JPH0443635Y2 - - Google Patents

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JPH0443635Y2
JPH0443635Y2 JP1987068602U JP6860287U JPH0443635Y2 JP H0443635 Y2 JPH0443635 Y2 JP H0443635Y2 JP 1987068602 U JP1987068602 U JP 1987068602U JP 6860287 U JP6860287 U JP 6860287U JP H0443635 Y2 JPH0443635 Y2 JP H0443635Y2
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JP
Japan
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stopper
cylinder
spring
adjuster
outer periphery
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は緩衝器のシリンダ外周に設けたバネ受
けをシリンダの軸方向に移動させることで懸架バ
ネの荷重を調整するバネ荷重調整機構に関する。
(従来の技術) 例えば自動二輪車のリアクツシヨン等に用いら
れる油圧緩衝器において、車高調整のため、ある
いは路面状況に応じた適正な緩衝作用を得るため
に懸架バネの荷重調整を行なうバネ荷重調整機構
が知られている。
従来のバネ荷重調整機構は、第6図に示すよう
に、シリンダ51の外周に図示しない懸架バネを
受けるバネ受けを兼ねた調整カム筒52を回動自
在に嵌装し、この調整カム筒52に下端面には段
階的なカム面53を形成し、シリンダ51の外周
にこの段階的カム面53に係合するストツパピン
54を固着して、調整カム筒52を回動させて段
階的カム面53をストツパピン54に選択的に係
止させることにより、調整カム筒52をシリンダ
51の軸方向に移動して懸架バネの荷重を調整す
るようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したバネ荷重調整機構においては、シリン
ダ51の外周に固定したストツパピン54で調整
カム筒52を介して懸架バネの全反力をうけるた
め、ストツパピン54に対してかかる懸架バネの
反力が不均一になり、緩衝作用が安定しない。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、シリンダ外
周又はピストンロツド側の筒体の外周に、懸架バ
ネをシリンダの軸方向に移動させるためのテーパ
面を形成したアジヤスタを回動自在に嵌装し、ま
たシリンダ又は筒体の外周に前記アジヤスタのテ
ーパ面が当接するテーパ面を形成した筒状のスト
ツパを嵌着し、このストツパの外周側にはストツ
パピンを外側方向に突出可能に取り付け、更に前
記アジヤスタと一体に回動する筒状の回動リング
を前記ストツパの外周に位置して遊嵌し、この回
動リングには上記ストツパピンが突出した時に嵌
入係合して前記アジヤスタの回動を阻止するため
の長孔を分周位置に貫通形成し、この長孔の外方
から上記ストツパピンが押圧された時に係合の解
除を可能にした。
(作用) ストツパピンが回動リングの長孔に係合するこ
とによりアジヤスタの回動位置が固定され、アジ
ヤスタにかかる懸架バネの反力によつてこのアジ
ヤスタの一端とストツパとは確実に当接し、懸架
バネの反力をストツパの全体で受けることができ
て、ストツパに対して懸架バネの反力が均一にか
かり、安定した緩衝作用が得られる。
(実施例) 以上に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案にかかるバネ荷重調整機構を備
えた油圧緩衝器の半断面図、第2図は第1図のバ
ネ荷重調整機構の要部拡大断面図、第3図は第2
図のバネ荷重調整機構の平断面図、第4図はバネ
荷重調整機構の要部展開図、第5図はバネ荷重調
整機構による荷重調整の説明に供する平断面図で
ある。
油圧緩衝器1は、内部に作動油を充填したシリ
ンダ2を筒体3内に摺動自在に嵌装し、筒体3の
上端部外周面にはシールカバー3aを装着し、シ
ールカバー3aの上部はシリンダ2の外周部に摺
接している。そして、筒体3の底面にはキヤツプ
4を装着し、キヤツプ4の上面にはバンプラバー
5を取付けている。
また、筒体3の下側からキヤツプ4を介してロ
アーブラケツト6に後端部を固定したピストンロ
ツド7を挿通して固定し、このピストンロツド7
の先端部にはシリンダ2の内周面に摺接するピス
トン8を取付けてシリンダ2内を上部油室と下部
