JP3711926B2 - 車両用フロントエンドモジュール構造及びフロントエンドモジュールの組付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両前部に配設され左右両端部にヘッドランプが取り付けられた車両用フロントエンドモジュール構造、及びフロントエンドモジュールの組付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に車両は、車両前後方向に沿って延設された左右一対のサイドメンバを有し、これらサイドメンバの前端縁部に、図9に示すように車幅方向に沿ってラジエータコアサポート1が設けられている。このラジエータコアサポート1は中央部にラジエータ(図示省略)、コンデンサ2及びファンシュラウド3を支持するとともに、左右両端部にヘッドランプ4が取り付けられている。また、ラジエータコアサポート1の前方下部にはバンパレインフォース5が取り付けられている。なお、図9では一側のヘッドランプのみが示され、他側(図の右側)のヘッドランプ及びその周辺のラジエータコアサポート等は省略されている。
【0003】
従来では、ヘッドランプ4をラジエータコアサポート1に取り付けるには、ヘッドランプ4の上部1箇所をボルト6によって車体上方より固定し、ヘッドランプ4の下部2箇所をボルト7,8によって車体前方より固定している。例えば、ヘッドランプ4の上部には、図10に示すように、取付片4Aが横方向に延設され、この取付片4Aとラジエータコアサポート1とがボルト6及びナット9によって締結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、ヘッドランプ4の上部がラジエータコアサポート1に締結されているので、ヘッドランプ4の上部を種々な形状に設計することが難しく、デザイン上の自由度が制限されてしまう。特に、ヘッドランプ4内のバルブ(灯体)10,11の配置位置、つまりバルブレイアウトの可能範囲は、図10に示すaの範囲に限定され、bの範囲にまで拡大することができない。すなわち、バルブを配置すれば、その周囲にはバルブ交換のためのスペースが必要であるが、bの範囲では狭すぎてバルブを配置することは不可能である。
【0005】
近年では、ヘッドランプの形状を多様化し、さらにバルブレイアウトの拡大に対する要望が強い。
【0006】
また、上記従来の技術では、図10に示すように、ヘッドランプ4下部とバンパ12との間に隙間Sがあるので、車両走行時にヘッドランプ4の後方下側に配置される前輪により、巻き上げられた泥水がフェンダプロテクタ方向から吹き上げられ、図のように隙間Sからバンパ12の外表面に流出し、バンパ12の外表面上に泥だれが発生する。
【0007】
本発明の課題は、ヘッドランプのデザイン上の自由度を高めることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の前方部に、その車幅方向に沿ってラジエータコアサポートが設けられ、該ラジエータコアサポートの左右両端部にヘッドランプが取り付けられた車両用フロントエンドモジュール構造において、前記ヘッドランプの裏面に係止片を設けるとともに、前記ラジエータコアサポートに横長形状の孔を形成して、前記ヘッドランプを、その上下方向中央部の位置が前記ラジエータコアサポートに合致するよう配置し、前記ヘッドランプ裏面の係止片を前記ラジエータコアサポートの孔に係合させ当該ヘッドランプを車幅方向外側へスライドさせて、前記係止片の先端部を前記孔内に係止させることにより、前記ヘッドランプの位置決めを行うことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、ヘッドランプを、その上下方向中央部の位置がラジエータコアサポートに合致するよう配置したので、ヘッドランプ内の上部空間を広く取ることが可能となり、バルブレイアウトの拡大を図ることができる。その結果、ヘッドランプのデザイン上の自由度を高めることが可能となる。
【0011】
また、ヘッドランプの裏面の係止片をラジエータコアサポートの孔に係合させて、ヘッドランプを車幅方向外側へスライドさせるだけで、ヘッドランプの位置決めを容易に行うことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ヘッドランプは内部に複数の灯体を有し、前記灯体は前記係止片よりも上方位置及び下方位置に配置されていることを特徴としている。
【0015】
上記構成によれば、灯体がヘッドランプの上部にも配置され、ヘッドランプのデザイン上の自由度が高くなる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記係止片はヘッドランプに一体成形されていることを特徴としている。このように構成すれば、係止片を容易に形成することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1において、前記係止片の先端部を基部よりも太く形成する一方、前記横長形状の孔のうち、車幅方向に沿って車両内側の部分を前記係止片の先端部が挿通可能な大きさに設定し、車両外側の部分を前記係止片の基部が挿通可能で先端部が挿通不可能な大きさに設定したことを特徴としている。
