JPH0134802Y2 - - Google Patents

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JPH0134802Y2
JPH0134802Y2 JP4592285U JP4592285U JPH0134802Y2 JP H0134802 Y2 JPH0134802 Y2 JP H0134802Y2 JP 4592285 U JP4592285 U JP 4592285U JP 4592285 U JP4592285 U JP 4592285U JP H0134802 Y2 JPH0134802 Y2 JP H0134802Y2
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JP
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housing
molding
regulating piece
screw
lens body
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JP4592285U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、上部にモールを取付けた車輌用灯具
に関し、特にモールの取付け構造の改良に関す
る。
《従来の技術》 例えば前照灯等の車輌用灯具として、ハウジン
グの前面開口にレンズ体を取付けて灯室を画成す
るとともに、前記ハウジング上部に、一部がレン
ズ体の上面に突出したモールを取付けるようにし
たものが知られている。
そして、このモールの取付け構造としては、一
般に、ハウジング上部の3箇所でネジ止めするも
のが普及している。つまり、前記ハウジングの上
部には、幅方向に3つのボス状のネジ止め部が形
成されており、前記モールに形成した3つのネジ
挿通孔を各ネジ止め部に突き合せ、それぞれ固定
ネジを捩じ込むようになつている。
《考案が解決しようとする問題点》 ところで、前記ハウジングが樹脂成形により形
成されている場合には、前記ボス状のネジ止め部
をそれぞれスライドコアを用いて形成する必要が
あるので、型構造が複雑となり高価となる上に、
型全体を頑丈に形成することが困難で、耐久性に
欠けるものとなつてしまい、灯具の量産に対応し
得ない問題点がある。
また、前述のような車輌用灯具では、モールを
ネジ止めする場合に、モールの位置決め手段がな
いため、作業が煩雑する問題点がある。
《問題点を解決するための手段》 本考案の車輌用灯具は、前述した問題点を解決
するために、ハウジングの前面開口にレンズ体を
取付けて灯室を画成するとともにこのハウジング
の上部に前記レンズ体の一部をモールを取付けた
車輌用灯具であつて、前記ハウジング上部には、
略中央に後方に突出した規制片を形成するととも
に、この規制片から離れた両側に、上面に臨んだ
ネジ取付け孔を備えた一対のネジ止め部を形成
し、一方前記モールには略中央部に前記規制片と
対向してこの規制片が嵌入される嵌合凹部を形成
するとともに、この係合凹部から離れた両側に、
前記各ネジ止め部の上面に配置されるネジ挿通孔
を有する一対の取付け片を形成したことを特徴と
する。
《作用》 モールは規制片と嵌合凹部との嵌合と、2箇所
のネジ止めによりハウジングに固定される。ま
た、前記モールをハウジングに突き合わせた状態
で、前記規制片が係合凹部に嵌入して、モールを
位置決めすることとなる。
《実施例》 以下本考案の自動車の前照灯に適用した一実施
例について図面に従つて詳細に説明する。
第1図はこの実施例による前照灯のモール10
を取外した状態を示す上面図である。この前照灯
は、ハウジング1の前面開口にレンズ体2を取付
けて灯室を画成し、この灯室内に図示しないラン
プバルブ及びリフレクタを配置したものである。
この前照灯では、前記ハウジング1に対し、リフ
レクタが図示しない調整機構を介して傾動調整可
能に保持されている。
また、前記ハウジング1の上部には、その幅方
向略中央に規制片3が形成されるとともに、この
規制片3を挟んで幅方向略両側に一対のネジ止め
部4が形成されている。
前記規制片3は、ハウジング1の前面外周部に
形成されたフランジ部5より後方に突出するもの
である。すなわち、前記ハウジング1のフランジ
部5には、第2図に示すように、前面にハウジン
グ全周に亘る環状の溝部6が形成され、この溝部
6にホツトメルト等の接着剤6aを介してレンズ
体2の周縁脚部2aが固着されるようになつてお
り、前記溝部6と反対側に規制片3が一体形成さ
れている。この規制片3は、先端に丸味を帯びた
略方形舌片状に形成され、成形時の型抜き方向に
沿つて後方に略水平に突出している。
また、前記各ネジ止め部4は、ネジ取付け孔7
を上方に臨ませたボス状に形成されて、周囲に補
強用のリブ8を備えている。このネジ止め部4
は、それぞれスライドコアを用いることにより、
ハウジング1に一体的に形成されたもので、前記
ネジ取付け孔7にモール10の取付け片11を介
して図示しない固定ネジが捩じ込まれるようにな
つている。
なお、前記各ネジ止め部4と規制片3とは、ハ
ウジング1の軸方向一直線上には配置されておら
ず、前記規制片3は各ネジ止め部4を結ぶ線上よ
りさらに前方に形成されている。これによつて、
前記モール10を安定した状態で固定するように
なつている。
さらに、前記フランジ部5の規制片3の基端部
両側には、モール10を受け止めるための規制面
3aが形成されている。
また、前記ハウジング1には、フランジ部5を
補強するための複数のリブ9が形成されている。
一方、前記モール10は、合成樹脂よりなり、
第1図に示すように、ハウジング1の幅方向に長
尺な略々帯状に形成されており、前方の先端部
が、第2図に示すようにハウジング1側に屈曲し
て、レンズ体2の上面部に延出されるとともに、
後方の基端部を前記ハウジング1の上部に固定さ
