JP4735811B2 - アキュムレータ - Google Patents

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Description

本発明は、蓄圧装置または脈圧減衰装置等として用いられるアキュムレータに関するものである。本発明のアキュムレータは例えば、自動車等車両における油圧配管などに用いられる。
第一従来技術・・・
図9に示す従来一般の金属ベローズ型のアキュムレータ1は、その構成部品として、圧力変動に応じてシェル2内で伸縮作動するベローズ3の外径部に装着されてベローズ3の径方向振れを抑制する制振リング4を有しており、この制振リング4は、図10ないし図12に示すように、当該制振リング4をベローズ3に固定するための環状の固定部5と、この固定部5の外径側に一体成形され、ベローズ3およびシェル2間の径方向間隙cに配置されて制振作動をなす円周上複数のガイド部6とを有している。図11では、ガイド部6は円周上三箇所に設けられている。
固定部5は、ベローズ3の谷部3aに嵌め込まれることによりベローズ3の外径部に固定されるよう環状を呈する平板状に形成されている。一方、ガイド部6は、固定部5の外径縁部から径方向外方へ向けて延長形成された平板状の平面部7と、この平面部7の径方向先端部から軸方向一方へ向けて立ち上がり形成された軸方向立ち上がり部8とを一体に有し、断面略L字形に形成されている。
また、この制振リング4は全体として、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等所定の低摩擦材料により環状に成形されたうえで、当該制振リング4を容易にベローズ3の外径部に装着できるよう円周上一箇所にて切断された形状の切断部9を有している。
しかしながら、上記従来技術には、以下のような不都合がある。
すなわち、平板環状を呈する制振リング4の固定部5は、図10に示したようにベローズキャップ10とこのベローズキャップ10のすぐ隣に位置するベローズ山部3bとの間の一谷目のベローズ谷部3aに嵌め込まれることによってベローズ3の外径部に装着されるが、上記従来技術では、この固定部5の外径寸法φDがベローズ山部3bの外径寸法φDよりも大きく形成されている(φD>φD)。したがって、この制振リング4およびシェル2間にあまり大きな径方向間隙cを確保できないことから(c<c)、ベローズ3の伸縮作動時に制振リング4の周りを流れる流体(油等)の流通抵抗が大きく、よってこの抵抗によりベローズ3の円滑な伸縮作動が妨げられることがある。
また、制振リング4の円周上一箇所に設けられる切断部9は、図13に示すように制振リング4の中心軸線に対して斜めに切断されたいわゆるバイアスカットとされている。したがって、この切断部9により形成される流体流路の流路長さLが長く、よって流路を流れる流体の流通抵抗が大きいことから、この切断部9は上記制振リング4の周りを流れる流体の流通抵抗を低減する一助として余り作用しない。
第二従来技術・・・
上記不都合を解消するため、従来、図14に示すように、制振リング4における固定部5の外径寸法φDをベローズ山部3bの外径寸法φDよりも小さく形成して(φD<φD)、固定部5をベローズ谷部3a内に完全に収めるようにした制振リング4が提案されており、この従来技術によれば、制振リング4およびシェル2間に比較的大きな径方向間隙cが確保されることから(c>c)、この分、流体抵抗を低減させることができる(下記特許文献1参照)。
しかしながら、この従来技術では併せて、図15に示すように、ガイド部6の周方向長さaの、ガイド部6間の隙間部11の周方向長さbに対する円周長割合が
1.5a≦b≦2.5a(1.5≦(b/a)≦2.5)
となるよう小さく形成されていることから、これに伴って以下の不都合がある。
すなわち、上記円周長割合が小さいことは、ガイド部6間の隙間部11による流体流路が狭いことを意味し、狭い流路は上記したように流体が流れにくい。したがって、伸張状態にあるベローズ3が縮退作動するとき(ベローズ3およびシェル2間の径方向間隙cの容積が狭められるとき)であって特に伸縮作動が高周波で行なわれるときには、間隙cに存在する流体が円滑に間隙cから流出せず、間隙c内に圧力上昇が生じ、この圧力上昇による高圧が制振リング4を介してベローズ3に作用することから、図16(A)から同図(B)へと示すように、ベローズ3が、制振リング4を装着した一谷目の谷部3aにおいて軸方向に拡開するよう変形してしまい(図16(A)に示すように初期状態においてdであったベローズ谷部3aの軸方向長さが、同図(B)に示すようにdへと拡大してしまう(d<d))、これによりベローズ3の耐久性が損なわれる虞がある。