【0018】
上記構成において、係止片を孔に係合させる際に、まず車幅方向に沿って車両内側の部分に係止片を車両前方から挿入し、次に係止片を孔内でスライドさせ係止片を車幅方向に沿って車両外側の部分に位置させる。車幅方向に沿って車両外側の部分は、係止片の基部は挿通可能であるが先端部は挿通不可能な大きさに設定されているので、係止片を保持し、これにより、ヘッドランプを簡単な作業で固定することができるため、作業性が向上する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記車両外側の部分にはその内周縁に少なくとも1つの爪が設けられ、前記爪は、前記孔に係合した前記係止片が車幅方向に沿って車両外側へ移動するのを許し、車両内側へ移動するのを阻止する形状であることを特徴としている。
【0020】
上記構成によれば、車幅方向に沿って一旦車両外側へ移動した係止片が車両内側へ移動してしまうのを防ぐことができる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記爪は2つ設けられ、前記ヘッドランプの前記ラジエータコアサポートへの仮止め時には前記係止片は前記2つの爪の間に位置していることを特徴としている。
【0022】
爪が2つ設けられていれば、部品メーカ等でヘッドランプをラジエータコアサポートに組み付ける際に、係止片を車幅方向に沿って車両内側の部分から挿入し、その後、係止片を車幅方向に沿って車両外側に移動させて2つの爪の間に位置させておく。2つの爪が設けられた場所は車幅方向に沿って車両外側の部分で、係止片の基部は挿通可能であるが先端部は挿通不可能な大きさに設定された場所であるため、係止片が孔から外れることはなく、仮止め状態を実現できる。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項4において、前記ヘッドランプの側面に貫通孔または凹みを形成するとともに、車体の左右前部に設けられたフロントフェンダの前端縁部に突起を設け、前記ラジエータコアサポートの車体への組付け時に、前記貫通孔または凹みに前記突起を嵌合させて前記ヘッドランプを係止することを特徴としている。
【0024】
上記構成によれば、係止片を孔内でスライドさせ係止片を車幅方向に沿って車両外側の部分に位置させたときに、貫通孔または凹みに突起を嵌合させることにより、ヘッドランプとフェンダとが連結され、簡単な作業でヘッドランプを車体に強固に固定することができる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、請求項7において、前記貫通孔または凹みの周縁には、前記突起の嵌合時に該突起を案内するガイド形状が形成されていることを特徴としている。このように構成すれば、フロントフェンダに設けられた突起を貫通孔または凹みに容易に嵌合させることができる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、車両前後方向に沿って延設された左右一対のサイドメンバの前端縁部にフロントエンドモジュールを組付ける際に、予めヘッドランプを、その上下方向中央部の位置が前記ラジエータコアサポートのアッパ部材に合致するよう配置するとともに、前記ヘッドランプの裏面に設けられた係止片を、前記ラジエータコアサポートに形成された横長形状の孔に係合させることにより、前記ヘッドランプを前記ラジエータコアサポートに仮保持しておき、前記フロントエンドモジュールの組付け時に、前記係止片を前記孔に係合させた状態で前記ヘッドランプを車幅方向に沿って車両外側にスライドさせるとともに、前記ヘッドランプの側方に形成された貫通孔又は凹みにフェンダ前端縁部の突起を嵌合させることにより、前記ヘッドランプを位置決めするとともに固定することを特徴としている。
【0027】
上記構成によれば、請求項1及び請求項7と同様な作用効果を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明に係る車両用フロントエンドモジュール構造の要部を示した斜視図、図2は図1を車両前方より見た図、図3は図2のSA−SA線に沿った断面図、図4は図2のSB−SB線に沿った断面図である。
【0029】
図に示すように、ヘッドランプ20の裏面には係止片21A,21Bが設けられ、またラジエータコアサポート22のアッパ部材23には係止片21A,21Bがそれぞれ係合する係合孔24A,24Bが形成されている。係止片21A,21Bは上下方向の高さが互いにずれており、車両外側の係止片21Bの方が車両内側の係止片21Aよりも僅かに高い位置に形成されている。同様に係合孔24A,24Bも上下方向の高さがずれており、車両外側の係合孔24Bの方が車両内側の係合孔24Aよりも僅かに高い位置に形成されている。なお、係止片21A,21Bや係合孔24A,24Bの上下方向の位置を全て同じにしても良い。
【0030】
