JPS5819399Y2 - 自動二輪車用緩衝器 - Google Patents
自動二輪車用緩衝器Info
- Publication number
- JPS5819399Y2 JPS5819399Y2 JP1977075923U JP7592377U JPS5819399Y2 JP S5819399 Y2 JPS5819399 Y2 JP S5819399Y2 JP 1977075923 U JP1977075923 U JP 1977075923U JP 7592377 U JP7592377 U JP 7592377U JP S5819399 Y2 JPS5819399 Y2 JP S5819399Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- cam
- support protrusion
- camp
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は弾撥力が調節可能な自動二輪車用緩衝器に関す
るものである。
るものである。
自動二輪車の緩衝器においては、良好な乗心地を得るた
めに積載荷重に応じてスプリングの弾撥力を調節できる
ようにしたものがある。
めに積載荷重に応じてスプリングの弾撥力を調節できる
ようにしたものがある。
従来、この種の緩衝器として、スプリングの荷重を受け
る環状カムを減衰器のシリンダ外周に嵌挿し、この環状
カムに複数段の係合カム面を形成するとともに、この係
合カム面に係合する支持突起をシリンダ外周面に設けた
構造のスプリング弾撥力調節機構が知られている。
る環状カムを減衰器のシリンダ外周に嵌挿し、この環状
カムに複数段の係合カム面を形成するとともに、この係
合カム面に係合する支持突起をシリンダ外周面に設けた
構造のスプリング弾撥力調節機構が知られている。
この場合には支持突起に加わる荷重のためにシリンダが
変形しやすくピストンの摺動に支障を来たすという問題
があった。
変形しやすくピストンの摺動に支障を来たすという問題
があった。
すなわち、シリンダのピストン摺動部断面は極めて厳格
な真円形状であることが要求されるからである。
な真円形状であることが要求されるからである。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであり
、支持突起に加わる荷重をシリンダ開口端部で受けるこ
とによりシリンダ外周面に変形を生ずることがなく、万
一変形が生じてもピストンの摺動には何ら障′害を起さ
ず、しかも構造が簡単な自動二輪車用緩衝器を提供する
ものである。
、支持突起に加わる荷重をシリンダ開口端部で受けるこ
とによりシリンダ外周面に変形を生ずることがなく、万
一変形が生じてもピストンの摺動には何ら障′害を起さ
ず、しかも構造が簡単な自動二輪車用緩衝器を提供する
ものである。
以下その構成を図面に示す実施例により詳細に説明する
。
。
第１図は本考案の一実施例を示す一部断面正面図、第２
図は同じく一部断面平面図、第３図は環状カム付近を示
す一部切欠平面図、第４図および第５図はキャンプの正
面図と右側面図、第６図はカム体の展開図である。
図は同じく一部断面平面図、第３図は環状カム付近を示
す一部切欠平面図、第４図および第５図はキャンプの正
面図と右側面図、第６図はカム体の展開図である。
図において１は減衰器、２はそのシリンダ、３はシリン
ダ２内を摺動するピストン、４はこのピストン３に結合
され前記シリンダ２から突出するピストンロッドである
。
ダ２内を摺動するピストン、４はこのピストン３に結合
され前記シリンダ２から突出するピストンロッドである
。
前記シリンダ２およびピストンロッド４にはそれぞれ車
体への取付部５，６が設けられている。
体への取付部５，６が設けられている。
１はスプリングシートであり、ピストンロッド４の先端
部に取付部６と一体的に固定され、圧縮スプリング８を
支持している。
部に取付部６と一体的に固定され、圧縮スプリング８を
支持している。
９はポリエチレン等により一端に鍔９ａを有する筒状部
材であり、２個の筒状部材９が鍔９ａを両端に位置する
ように突き合わせピストンロッド４１こ嵌合されている
。
材であり、２個の筒状部材９が鍔９ａを両端に位置する
ように突き合わせピストンロッド４１こ嵌合されている
。
１０は６ナイロン等により形成され、前記筒状部材９の
２つの鍔９ａ間に介装された円筒であり、筒状部材９と
この円筒１０によってスプリングガイド１１が形成され
る。
２つの鍔９ａ間に介装された円筒であり、筒状部材９と
この円筒１０によってスプリングガイド１１が形成され
