JP2562655Y2 - 車両用装置 - Google Patents

車両用装置

Info

Publication number
JP2562655Y2
JP2562655Y2 JP8380092U JP8380092U JP2562655Y2 JP 2562655 Y2 JP2562655 Y2 JP 2562655Y2 JP 8380092 U JP8380092 U JP 8380092U JP 8380092 U JP8380092 U JP 8380092U JP 2562655 Y2 JP2562655 Y2 JP 2562655Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
clip
lens
leg
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8380092U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0648103U (ja
Inventor
晃 近田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP8380092U priority Critical patent/JP2562655Y2/ja
Publication of JPH0648103U publication Critical patent/JPH0648103U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562655Y2 publication Critical patent/JP2562655Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばヘッドランプ等
の車両用灯具、またはリヤーフィニッシャー等、の車両
用装置であって、レンズの脚部をハウジングの凹部に挿
入してシールし、かつそのレンズの脚部と前記ハウジン
グの凹部とをクリップにより機械的に結合してなる車両
用装置に係り、特に縁から庇部が脚部より外側に突出し
たレンズの場合でも、そのレンズの脚部とハウジングの
凹部とをクリップにより確実に結合することができる車
両用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用装置を、図5を参
照して説明する。この例はヘッドランプについて説明す
る。図においては、1はハウジングである。このハウジ
ング1は、例えば合成樹脂製からなり、前面に開口部を
設け、その前面開口部の全周縁に凹部10を設けると共
に、その凹部10の外側の側壁の後部に断面半円形形状
の係合部11を一体に突設する。このハウジング1の内
面に反射面12を一体に設けたり、あるいはその内面に
別体のリフレクタ(図示せず)を配設したりする。前記
ハウジング1の後部の中央に円筒形状のボス部13を一
体に突設し、かつそのボス部13に取付孔14を設け
る。
【0003】図において、2はレンズである。このレン
ズ2は、例えば合成樹脂製若しくはガラス製等からなる
もので、光透過性のものを使用する。このレンズ2の内
面に適宜のプリズムを刻設し、内面の全周縁に脚部20
を一体に突設すると共に、その脚部20の外側面に断面
半円形形状の係合部21を一体に突設する。前記レンズ
2の脚部20を前記ハウジング1の凹部10に挿入し、
かつホットメルト等22により接着とシールとを行な
い、そのレンズ2およびハウジング1により密閉された
室内、すなわち灯室23を画成する。直、上述のホット
メルト22以外に単なるシールでも良い。
【0004】図において、3はソケット、4は光源バル
ブである。この光源バルブ4を前記ソケット3に着脱可
能に装着し、この光源バルブ4を装着したソケット3を
前記ハウジング1にパッキング30を介在させて着脱可
能に取り付け、前記光源バルブ4を前記灯室23内の所
定の位置に配設する。
【0005】図において、5はクリップである。このク
リップ5は、ばね鋼製からなり、ほぼC形形状をなし、
両端に半円形形状をなす係合部50を設ける。このクリ
ップ5の両係合部50を、前記レンズ2の脚部20の係
合部21と前記ハウジング1の凹部10の係合部11と
に、それぞれ係合させて、このクリップ5により、前記
レンズ2の脚部20と前記ハウジング1の凹部10とを
機械的に結合する。
【0006】図において、8は上述のヘッドランプとし
ての車両用装置を装備した車体等である。
【0007】かくして、前記光源バルブ4を点灯する
と、この光源バルブ4からの光が反射面12において反
射し、その反射光がレンズ2を透過し、所定の配光パタ
ーンで外部に照射される。なお、図5は作図上ハッチン
グを省略して図示してある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】かかる車両用装置にお
いては、図5に示すように、レンズ2の脚部20の外側
の係合部21と前記ハウジング1の凹部10の外側の係
合部11とに、クリップ5の両係合部50がそれぞれ係
合して、クリップ5がレンズ2の脚部20及びハウジン
グ1の凹部10の外側に位置するので、この車両用装置
を正面から見ると、上述のクリップ5が見えて見栄えに
問題がある。
【0009】そこで、図6に示すように、レンズ2の縁
から庇部24を、脚部20より外側に突設して、その庇
部24でクリップ5を覆い隠すことが考えられる。
【0010】ところが、レンズ2の縁から庇部24を脚
部20より外側に突設した場合、図6に示すように、レ
ンズ2の金型成形上、前記庇部24により、脚部20の
外側面に半円形形状の係合部、すなわちその係合部のう
ち庇部24に対向する面に凹部を有する係合部を形成す
ることができず、庇部24に対向する面が平面な係合部
25しか形成することができない。
【0011】このために、図6に示すように、上述の従
来の車両用装置では、クリップ5の係合部50が平面の
