JP2592489B2 - ウエハダイシング方法 - Google Patents

ウエハダイシング方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ダイシングソーを使用してウエハをダイシングする方
法に関し、 品質の良いチップを得ることを目的とし、 粘着テープに貼着されたウエハを回転するダイシング
ソーにより格子状にダイシングする方法において、上記
ウエハをダウンカットで格子状にハーフカットするハー
フカット工程と、格子状にハーフカットされたウエハの
各ハーフカット溝をアッパカットで更に切り込んで格子
状にフルカットするフルカット工程とより構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はダイシングソーを使用してウエハをダイシン
グする方法に関する。
ウエハのダイシングはフルカットで行なわれるのが一
般的となっている。
フルカットを行なうと、ハーフカットに比べて、チッ
プに欠けが生じ易く、且つソーも摩耗し易くなる。従っ
て、フルカットを行なう場合には、チップに欠けが生じ
にくい状態でしかもソーが摩耗しにくい状態で行なうこ
とが望ましい。
〔従来の技術〕
従来のウエハのダイシングは、ソーの切込み量をウエ
ハの厚さより大きく定め、ウエハを一度でフルカットす
る方法であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の方法によれば、ソーに作用する抵抗が大きく、
ソーが摩耗し易い。
またチップに欠けが生じ易く、またウエハの切り粉が
チップ表面に付着し易く、チップの品質を損ね易い。
本発明の品質の良いチップを得ることができるウエハ
ダイシング方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決する手段〕
本発明は粘着テープに貼着されたウエハを回転するダ
イシングソーにより格子状にダイシングする方法におい
て、 上記ウエハをダウンカットで格子状にハーフカットす
るハーフカット工程と、 格子状にハーフカットされたウエハの各ハーフカット
溝をアッパカットで更に切り込んで格子状にフルカット
するフルカット工程とよりなる構成としたものである。
〔作用〕
ダウンカットでのハーフカットはウエハ表面の欠けを
少なくする。
ハーフカット溝に沿うアッパカットでのフルカット
は、フルカット溝よりウエハの切り粉を除去する。
これにより、ウエハは、各パターン面の周縁部に欠け
が少なく、且つ切り粉の残存のない良質のチップにダイ
シングされる。
また、ダイシングが2回に分けられているためダイシ
ング時にソーが受ける抵抗が少なく、ソーの摩耗は少な
い。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例のウエハダイシング方法の
工程図である。
ウエハダイシング方法は、大略、X,Y方向にダウンカ
ットによりハーフカットを行ない、次いでX,Y方向にア
ッパカットによりフルカットを行なう。
まず、第6図及び第7図を参照して、ウエハダイシン
グ装置について概略的に説明する。
1は粘着テープであり、略リング状のフレーム2に張
設してある。
3はパターンニングされたウエハであり、テープ1上
に貼着してある。
4はダイシングテーブルであり、この上面にテープ1
が真空吸着してある。
テーブル4は第7図中矢印Aで示すように移動可能で
且つ第6図中矢印B1方向に90度回動可能である。
6はダイシングソーであり、矢印C方向に高速回転
し、矢印D1,D2(第8図参照)方向に移動しうる。
7は切込み調整装置であり、ダイシングソー6のテー
ブル4よりの高さhを可変設定する。
次にウエハダイシング方法について説明する。
ウエハダイシング方法は、第1図中、符号10〜18で示
す各工程よりなる。
切り込み量設定(10) 第6図中の切込み調整装置7により、ソー6の高さを
h1とし、ウエハ3への切込み量をaとする。aはウエハ
3の残りの厚さbが50〜70μmとなる寸法である。
ダウンカットによるX方向ハーフカット(11,第2
図,第6図,第7図) ソー6を矢印C方向に高速回転させ、ソー6を矢印D1
方向に移動させ、ウエハ3をスクライブラインに沿って
ハーフカットする。
ソー6がウエハ3を横断すると、ソー6は引き上げられ
て元の位置に戻される。ウエハ3はテーブル4により矢
印A方向に隣り合うスクライブライン間の寸法に対応す
る寸法移動される。
ソー6は再び矢印D1方向に移動し、ウエハ3は次のス
クライブラインに沿ってハーフカットされる。
この動作が繰り返えされ、ウエハ3の全面に対してX
方向ハーフカットが行なわれる。
20-1〜20-4はX方向ハーフカット溝である(第3図参
照)。
第2図は、第6図、第7図は夫々2番目のスクライブ
ラインに沿うハーフカットの途中の状態を示す。
上記のハーフカットは第6図に示すようにソー6がウ
エハ3をその上面より内部に切り込むダウンカットで行
なわれる。このため、X方向ハーフカット溝内にウエハ
3の切り粉が残り易いけれども、X方向ハーフカット溝
の縁の欠けは生じにくい。従って、縁の欠けの少ないX
方向ハーフカット溝20-1〜20-4が形成される。
またハーフカットであるため、ソー6が受ける抵抗は
少なく、ソー6は摩耗しにくい。
90度回動(12,第2図,第3図,第6図) 第6図中、テーブル4を矢印B1方向に90度回動させ、
ウエハ3を90度回動させて第2図に示す状態より第3図
に示す状態とする。
ダウンカットによるY方向ハーフカット(13,第3
図) 前記のX方向ハーフカットの場合と同様に、ソー6及
びテーブル4を移動させ、Y方向ハーフカットを行な
う。これにより、Y方向ハーフカット溝21-1〜21-4(第
4図参照)がウエハ全面に形成され、ウエハ3はX,Yの
両方向にハーフカットが完了した状態となる。
第3図は2番目のスクライブラインに沿うハーフカッ
