JP2591815B2 - オーブン壁体コーティング方法 - Google Patents

オーブン壁体コーティング方法

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JP2591815B2
JP2591815B2 JP1034074A JP3407489A JP2591815B2 JP 2591815 B2 JP2591815 B2 JP 2591815B2 JP 1034074 A JP1034074 A JP 1034074A JP 3407489 A JP3407489 A JP 3407489A JP 2591815 B2 JP2591815 B2 JP 2591815B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オーブン壁体コーティング方法、特にU
字状のオーブン壁体のコーティング方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来のオーブン壁体コーティング方法を第1図、第2
図及び第9図〜第12図において説明する。図において、
1はオーブン壁体、2はこのオーブン壁体の底面であ
り、図示しない発熱体を外底面に当接させている。な
お、この発熱体はフラットヒーターとする。3は上記オ
ーブン壁体1の側面、4はこの側面3に形成された皿受
け棚、5は底面2にコーティングされた耐熱温度400〜5
00℃以上の塗装またはホーロー等の第1のコーティング
材、6は側面3にコーティングされたフッ素樹脂または
シリコン樹脂等の第2のコーティング材、7は底面2と
側面3とにまたがる折り曲げ部である。
この第1のコーティング材5は発熱体の熱には耐久性
があるが、摺動性が悪いため、皿受け棚4にコーティン
グされると、皿を摺動させた時、コーティングがはがれ
てしまうので、この部分へのコーティングは不向きであ
る。また、この第1のコーティング材5には食媒等によ
るセルフクリーニング機能を有している。
また、第2のコーティング材6は摺動性が良いので、
皿受け棚4にはコーティングすることができるが、逆に
発熱体の熱には耐久性がないので、底面2にコーティン
グした場合は劣化してしまうため、この部分へのコーテ
ィングは不向きである。
次にコーティング方法について説明する。
まず、側面3の端面にマスキングテープ8aを貼ること
により、底面2の端面を 枠取りする。次に底面2に発
熱体の熱に耐える耐熱塗装もしくはホーローからなる第
1のコーティング材5を施す。
次に、マスキングテープ8aを取り除き、底面2の端面
にマスキングテープ8bを貼ることにより側面3の端面の
枠取りをする。
そして、側面3には庫内温度に耐えると共に、第1の
コーティング材5よりも摺動性の良い第2のコーティン
グ材6を施す。第2のコーティング材6をコーティング
終了後、マスキングテープ8bを取り除き、側面3を底面
2に対して垂直に折り曲げ、オーブン壁体1をU字状に
加工した。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のオーブン壁体コーティング方法は、以上のよう
に構成されているので、第1のコーティング材5と第2
のコーティング材6とをコーティングするために、マス
キングテープ8a,8bを2回貼らなくてはならず、作業工
程が増えてコスト高となっていた。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、少ない作業工程でコーティングはがれの
起きない、U字状に加工するオーブン壁体コーティング
方法を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るオーブン壁体コーティング方法は、略
長方形の平板の折り曲げ部で略垂直に折り曲げることに
より、オーブン庫内の側面と、底面または天面を形成す
るオーブン壁体であって、上記底面または天面の近傍に
発熱体が配置されるものにおいて、平板の状態時に、上
記底面または天面に耐熱性を有する第1のコーティング
材を施し、この第1のコーティング材が未乾燥のうちに
上記側面に耐熱性及び摺動性を有する第2のコーティン
グ材を少なくとも上記折り曲げ部を含む所定幅において
第1のコーティング材に重なるように施されたものであ
る。
〔作用〕
この発明においては、少なくとも発熱体が近傍する天
面または底面に第1のコーティング材を施した後に、第
1のコーティング材が未乾燥のうちに第2のコーティン
グ材を第1のコーティング材にラップさせ、このラップ
部が天面または底面と側面を形成するオーブン壁体の折
り曲げ部に施されるようにコーティングする。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図〜第3図において説明す
る。図において、1〜4および7は上記従来のオーブン
壁体と同一のものである。9は、耐熱温度400〜500℃以
上で、シリコン、ボロン、フッ素樹脂、溶剤、マイカ、
酸化鉄などの顔料、有機物を分解する触媒、等の成分よ
りなる黒灰色の塗料で、第1のコーティング材と称し、
少なくとも底面2に塗布されている。10は第1のコーテ
ィング材よりも摺動性が良く、ポリエーテルサルフオ
ン、フッ素樹脂、溶剤、アルミ、マイカ、酸化鉄などの
顔料、有機物を分解する触媒等の成分よりなる黒灰食の
塗料で、第2のコーティング材と称し、少なくとも第1
のコーティング材9にラップすると共に、皿受け棚4に
