JPH0412561Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0412561Y2
JPH0412561Y2 JP1986096760U JP9676086U JPH0412561Y2 JP H0412561 Y2 JPH0412561 Y2 JP H0412561Y2 JP 1986096760 U JP1986096760 U JP 1986096760U JP 9676086 U JP9676086 U JP 9676086U JP H0412561 Y2 JPH0412561 Y2 JP H0412561Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cover
waterproof cover
contact
abutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986096760U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS634003U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986096760U priority Critical patent/JPH0412561Y2/ja
Publication of JPS634003U publication Critical patent/JPS634003U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0412561Y2 publication Critical patent/JPH0412561Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、防水カバーを装着して雨水の灯具内
への侵入を防ぐ自動車用灯具に係り、特に雨水の
灯具内への侵入を確実に防ぐことができる自動車
用灯具関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の自動車用灯具を第10図を参照
して説明する。
図において、1はハウジングであつて、このハ
ウジング1は前面および後部に開口部10および
11をそれぞれ設ける。前面開口部10に凹部1
2を、後部開口部11に係合突部13をそれぞれ
設ける。
2はレンズであつて、このレンズ2は皿形形状
をなし、開口部の全周に接着脚20を一体に設け
る。このレンズ2の接着脚20をハウジング1の
凹部12に接着剤21により接着する。
3は前記ハウジング1およびレンズ2により画
成された灯室14内に、ピボツト軸受等(図示せ
ず)で回動傾動可能に配設したリフレクタであつ
て、このリフレクタ3は前面および後部に開口部
30および31をそれぞれ設ける。後部開口部3
1に後述するバルブ4の鍔部42が係合する係合
部32を設けると共に、その後部開口部31に取
付スプリング33の一端を装着する。
4はバルブであつて、このバルブ4はフイラメ
ント(図示せず)を封入したガラス管球40と、
そのガラス管球40の後部に一体に設けた円筒形
状の口金41と、そのガラス管球40と口金41
との境部に一体に突設した鍔部42と、口金41
の後端から後方に突設した端子43とからなる。
かくしてなるバルブ4のガラス管球40をリフレ
クタ3の後部開口部31からリフレクタ3内に挿
入し、バルブ4の鍔部42をリフレクタ3の係合
部32に係合させ、かつ取付スプリング33によ
りバルブ4の鍔部42をリフレクタ3の後部開口
部に圧接させ、バルブ4をリフレクタ3に着脱可
能に装着する。
5はゴム製の防水カバーであつて、この防水カ
バー5はボス部50と、そのボス部50の外周面
から一体に設けた蛇腹状に弾性部51と、その弾
性部51の外周に一体に設けた円筒形状の筒部5
2と、その筒部52の外周に一体に設けた係合部
53と、その係合部53から一体に設けたスカー
ト形状の覆部54と、その覆部54の内周面の中
央に折り曲げて形成したくの字形の当接部55と
からなる。かくしてなる防水カバー5のボス部5
0をバルブ4の口金41に外嵌密着し、防水カバ
ー5の筒部52をハウジング1の後部開口部11
に嵌合し、防水カバー5の係合部53をハウジン
グ1の係合突部13に係合し、防水カバー5の当
接部555ハウジング1の後部に当接密着させ
る。
このように、防水カバー5により、ハウジング
1の後部およびバルブ4口金41を密封し、雨水
が灯具内に侵入するのを防ぐことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述の従来の自動車用灯具はハウジ