トの途中の状態を示す。
ダウンカットであるため、各Y方向ハーフカット溝21
-1〜21-4は縁の欠けの少ないものとなる。
切込み量再設定(14) 第8図中の切込み調整装置7により、ソー6の高さを
h2とし、ウエハ3の残りの厚さを完全に切断し、テープ
1に寸法c(=20〜30μm)切り込むようにする。
アッパカットによるY方向ハーフカット(14,第4
図,第8図,第9図) ソー6の回転方向は上記と同様に矢印C方向とし、ソ
ー6を矢印D2方向に移動させ、テーブル4を矢印A方向
に移動させて、ウエハ3のY方向ハーフカット溝21-1
21-4に沿って順次ウエハ3をフルカットする。
これにより、Y方向ハーフカット溝21-1〜21-4はY方
向フルカット溝22-1〜22-4となる。
第4図,第8図,第9図は3番目のハーフカット溝21
-4に沿うフルカットの途中の状態を示す。
上記のフルカットは第8図に示すようにソー6がウエ
ハ3をその内部より上面側に切り上げるアッパカットが
行なわれる。
このため、Y方向ハーフカット溝21-1〜21-4内に残っ
ている切り粉は溝外に排除され、Y方向フルカット溝22
-1〜22-4は清浄な状態となる。
またフルカットはウエハ3の底面側の部分に対しての
み行なわれるため、アッパカットであってもウエハ3の
表面に欠けは生じない。
従って、Y方向フルカット溝22-1〜22-4は、切り粉の
残存が無く、且つウエハ上面側の淵の部分に欠けの無い
ものとなる。
またこのときの切り込み量も少なく、ソー6の摩耗量
は少ない。
90度回動(16,第4図,第5図,第8図) 第8図中、テーブル4を矢印B2方向に回動させて、ウ
エハ3を第4図中矢印B2方向に90度回動させ、第4図に
示す状態より第5図(第2図)に示す元の状態とする。
アッパカットによるX方向フルカット(17,第5
図) 前記のY方向フルカットの場合と同様に、ソー6及び
テーブル4を移動させ、X方向ハーフカット溝20-1〜20
-4に沿ってフルカットが行なわれ、X方向フルカット溝
23-1が形成される。
第5図は3番目のハーフカット溝20-3に沿うフルカッ
トの途中の状態を示す。
これにより、ウエハ3は、X,Yの両方向に格子状にフ
ルカットされ、ダイシングが完了し、多数のチップ25に
分割される。
ここで、各フルカット溝22-1〜22-4,23-1〜23-3は切
り粉が残存せず、清浄な状態にある。
このため、個々のチップ25をピックアップしてパッケ
ージ内にボンディングするときに、切り粉がチップ25の
表面に付着してチップ表面のパターンを傷めたりする事
故が起こらない。
また、フルカット溝の22-1〜22-4,23-1〜23-3のウエ
ハ上面の縁の部分の欠けは殆ど無いため、各チップ25は
周縁に欠けが殆ど無い、良質なものとなる。
なお、X方向にハーフカットとフルカットとを続けて
行ない、次にY方向にハーフカットとフルカットを行な
うことも考えられる。
しかし、この方法では、Y方向カット時には、ウエハ
はX方向にフルカットされた状態にあり短冊状に分割さ
れており、動き易い状態にある。このため、Y方向の二
度に亘るカットは共に不安定な状態で行なわれることに
なり、ダイシングは不安定となり易い。
しかし、上記の実施例では、第4図に示すY方向のフ
ルカットはウエハ3がX方向に分割されていない状態で
行なわれ、ウエハ3が分割されている状態でのカット
は、第5図に示すX方向フルカットの一回に限られる。
しかも、このときの切り込み量は極く僅かであり、ウエ
ハ4に作用する力は小さい。
従って、上記実施例の方法によるダイシングは安定に
行なわれる。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によれば、各チップの表面
の周縁に欠けが少ない状態で且つ溝内に切り粉が残存し
ない状態で、しかもソーの摩耗を少なくしてダイシング
を行なうことが出来る。
またハーフカットを格子状に行なって、次にハーフカ
ット溝に沿ってフルカットを行なうものであるため、フ
ルカットもウエハが分割されていない一体の状態で行な
われることになり、ダイシングを安定に行なうことが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のウエハダイシング方法の工
程を示す図、 第2図はダウンカットのX方向ハーフカットを示す図、 第3図はダウンカットのY方向ハーフカットを示す図、 第4図はアッパカットのY方向フルカットを示す図、 第5図はアッパカットのX方向フルカットを示す図、 第6図はダウンカットのハーフカットを示す図、 第7図は第6図中ハーフカットの進行方向よりみた図、 第8図はアッパカットのフルカットを示す図、 第9図は第8図中フルカットの進行方向よりみた図であ
る。 図において、 1は粘着テープ、2はフレーム、3はウエハ、4はダイ
シングテーブル、6はダイシングソー、7は切欠み調整
装置、10〜17は工程、20-1〜20-4はX方向ハーフカット
溝、21-1〜21-4はY方向ハーフカット溝、22-1〜22-4
Y方向フルカット溝、23-1〜23-4はX方向フルカット
溝、25はチップ を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着テープ(1)に貼着されたウエハ
    (3)を回転するダイシングソー(6)により格子状に
    ダイシングする方法において、 上記ウエハをダウンカットで格子状にハーフカットする
    ハーフカット工程(11,13)と、 格子状にハーフカットされたウエハの各ハーフカット溝
    (20-1〜20-4,21-1〜21-4)をアッパカットで更に切り
    込んで格子状にフルカットするフルカット工程(15,1
    7)とよりなるウエハダイシング方法。
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