JP2592850B2 - 後二輪を有する車両のハブ取付け装置 - Google Patents

後二輪を有する車両のハブ取付け装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばチェーン駆動形の自動四輪車におい
て、特にその後車軸を支持するハブの取付け装置に関す
る。
〔従来技術〕
荒地や砂漠等の不整地を走行する自動四輪車として、
従来、左右の後輪を支持する後車軸をチェーン駆動する
ようにしたものが知られている。このチェーン駆動形の
自動四輪車は、車体から後方に延びる左右のリヤアーム
の後端部間に中空筒状ハブを介装し、このハブに軸受を
介して車幅方向に延びる後車軸を回転自在に挿通配置す
るとともに、この後車軸上に従動スプロケットを設け、
この従動スプロケットとエンジン側の駆動スプロケット
との間に、チェーンを巻回している。
ところで、上記ハブは、その左右両端部に設けた板状
のブラケットを、リヤアームの後端部の内側面に重ね合
せるとともに、この重合部分に設けたボルト挿通孔にボ
ルトを挿通し、ナットで締め付けることでリヤアームに
支持されている。そして、従来、このボルト挿通孔は、
後車軸を挾んだ上下二箇所に設けられており、この後車
軸の下側に位置するリヤアーム側のボルト挿通孔は、前
後方向に沿う円弧状に形成されている。
このため、各ボルトを締め付けているナットを弛めれ
ば、上側のボルトを支点としてハブ全体を前後方向に揺
動させることができ、チェーンの張り調整を行なえるよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このような従来構成の場合、ハブのブラケ
ットは、左右のリヤアームに対し、夫々左右別々の二箇
所でボルト締めされているため、チェーンの張り調整や
ハブの脱着を行なうに当たっては、合計4個のナットを
弛めなくてはならない。
しかも、このハブの回りには、従動スプロケットやブ
レーキ機構等が配置されてスペーク的に余裕がないため
に、整備性のことを考慮すると、ボルトやナットの数は
少ない方が好ましく、この点において今一歩改善の余地
が残されている。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもの
で、ハブをリヤアームに結合するボルトの数を減らし
て、整備性を高めることができ、しかも、ハブの取付け
部の剛性を充分に確保できるとともに、ハブの側方に位
置する従動スプロケットが通しボルトの挿通作業あるい
は通しボルトの締め付けおよび弛緩作業を妨げることも
なく、作業性を改善できる後二輪を有する車両のハブ取
付け装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明に係る後二輪を有す
る車両は、 左右一対のリヤアームを有するリヤアームアッセンブ
リと; これらリヤアームの後端部に配置され、車幅方向に延
びる中空筒状のハブと; このハブの両端部に取り付けられ、上記リヤアームの
後端部の側面に重ねられる一対のブラケットと; 上記ハブの内側に回転自在に挿通され、このハブの左
右両側に突出された端部に夫々後輪が取り付けられた後
車軸と; この後車軸と一体に回転するとともに、上記ハブの一
側方に隣接して配置された従動スプロケットと; この従動スプロケットとエンジン側の駆動スプロケッ
トとの間に巻回され、上記後輪を駆動するための無端状
の巻き掛け伝動体と;を備えている。
そして、上記各ブラケットに、後車軸を挾んだ上下両
側に位置して一対の第1のボルト挿通孔を形成するとと
もに、上記リヤアームの後端部には、後車軸を挾んだ上
下両側に位置して上記第1ボルト挿通孔に連なる一対の
第2のボルト挿通孔を形成し、これら第2のボルト挿通
孔のうちの少なくともいずれか一方を前後方向に延びる
長孔状に形成するとともに、これら第2のボルト挿通孔
の間に跨がって上記第1のボルト挿通孔を貫通する一対
の通しボルトを挿通し、これら通しボルトの挿通端をナ
ットで締め付けることにより、上記左右のリヤアームの
後端部の間に上記ハブを一体的に結合し、 また、上記ハブの一側方に配置された上記従動スプロ
ケットは、上記後車軸に嵌合されたボス部と、このボス