ング1に防水カバー5を装着し、防水カバー5の
当接部55でハウジング1の後部を密封し、雨水
がハウジング1の後部開口部11から灯具内に侵
入するのを防ぐように構成したものであるから、
ハウジング1と防水カバー5との寸法精度や防水
カバー5のハウジング1への装着不良により、防
水カバー5の当接部55のハウジング1後部への
密封が不完全となり、雨水が灯室内に侵入すると
言う問題がある。
本考案の目的は、雨水の灯具内への侵入を確実
に防ぐことができる自動車用灯具関を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ハウジングに、係合爪と、当接面
と、当接部とを、それぞれ設け、また防水カバー
に、膨大部と、三角ビードを有する当接部とを、
それぞれ設け、さらに装着カバーに、当接面と、
当接部と、前記ハウジングの当接面に仮セツトし
た前記防水カバーの膨大部を適正位置にセツトす
る適正位置セツト面と、前記ハウジングの係合爪
に回動係合させることにより、その回動力を、装
着カバーの当接面で前記防水カバーの膨大部を前
記ハウジングの当接面に押圧し、かつ装着カバー
の当接部で前記防水カバーの当接部及び三角ビー
ドを前記ハウジングの当接部に押圧する力に変換
するテーパ係合溝とを、それぞれ設けたことを特
徴とする。
〔作用〕
本考案は、上記の構成により、ハウジングの当
接面に防水カバーの膨大部を仮セツトし、その状
態で前記ハウジングの係合爪に装着カバーのテー
パ係合溝を回動係合させる。すると、装着カバー
の適正位置セツト面により、防水カバーの膨大部
がハウジングの当接面に適正位置にセツトされ
る。この結果、防水カバーのハウジングへの装着
不良による防水性の低下を防ぐことできる。一
方、前記係合溝のテーパで、上述の装着カバーの
回動力がテーパに対してほぼ直交する方向の力に
変換される。その変換された力により、装着カバ
ーの当接面が防水カバーの膨大部をハウジングの
当接面に、また装着カバーの当接部が防水カバー
の当接部及び三角ビードをハウジングの当接部
に、それぞれ確実に押圧することができる。この
結果、ハウジング及び防水カバーの寸法精度によ
る防水性の低下を防ぐことできる。従つて、本考
案は、ハウジングの後部を完全に密封することが
でき、雨水が灯具内に侵入するのを確実に防ぐこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る自動車用灯具の一実施例を
第1図乃至第9図を参照して説明する。
図中、第10図と同符号は同一のものを示す。
図において、6はハウジングであつて、このハ
ウジング6は前面および後部に開口部60および
61をそれぞれ設け、前面開口部60にレンズ2
の接着脚20を接着する凹部62を設ける。この
ハウジング6の後部の外周面(光軸を中心とする
円周の外面)に3個の係合爪63を、等角度間隔
に一体に突設する。かつ、ハウジング6の後部の
係合爪63より後方の箇所の外周面に、L形の当
接面64を設ける。後部開口部61の周縁に当接
部65を設ける。
7はゴム製の防水カバーであつて、この防水カ
バー7は内周面に環状の凹凸を設けたボス部70
と、そのボス部70の外周から後方にかつ外方に
一体に延設した蛇腹状の弾性部71と、その弾性
部71の外周から外方に一体に延設した板状の当
接部72と、その当接部72の外周から前方にほ
ぼ直角に一体に延設した連結部73と、その連結
部73の前端に設けたOリング状の膨大部(以
下、単にOリング部と称する。)74とからなる。
当接部72の前面に三角ビード75を一体に突設
し、Oリング部74の外周面に小突起76を一体
に突設する。
8は樹脂製の装着カバーであつて、この装着カ
バー8は薄形の中空状の円筒形をなし、前部の内
周面に3本の係合溝80を、等角度間隔に装着カ
バー8の周方向に設ける。この係合溝80は前部
側の内面にテーパ面81を、第5図において時計
方向に行くに従つて前部の肉厚が厚くなるように
設けると共に、同じく前部側の内面に平行面82
を、前述のテーパ面81の時計方向側の端(肉厚
の厚い端)から連設する。この係合溝80の反時
計方向側の端(肉厚の薄い端)に切欠83を設け
る。また、係合溝80の平行面82の途中(切欠
83から時計方向に約60°の箇所)にストツパ用
の垂直壁84を設ける。装着カバー8の中部の内
周面に、上述のハウジング6のL形の当接面64
に対して傾斜した当接面兼適正位置セツト面(以
下、単に当接面と称する。)85を設ける。後部
開口部の周縁に当接部86を設ける。後部に6枚
のリブ87を等角度間隔に一体に突設する。
この実施例における本考案の自動車用灯具は、
以上の如き構成よりなり、以下その組み付け方に
