JP2575459B2 - 後二輪を有する車両ドラムブレーキ装置 - Google Patents

後二輪を有する車両ドラムブレーキ装置

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JP2575459B2 JP11326188A JP11326188A JP2575459B2 JP 2575459 B2 JP2575459 B2 JP 2575459B2 JP 11326188 A JP11326188 A JP 11326188A JP 11326188 A JP11326188 A JP 11326188A JP 2575459 B2 JP2575459 B2 JP 2575459B2
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栄司 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば低圧幅広のバルーンタイヤを備えた
自動四輪車において、特にその後輪用のドラムブレーキ
装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の自動四輪車では、車体から後方に延びるリヤ
アームの後端部に筒状のハブを取付け、このハブに後車
軸を回転自在に挿通してナットで締付けることにより、
後車軸の軸方向の位置決めをなしており、この後車軸の
両端に左右の後輪が取付けられている。そして、従来、
後車軸上にはドラムブレーキが設けられており、このド
ラムブレーキのブレーキシューは上記ハブの一端部に取
付けられて、後車軸と一体に回転するドラムの内周面に
押付けられるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来のドラムブレーキでは、そのドラムが
後車軸に一体的に固定されているために、例えばブレー
キシューを交換する際には、後車軸をハブに固定してい
るナットを緩めて、この後車軸をハブから引き出し、ド
ラムの内側のブレーキシューを外方に露出させねばなら
なかった。このため、作業の大掛りなものとなるばかり
でなく、後車軸の両端部には重く大きな後輪が支持され
ているので、後車軸を引き出す際に多大な労力を必要と
し、整備性のことを考慮すると、いま一歩改善の余地が
あった。
したがって、本発明は、ブレーキシューを簡単に露出
させることができ、整備性が向上する後二輪を有する車
両のドラムブレーキ装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明においては、リヤアームの後端部に筒
状のハブを設け、このハブに後車軸を回転自在に挿通し
て、この後車軸の両端部に左右の後輪を取付けるととも
に、上記ハブには後車軸と一体に回転するドラムの内周
面に押付けられるブレーキシューを設けた後二輪を有す
る車両を前提とし、 上記ドラムを、後車軸と一体に回転するボス部と、こ
のボス部に対して上記後車軸の軸方向に移動可能で、そ
の内周面に上記ブレーキシューが押付けられるドラム部
とに分割し、これらボス部とドラム部とを着脱可能に連
結したことを特徴としている。
〔作用〕
この構成によれば、ドラム部とボス部との結合を解除
して、ドラム部を後車軸の軸方向に沿って移動させれ
ば、ドラム部の内側のブレーキシューを外方に露出させ
ることができる。このため、従来のように後車軸をハブ
から引き出すといった面倒で大掛りな作業が不要とな
り、その分、ドラムブレーキ装置の整備作業を容易に行
なうことができる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を、不整地走行用の自動四輪車
に適用した図面にもとづいて説明する。
第5図中符号1で示すフレームは、燃料タンク2を支
持する左右の上部レール3を備えている。上部レール3
は互いに平行をなして前後方向に延びており、その前後
両端部は下向きに曲げられるとともに、前後方向に延び
る左右の下部レール4によって連結されている。下部レ
ール4の中間部間を結ぶクロスパイプ5と上部レール3
の前端上部との間にはダウンチューブ6が架設されてお
り、これらダウンチューブ6,下部レール4および上部レ
ール3とで囲まれる空間部分にエンジン7が搭載されて
いる。エンジン7のクランクケース8の一側端部には、
第4図に示すように後方に延びる伝動ケース9が一体的
に設けられている。伝動ケース9内にはVベルトを用い
た無段変速機(図示せず)が収容されており、この伝動
ケース9の後端部から突出する無段変速機の出力軸10に
は、駆動スプロケット11が取付けられている。
また、上部レール3と下部レール4の後端連結部に
は、左右のリヤアームブラケット12が設けられており、
これらリヤアームブラケット12の間にリヤアームアッセ
ンブリ13が揺動可能に枢支されている。リヤアームアッ
センブリ13は後方に延びる左右のリヤアーム14を備えて
おり、このリヤアーム14の後端部は一本の油圧緩衝器15
によって懸架されている。リヤアーム14の後端部には平
板状のハブブラケット16が溶接されており、これらハブ
ラケット16の間には、第1図に示すように中空円筒状の
ハブ17が介装され、ボルト17aを介して締付け固定され
ている。ハブ17の内部には軸受18を介して後車軸19が回
転自在に挿通されている。後車軸19の両端部はリヤアー
ム14の左右両側に導出されており、この導出端に取付け
たカラー20に左右の後輪21がナット22を介して締付け固
定されている。
ハブ17の一端から導出された後車軸19上には、従動ス
プロケット23のボス部24がスプライン係合されている。
この従動スプロケット23と上記伝動ケース9側の駆動ス
プロケット11との間にはチェーン25が巻回されており、
このため、後車軸19は後輪21と共にチェーン駆動され
る。
また、後車軸19上には、従動スプロケット23とはハブ
17を挾んだ反対側に位置して、ドラムブレーキ装置26が