部から放射状に延びる複数のアーム部と、これらアーム
部の先端部に支持され、上記巻き掛け伝動体が巻回され
るスプロケットリングとを有し、上記隣り合うアーム部
は、互いに協働して上記一方のブラケットおよびリヤア
ームの後端部に対し側方から向い合うような開口部を形
成し、この開口部は、上記通しボルトの軸線上に位置さ
れていることを特徴としている。
〔作 用〕
この構成によれば、左右のリヤアームとハブのブラケ
ットとを、左右別々にボルトで結合する従来に比べて、
ボルトやナットの数を減らすことができる。したがっ
て、ハブの脱着やチェーンの張り調整を行なう際に、ナ
ットを弛めたり締め付けたりする作業が少なくて済み、
その分、整備点検時の作業性が向上する。
しかも、通しボルトは、リヤアームの後端部間に架設
されるから、通しボルトをナットで締め付けた際には、
この通しボルトがリヤアームの後端部間を結ぶクロスメ
ンバとしての機能を果たす。このため、ボルトの本数を
減らしたにも拘らず、ハブの取付け部の剛性を高めるこ
とができる。
また、上記構成によると、一方のブラケットの側方に
配置された従動スプロケットは、ボルトの軸線上に位置
するような開口部を有しているので、この開口部を通じ
て上記第1および第2のボルト挿通孔にボルトを挿通し
たり、このボルトを回す工具類を差し入れることができ
る。そのため、ハブの側方に従動スプロケットが位置す
るにも拘らず、この従動スプロケットがボルトの挿通作
業や締め付けおよび弛緩作業を妨げることはない。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を、不整地走行用の自動四輪車
に適用した図面にもとづいて説明する。
第5図中符号1で示すフレームは、燃料タンク2を支
持する左右の上部レール3を備えている。上部レール3
は、互いに並行をなして前後方向に延びており、その前
後両端部は下向きに曲げられるとともに、前後方向に延
びる左右の下部レール4によって連結されている。
下部レール4の中間部間に架設したクロスパイプ5
と、上部レール3の前端上部との間には、ダウンチュー
ブ6が架設されており、これらダウンチューブ6,下部レ
ール4および上部レール3とで囲まれる空間部分にエン
ジン7が搭載されている。
なお、フレーム1の前部には、左右の前輪8を操向操
作するステアリング軸9が支持されており、このステア
リング軸9の上端部には、バーハンドル10が取付けられ
ている。
上部レール3の後部には、後方に延びる左右のシート
レール11と、このシートレール11を支えるバックステー
12とが溶接されている。シートレール11上には、運転者
が跨がるシート13が設置されている。
上部レール3の後端下部には、左右のリヤアームブラ
ケット14が溶接されている。これらリヤアームブラケッ
ト14の間には、リヤアームアッセンブリ15の前端部が揺
動可能に枢支されている。リヤアームアッセンブリ15
は、第2図に示すように、後方に延びる左右一対のリヤ
アーム16を備えており、これらリヤアーム16の後端部間
は、クロスメンバー17によって結合されている。
このようなリヤアームアッセンブリ15は、クロスメン
バー17に設けたアンダブラケット18と、フレーム1側に
設けたアッパブラケット19との間に架設された一本の油
圧緩衝器20により懸架されている。そして、本実施例の
場合、油圧緩衝器20の上端部を支持するアッパブラケッ
ト19は、第3図に示すように、左右のシートレール11を
結ぶクロスパイプ21と、このクロスパイプ21の近傍で左
右の上部レール3を結ぶ他のクロスパイプ22との両者に
跨がって溶接されている。
第1図および第2図に示すように、左右のリヤアーム
16の後端部には、板状のハブブラケット25が一体に溶接
されている。これらハブブラケット25には、中空円筒状
のハブ26が支持されている。ハブ26は、軸幅方向に沿っ
て水平に配置されており、このハブ26の内部には、軸受
27を介して車幅方向に延びる後車軸28が回転自在に挿通
配置されている。後車軸28の両端部は、リヤアーム16の
左右両側に導出されており、この後車軸28の導出端に左
右の後輪29が取付けられている。
ハブ26の一端から導出された後車軸28上には、この後