ついて説明する。
まず、防水カバー7のボス部70をバルブ4の
口金41に外嵌する。次に、その防水カバー7の
当接部72をハウジング6の当接部65に、防水
カバー7の三角ビード75がハウジング6の当接
部65に対向するようにセツトし、かつ防水カバ
ー7のOリング部74をハウジング6の当接面6
4に仮セツトする。それから、ハウジング6の係
合爪63に装着カバー8の切欠83を位置させ、
装着カバー8をハウジング6側に押し込み、続い
て装着カバー8を第6図において時計方向に回
す。すると、ハウジング6の係合爪63が装着カ
バー8の係合溝80のテーパ面81から平行面8
2へと入り、装着カバー8をハウジング6側に押
し付け、かつその係合爪63がストツパ用垂直壁
84に当つたところで、ハウジング6の係合爪6
3と装着カバー8の係合溝80とが相互に係合
し、装着カバー8は防水カバー7と共にハウジン
グ6に装着される。このとき、ハウジング6の当
接面64に仮セツトした防水カバー7のOリング
部74が、装着カバー8の当接面85により、前
記ハウジング6の当接面64の適正位置にセツト
される。すなわち、防水カバー7のOリング部7
4が、仮にハウジング6の当接面64の適正位置
に位置しないで仮セツトされたとしても、装着カ
バー8の当接面(適正位置セツト面)85に押圧
されて、ハウジング6の当接面64の適正位置に
位置することとなる。一方、前記係合溝80のテ
ーパ面81で、上述の装着カバー8の回動力がテ
ーパ面81に対してほぼ直交する方向(ほぼ光軸
方向)の力に変換される。その変換された力によ
り、防水カバー7の当接部72はハウジング6の
当接部65と装着カバー8の当接部86との間に
おいて挟み込まれ、防水カバー7の三角ビード7
5がハウジング6の当接部65に圧接されてい
る。また、上述の当接部65,72,86から内
側のほぼ直交する方向において、ハウジング6の
当接面64と装着カバー8の当接面85とにより
形成される溝部9内に防水カバー7のOリング部
74が圧入されている。この結果、ハウジング6
の後部を完全に密封することができる。従つて、
ハウジング6、防水カバー7、装着カバー8の寸
法精度や防水カバー7のハウジング6への装着不
良により、防水カバー7の当接部72(三角ビー
ド75)およびOリング部74のハウジング6の
当接部65および当接面64への当接が不完全と
なり、雨水が灯具内に侵入するような虞れはな
い。
第9図は装着カバーの当接面及び適正位置セツ
ト面の変形例を示した一部断面図である。この装
着カバー8は、ハウジング6のL形の当接面64
の周方向側の壁面と平行な当接面87と、その当
接面87に対して傾斜させて設けた適正位置セツ
ト面88とからなるものである。
なお、上述の実施例においては、ハウジング6
およびレンズ2により画成された灯室14内にリ
フレクタ3を配設し、そのリフレクタ3にバルブ
4を装着した例を説明したが、ハウジングに反射
面を設け、そのハウジングにバルブを装着したも
のにも本考案を通用することができる。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案の自動車用灯
具は、装着カバーに適正位置セツト面を設けたの
で、装着カバーで防水カバーをハウジングに装着
した際に、そのハウジングの当接面に仮セツトし
た防水カバーの膨大部を適正位置にセツトするこ
とができる。その結果、防水カバーの装着不良に
よる防水効果の低下を防ぐことができる。また、
装着カバーにテーパ係合溝を設けたので、その装
着カバーの回動力がテーパに対してほぼ直交する
方向の力に変換され、その変換された力により、
装着カバーの当接面が防水カバーの膨大部部をハ
ウジングの当接面に、かつ装着カバーの当接部が
防水カバーの当接部及び三角ビードをハウジング
の当接部に、それぞれ確実に押圧することができ
る。この結果、ハウジング及び防水カバーの寸法
精度による防水性の低下を防ぐことできる。従つ
て、本考案は、ハウジングの後部を完全に密封す
ることができ、雨水が灯具内に侵入するのを確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本考案に係る自動車用灯具
の一実施例を示し、第1図は縦断面図、第2図は
第1図における部拡大図、第3図は防水カバー
の縦断面図、第4図は第3図における部拡大
図、第5図は装着カバーの正面図、第6図は装着
カバーの背面図、第7図及び第8図は第5図にお
ける−線断面図及び−線断面図、第9図
は装着カバーの当接面の変形例を示した一部断面
図である。第10図は従来の自動車用灯具を示し
た縦断面図である。 14……灯室、2……レンズ、3……リフレク