図には示してないが、反対側(図の左側)のヘッドランプには係止片21A,21Bと同様な2つの係止片が形成されており、これら2つの係止片は車体の前後方向の軸に関して係止片21A,21Bと対称に配置されている。また、ラジエータコアサポートにも係合孔24A,24Bと同様な2つの係合孔が形成されており、これら2つの係合孔は車体の前後方向に軸に関して係合孔24A,24Bに対称に配置されている。なお、以下の説明では、図の左側にあるヘッドランプ周りの構成は、車体の前後方向に軸に関してヘッドランプ20周りの構成と対称であるから、その詳細な説明は省略する。
【0031】
ラジエータコアサポート22のアッパ部材23は車両前方側に突出した突条部25が車幅方向全体に亘って形成され、ヘッドランプ20の裏面には突条部25が嵌まり込む凹部26が設けられている。そして、凹部26の上方にバルブ27が、下方にバルブ28がそれぞれ配置されている。
【0032】
ヘッドランプ20の側方に取付片29が設けられ、この取付片29はラジエータコアサポート22に設けられたステー30に、ボルト31及びナット32によって締結されている。
【0033】
ヘッドランプ20裏面の係止片21A,21Bは、図5に拡大して示すように、先端部33が基部34よりも太くなっている。一方、ラジエータコアサポート22に形成された孔24A,24Bは図6に示すように横長形状をなし、車幅方向に沿って車両内側に幅の広い部分35が、車両外側に幅の狭い部分36がそれぞれ形成されている。幅の広い部分35は係止片21A,21Bの先端部33が挿通可能な大きさに設定され、幅の狭い部分36は係止片21A,21Bの基部34が挿通可能で先端部33が挿通不可能な大きさに設定されている。また、幅の狭い部分36の内周縁には爪37,38が設けられている。これらの爪37,38は三角形状をなし、車幅方向に沿って内側の斜辺の傾きが小さく、外側の斜辺の傾きが大きく形成され、孔24A,24Bに挿入された係止片21A,21Bは図の右側(車幅方向に沿って車両外側)へは移動できるが、図の左側(車幅方向に沿って車両内側)への移動が阻止される。
【0034】
ヘッドランプ20の側方には、図1に示すように貫通孔39,40が形成され、またフェンダ41の前端縁部には突起42,43が設けられている。ここで、図1のSC−SC線に沿った断面図を図7に示す。図7のように突起42は貫通孔39に嵌合する(突起43は貫通孔40に嵌合する)。貫通孔39,40の周縁は、図8に拡大して示すようにテーパ状にカットされ、突起42,43を嵌合させる際に突起42,43を案内して、嵌合が容易に行えるようになっている。
【0035】
また、本実施の形態では、図3に示すように、ラジエータコアサポート22には、少なくともヘッドランプ20の下方部分に、車両前方へ折り曲げられた折り曲げ片44を有し、この折り曲げ片44の先端は、ヘッドランプ20とバンパ45との隙間Sを覆うようにしてバンパ44内側まで延設されている。
【0036】
上記構成において、部品メーカでは、図6に示すように、先ずヘッドランプ20の係止片21A,21Bをラジエータコアサポート22の孔24A,24Bの幅の広い部分35に挿入し、基部34が孔24A,24Bの内周縁に係合するまで押し込む。
【0037】
次に、ヘッドランプ20を移動させることにより係止片21A,21BをA方向にスライドさせ、係止片21A,21Bを爪37と爪38との間に位置させる。このとき、係止片21A,21Bは、先端部33が孔24A,24Bの幅の狭い部分36を挿通不可能であるから、孔24A,24Bから抜けることはなく、また爪37によって車幅方向に沿って車両内側への移動が阻止されているので、爪37と爪38との間にそのまま保持される。
【0038】
この状態では、ヘッドランプ20はラジエータコアサポート22に仮止めされており、部品メーカは、更にラジエータコアサポート22にラジエータ等の他の必要部品を組み付けて、フロントエンドモジュールとして自動車メーカに納入する。
【0039】
自動車メーカでは、納入されたフロントエンドモジュールを車体に組み付ける際に、ヘッドランプ20をその側方の貫通孔39,40がフェンダ41の突起42,43に対向するよう位置させる。そして、図1のようにヘッドランプ20を突条部25をガイドにしてB方向に動かして、係止片21A,21Bを図6のようにB方向にスライドさせる。なお、図6のB方向と図1のB方向と同じ意味である。
【0040】
係止片21A,21BをB方向にスライドさせると、係止片21A,21Bは、爪38を乗り越えて、孔24A,24Bの右端にくる。これによって、ヘッドランプ20の位置決めを行うことができる。またこのとき、係止片21A,21Bは、先端部33が孔24A,24Bの幅の狭い部分36を挿通不可能であるから、孔24A,24Bから抜けることはなく、また爪38によって車幅方向に沿って車両内側への移動が阻止されているので、右端の位置にそのまま保持される。
【0041】
また、ヘッドランプ20を図1のようにB方向にスライドさせると、ヘッドランプ20側方の貫通孔39,40にフェンダ41の突起42,42が嵌合し、ヘッドランプ20とフェンダとが連結されて、ヘッドランプ20を車体に強固に組み付けることができる。このとき、貫通孔39,40は図8に示すようにテーパ形状に形成されているので、突起42,42を貫通孔39,40に容易に嵌合させることができる。なお、ヘッドランプ20側方には、貫通孔39,40の代わりに凹みを設けても良い。また、図8において、二点鎖線は仮止め状態でのヘッドランプ20の位置である。
