JP2591093Y2 - 緩衝器のシリンダ固定構造 - Google Patents

緩衝器のシリンダ固定構造

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JP2591093Y2
JP2591093Y2 JP1993029436U JP2943693U JP2591093Y2 JP 2591093 Y2 JP2591093 Y2 JP 2591093Y2 JP 1993029436 U JP1993029436 U JP 1993029436U JP 2943693 U JP2943693 U JP 2943693U JP 2591093 Y2 JP2591093 Y2 JP 2591093Y2
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cylinder
collar
shock absorber
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lid member
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寛 横山
靖雄 加藤
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Showa Corp
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Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両等に用いる緩衝器の
シリンダの固定構造に関し、特にねじ込みタイプのシリ
ンダの緩みを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に用いる緩衝器として、実公平5
−9546号公報に開示されているようにパイプ状のシ
リンダの外周にねじを形成して、このシリンダをタンク
ボディの筒状取付け部に螺着したシリンダねじ込みタイ
プのものが知られている。従来、このような緩衝器にお
いては、シリンダが筒状取付け部に対して緩んで脱落す
ることなどを防止するために、図4に示すようにタンク
ボディの筒状取付け部101とシリンダ102とを外部
から止めねじ103で結合したり、或いはロックナット
を用いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の緩衝器
のように止めねじやロックナットでシリンダを固定する
構造にあっては、緩衝器の振動等によって止めねじやロ
ックナットが緩んだ場合には、シリンダが取付け部に対
して緩んで脱落等するおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本考案は、シリンダ外周にカラーを嵌装し、このカラ
ーの外周に懸架ばねの一端を支承するスプリングシート
を回動自在に設け、更に蓋部材とカラーとの間に第1の
回り止め手段を設け、シリンダとカラーとの間に第2の
回り止め手段を設けた。
【0005】
【作用】シリンダ外周に嵌装したカラーは懸架ばねの復
元力で蓋部材側に押し付けられて第1の回り止め手段に
よって蓋部材に対して回転せず、このカラーに対してシ
リンダは第2の回り止め手段によって回転しないので、
シリンダが振動等で緩んで回転して蓋部材から抜けるこ
とがなくなる。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本考案に係るシリンダ固定構
造を適用した緩衝器の半裁断面図、図2は同緩衝器の要
部断面図、図3は同緩衝器のカラーの斜視図である。
【0007】シリンダ1内には一端開口部側からキヤツ
プ2、ロツドガイド3、オイルシール4及びリバウンド
ラバー5等を介してピストンロッドである中空ロツド6
を挿通している。中空ロツド6の上端部にはシリンダ1
内周面に摺接するピストン7を装着して、ピストン7に
は減衰力発生用の油路8及び図示しない油路を形成し、
これらの油路8を開閉するバルブ9及び図示しない油路
を開閉するバルブ10を装着している。
【0008】また、中空ロッド6の下端部には車軸を取
付けるための車軸取付け部材12を装着し、この車軸取
付け部材12の上側にスプリングシート13を配設し、
このスプリングシート13上にストツパラバー14を取
付けている。一方シリンダ1の他端開口部側は蓋部材1
6に螺着し、この蓋部材16の連結部17にサブタンク
18を連結するとともに、車体側に取付けるための車体
取付け部19を一体形成している。
【0009】シリンダ1上端部外周にはカラー20を嵌
装し、このカラー20の外周にはねじ21を形成し、こ
のねじ21にスプリングシート22を螺着して、ロック
ナット23にてロックするようにし、スプリングシート
22と前記スプリングシート13との間に懸架ばね24
を介設している。
【0010】そして、蓋部材16の下端面側に突起26
を一体的に形成し、カラー20の上端部側には蓋部材1
6の突起26が係合する切り欠き27を形成して、これ
らの突起26及び切り欠き27でカラー20の蓋部材1
6に対する回転を規制する第1の回り止め手段を構成し
ている。
【0011】また、シリンダ1外周面にストッパ28を
固定し、カラー20の上端部側に2箇所にシリンダ1の
ストッパ28が係合する切り欠き29を形成して、これ
らのストッパ28及び切り欠き29でシリンダ1のカラ
ー20に対する回転を規制する第2の回り止め手段を構
成している。
【0012】以上のように構成した緩衝器においては、
シリンダ1外周に嵌装したカラー20は懸架ばね24の
復元力によって蓋部材16側に押し付けられており、蓋
部材16の突起26とカラー20の切り欠き27が係合
しているので、カラー20は蓋部材16に回転すること
ができない。
【0013】そして、このカラー20に対してシリンダ
1はストッパ28がカラー20の切り欠き29に係合し
ているので、シリンダ1はカラー20に対して回転する
ことができない状態に保持されている。
【0014】したがって、蓋部材16に螺着しているシ
リンダ1が緩衝器の振動等によってねじ込みが緩もうと
しても、シリンダ1はストッパ28とカラー20の切り
欠き29、カラー20の切り欠き27及び蓋部材16の
突起26を介して蓋部材16に対して回転することがで
きないので、シリンダ1が回転して蓋部材16から抜け
落ちることが防止される。
【0015】尚、上記実施例において、カラーはシリン
ダ外周に固定した回り止め手段を構成するストッパで支
持するようにしてもよいし、蓋部材の段部で支持するよ
うにしてもよい。また、カラーの外周にねじを形成する
代りにカム面を形成し、スプリングシート側にこのカム
面に係合するカムを設けるようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上に説明したように本考案によれば、
シリンダ外周にカラーを嵌装し、このカラーの外周に懸
架ばねの一端を支承するスプリングシートを回動自在に
設け、更に蓋部材とカラーとの間に第1の回り止め手段
を設け、シリンダとカラーとの間に第2の回り止め手段
を設けたので、シリンダが蓋部材に対して回転せず、緩
衝器の振動等によって緩んで脱落すること等がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシリンダ固定構造を適用した緩衝
器の半裁断面図
【図2】同緩衝器の要部断面図
【図3】同緩衝器のカラーの斜視図
【図4】従来の緩衝器の要部断面図
【符号の説明】
1…シリンダ、6…中空ロッド、7…ピストン、16…
蓋部材、20…カラー、21…ねじ、22…スプリング
シート、23…ロックナット、24…懸架ばね、26…
第1の回り止め手段をなす突起、27…第1の回り止め
手段をなす切り欠き、28…第2の回り止め手段をなす
ストッパ、29…第2の回り止め手段をなす切り欠き。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 9/00 - 9/58