第2539905号特許公報
本発明は以上の点に鑑みて、ベローズが高周波で作動するときであっても、ベローズおよびシェル間の径方向間隙に流体が閉じ込められることがなく流体を円滑に流出させることができ、もって間隙に高圧が生じてベローズ谷部に拡開現象が発生するのを未然に防止することができるアキュムレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるアキュムレータは、圧力変動に応じてシェル内で伸縮作動するベローズの外径部に装着されて前記ベローズの径方向振れを抑制する制振リングを有し、前記制振リングは、この制振リングを前記ベローズに固定するための環状の固定部と、前記固定部の外径側に一体成形され、前記ベローズおよびシェル間の径方向間隙に配置されて制振作動をなす円周上複数のガイド部とを有するアキュムレータにおいて、前記固定部は、その外径寸法を前記ベローズの山部の外径寸法よりも小さく形成されて前記ベローズの谷部に嵌め込まれるとともに、前記ガイド部は、その周方向長さをa、ガイド部間の隙間部の周方向長さをbとして、
3a≦b≦15a(3≦(b/a)≦15)
一層好ましくは、
5a≦b≦13a(5≦(b/a)≦13)
の関係を充足するように形成され、前記ガイド部は、その平面上に、軸方向に貫通する流路穴を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるアキュムレータは、圧力変動に応じてシェル内で伸縮作動するベローズの外径部に装着されて前記ベローズの径方向振れを抑制する制振リングを有し、前記制振リングは、この制振リングを前記ベローズに固定するための環状の固定部と、前記固定部の外径側に一体成形され、前記ベローズおよびシェル間の径方向間隙に配置されて制振作動をなす円周上複数のガイド部とを有するアキュムレータにおいて、前記固定部は、その外径寸法を前記ベローズの山部の外径寸法よりも小さく形成されて前記ベローズの谷部に嵌め込まれるとともに、前記ガイド部は、その周方向長さをa、ガイド部間の隙間部の周方向長さをbとして、
3a≦b≦15a(3≦(b/a)≦15)
一層好ましくは、
5a≦b≦13a(5≦(b/a)≦13)
の関係を充足するように形成され、前記ガイド部は、前記シェルの内面に対向する対向面に、軸方向に延びる流路溝を有することを特徴とするものである。
本願発明者らによる新たな知見によれば、ベローズの円滑な高周波作動を確保するには、上記ガイド部の周方向長さaの、ガイド部間の隙間部の周方向長さbに対する円周長割合が密接に関係する。
すなわち、上記ベローズ谷部の拡開現象は、下記するベローズ変形率をもって表わすことができるが、このベローズ変形率に対して上記円周長割合は以下のように関係する。
図16に示したように、ベローズ変形率Hは、制振リング4を装着する一谷目の谷部3aの軸方向長さに関して、その初期寸法をd、上記拡開後の寸法をdとして、
H=(d−d)/d×100
をもって表わされるもので、図17のグラフ図に示す比較試験結果によると、円周長割合を「b=1.5a(b/a=1.5)」とした比較例1に係る制振リング4(黒丸プロット)においては、ベローズ3の作動周波数が1Hzの場合はベローズ変形率Hは20%以下であるが、作動周波数が4Hz、5Hz、7Hz、9Hzと高くなるに連れてベローズ変形率Hは40%、80%、350%、450%と急激に高まってゆく。また、「b=2.5a(b/a=2.5)」とした比較例2に係る制振リング4(白丸プロット)においても、ベローズ3の作動周波数が1Hzの場合はベローズ変形率Hは20%以下であるが、作動周波数が4Hz、5Hz、7Hz、9Hzと高くなるに連れてベローズ変形率Hは40%、60%、250%、350%と急激に高まってゆく。
これに対して、「b=3a(b/a=3)」とした本発明第一例に係る制振リング4、および「b=15a(b/a=15)」とした本発明第二例に係る制振リング4においては何れも、作動周波数8Hzまでは全て、ベローズ変形率Hを20%以下に抑えることが可能とされる(b/aが「3」を下回るとベローズ変形率Hが20%を上回り、b/aが「15」を上回るとベローズの径方向振れを抑制する軸受機能が低下することから、本発明では、b/aの下限値を「3」とし、上限値を「15」とした)。したがって、本発明請求項1によれば、ベローズが高周波作動するときであってもベローズ変形率を低く抑えることができ、すなわちベローズの谷部に拡開現象が発生するのを有効に抑えることができる。