車軸28と一体に回転する従動スプロケット30が取付けら
れている。従動スプロケット30は、第1図および第3図
に示すように、後車軸28上にスプライン係合されたボス
部32と、このボス部32の外周から放射状に延びる複数の
アーム部31と、これらアーム部31の先端に支持され、ボ
ス部32と同軸状をなすスプロケットリング33とで構成さ
れ、この従動スプロケット30は、上記ハブ26の一側部に
隣接されている。そして、従動スプロケット30のスプロ
ケットリング33とエンジン7側の駆動スプロケット34と
の間には、巻き掛け伝動体としてチェーン34が巻回され
ている。
ところで、ハブ26は、リヤアーム16のハブブラケット
25に取り付けられている。この取り付け構造について説
明を加えると、第1図ないし第4図に示すように、ハブ
ブラケット25の後端部には、ハブ26の上下両側に延出す
る延出片36が一体に形成されている。また、ハブ26の左
右両端部には、夫々板状のブラケット37が溶接されてお
り、これらブラケット37は、延出片36の内側面に重ね合
わされる。
ハブ26のブラケット37には、後車軸28を挾んだ上下両
側に位置して第1のボルト挿通孔38が形成されている。
ハブブラケット25の延出片36には、同じく後車軸28を挾
んだ上下両側に位置して第2のボルト挿通孔39が形成さ
れている。第1のボルト挿通孔38と第2のボルト挿通孔
39とは、互いに連通されており、後車軸28の下側に位置
された第2のボルト挿通孔39は、前後方向に沿う長孔状
に形成されている。
延出片36の第2のボルト挿通孔39の間には、二本の通
しボルト40が挿通されている。通しボルト40は、ブラケ
ット37の第1のボルト挿通孔38を貫通しており、この通
しボルト40の挿通端には、夫々ナット41がねじ込まれて
いる。
したがって、左右のハブブラケット25とハブ26とは、
後車軸28の上下両側を通る二本の通しボルト40によって
共締めされており、本実施例の場合、ブラケット37の間
には、通しボルト40が貫通するカラー42が介装されてい
る。
第3図や第4図に示すように、ハブブラケット25の下
側の延出片36には、上記通しボルト40を介してチェーン
プラー43が共締めされている。このチェーンプラー43に
は、ハブブラケット25の後端縁部に当接する調整ボルト
44がねじ込まれている。このため、二本の通しボルト40
を締め付けるナット41を弛め、調整ボルト44のねじ込み
量を調整すれば、ハブ26が上側の通しボルト40を支点と
して前後方向に揺動変位し、チェーン35の張り調整を行
なえるようになっている。
なお、通しボルト40は、第3図に示すように、側方か
ら見て従動スプロケット30のアーム部31の間に位置され
ている。この場合、隣り合うアーム部31は、互いに協働
して側面視略V字形の開口部45を構成している。この開
口部45は、上記一方のハブブラケット25の延出片36やブ
ラケット37に対し側方から向かい合っており、上記通し
ボルト40の軸線上に位置されている。このため、通しボ
ルト40は、従動スプロケット30の開口部45を通じて第1
および第2のボルト挿通孔38,39に差し込まれるように
なっている。
第1図および第6図に示すように、後車軸28上には、
ディスクブレーキ装置50が配置されている。ディスクブ
レーキ装置50は、従動スプロケット30とはハブ26を挾ん
だ反対側に位置されている。このディスクブレーキ装置
50は、後車軸28と一体に回転するブレーキディスク51
と、このブレーキディスク51を挾圧するパッド52を収容
した機械式のキャリパ53とを備えている。
ブレーキディスク51は、後車軸28上のブレーキブラケ
ット54に取り付けられており、このブレーキブラケット
54は、後車軸28上のセレーション55に沿って軸方向に移
動可能に、つまり浮動状態に支持されている。
また、キャリパ53は、ハブ28の他端のブラケット37に
キャリパブラケット56を介して取り付けられている。こ
のキャリパ53の前端には、パッド52を機械的に押圧作動
させる操作ワイヤ60が連結されている。操作ワイヤ60
は、インナワイヤ61と、このインナワイヤ61を被覆する
外被チューブ62とを有している。この操作ワイヤ60は、
