詳細に説明する。ガスケット100の平面形状は、第1部材200に設けられた環状溝210と相似形状となるように設計されている。そして、ガスケット100における一対の側面111,112には、これら一対の側面111,112間の距離が、環状溝210の溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられている。本実施例に係るガスケット100においては、一対の側面111,112の大部分が平面状の傾斜面で構成されている。また、これら一対の側面111,112の傾斜角度は、環状溝210における一対の溝側面211,212における傾斜面の傾斜角度と同一となるように設計されている。
特に、図4及び図5を参照して、本実施例に係る密封構造の密封メカニズムについて説明する。本実施例に係る密封構造においては、密封領域側(A)の密封対象流体は、ガスケット100における導入溝130から環状溝210内へと導かれ、ガスケット100の受圧溝120へと導かれる(図4中、矢印X参照)。そのため、密封領域側(A)の流体圧力が高くなると、ガスケット100における受圧溝120の内壁面などに流体圧力Pが作用する(図5参照)。これにより、ガスケット100は、環状溝210における反対側(B)の溝壁面と、第2部材300の端面とに密着し、第1部材200と第2部材300との間の隙間が封止される。
本実施例に係る密封構造及びガスケット100によれば、密封対象流体は、ガスケット100における導入溝130から受圧溝120へと導かれる。これにより、密封対象流体の流体圧力が高まるにつれて、ガスケット100は、第1部材200に設けられた環状溝210における反対側(B)の溝側面211と、第2部材300の端面とに対して、それぞれ押し付けられる。このように、ガスケット100は、流体圧力によって、セルフシー
ル機能が発揮される。従って、密封対象流体の流体圧力が高くなっても安定した密封性能が発揮される。
図6及び図7には、本発明の実施例2が示されている。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図6及び図7は本発明の実施例2に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図6及び図7中のガスケットは図1中のAA断面図に相当し、図6及び図7中の一方の部材(第1部材)は図3中のBB断面図に相当する。また、図6においては、ガスケットに対して流体圧力が作用していない状態を示し、図7においては、ガスケットに対して流体圧力が作用している状態を示している。
図8及び図9には、本発明の実施例3が示されている。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図8及び図9は本発明の実施例3に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図8及び図9中のガスケットは図1中のAA断面図に相当し、図8及び図9中の一方の部材(第1部材)は図3中のBB断面図に相当する。また、図8においては、ガスケットに対して流体圧力が作用していない状態を示し、図9においては、ガスケットに対して流体圧力が作用している状態を示している。
られている。導入溝130bの配置個数及び配置位置については、ガスケット100bの形状や大きさに応じて適宜設定すればよい。
図10及び図11には、本発明の実施例4が示されている。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図10及び図11は本発明の実施例4に係る密封構造の模式的断面図である。なお、図10及び図11中のガスケットは図1中のAA断面図に相当し、図10及び図11中の一方の部材(第1部材)は図3中のBB断面図に相当する。また、図10においては、ガスケットに対して流体圧力が作用していない状態を示し、図11においては、ガスケットに対して流体圧力が作用している状態を示している。
A)の側面112cには、密封対象流体を受圧溝120cに導く導入溝130cが形成されている。この導入溝130cは、ガスケット100cにおいて、第2部材300の端面に密着する側の端部から環状溝240の溝底側の端部に至るまで設けられている。つまり、図10及び図11において、導入溝130cは、ガスケット100cの高さ方向の一方の端部から他方の端部に至るまで設けられている。なお、導入溝130cは、複数個所に設けられている。導入溝130cの配置個数及び配置位置については、ガスケット100cの形状や大きさに応じて適宜設定すればよい。
100aX 第1突出部
100aY 第2突出部
111,111a,111b,111c 側面
112,112a,112b,112c 側面
120,120a,120b,120c 受圧溝
130,130a,130b,130c 導入溝
200 第1部材
210,220,230,240 環状溝
211,212,221,222,231,232,241,242 溝側面
223 溝底面
300 第2部材
Claims (5)
- 互いに固定される2部材と、
これら2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着され、前記2部材間の隙間を封止するガスケットと、
を備える密封構造において、
前記環状溝における一対の溝側面には、溝幅が溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられ、
前記ガスケットにおける一対の側面には、これら一対の側面間の距離が前記溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられ、
前記ガスケットにおける前記溝底に対向する対向面側には、密封対象流体の流体圧力を受ける環状の受圧溝が設けられ、
前記一対の側面のうち密封対象流体が密封されている領域側の側面には、密封対象流体を前記受圧溝に導く導入溝が形成されると共に、
前記ガスケットが、前記環状溝における密封対象流体が密封されている領域とは反対側の溝壁面と、前記2部材のうちの他方の部材の端面とに密着することにより、前記2部材間の隙間が封止されることを特徴とする密封構造。 - 前記ガスケットにおける前記受圧溝を介して密封対象流体が密封されている領域側の第1突出部は、前記受圧溝を介して密封対象流体が密封されている領域とは反対側の第2突出部よりも突出量が大きく、