また、本発明請求項1のように、ガイド部の平面上に、軸方向に貫通する流路穴を設けたり、本発明請求項2のように、ガイド部のシェル対向面に、軸方向に延びる流路溝を設けたりすると、これらの流路穴や流路溝による新たな流路が追加されるために、流体の流量を増大させることが可能となる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1によるアキュムレータにおいては、上記構成により制振リングにおけるガイド部間の隙間部に十分な大きさの流体流路が確保されることから、ベローズが縮退動作するときに、ベローズおよびシェル間の間隙に存在する流体を速やかに流出させ、該間隙に高圧が発生するのを抑えることができる。したがって、この高圧が制振リングを介してベローズに作用して拡開現象を発生させるのを未然に防止することができ、ベローズの耐久性を高めることができる。
また、本発明の請求項1によるアキュムレータにおいては、上記構成により流路穴による新たな流路が追加されることから、流体の流量を増大させることができる。したがって、ベローズおよびシェル間の間隙に存在する流体を一層速やかに流出させることができる。
更にまた、本発明の請求項2によるアキュムレータにおいては、上記構成により流路溝による新たな流路が追加されることから、流体の流量を増大させることができる。したがって、ベローズおよびシェル間の間隙に存在する流体を一層速やかに流出させることができる。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
第一実施形態・・・
(1)固定部外径寸法(固定部外寸法)φDがベローズ外径寸法φDよりも小さくなるように設定する。但し、制振リングの平面形状によっては必ずしも固定部外寸法が径寸法である必要はない。
(2)制振リング分割部をバイアスカットからストレートカットに変更し、ベローズ伸縮時の流通面積を大きくする。
(3)制振リング内部に貫通穴を設け、流通面積を大きくする。
(4)ガイド部に溝を設け、流通抵抗を小さくする。
(5)ガイド部にテーパまたはアール加工を施し、流通抵抗を小さくする。ガイド部に貫通穴を設ける場合には、貫通穴輪郭部(周縁部)にもテーパまたはアール加工を施す。
(6)上記構成によれば、流体の流通面積が大きくなるため、ベローズ伸縮時に制振リングの周りを流れる流体の流通抵抗が小さくなり、ベローズ伸縮時にベローズにかかる負担が軽減され、また伸縮がスムーズになる。
第二実施形態・・・
(1)ベローズ外径φDと制振リング固定部外径φDの関係が、ガイド部では、φD>φD(ガイド部はベローズ外径よりも外側になる)、その他の部分では、φD>φDとなる。
(2)バイアスカットをストレートカットとする。
(3)制振リング内部に貫通穴を設ける。
(4)ガイド部に溝を設ける。
(5)ガイド部にテーパまたはアール加工を施す。
(6)上記構成によれば、流体の流通抵抗を小さくすることができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1の要部断面を示している。また、図2ないし図4はそれぞれ、当該実施例に係るアキュムレータ1に用いられる制振リング4の単品状態を示している。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、以下の構成を有する点に特徴を有している。
すなわち、当該アキュムレータ1は、その構成部品の一つとして、圧力変動に応じてシェル2内で伸縮作動するベローズ3の外径部に装着されてベローズ3の径方向振れを抑制する制振リング4を有しており、制振リング4は、この制振リング4をベローズ3に固定するための環状の固定部5と、この固定部5の外径側に一体成形され、ベローズ3およびシェル2間の径方向間隙cに配置されて制振作動をなす円周上複数のガイド部6とを有している。図2では、ガイド部6は円周上六箇所に設けられている。
この制振リング4において、固定部5は、ベローズ3の谷部3aに嵌め込まれることによってベローズ3の外径部に固定されるよう環状を呈する平板状に形成されている。一方、ガイド部6は、固定部5の外径縁部から径方向外方へ向けて延長形成された平板状の平面部7と、この平面部7の径方向先端部から軸方向一方へ向けて立ち上がり形成された軸方向立ち上がり部8とを一体に有して、断面略L字形に形成されている。