【0042】
そして最後に、取付片29とステー30とをボルト31及びナット32で締結することにより、ヘッドランプ20をラジエータコアサポートに固定する。
【0043】
また、本実施の形態では、図3に示したように、ラジエータコアサポート22には、ヘッドランプ20の下方部分に折り曲げ片44が設けられているので、車両走行時にフェンダプロテクタ方向から吹き上げられた泥水は折り曲げ片44に当たって跳ね返されてD方向に流れ、ヘッドランプ20下部とフロントバンパ45との間に隙間Sがあっても、この隙間Sからバンパ45外表面上に泥水が流出するのを防ぐことができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、ヘッドランプを、その上下方向中央部の位置がラジエータコアサポートに合致するよう配置したので、ヘッドランプ内の上部空間を広く取ることが可能となり、バルブレイアウトの拡大を図ることができる。その結果、ヘッドランプのデザイン上の自由度を高めることが可能となる。また、ヘッドランプの裏面の係止片をラジエータコアサポートの孔に係合させて、ヘッドランプを車幅方向外側へスライドさせるだけで、ヘッドランプの位置決めを容易に行うことができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、灯体がヘッドランプの上部にも配置され、ヘッドランプのデザイン上の自由度が高くなる。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、係止片を容易に形成することができる。
【0048】
請求項4に記載の発明によれば、係止片を孔に係合させる際に、まず車幅方向に沿って車両内側の部分に係止片を車両前方から挿入し、次に係止片を孔内でスライドさせ係止片を車幅方向に沿って車両外側の部分に位置させることができる。そして車幅方向に沿って車両外側の部分は、係止片の基部は挿通可能であるが先端部は挿通不可能な大きさに設定されているので、係止片を保持し、これにより、ヘッドランプを簡単な作業で固定することができるため、作業性が向上する。
【0049】
請求項5に記載の発明によれば、車幅方向に沿って一旦車両外側へ移動した係止片が車両内側へ移動してしまうのを防ぐことができる。
【0050】
請求項6に記載の発明によれば、部品メーカ等でヘッドランプをラジエータコアサポートに組み付ける際に、係止片を車幅方向に沿って車両内側の部分から挿入し、その後、係止片を車幅方向に沿って車両外側に移動させて2つの爪の間に位置させておくことができる。2つの爪が設けられた場所は車幅方向に沿って車両外側の部分で、係止片の基部は挿通可能であるが先端部は挿通不可能な大きさに設定された場所であるため、係止片が孔から外れることはなく、仮止め状態を実現できる。
【0051】
請求項7に記載の発明によれば、係止片を孔内でスライドさせ係止片を車幅方向に沿って車両外側の部分に位置させたときに、孔または凹みに突起を嵌合させることにより、ヘッドランプとフェンダとが連結され、簡単な作業でヘッドランプを車体に強固に固定することができる。
【0052】
請求項8に記載の発明によれば、フロントフェンダに設けられた突起を孔または凹みに容易に嵌合させることができる。
【0053】
請求項9に記載の発明によれば、請求項1及び請求項7と同様な作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用フロントエンドモジュール構造の要部を示した斜視図である。
【図2】図1を車両前方より見た図である。
【図3】図2のSA−SA線に沿った断面図である。
【図4】図2のSB−SB線に沿った断面図である。
【図5】ヘッドランプ裏面に設けられた係止片の拡大図である。
【図6】ラジエータコアサポートに形成された孔を示した斜視図である。
【図7】図1のSC−SC線に沿った断面図である。
【図8】ヘッドランプ側方の孔にフェンダの突起が嵌合した様子を拡大して示した図である。
【図9】従来技術によるフロントエンドモジュールの分解斜視図である。
【図10】従来技術によるフロントエンドモジュールを示し、ヘッドランプ付近の断面図である。
【符号の説明】
20 ヘッドランプ
21A,21B 係止片
22 ラジエータコアサポート
23 アッパ部材
24A,24B 孔
25 突条部
26 凹部
27,28 バルブ(灯体)
33 先端部
34 基部
35 幅の広い部分
36 幅の狭い部分
37,38 爪
39,40 貫通孔
41 フェンダ
42,43 突起
44 折り曲げ片
45 バンパ
Claims (9)
- 車両の前方部に、その車幅方向に沿ってラジエータコアサポート(22)が設けられ、該ラジエータコアサポート(22)の左右両端部にヘッドランプ(20)が取り付けられた車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記ヘッドランプ(20)の裏面に係止片(21A,21B)を設けるとともに、前記ラジエータコアサポート(22)に横長形状の孔(24A,24B)を形成して、