係合部25に係合することができず、レンズ2の脚部2
0とハウジング1の凹部10とを機械的に結合すること
が不可能となる等の問題がある。
【0012】本考案の目的は、クリップを覆い隠す庇部
を設けたレンズであっても、そのレンズの脚部とハウジ
ングの凹部とを機械的に確固に結合することができる車
両用装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、レンズの縁か
らクリップを覆い隠す庇部を脚部より外側に突設すると
共に、その脚部の外側面に係合突起を突設し、一方ハウ
ジングの凹部の前記レンズの係合突起と対応する箇所に
透孔を設け、さらにクリップの先端に、前記透孔中を通
して前記係合突起に当接する当接部と、前記透孔の縁に
係止する係止部と、を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本考案は、上記の構成により、レンズの庇部で
クリップを覆い隠すことができ、見栄えを向上させるこ
とができる。しかも、クリップの先端の当接部と係止部
とをハウジングの透孔中を通してそのハウジングの凹部
の中に位置させ、そのクリップの係止部を前記透孔の縁
であって、前記凹部の内側面に係止させると、前記クリ
ップの当接部がハウジングの凹部から抜けるのを防ぐこ
とができる。この結果、係合突起の庇部と対向する面が
平面であっても、その平面の係合突起に前記クリップの
当接部が当接することができ、レンズの脚部とハウジン
グの凹部とを機械的に確固に結合することができる。
【0015】
【実施例】以下、本考案に係る車両用装置の実施例のう
ちの2例を図1乃至図4を参照して説明する。図1乃至
図3は本考案に係る車両用装置の第1の実施例を示し、
図1は本考案の車両用装置の要部の一部側面図、図2は
図1におけるII−II線断面図、図3は図1における
III−III線断面図である。この例はヘッドランプ
について説明する。図中、図5と同符号は同一のものを
示す。図において、6はクリップである。このクリップ
6は、ハウジング1の凹部10の外側の側壁の後部から
ヒンジ部60を介して回動可能にかつ一体に後方に突設
した腕部61と、その腕部61の先端から外側に一体に
突設した当接部62と、その当接部62の先端の中央か
ら後方に一体に突設した係止部としての係止爪63と、
その係止爪63の両側に設けたスリット64とからな
る。前記係止爪63は、垂直平面と傾斜平面とからなる
ランス形状をなす。
【0016】図において、15はハウジング1の凹部1
0の外側の側壁に設けた透孔である。この透孔15の後
方(レンズ2と反対側)の面は、レンズ2の係合突起2
5の庇部24と対向する平面とほぼ面一か若しくは若干
前方(レンズ2側)に位置する。この透孔15の前面と
後面との間は、前記クリップ6の当接部62の当接面か
ら係止爪63の垂直平面と傾斜平面との角までの距離よ
り若干小さい。
【0017】この実施例における本考案の車両用装置
は、以上の如き構成からなるので、レンズ2の庇部24
でクリップ6を覆い隠すことができるので、見栄えを向
上させることができる。しかも、クリップ6をヒンジ部
60において図2中の矢印方向に回動させ、そのクリッ
プ6の先端の当接部62及び係止爪63をハウジング1
の透孔15中を通す。このとき、クリップ6の先端の当
接部62と係止爪63との間の距離がハウジング1の透
孔15の隙間より若干大きくても、係止爪63の両側の
スリット64により、その係止爪63が弾性変形するの
で、その係止爪63及び当接部62を前記透孔15中を
挿通させることができる。前記係止爪63及び当接部6
2を前記透孔15中を挿通させると、弾性変形していた
係止爪63が元の形状に復元して、その係止爪63の垂
直平面が前記透孔15の前方側の縁であって、ハウジン
グ1の凹部10の内側面に係止する。このとき、クリッ
プ6の先端面がレンズ2の脚部20の外側面に近接し
て、クリップ6の位置を規制することができる。上述の
係止爪63が透孔15の縁に係止することにより、前記
クリップ6の当接部62等がハウジング1の凹部10か
ら抜けるのを防ぐことができる。この結果、レンズ2の
係合突起25の庇部24と対向する面が平面であって
も、その平面の係合突起25に前記クリップ6の当接部
62が当接することができるので、レンズ2の脚部20
とハウジング1の凹部10とを機械的に確固に結合する
ことができる。しかも、レンズ2がハウジング1から浮
き上がろうとすると、レンズ2の係合突起25がクリッ
プ6の当接部62に当接し、かつそのクリップ6の先端
部が透孔15の前面に当接して、レンズ2がハウジング
1から浮き上がるのを確実に防ぐことができる。
【0018】特に、この実施例においては、クリップ6
をハウジング1から一体に設けたものであるから、部品
点数が少なくて済み、しかもクリップ6を回動させてそ
の先端をハウジング1の透孔15に圧入するだけで、ク
リップ6の組み付けが完了するので、組み付け作業が簡
単である。
【0019】図4は本考案に係る車両用装置の第2の実
施例を示した要部の一部断面図である。図中、図1乃至
図3及び図5と同符号は同一のものを示す。図におい
て、7はクリップである。このクリップ7は、ばね鋼か
らなり、ほぼC形形状をなし、一端に半円形形状の係合
部70を設け、他端を半円形に湾曲させて、かつその先
端を径方向に折り曲げて、当接部兼係止部71を設けて
なるものである。図において、16はハウジング1の凹
部10の内側の側壁と後部との角の内側面に設けたリブ
で、このリブ16はレンズ2の脚部20がハウジング1
の凹部10中において、内側に逃げるのを防ぐものであ
る。
【0020】この実施例における本考案の車両用装置
は、以上の如き構成からなるので、クリップ7の係合部
70をハウジング1の係合部11に係合させ、そのクリ
ップ7の当接部兼係止部71をハウジング1の透孔15
に圧入する。すると、その当接部兼係止部71が撓みな
がら透孔15中を挿通し、当接部兼係止部71の先端が
透孔15の後側の縁であって、ハウジング1の凹部10