また、制振リング4は全体として、PTFE等所定の低摩擦材料により環状に成形されたうえで、当該制振リング4を容易にベローズ3の外径部に装着できるよう円周上一箇所にて切断された形状の切断部9を有している。
そして、平板環状に形成された制振リング4の固定部5は、その外径寸法φDがベローズ山部3bの外径寸法φDよりも小さく形成されて(φD>φD)、その全部がベローズ谷部3aに嵌め込まれるよう構成されており、これにより制振リング4およびシェル2間に比較的大きな径方向間隙cが確保されている(c>c
また、制振リング4のガイド部6はそれぞれ、その周方向長さaの、ガイド部6間の隙間部11の周方向長さbに対する円周長割合が
3a≦b≦15a(3≦(b/a)≦15)
の関係を充足するように構成されており、具体的には、ガイド部6における軸方向立ち上がり部8の周方向長さaの、同じく立ち上がり部8間の隙間部11の周方向長さbに対する円周長割合(b/a)が約「5」となるように設定されている。
したがって、この構成によれば、制振リング4におけるガイド部6間の隙間部11に十分な大きさの流体流路が確保されることから、ベローズ3が縮退動作するときに、ベローズ3およびシェル2間の間隙cに存在する流体を速やかに流出させ、該間隙cに高圧が発生するのを抑えることができる。したがって、この高圧が制振リング4を介してベローズ3に作用して拡開現象を発生させるのを未然に防止することができ、ベローズ3の耐久性を向上させることができる。
また、制振リング4は、PTFE等所定の低摩擦材料によって全体として環状に成形されたうえで、容易にベローズ3に装着されるよう円周上一箇所にて切断された形状の切断部9を有しているが、この切断部9が、図4に示すように軸方向にストレートカットされたストレート形状とされている。
したがって、この構成によれば、従来のバイアスカットと比較して切断部9における流路長さLが短く設定されることから(L<L)、流路長さLが短縮される分、流体の流通抵抗を低減させることができる。したがって、ベローズ3およびシェル2間の間隙cに存在する流体を一層速やかに流出させることができる。
尚、上記第一実施例では、図2に示したように、制振リング4の円周上にガイド部6が六箇所形成されているのに関連して、制振リング4全体の外径形状は平面六角形をなすよう構成されており、一方、内径形状は平面円形であるので、制振リング4の径方向幅寸法には円周上交互に広狭が設定されている。そして、径方向幅寸法が広いところは、ここに立ち上がり部8が形成されていることも相俟って強度が高いので、ここに切断部9が設定されている。したがって、円周上一箇所のガイド部4は切断部9により円周方向に分割されている。
第二実施例・・・
但し、ガイド部6を円周上六箇所設けるのは単なる例示であって、その制振機能からすれば、円周上三箇所以上設ければ良く(二箇所では円周上不安定となる)、図5および図6はその例を示している。
すなわち、この図5および図6に示す第二実施例では、ガイド部6が円周上三箇所に設けられており、また、ガイド部6の周方向長さaの、ガイド部6間の隙間部11の周方向長さbに対する円周長割合(ガイド部6における軸方向立ち上がり部8の周方向長さaの、同じく立ち上がり部8間の隙間部11の周方向長さbに対する円周長割合)(b/a)が約「13」に設定されており、上記第一実施例と同様の作用効果を奏する。
また、上記実施例には、以下の構成を追加しても良い。
第三実施例・・・
図7に示すように、ガイド部6の平面上に、軸方向に貫通する流路穴12を設け、これにより流路面積を一層拡大する。流路穴12は、ガイド部6における平面部7に設けられ、またその一部は固定部5に及んでいる。図では、流路穴12の平面形状を明確化するために、この流路穴12に斜線を付して示している。
第四実施例・・・
また、図8(A)または(B)に示すように、ガイド部6におけるシェルの内面に対向する対向面に、軸方向に延びる流路溝13を設け、これにより流路面積を一層拡大する。流路溝13は、ガイド部6における軸方向立ち上がり部8の外径面に設けられており、また図示するように複数が並列して設けられている。上記したように軸方向立ち上がり部8は、平面部7の径方向先端部から軸方向一方へ向けて立ち上がり形成されているので、図8(A)または(B)では矢印で示される方向が軸方向である。