前記ヘッドランプ(20)を、その上下方向中央部の位置が前記ラジエータコアサポート(22)に合致するよう配置し、前記ヘッドランプ(20)裏面の係止片(21A,21B)を前記ラジエータコアサポート(22)の孔(24A,24B)に係合させ当該ヘッドランプ(20)を車幅方向外側へスライドさせて、前記係止片(21A,21B)の先端部(33)を前記孔(24A,24B)内に係止させることにより、前記ヘッドランプ(20)の位置決めを行うことを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 請求項1に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記ヘッドランプ(20)は内部に複数の灯体(27,28)を有し、前記灯体(27,28)は前記係止片(21A,21B)よりも上方位置及び下方位置に配置されていることを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 請求項1に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記係止片(21A,21B)は前記ヘッドランプ(20)に一体成形されていることを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 請求項1に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記係止片(21A,21B)の先端部(33)を基部(34)よりも太く形成する一方、前記横長形状の孔(24A,24B)のうち、車幅方向に沿って車両内側の部分(35)を前記係止片(21A,21B)の先端部(33)が挿通可能な大きさに設定し、車両外側の部分(36)を前記係止片(21A,21B)の基部(34)が挿通可能で先端部(33)が挿通不可能な大きさに設定したことを特徴とする車両フロントエンドモジュール構造。 - 請求項4に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記車両外側の部分(36)にはその内周縁に少なくとも1つの爪(37,38)が設けられ、前記爪(37,38)は、前記孔(24A,24B)に係合した前記係止片(21A,21B)が車幅方向に沿って車両外側へ移動するのを許し、車両内側へ移動するのを阻止する形状であることを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 請求項5に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記爪(37,38)は2つ設けられ、前記ヘッドランプ(20)の前記ラジエータコアサポート(22)への仮止め時には前記係止片(21A,21B)は前記2つの爪(37,38)の間に位置していることを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 請求項4に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記ヘッドランプ(20)の側面に貫通孔(39)または凹みを形成するとともに、車体の左右前部に設けられたフロントフェンダ(41)の前端縁部に突起(42)を設け、前記ラジエータコアサポート(22)の車体への組付け時に、前記貫通孔(39)または凹みに前記突起(42)を嵌合させて前記ヘッドランプ(20)を係止することを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 請求項7に記載の車両用フロントエンドモジュール構造において、
前記貫通孔(39)または凹みの周縁には、前記突起(42)の嵌合時に該突起(42)を案内するガイド形状が形成されていることを特徴とする車両用フロントエンドモジュール構造。 - 車両前後方向に沿って延設された左右一対のサイドメンバの前端縁部にフロントエンドモジュールを組付ける際に、
予めヘッドランプ(20)を、その上下方向中央部の位置が前記ラジエータコアサポート(22)のアッパ部材(23)に合致するよう配置するとともに、前記ヘッドランプ(20)の裏面に設けられた係止片(21A,21B)を、前記ラジエータコアサポート(22)に形成された横長形状の孔(24A,24B)に係合させることにより、前記ヘッドランプ(20)を前記ラジエータコアサポート(22)に仮保持しておき、
前記フロントエンドモジュールの組付け時に、前記係止片(21A,21B)を前記孔(24A,24B)に係合させた状態で前記ヘッドランプ(20)を車幅方向に沿って車両外側にスライドさせるとともに、前記ヘッドランプ(20)の側方に形成された貫通孔(39)又は凹みにフェンダ(41)前端縁部の突起(42)を嵌合させることにより、前記ヘッドランプ(20)を位置決めするとともに固定することを特徴とする車両用フロントエンドモジュールの組付け方法。
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