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの一端開口部側から挿通したピ
    ストンロッド先端部に前記シリンダ内周面に摺接するピ
    ストンを装着し、前記シリンダの他端開口部には蓋部材
    を螺着し、前記シリンダと前記ピストンロッドとの間に
    懸架ばねを介設した緩衝器において、前記シリンダ外周
    にカラーが嵌装され、このカラーの外周に前記懸架ばね
    の一端を支承するスプリングシートが回動自在に設けら
    れ、更に前記蓋部材と前記カラーとの間に第1の回り止
    め手段が設けられ、シリンダと前記カラーとの間に第2
    の回り止め手段が設けられていることを特徴とする緩衝
    器のシリンダ固定構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の回り止め手段は蓋部材に形成
    された突起と、カラーに形成された前記突起に係合する
    切り欠きとからなることを特徴とする請求項1に記載の
    緩衝器のシリンダ固定構造。
  3. 【請求項3】 前記第2の回り止め手段はシリンダ外周
    に設けられたストッパ部材と、カラーに形成された前記
    ストッパ部材に係合する切り欠きとからなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の緩衝器のシリンダ固定構
    造。
JP1993029436U 1993-06-02 1993-06-02 緩衝器のシリンダ固定構造 Expired - Lifetime JP2591093Y2 (ja)

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JPH0687744U JPH0687744U (ja) 1994-12-22
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JP6431392B2 (ja) * 2015-01-30 2018-11-28 株式会社ショーワ 油圧緩衝器
DE102019218494A1 (de) * 2019-11-28 2021-06-02 Thyssenkrupp Ag Federaufnahme, Verfahren zur Herstellung einer Federaufnahme, Schwingungsdämpfer und Niveaueinstellvorrichtung

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JPH0687744U (ja) 1994-12-22

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