る。
１２はウレタンゴム等で形成され前記スプリングガイド
１１のシリンダ２側に設けられたバンプストッパである
。
１１のシリンダ２側に設けられたバンプストッパである
。
１３はシリンダ２のキャップであり、シリンダ２の開口
部に圧入固定されている。
部に圧入固定されている。
このキャップ１３は一端にピストンロッド４を摺動自在
に保持する円筒部１４を有し、他端外周面には２つの支
持突起１５が対称位置に溶着されている。
に保持する円筒部１４を有し、他端外周面には２つの支
持突起１５が対称位置に溶着されている。
支持突起１５はキャンプ１３自体をシリンダ２に対して
位置決め係止するものであり、また後述するカム筒１６
の支持体をも兼ねる。
位置決め係止するものであり、また後述するカム筒１６
の支持体をも兼ねる。
１６は前記キャンプ１３の円筒部１４に回転かつ摺動自
在に支持されたカム筒であり、前記支持突起１５に係合
する複数段の係合カム面１７を有する環状カム１８が内
蔵されており、またキャップ１３．シリンダ２の開口部
付近ならびに支持突起１５を覆う筒体３８と、圧縮スプ
リング８を支承する肩部３１とを備え、前記環状カム１
８は筒体３８の内周面に固着されている。
在に支持されたカム筒であり、前記支持突起１５に係合
する複数段の係合カム面１７を有する環状カム１８が内
蔵されており、またキャップ１３．シリンダ２の開口部
付近ならびに支持突起１５を覆う筒体３８と、圧縮スプ
リング８を支承する肩部３１とを備え、前記環状カム１
８は筒体３８の内周面に固着されている。
なお、環状カム１８は相互に対称位置にある係合カム面
１７が第６図に示すように同じ高さとなるよう形成され
ている。
１７が第６図に示すように同じ高さとなるよう形成され
ている。
１９はカム筒１６を回動するために使用する切欠で、筒
体３８の端縁に設けられている。
体３８の端縁に設けられている。
２０は口゛ノドガイド、２１はシール、２２はリバウン
ドストッパ、２３は油通バルブ、２４は油室、２５はフ
リーピストン、２６はガス室であり、これらについては
一般によく知られているからその詳細な説明は省略する
。
ドストッパ、２３は油通バルブ、２４は油室、２５はフ
リーピストン、２６はガス室であり、これらについては
一般によく知られているからその詳細な説明は省略する
。
圧縮スプリング８の弾撥力を調節するためには、切欠１
９に図示しない工具を係合し、カム筒１６を手動操作に
より回動すればよい。
９に図示しない工具を係合し、カム筒１６を手動操作に
より回動すればよい。
この操作によってカム筒１６内に一体的に設けられた環
状カム１８も回動するから、圧縮スプリング８を圧縮ま
たは伸張しながら係合カム面１１を支持突起１５上で摺
動させ、高さの異なる係合カム面１７を支持突起１５に
係合させ、圧縮スプリング８の弾撥力を調節することが
できる。
状カム１８も回動するから、圧縮スプリング８を圧縮ま
たは伸張しながら係合カム面１１を支持突起１５上で摺
動させ、高さの異なる係合カム面１７を支持突起１５に
係合させ、圧縮スプリング８の弾撥力を調節することが
できる。
本考案は環状カム１８をカム筒１６内に内蔵し、このカ
ム筒１６の筒体３８が支持突起１５およびシリンダ２の
開口部付近を覆い、かつスプリング８を支持する肩部３
７を有するように構成したので、環状カム１８および支
持突起１５は外部に露出せず、したがってこれらの部分
に塵埃、水、泥等の付着が少なく錆びにくくなるととも
に、外観を損うこともない。
ム筒１６の筒体３８が支持突起１５およびシリンダ２の
開口部付近を覆い、かつスプリング８を支持する肩部３
７を有するように構成したので、環状カム１８および支
持突起１５は外部に露出せず、したがってこれらの部分
に塵埃、水、泥等の付着が少なく錆びにくくなるととも
に、外観を損うこともない。
本考案は以上のように、緩衝器に加わる荷重をキャンプ
の支持突起を介してシリンダの開口部で受ける。
の支持突起を介してシリンダの開口部で受ける。
すなわち、シリンダに対してはその軸方向に荷重が加わ
るが、この方向の荷重に対してシノンダの剛性は極めて
高いからシリンダ自体には変形が生じない。
るが、この方向の荷重に対してシノンダの剛性は極めて
高いからシリンダ自体には変形が生じない。
また、キャンプの支持突起は本来キャンプ自体をシリン
ダに対して位置決め係止するものであり、本考案ではこ
れを環状カムの支持体として兼用したので構造も簡単で
ある。
ダに対して位置決め係止するものであり、本考案ではこ
れを環状カムの支持体として兼用したので構造も簡単で
ある。
第１図は本考案の一実施例を示す一部断面正面図、第２