塗布されている。この第2のコーティング材10は清掃性
及び離型性が良好であり、また、庫内温度に耐える耐熱
性を有している。
次にコーティング方法を第3図により説明する。
まず、オーブン壁体1の平面状態時において、底面2
に第1のコーティング材9を折り曲げ部7を越えて、側
面3に若干かかるようにコーティングする。この時、第
1のコーティング材9の塗膜面は荒くなっている。次
に、この第1のコーティング材9が未乾燥のうちに、側
面3に第2のコーティング材10を、皿受け棚4にかか
り、かつ折り曲げ部7を越えて、底面2にかかるように
コーティングして折り曲げ部7において第1のコーティ
ング材9の上に重ね塗りする。こうすることにより、第
1のコーティング材9と第2のコーティング材10とが混
合し混合層を形成することで、コーティング材どうしの
境界が無くなく、密着性も良くなる。
普通、マスキングを使用しないでコーティングを行っ
た場合、ラップ部11が生じる。このように、第1のコー
ティング材9と第2のコーティング材10とが重ね塗りさ
れるラップ部11を摺動性も耐熱性も必要のない折り曲げ
部7に持ってくることで、耐熱性を必要とする底面2に
も摺動性を必要とする側面3にも両方にラップ部11の影
響を受けることがなく、また第1のコーティング材9の
塗膜面が第2のコーティング材10の塗膜面より荒くなっ
ているので混合しやすいという効果があり、コーティン
グを施した後に、折り曲げ部7でオーブン壁体1を折り
曲げても、この混合層によりラップ部11を折り曲げ部に
7に持ってきてもはがれが起きない。
また、第1のコーティング材9が未乾燥のまま、第2
のコーティング材10を施すようにすることで、コーティ
ング時間が短縮されるという効果がある。
また、第1のコーティング材9と第2のコーティング材
10との色が黒灰色なので熱効率がよく、同色なので混合
させてもまだらにならない。
なお、第1のコーティング材9が耐曲げ性に優れてい
る場合は第4図のようにラップ部11を側面3の方へもっ
てくるようにしてもよいし、逆に第2のコーティング材
10が耐曲げ性に優れている場合は第5図のようにラップ
部11を底面2の方にもってくるようにしてもよい。
なお、第6図に示すように第1のコーティング材9を
全面にコーティングし、この第1のコーティング材9が
未乾燥のうちに第2のコーティング材10を皿受け棚4に
かかるように第1のコーティング材9の上に重ね塗りす
れば、皿受け棚4を摺動させる角皿等の摺動性が向上
し、第1のコーティング材9と第2のコーティング材10
とが混合しているので衝撃によってはがれるようなこと
が起こりにくいという効果もある。また、第7図に示す
ように、皿受け棚4の摺動面のみに第2のコーティング
材10を混合させてもよく、その構成は、この限りではな
い。
また、上記実施例では、オーブン壁体1を底面2と側
面3としたが、天面と側面3、あるいは第8図に示すよ
うに、天面、底面2、側面3を形成させるオーブン壁体
であってもよい。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、第1のコーティン
グ材と第2のコーティング材とが重なるラップ部を折り
曲げ部に設けることで、平板時にコーティングを施した
後に、折り曲げ部で折り曲げ略U字に形成しても、第1
のコーティング材が未乾燥のうちに第2のコーティング
材を塗布することで折り曲げ部においてはがれが起きな
くて折り曲げにつよく、マスキングも不要であるという
効果がある。さらに、第1のコーティング材が未乾燥の
ままで第2のコーティング材を塗布するので作業工程時
間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図はオーブン本体の斜視図、第2図はオーブン壁体
の斜視図、第3図はこの発明の一実施例を示すコーティ
ング方法説明図、第4図〜第8図はこの発明の他の実施
例を示すコーティング方法説明図、第9図〜第12図は従
来のオーブン壁体のコーティング方法説明図である。 図において、1はオーブン壁体、2は底面、3は側面、
4は皿受け棚、7は折り曲げ部、9は第1のコーティン
グ材、10は第2のコーティング材である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−189716(JP,A) 特開 昭60−248928(JP,A) 特開 昭57−174628(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略長方形の平板の折り曲げ部で略垂直に折
    り曲げることにより、オーブン庫内の側面と、底面また
    は天面を形成するオーブン壁体であって、上記底面また
    は天面の近傍に発熱体が配置されるものにおいて、平板
    の状態時に、上記底面または天面に耐熱性を有する第1
    のコーティング材を施し、この第1のコーティング材が
    未乾燥のうちに上記側面に耐熱性及び摺動性を有する第
    2のコーティング材を少なくとも上記折り曲げ部を含む
    所定幅において第1のコーティング材に重なるように施
    されたことを特徴とするオーブン壁体コーティング方
    法。
JP1034074A 1989-02-14 1989-02-14 オーブン壁体コーティング方法 Expired - Fee Related JP2591815B2 (ja)

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