れるようになつている。つまり、モール10の基
端部には、前述した規制片3が嵌合する嵌合部1
2と、前記ネジ止め部に装着される一対の取付け
片11が形成されている。
前記嵌合部12は、モール10の略中央の基端
部下面に一体的に突設されたもので、前後方向に
嵌合凹部となる貫通穴13が形成されている。こ
の貫通穴13は、前記規制片3と対向してこの規
制片3が嵌入するものであり、水平な規制片3に
対して、前方から後方にかけて、漸次下方に傾斜
する形状となつている。従つて、この嵌合部12
は、規制片3が嵌入されることにより、第3図に
示すように、貫通穴13が水平方向に強制的に撓
ませられ、モール10の先端側に第3図中矢線A
方向の回動力を付与することとなる。
また、この嵌合部12の前端面はモール10の
組付け時に前述したハウジング1の規制面3aに
突き当てられるようになつている。
また、前記各取付け片11は、モール10に一
体形成されており、嵌合部12を挟んで両側に配
置され、モール10の基端よりさらに後方に突出
する舌片状に形成されている。これら取付け片1
1は、前記ネジ止め部4のネジ取付け孔7に対応
するネジ挿通孔14が形成されたもので、前記嵌
合部12を規制片3に嵌合させた際、各ネジ止め
部4の上面に配置されるようになつている。な
お、前記各ネジ挿通孔14のうちの一方は、ハウ
ジング1とモール10との誤差吸収のために、そ
の幅方向に長径を有するものとなつている。
以上のような構成において、前記モール10を
ハウジング1に取付ける場合には、まずモール1
0をハウジング1のフランジ部5に、後方より突
き当て、前記嵌合部12と規制片3とを嵌合させ
る。この状態で、モール10が前後方向及び幅方
向に位置決めされることとなり、各ネジ取付け孔
7とネジ挿通孔14とが位置合わせされる。そし
て、上面より前述した固定ネジをワツシヤ等を介
して捩じ込むことにより、モール10の取付け作
業を終了する。
このようにして取付けられたモール10は、先
端が前述した貫通穴13の作用により、レンズ体
2の上面に押付けられた状態で保持されて強固に
固定され、振動によるガタ付きやビビリ等も防止
されることとなる。
なお、本考案は、前記実施例における前照灯に
限らず、前面にレンズ体が取付けられるハウジン
グを備えた車輌用灯具に広く適用できる。例え
ば、前記ハウジングがリフレクタとして形成され
てレンズ体と一体化され、他の保持部材に傾動調
整可能に支持されるような構造のものにも適用し
得ることは勿論である。
《考案の効果》 本考案によれば、モールを固定するためにネジ
止め部を従来の3箇所から2箇所に削減すること
ができ、ネジ止め作業の繁雑さを軽減できるとと
もに、スライドコアの数も3つから2つに削減す
ることができるので、金型構造も頑丈にでき、量
産性も向上することとなる。
また、前記モールをハウジングに組付ける際、
規制片と嵌合凹部とを嵌合させることにより、モ
ールを位置決めした状態でネジ止め作業を行うこ
とができ、作業の容易化を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による前照灯のモー
ルを取外した状態を示す上面図、第2図は前記第
1図に示す前照灯のハウジングに形成された規制
片とモールに形成された嵌合部との嵌合前の状態
を示す要部拡大断面図、第3図は前記第2図に示
す規制片と嵌合部とが嵌合した状態を示す要部拡
大断面図である。 1……ハウジング、2……レンズ体、3……規
制片、4……ネジ止め部、7……ネジ取付け孔、
10……モール、12……嵌合部、13……貫通
孔、14……ネジ挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの前面開口にレンズ体を取付けて灯
    室を画成するとともにこのハウジングの上部に前
    記レンズ体の一部を覆うモールを取付けた車輌用
    灯具であつて、前記ハウジング上部には、略中央
    に後方に突出した規制片を形成するとともに、こ
    の規制片から離れた両側に、上面に臨んだネジ取
    付け孔を備えた一対のネジ止め部を形成し、一方
    前記モールには略中央部に前記規制片と対向して
    この規制片が嵌入される嵌合凹部を形成するとと
    もに、この係合凹部から離れた両側に、前記各ネ
    ジ止め部の上面に配置されるネジ挿通孔を有する
    一対の取付け片を形成したことを特徴とする車輌
    用灯具。
JP4592285U 1985-03-30 1985-03-30 Expired JPH0134802Y2 (ja)

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JP4592285U JPH0134802Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JP4592285U JPH0134802Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JPS61166312U JPS61166312U (ja) 1986-10-15
JPH0134802Y2 true JPH0134802Y2 (ja) 1989-10-24

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JP4592285U Expired JPH0134802Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JPH054645Y2 (ja) * 1988-02-29 1993-02-05

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JPS61166312U (ja) 1986-10-15

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