密封対象流体の流体圧力が前記ガスケットに作用していない状態においては、第1突出部は前記溝底に接しており、第2突出部は前記溝底には接していないことを特徴とする請求項1に記載の密封構造。 - 前記環状溝の溝底のうち第1突出部が接する部位は平面により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の密封構造。
- 互いに固定される2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝であって、該環状溝における一対の溝側面には、溝幅が溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられている環状溝に装着され、前記2部材間の隙間を封止するガスケットにおいて、
一対の側面には、これら一対の側面間の距離が前記溝底に向かって狭くなるように、それぞれ傾斜面が備えられ、
前記溝底に対向する対向面側には、密封対象流体の流体圧力を受ける環状の受圧溝が設けられ、
前記一対の側面のうち密封対象流体が密封されている領域側の側面には、密封対象流体を前記受圧溝に導く導入溝が形成されると共に、
前記環状溝における密封対象流体が密封されている領域とは反対側の溝側面と、前記2部材のうちの他方の部材の端面とに密着することにより、前記2部材間の隙間を封止することを特徴とするガスケット。 - 前記受圧溝を介して密封対象流体が密封されている領域側の第1突出部は、前記受圧溝を介して密封対象流体が密封されている領域とは反対側の第2突出部よりも突出量が大きく、
密封対象流体の流体圧力が作用されていない状態においては、第1突出部は前記溝底に接しており、第2突出部は前記溝底には接していないことを特徴とする請求項4に記載のガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016061758A JP6682946B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 密封構造及びガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016061758A JP6682946B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 密封構造及びガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017172756A JP2017172756A (ja) | 2017-09-28 |
JP6682946B2 true JP6682946B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=59970811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016061758A Active JP6682946B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 密封構造及びガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6682946B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107994146B (zh) * | 2017-12-19 | 2024-04-23 | 北京普莱德新能源电池科技有限公司 | 一种电池包密封件结构 |
EP3923368A1 (en) | 2019-02-04 | 2021-12-15 | NOK Corporation | Seal structure |
US20210226284A1 (en) | 2019-02-04 | 2021-07-22 | Nok Corporation | Seal structure |
CN112005395A (zh) | 2019-02-04 | 2020-11-27 | Nok株式会社 | 密封结构 |
-
2016
- 2016-03-25 JP JP2016061758A patent/JP6682946B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017172756A (ja) | 2017-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6682946B2 (ja) | 密封構造及びガスケット | |
US10612660B2 (en) | Gasket | |
TWI518271B (zh) | 金屬密封件 | |
CN105909792B (zh) | 金属垫片 | |
JP6532242B2 (ja) | シール材 | |
JP2007255671A (ja) | ガスケット | |
JP5029831B2 (ja) | ガスケット | |
US20150260290A1 (en) | Sealing device | |
JP2009030773A (ja) | 密封構造 | |
JP5450575B2 (ja) | ビード付きガスケット | |
US10900569B2 (en) | Packing | |
JP5434681B2 (ja) | ガスケット及び密封構造 | |
JP6896924B2 (ja) | アキュムレータ | |
JP2006200649A (ja) | 密封構造及びガスケット用装着溝 | |
JP2018173089A (ja) | シール材の配置構造 | |
JP2020016298A (ja) | ガスケット | |
WO2023002985A1 (ja) | ガスケット | |
US20230313887A1 (en) | Sealing device | |
JP2021127797A (ja) | 密封装置 | |
JP2021116830A (ja) | 密封装置 | |
JP6128596B2 (ja) | 密封装置 | |
JP2018179141A (ja) | 密封装置 | |
JP2023028112A (ja) | ガスケット | |
JP7181579B2 (ja) | ガスケット | |
JP5776930B2 (ja) | ガスケット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6682946 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |