JPS633774Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633774Y2
JPS633774Y2 JP17523981U JP17523981U JPS633774Y2 JP S633774 Y2 JPS633774 Y2 JP S633774Y2 JP 17523981 U JP17523981 U JP 17523981U JP 17523981 U JP17523981 U JP 17523981U JP S633774 Y2 JPS633774 Y2 JP S633774Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
dicing
semiconductor wafer
film
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17523981U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5878644U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17523981U priority Critical patent/JPS5878644U/ja
Publication of JPS5878644U publication Critical patent/JPS5878644U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS633774Y2 publication Critical patent/JPS633774Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は半導体ウエーハのダイシングに好適
するダイシング装置に関する。
トランジスタ,ダイオード,サイリスタ等の半
導体装置は、一枚の半導体ウエーハに拡散等によ
つて多数の半導体素子を形成し、最後に各半導体
素子毎に切断分離して多数のペレツトを得、この
ペレツトをステム,リードフレーム等の放熱板上
に固着し、カンケース,樹脂モールド等で封止し
て製造されている。前記半導体ウエーハから各半
導体素子毎に切断分離する場合、従来ダイヤモン
ドポイントを用いる方法やレーザーを照射する方
法等があつたが、最近ではダイシングブレードを
高速回転するダイシング装置を用いる方法が賞用
されている。このダイシング装置を用いる方法で
は、半導体ウエーハを完全に切断してしまう方法
と、第1図および第2図に示すように、ダイシン
グブレード1で半導体ウエーハ2を完全に切断し
ない溝3を形成したのち、半導体ウエーハ2に撓
屈力を作用させて、前記溝3から個々の半導体素
子に分割する方法とがある。
ところで、上記いずれの方法にせよ、半導体ウ
エーハ2は、第3図に示すように、主たる構成材
料である半導体材料21の他に、その表面に酸化
膜,ガラス膜,窒化膜等の絶縁膜や、オーミツク
金属膜等の半導体材料21とは異質の膜22を有
する。したがつて、このような半導体ウエーハ2
を、第1図に示すように、単一のダイシングブレ
ードでダイシング加工した場合、膜22が半導体
材料21よりも硬いと、ダイシングブレードの寿
命が著しく短くなるのみならず、第4図に示すよ
うに、膜22に微細な亀裂22aが入り、特性劣
化の原因となる。一方、膜22が半導体材料21
よりも軟質の場合は、ダイシングブレードが目詰
りして、ダイシング加工ができないのみならず、
そのまま加工を継続しているとダイシングブレー
ドが欠けるという問題点があつた。
それゆえ、この考案の主たる目的は、上記の半
導体ウエーハのように主構成材料とこれとは異質
の膜を有する物体をダイシングする場合に、上記
の問題点を生じないダイシング装置を提供するこ
とである。
この考案は要約すると、目の粗さが異なりかつ
下端の高さが異なる複数のブレードを備えること
を特徴とする。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。第5図はこの考案の一実施例のダイシング
装置の概略図で、半導体ウエーハの断面図を併示
している。図において、10は小径かつ厚肉でし
かも目の粗い第1のブレードで、11は大径かつ
薄肉でしかも目の細い第2のブレードであり、こ
れら第1,第2のブレード10,11の厚さの中
心線は同一線上に配置されている。12はこれら
第1,第2のブレード10,11によつてダイシ
ング加工中の半導体ウエーハを示し、主構成材料
である例えばシリコン部121とこのシリコン1
21とは異質の材料,例えば銀層を主体とするオ
ーミツク金属膜122を備えている。そして、前
記第1のブレード10の高さは、前記オーミツク
金属膜122を切削するように設定され、前記第
2のブレード11の高さは、前記シリコン部12
1を所定の深さまでダイシングするように設定さ
れている。
第6図および第7図は、それぞれ第5図の−
線および−線に沿う拡大断面図を示す。す
なわち、第1のブレード10でオーミツク金属膜
122のみを切断する比較的浅くしかも幅広の第
1の溝31を形成し、かつ第2のブレード11で
前記第1の溝31の中心部にシリコン部121を
所定の深さまで切断する比較的深くしかも幅狭の
第2の溝32を形成するのである。
上記の構成のダイシング装置によれば、比較的
軟いオーミツク金属膜122は、目の粗い第1の
ブレード10でダイシングするので、目詰りを起
すことがなく、一方、比較的硬いシリコン部12
1は、目の細い第2のブレード11でダイシング
するので、亀裂等を生じることがなく、ブレード
の欠けや半導体装置の特性劣化を生ずることなく
ダイシング加工できる。
なお、上記実施例では、半導体ウエーハ12と
第1,第2のブレード10,11とを一方向にの
み相対的に移動させることを前提として説明した
が、二方向に相対的に移動させてダイシングする
場合は、第5図において、第2のブレード11の
右側に、第1のブレード10と同様の第3のブレ
ードを配置すればよい。
また、第1〜第3のブレードは必ずしも一直線
上に配置する必要はなく、半導体素子の寸法の整
数倍だけ、第5図の紙面に対して垂直方向に配置
してもよい。
さらに、第1(および第3)のブレード10は、
上記実施例に示したように、第2のブレード11
よりも厚肉にすることが好ましいが、同一の厚さ
にしてもよい。
さらにまた、上記実施例は、シリコン部121
と異質の膜122が、シリコン部121よりも軟
質のオーミツク金属膜の場合について説明したの
で、第1(および第3)のブレード10を、第2
のブレード11よりも目を粗くしたが、膜122
が酸化膜等のように、シリコン部121よりも硬
質の場合は、第1(および第3)のブレード10
を、第2のブレード11よりも細い目にすること
はもちろんである。
この考案は以上のように、目の粗さが異なりか
つ下端の高さが異なる複数のブレードを備えるも
のであるから、目詰りによるブレードの欠けや酸
化膜等の亀裂による特性劣化を生じないダイシン
グ加工ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダイシング装置を半導体ウエー
ハとともに示す側面図、第2図は第1図の正面
図、第3図および第4図は二層構造を有する半導
体ウエーハおよびこの半導体ウエーハを第1図の
ダイシング装置でダイシングした場合の要部拡大
断面図、第5図はこの考案の一実施例のダイシン
グ装置で半導体ウエーハをダイシング加工してい
る状態を示す概略構成図、第6図および第7図は
それぞれ第5図の半導体ウエーハの−線およ
び−線に沿う拡大断面図である。 10,11……ブレード、12……半導体ウエ
ーハ、121……主構成材料(シリコン)部、1
22……異質の膜(オーミツク金属膜)、31,
32……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 目の粗さが異なりかつ下端の高さが異なる複数
    のブレードを備えてなるダイシング装置。
JP17523981U 1981-11-24 1981-11-24 ダイシング装置 Granted JPS5878644U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17523981U JPS5878644U (ja) 1981-11-24 1981-11-24 ダイシング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17523981U JPS5878644U (ja) 1981-11-24 1981-11-24 ダイシング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5878644U JPS5878644U (ja) 1983-05-27
JPS633774Y2 true JPS633774Y2 (ja) 1988-01-29

Family

ID=29967527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17523981U Granted JPS5878644U (ja) 1981-11-24 1981-11-24 ダイシング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5878644U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018189A (ja) * 1999-07-08 2001-01-23 Konan Sekkei Kogyo Kk 非金属材料の切断方法およびその装置
JP2007125667A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Disco Abrasive Syst Ltd 基板の切断装置
JP2013161944A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp ダイシング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5878644U (ja) 1983-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1225499A (zh) 半导体衬底及其制造方法
JPH03204954A (ja) 半導体装置の製造方法
US4040084A (en) Semiconductor device having high blocking voltage with peripheral circular groove
JPS633774Y2 (ja)
JP2644069B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0279480A (ja) Ledチツプ装置の分断方法
US20050124140A1 (en) Pre-fabrication scribing
JPS58197743A (ja) 半導体装置の製造方法
GB2102202A (en) Semiconductor device passivation
JPH05198671A (ja) 半導体ウェハーのダイシング方法
JPS61149316A (ja) 圧力センサウエハの切断方法
JP2933050B2 (ja) 半導体基体及び半導体装置の製造方法
JPH02187305A (ja) ウエハ分割用ブレード
JPS622767Y2 (ja)
GB1491705A (en) Semiconductor junctions
JPS5994436A (ja) 半導体ペレツトの製造方法
JPS60149151A (ja) 半導体ウエハのダイシング方法
JPS5833706Y2 (ja) 半導体ペレット
JPS6389305A (ja) ペレツト製造方法
JPS6387743A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0770503B2 (ja) 半導体ウエハ−の切削方法
KR20040080274A (ko) 건식 식각과 이면 연마를 이용한 웨이퍼 다이싱 방법
JP2913724B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6333907U (ja)
JPH02132843A (ja) 半導体圧力センサ用ウェハの切断方法