フートレスト65の近傍に設けたブレーキペダル66および
バーハンドル10に設けたパーキングレバー67によって共
通に操作されるようになっている。
すなわち、第6図に示すように、操作ワイヤ60は、リ
ヤアーム16の側方からブレーキペダル66の設置部を通っ
てパーキングレバー67を支持するレバーホルダ68に導か
れており、そのインナワイヤ61がパーキングレバー67と
キャリパ53内に設けた図示しない作動レバーとを直接結
んでいる。また、操作ワイヤ60の外被チューブ62は、ブ
レーキペダル66の部分を境として、前半部62aと後半部6
2bとに分割されており、この前半部62aがレバーホルダ6
8とブレーキペダル66との間に架設されている。
このため、ブレーキペダル66を踏み込むと、第7図中
想像線で示すように、外被チューブ62の前半部62aが前
方に向けて張り出すように湾曲変形し、このことによ
り、インナワイヤ61が引張られて、パッド52がブレーキ
ディスク51に押圧されるようになっている。
また、パーキングレバー67は、クラッチレバー69と共
にレバーホルダ68に支持されており、本実施例の場合
は、操作ボタン70を押圧しつつクラッチレバー69を回動
させると、パーキングレバー67がクラッチレバー69と共
に回動され、その上面に突設したピン71がストッパプレ
ート72の凹部73に引掛かるようになっている。このた
め、クラッチレバー69から手を離しても、パーキングレ
バー67は回動状態に保持され、このことにより、インナ
ワイヤ61が引張られたままとなって、キャリパ53内のパ
ッド52がブレーキディスク51に押圧され、後輪29に制動
力が付与された状態に保たれる。
このような本発明の一実施例によれば、左右のリヤア
ーム16とハブ26のブラケット37とは、後車軸28の上下両
側を通る二本の通しボルト40によって結合されている。
そのため、従来のようにリヤアーム16とハブ26のブラケ
ット37とを、左右別々にボルト締めする場合に比べて、
ボルトやナットの数を半分に減らすことができる。この
結果、チェーン35の張り調整やハブ26の脱着作業を行な
う際には、単に二個のナット41を弛めれば良いから、こ
のナット41を弛めたり締付けたりする作業が少なくて済
み、整備点検時の作業性が向上する。
しかも、通しボルト40は、左右のリヤアーム16の後端
部間に架設されるから、この通しボルト40をナット41で
締付けた際には、通しボルト40自体がリヤアーム16の後
端部間を結ぶクロスメンバとしての機能を果たすことに
なる。このため、ボルトの本数を減らしたにも拘らず、
ハブ26の取付け部分の剛性が高くなる等の利点がある。
また、上記構成によると、ハブ26の一側方に配置され
た従動スプロケット30は、一方のハブブラケット25の延
出片36やブラケット37と向い合う複数の開口部45を有
し、これら開口部45は、通しボルト40の軸線上に位置さ
れている。そのため、従動スプロケット30の開口部45を
通じてリヤアーム16の後端部間に跨がる通しボルト40を
挿通したり、このボルト40を回すための工具類を差し入
れることができ、ハブ26の側方に従動スプロケット30が
位置するにも拘らず、この従動スプロケット30によって
ボルト40の挿通作業や締め付けおよび弛緩作業が妨げら
れることはない。したがって、チェーン35の張り調整や
ハブ26の脱着作業を行なう度に、従動スプロケット30を
ハブ26から遠ざけたり、後車軸28から取り外す必要はな
く、作業性をより高めることができる。
なお、上述した実施例では、ハブを上側の通しボルト
を支点として前後に揺動させることで、チェーンの張り
調整を行なうようにしたが、本発明はこれに限らず、例
えばリヤアーム側の全てのボルト挿通孔を前後方向に沿
う長孔状に形成し、ハブ全体を前後にスライドさせるよ
うにしても良い。
また、リヤアームアッセンブリもフレームに対し揺動
可能に枢支するものに限らず、リジッドに固定しても良
いとともに、チェーンに変えて無端状の歯付きベルトを
用いても良い。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、ハブの脱着や巻き掛け
伝動体の張り調整を行なう際に、ナットを弛めたり締付
けたりする作業が少なくて済み、その分、整備点検時の
作業性が向上する。また、通しボルト自体がリヤアーム
の後端部間を結ぶクロスメンバとして機能するから、ボ
ルトの本数を減らした構造でありながら、ハブの取付け
部分の剛性を高めることができる。
さらに、一方のブラケットの側方に配置された従動ス
プロケットは、ボルトの軸線上に位置するような開口部
を有しているので、この開口部を通じて第1および第2
のボルト挿通孔にボルトを挿通したり、このボルトを回
す工具を差し入れることができる。そのため、ハブの側
方に従動スプロケットが位置するにも拘らず、この従動
スプロケットによってボルトの挿通作業や締め付けおよ
び弛緩作業が妨げられることはない。したがって、巻き
掛け伝動体の張り調整やハブの脱着作業を行なう度に、
従動スプロケットをハブから遠ざけたり、後車軸から取
り外す必要はなく、作業性をより高めることができると
いった利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、 第1図は、ハブ取付け部分の断面図、 第2図は、リヤアームアッセンブリを一部断面して示す
平面図、 第3図は、リヤアームアッセンブリをフレームに取付け
た状態を示す側面図、 第4図は、ハブの取付け部分の側面図、 第5図は、自動四輪車の側面図、 第6図は、ブレーキの操作系統を示す構成図、 第7図は、ブレーキの操作ワイヤの引き回し経路を示す
側面図である。 7……エンジン、 15……リヤアームアッセンブリ、 16……リヤアーム、 26……ハブ、 28……後車軸、 29……後輪、 30……従動スプロケット、 31……アーム部、 32……ボス部、 33……スプロケットリング、 34……駆動スプロケット、 35……巻き掛け伝動体(チェーン)、 37……ブラケット、 38……第1のボルト挿通孔、 39……第2のボルト挿通孔、 40……通しボルト、 41……ナット、 45……開口部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のリヤアームを有するリヤアーム
    アッセンブリと; これらリヤアームの後端部に配置され、車幅方向に延び
    る中空筒状のハブと; このハブの両端部に取り付けられ、上記リヤアームの後
    端部の側面に重ねられる一対のブラケットと; 上記ハブの内側に回転自在に挿通され、このハブの左右
    両側に突出された端部に夫々後輪が取り付けられた後車
    軸と; この後車軸と一体に回転するとともに、上記ハブの一側
    方に隣接して配置された従動スプロケットと; この従動スプロケットとエンジン側の駆動スプロケット
    との間に巻回され、上記後輪を駆動するための無端状の
    巻き掛け伝動体と;を備えており、 上記各ブラケットに、後車軸を挾んだ上下両側に位置し
    て一対の第1のボルト挿通孔を形成するとともに、上記
    リヤアームの後端部には、後車軸を挾んだ上下両側に位
    置して上記第1ボルト挿通孔に連なる一対の第2のボル
    ト挿通孔を形成し、これら第2のボルト挿通孔のうちの
    少なくともいずれか一方を前後方向に延びる長孔状に形
    成するとともに、これら第2のボルト挿通孔の間に跨が
    って上記第1のボルト挿通孔を貫通する一対の通しボル
    トを挿通し、これら通しボルトの挿通端をナットで締め
    付けることにより、上記左右のリヤアームの後端部の間
    に上記ハブを一体的に結合し、 また、上記ハブの一側方に配置された上記従動スプロケ
    ットは、上記後車軸に嵌合されたボス部と、このボス部
    から放射状に延びる複数のアーム部と、これらアーム部
    の先端部に支持され、上記巻き掛け伝動体が巻回される
    スプロケットリングとを有し、上記隣り合うアーム部
    は、互いに協働して上記一方のブラケットおよびリヤア
    ームの後端部に対し側方から向い合うような開口部を形
    成し、この開口部は、上記通しボルトの軸線上に位置さ
    れていることを特徴とする後二輪を有する車両のハブ取
    付け装置。
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