そして、これらの実施例によれば、流路穴12または流路溝13により新たな流路が追加され、流体の流量を増大させることができることから、ベローズ3およびシェル2間の間隙cに存在する流体を一層速やかに流出させることができる。
更にまた、図1の断面に示したように、制振リング4におけるガイド部6の各角部の断面形状に丸みRを付けることも考えられ、これにより流体の流通抵抗を低減させることができる。丸みRは具体的には、平面部7の下面外周縁部ならびに軸方向立ち上がり部8の上端外周縁部および内周縁部に設けられている。また断面曲線状の丸みRは、これに代えて、断面直線状のテーパとしても良い。
本発明の第一実施例に係るアキュムレータの要部断面図 同アキュムレータに用いられる制振リングの平面図 同制振リングの斜視図 同制振リングにおける切断部の断面図であって図2におけるA−A線拡大断面図 本発明の第二実施例に係るアキュムレータに用いられる制振リングの平面図 同制振リングの斜視図 本発明の第三実施例に係るアキュムレータに用いられる制振リングの平面図 (A)および(B)ともそれぞれ、本発明の第四実施例に係るアキュムレータに用いられる制振リングの要部斜視図 アキュムレータの一般構造を示す断面図 従来例に係るアキュムレータの要部断面図であって図9におけるB部拡大図 同アキュムレータに用いられる制振リングの平面図 図11におけるC部拡大図 同制振リングにおける切断部の断面図であって図11におけるD−D線拡大断面図 他の従来例に係るアキュムレータの要部断面図 同アキュムレータに用いられる制振リングの一部平面図 (A)および(B)ともそれぞれ、同アキュムレータにおける不具合発生状態を示す説明図 アキュムレータにおけるベローズの作動周波数とベローズ変形率との関係を示すグラフ図
符号の説明
1 アキュムレータ
2 シェル
3 ベローズ
3a ベローズ谷部
3b ベローズ山部
4 制振リング
5 固定部
6 ガイド部
7 平面部
8 軸方向立ち上がり部
9 切断部
10 ベローズキャップ
11 隙間部
12 流路穴
13 流路溝

Claims (2)

  1. 圧力変動に応じてシェル(2)内で伸縮作動するベローズ(3)の外径部に装着されて前記ベローズ(3)の径方向振れを抑制する制振リング(4)を有し、
    前記制振リング(4)は、この制振リング(4)を前記ベローズ(3)に固定するための環状の固定部(5)と、前記固定部(5)の外径側に一体成形され、前記ベローズ(3)およびシェル(2)間の径方向間隙(c1)に配置されて制振作動をなす円周上複数のガイド部(6)とを有するアキュムレータにおいて、
    前記固定部(5)は、その外径寸法(φD2)を前記ベローズ(3)の山部(3b)の外径寸法(φD1)よりも小さく形成されて前記ベローズ(3)の谷部(3a)に嵌め込まれるとともに、
    前記ガイド部(6)は、その周方向長さをa、ガイド部(6)間の隙間部(11)の周方向長さをbとして、
    3a≦b≦15a
    の関係を充足するように形成され、
    前記ガイド部(6)は、その平面上に、軸方向に貫通する流路穴(12)を有することを特徴とするアキュムレータ。
  2. 圧力変動に応じてシェル(2)内で伸縮作動するベローズ(3)の外径部に装着されて前記ベローズ(3)の径方向振れを抑制する制振リング(4)を有し、
    前記制振リング(4)は、この制振リング(4)を前記ベローズ(3)に固定するための環状の固定部(5)と、前記固定部(5)の外径側に一体成形され、前記ベローズ(3)およびシェル(2)間の径方向間隙(c1)に配置されて制振作動をなす円周上複数のガイド部(6)とを有するアキュムレータにおいて、
    前記固定部(5)は、その外径寸法(φD2)を前記ベローズ(3)の山部(3b)の外径寸法(φD1)よりも小さく形成されて前記ベローズ(3)の谷部(3a)に嵌め込まれるとともに、
    前記ガイド部(6)は、その周方向長さをa、ガイド部(6)間の隙間部(11)の周方向長さをbとして、
    3a≦b≦15a
    の関係を充足するように形成され、
    前記ガイド部(6)は、前記シェル(2)の内面に対向する対向面に、軸方向に延びる流路溝(13)を有することを特徴とするアキュムレータ。
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