タ、4……バルブ、6……ハウジング、63……
係合爪、64……当接面、65……当接部、7…
…防水カバー、72……当接部、74……Oリン
グ部(膨大部)、75……三角ビード、8……装
着カバー、80……係合溝、81……テーパ面、
85……当接面(当接面兼適正位置セツト面)、
86……当接部、87……当接面、88……適正
位置セツト面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングと、そのハウジングの前方に配設し
    たレンズと、そのハウジングおよびレンズにより
    画成された灯室内に配設したバルブと、ハウジン
    グに装着して雨水が灯具内に侵入するのを防ぐ防
    水カバーと、その防水カバーをハウジングに装着
    する装着カバーとを備えた自動車用灯具におい
    て、 前記ハウジングに、係合爪と、当接面と、当接
    部とを、それぞれ設け、 前記防水カバーに、膨大部と、三角ビードを有
    する当接部とを、それぞれ設け、 前記装着カバーに、当接面と、当接部と、前記
    ハウジングの当接面に仮セツトした前記防水カバ
    ーの膨大部を適正位置にセツトする適正位置セツ
    ト面と、前記ハウジングの係合爪に回動係合させ
    ることにより、その回動力を、装着カバーの当接
    面で前記防水カバーの膨大部を前記ハウジングの
    当接面に押圧し、かつ装着カバーの当接部で前記
    防水カバーの当接部及び三角ビードを前記ハウジ
    ングの当接部に押圧する力に変換するテーパ係合
    溝とを、それぞれに設けたことを特徴とする自動
    車用灯具。
JP1986096760U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0412561Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986096760U JPH0412561Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986096760U JPH0412561Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS634003U JPS634003U (ja) 1988-01-12
JPH0412561Y2 true JPH0412561Y2 (ja) 1992-03-26

Family

ID=30962884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986096760U Expired JPH0412561Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0412561Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395653U (ja) * 1976-12-29 1978-08-03
JPS60123902U (ja) * 1984-01-31 1985-08-21 市光工業株式会社 自動車用前照灯

Also Published As

Publication number Publication date
JPS634003U (ja) 1988-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2545348Y2 (ja) 車両用灯具
JPH0635285Y2 (ja) 自動車用灯具
JPS6228521B2 (ja)
JPH0412561Y2 (ja)
JP2595180Y2 (ja) 車両用灯具
JPH0343602Y2 (ja)
JPS594505Y2 (ja) 灯具防水構造
JPH0587716U (ja) 車両用灯具におけるシール構造
JPH0249078Y2 (ja)
JPS6321843Y2 (ja)
JPS6348882Y2 (ja)
JP2540666Y2 (ja) フォグランプ
JPH066406Y2 (ja) 車両用灯具
JP2562655Y2 (ja) 車両用装置
JP2545347Y2 (ja) 車両用灯具
JPH0883501A (ja) 車両用灯具
JPH057683Y2 (ja)
JP3252619B2 (ja) 車両用灯具
JPH055601Y2 (ja)
JPH0135365Y2 (ja)
JPH0135363Y2 (ja)
JPH083927Y2 (ja) 自動車用灯具
JPH0135362Y2 (ja)
JP3141276B2 (ja) 自動車用灯具
JPH0614321Y2 (ja) 自動車用灯具