設けられている。このドラムブレーキ装置26は後車軸19
と一体に回転するドラム27を備えており、このドラム27
はハブ17と対向する側が開口された浅い有底円筒状をな
している。そして、ハブ17の端面には一対のブレーキシ
ュー28の一端がピン29を介して枢支されており、これら
ブレーキシュー28はドラム27の内側に位置されている。
ブレーキシュー28の他端部間にはブレーキカム30が介在
されており、このブレーキカム30の一端にはブレーキレ
バー(図示せず)に連動するレバー31が取付けられてい
る。したがって、ブレーキ操作に伴ってブレーキカム30
が回動されると、ブレーキシュー28がピン29を支点とし
て外側に押し広げられ、その外周面に被着したライニン
グ32がドラム27の内周面に押し付けられて、制動力が付
与される。
ところで、この制動力が付与されるドラム27は、第1
図に示すように、後車軸19の外周にスプライン係合され
たボス部33と、このボス部33に対し後車軸19の軸上にお
いてハブ17から離間する方向に移動可能で、かつ、内周
面に上記ブレーキシュー28が押し付けられるドラム部34
とに分割されている。
すなわち、ドラム部34はハブ17の端面と対向する円盤
部35の外周に、上記ブレーキシュー28が押し付けられる
フランジ部36を有した形状をなし、その円盤部35の中央
部を上記後車軸19が貫通している。そして、ドラム部34
の円盤部35はボス部33の端面に重ね合わされており、こ
のボス部33の端面にはスタッドボルト37がねじ込まれて
いる。スタッドボルト37は円盤部35に開けた通孔38を貫
通しており、この貫通端をナット39で締付けることによ
り、ボス部33とドラム部34とが着脱可能に結合されてい
る。
なお、後車軸19の外周には固定ナット40がねじ込まれ
ており、この固定ナット40を締付けると、従動スプロケ
ット23のボス部24、軸受18間に介装したスペーサ41なら
びにドラム27のボス部33が、後車軸19の大径部19aとの
間で軸方向に締付けられ、ハブ17に対する後車軸19の挿
通位置が決められるようになっている。
また、本実施例の場合、ドラム27の外周囲はカバー42
によって覆われている。カバー42はハブ17と対向する側
が開口された浅い有底円筒状をなし、その底面43の中央
部を上記後車軸19がオイルシール44を介して貫通してい
る。そして、カバー42の開口周縁部にはハブ17の外周端
部に重ね合わされるフランジ部45が形成されており、こ
のフランジ部45がねじ46を介してハブ17に着脱可能に締
付け固定されている。
なお、第4図および第5図にいて、符号47は左右の前
輪、48はフロントフェンダ、49はリヤフェンダ、50はシ
ートを夫々示し、前輪47および後輪21は低圧幅広のバル
ーンタイヤを装備している。
次に、例えばブレーキシュー28の交換を行なう際の作
業手順について、第2図を参照して説明する。
まず、ねじ46を緩めて外し、後車軸19上のカバー42を
ハブ17から離間する方向にずらしてドラム27を露出させ
る。この場合、ドラム27はボス部33とドラム部34とに分
割され、かつこれら両者をスタッドボルト37およびナッ
ト39を介して着脱可能に連結して構成されているから、
上記のようにドラム27を露出させたならば、ナット39を
緩めて外し、ボス部33とドラム部34との結合を解除す
る。そして、この状態でドラム部34をハブ17から離間す
る方向にずらせば、ブレーキシュー28を外方に露出させ
ることができ、このブレーキシュー28の交換あるいは点
検作業を行なえる。
このような構成によれば、ドラム部34の固定を解除し
て、このドラム部34を後車軸19の軸方向にずらすだけの
簡単な作業で、ブレーキシュー28を露出させることがで
きるから、従来のように後車軸19を緩めてハブ17から引
き出すといった大掛りで、かつ面倒な作業が一切不要と
なる。したがって、その分、ブレーキシュー28の交換作
業や点検作業を容易に行なえ、整備性が向上する。
なお、上記実施例では、ドラムの外周囲をカバーで覆
うようにしたが、このカバーを省略してドラムを直接外
方に露出させても良い。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、ドラム部とボス部との
結合を解除して、このドラム部を後車軸の軸方向にずら
すだけの簡単な作業で、ブレーキシューを露出させるこ
とができるから、従来のように後車軸を緩めてハブから
引き出すといった大掛りで、かつ面倒な作業が一切不要
となり、その分、ブレーキシューの交換作業や点検作業
を容易に行なえ、整備性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はドラムブレー
キ装置回りの断面図、第2図はブレーキシューを露出さ
せた状態の断面図、第3図は第1図中III−III線に沿う
断面図、第4図は自動四輪車の平面図、第5図は自動四
輪車の側面図である。 14……リヤアーム、17……ハブ、19……後車軸、21……
後輪、27……ドラム、28……ブレーキシュー、33……ボ
ス部、34……ドラム部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤアームの後端部に筒状のハブを設け、
    このハブに後車軸を回転自在に挿通して、この後車軸の
    両端部に左右の後輪を取付けるとともに、上記ハブには
    後車軸と一体に回転するドラムの内周面に押付けられる
    ブレーキシューを設けた後二輪を有する車両において、 上記ドラムを、後車軸と一体に回転するボス部と、この
    ボス部に対して上記後車軸の軸方向に移動可能で、その
    内周面に上記ブレーキシューが押付けられるドラム部と
    に分割し、これらボス部とドラム部とを着脱可能に連結
    して構成したことを特徴とする後二輪を有する車両のド
    ラムブレーキ装置。
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