図は同じく一部断面側面図、第３図は環状カム付近を示
す一部切欠側面図、第４図および第５図はキャ゛ノブの
正面図と右側面図、第６図はカム体の展開図である。 １・・・・・・減衰器、２・・・・・・シリンダ、３・
・・・・・ピストン、４・・・・・・ピストンロッド、
５，６・・・・・・取付部。 ７・・・・・・スプリングシート、８・・・圧縮スプリ
ング、１３・・・・・・キャンプ、１５・・・・・・支
持突起、１６・・・・・・カム筒、１７・・・・・・係
合カム面、１８・・・・・・環状カム、３８・・・・・
・筒体。
図は同じく一部断面側面図、第３図は環状カム付近を示
す一部切欠側面図、第４図および第５図はキャ゛ノブの
正面図と右側面図、第６図はカム体の展開図である。 １・・・・・・減衰器、２・・・・・・シリンダ、３・
・・・・・ピストン、４・・・・・・ピストンロッド、
５，６・・・・・・取付部。 ７・・・・・・スプリングシート、８・・・圧縮スプリ
ング、１３・・・・・・キャンプ、１５・・・・・・支
持突起、１６・・・・・・カム筒、１７・・・・・・係
合カム面、１８・・・・・・環状カム、３８・・・・・
・筒体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 外周面に支持突起１５を有しシリンダ２の開口端に固定
されたキャンプ１３と、このキャンプ１３に回転かつ摺
動自在に支持され前記支持突起１５に係合する複数段の
カム面１７を有する環状カム１８を内蔵したガム筒１６
とを備え、このカム筒１６には前記支持突起１５を覆う
筒体３８と。 圧縮スプリング８を支承する肩部３７とが形成されてい
ることを特徴とする自動二輪車用緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977075923U JPS5819399Y2 (ja) | 1977-06-13 | 1977-06-13 | 自動二輪車用緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977075923U JPS5819399Y2 (ja) | 1977-06-13 | 1977-06-13 | 自動二輪車用緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS543590U JPS543590U (ja) | 1979-01-11 |
| JPS5819399Y2 true JPS5819399Y2 (ja) | 1983-04-21 |
Family
ID=28990747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977075923U Expired JPS5819399Y2 (ja) | 1977-06-13 | 1977-06-13 | 自動二輪車用緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5819399Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS593033U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-10 | カヤバ工業株式会社 | ストラット型ショックアブソ−バにおける懸垂式ロアスプリングシ−ト |
| JPH06663Y2 (ja) * | 1988-01-29 | 1994-01-05 | カヤバ工業株式会社 | 油圧緩衝器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5038710U (ja) * | 1973-08-06 | 1975-04-21 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51120493U (ja) * | 1975-03-27 | 1976-09-30 |
-
1977
- 1977-06-13 JP JP1977075923U patent/JPS5819399Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5038710U (ja) * | 1973-08-06 | 1975-04-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS543590U (ja) | 1979-01-11 |
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