の内側面に係止し、かつ当接部兼係止部71がレンズ2
の係合突起25に当接する。この結果、レンズ2の脚部
20とハウジング1の凹部10とを機械的に確固に結合
することができる。
【0021】なお、上述の例はヘッドランプについて説
明したが、本考案はその他の車両用灯具やリヤーフィニ
ッシャーにも適用することができる。
【0022】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案の車両
用装置は、レンズの庇部でクリップを覆い隠すことがで
きるので、見栄えを向上させることができ、しかも庇部
を設けたレンズであっても、そのレンズの脚部とハウジ
ングの凹部とを機械的に確固に結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用装置の第1の実施例を示し
た要部の一部側面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】本考案に係る車両用装置の第2の実施例を示し
た要部の一部断面図である。
【図5】従来の車両用装置を示した断面図である。
【図6】従来の車両用装置における不具合を示した説明
図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、10…凹部、11…係合部、15…透
孔、2…レンズ、20…脚部、24…庇付部、25…係
合突起、3…ソケット、4…バルブ、6…クリップ、6
0…ヒンジ部、62…当接部、63…係止爪(係止
部)、64…スリット、7…クリップ、70…係合部、
71…当接部兼係止部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の縁に凹部を設けたハウジング
    と、脚部を設けたレンズと、そのレンズの脚部を前記ハ
    ウジングの凹部に挿入シールした状態でそのレンズの脚
    部と前記ハウジングの凹部とを機械的に結合するクリッ
    プと、を備えた車両用装置において、 前記レンズは、縁から前記脚部より外側に突出し、前記
    クリップを覆い隠す庇部と、前記脚部の外側面に設け、
    前記ハウジングの凹部中に位置する係合突起と、からな
    り、 前記ハウジングは、前記凹部の前記レンズの係合突起と
    対応する箇所に設けた透孔を有し、 前記クリップは、その先端を前記透孔中を通して前記係
    合突起に当接する当接部と、前記透孔の縁に係止する係
    止部と、を具備することを特徴とする車両用装置。
JP8380092U 1992-12-04 1992-12-04 車両用装置 Expired - Lifetime JP2562655Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8380092U JP2562655Y2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8380092U JP2562655Y2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0648103U JPH0648103U (ja) 1994-06-28
JP2562655Y2 true JP2562655Y2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=13812739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8380092U Expired - Lifetime JP2562655Y2 (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562655Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089371A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Honda Motor Co Ltd 車両用発光装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003089371A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Honda Motor Co Ltd 車両用発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0648103U (ja) 1994-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3280885B2 (ja) 車両用灯具
JP2562655Y2 (ja) 車両用装置
JP2614007B2 (ja) 自動車用ヘッドランプ
JP3136469B2 (ja) 車輌用灯具
JPH0635285Y2 (ja) 自動車用灯具
JP3174992B2 (ja) 車輌用灯具
JPH0127522Y2 (ja)
JP3740264B2 (ja) 車輌用灯具
JP3198747B2 (ja) リヤコンビネーションランプ
JPH0314734Y2 (ja)
JPH0135365Y2 (ja)
JPH0673805U (ja) 車両用部品
JP2595180Y2 (ja) 車両用灯具
JP2562630Y2 (ja) 車両用灯具のフィニッシャにおける取付構造
JPH083927Y2 (ja) 自動車用灯具
JP3331740B2 (ja) 車両用灯具
JP2573832Y2 (ja) 車両用灯具
JPS5914201B2 (ja) グロ−ブ固定装置
JPH0346403Y2 (ja)
JPH076561Y2 (ja) 車輛用灯具
JPH0412561Y2 (ja)
JPH0136243Y2 (ja)
JP2606712Y2 (ja) 車両用灯具
JPH0111565Y2 (ja)
JPS6313964Y2 (ja)