油室に画成し、更にピストン8の下面及び上面に
はそれぞれ板バルブ9,10を設けている。
更に、シリンダ2の下端部にはシリンダキヤツ
プ11を嵌着し、シリンダキヤツプ11の上方に
はガイド12を嵌装し、このガイド12の内周面
にはピストンロツド7外周に摺接するオイルシー
ル13を嵌装し、更にまたシリンダ2の上端部に
はアツパーメタル14を取付けている。
そして、シリンダ2の上部外周にはスプリング
シート16を嵌着し、筒体3の中程外周部にはバ
ネ受けとしてのスプリングシート17をシリンダ
の軸方向及び周方向に移動可能に嵌装して、これ
らのスプリングシート16とスプリングシート1
7との間に懸架バネ18を張架し、更にスプリン
グシート17の下部にバネ荷重調整機構20を設
けている。
このバネ荷重調整機構20は、スプリングシー
ト17の下面にアジヤスタ21を固着して筒体3
の外周に回動自在に嵌装し、このアジヤスタ21
の下端面には180°の位相で二つのテーパ面22,
22を形成し、更にテーパ面22,22の始端部
には下方に膨出したストツパ部23,23を形成
している。
また、筒体3の外周面にはアジヤスタ21の下
側にストツパ25を固着し、このストツパ25の
上端面には180°の位相で二つのテーパ面26,2
6を形成し、このテーパ面26,26上にアジヤ
スタ21のテーパ面22,22の一部をなすスト
ツパ部23,23のテーパ面を当接させている。
更に、このストツパ25のテーパ面26,26の
終端部にはアジヤスタ25のストツパ部23,2
3と係合可能な上方に膨出したストツパ部27,
27を形成している。
そして、このストツパ25の外周部には外側に
突出して円筒状の筒体28を固着し、この筒体2
8内にストツパピン29を摺動自在に挿通し、更
にストツパピン29と筒体3の外周面との間にコ
イルスプリング30を縮装して、このスプリング
30によつてストツパピン29を突出方向に付勢
している。ストツパピン29には底部にフランジ
を形成し、筒体28の開口端にもフランジを形成
して、ストツパピン29が筒体28から抜け落ち
ないようにしている。
更に、スプリングシート17の下面にはアジヤ
スタ21及びストツパ25の外側に位置して回動
リング32を固着している。この回動リング32
には周囲に所定の間隔でストツパ25のストツパ
ピン29が係合可能な複数の長孔33を形成して
いる。また、この回動リング32の外周面には各
長孔33の下側にバネ荷重の初期セツト位置を表
示する数字34を刻設している。
以上において、バネ荷重を調整するときには、
第5図に示すように、例えばアーム41の基部及
び先端部にそれぞれ回動リング32の長孔33に
挿入可能な突起42,43を形成し、アーム41
の基部に把持部44を形成してなる工具40を使
用し、この工具40にて回動リング32を回動し
てアジヤスタ21を回動する。
つまり、工具40のアーム41の突起42をス
トツパピン29が嵌入している回動リング32の
長孔33に挿入し、アーム41の突起43を回動
リング32の他の所要の長孔33に係合すること
によつて、工具40と回動リング32とが固定さ
れ、このとき工具40の突起42によつてストツ
パピン29がスプリング30の付勢力に抗して押
されて筒体28内に押込まれ、ストツパ25のス
トツパピン29と回動リング32の長孔33との
係合が外れて、回動リング32はストツパ25に
対して自由に回動できるようになる。
そこで、工具40を例えば第5図で矢示A方向
に回動操作することによつて、回動リング32も
矢示A方向に回動する。この場合、アジヤスタ2
1とストツパ25との位置関係が第4図に示す状
態(最低荷重状態)であるとすると、回動リング
32と一体のアジヤスタ21は第4図の矢示B方
向に回動し、このときアジヤスタ25のストツパ
部23の下端面はストツパ25のテーパ面26上
を滑らかに移動するので、アジヤスタ21は回動
しながら筒体3の軸方向すなわちシリンダ2の軸
方向に上方向に移動する。
このアジヤスタ25の上方向への移動によつて
スプリングシート17が筒体3の外周を上昇する
ので、懸架バネ18が圧縮されて、懸架バネ18
のバネ荷重が高く調整される。
このようにバネ荷重を高く調整するときに、バ
ネ荷重が最高になつた状態ではアジヤスタ21の
ストツパ部23がストツパ25のストツパ部27
と係合してアジヤスタ21をそれ以上回動するこ
とができなくなり、したがつてアジヤスタ21が
最高荷重位置から最低荷重位置へ急激に移動して
ストツパ25との間で衝撃を発生することがなく
なる。
また、バネ荷重を高く調整した状態から工具4
0を逆方向に回動操作することによつて、上述と
は逆にスプリングシート17が筒体3の外周を下
降して、懸架バネ18が伸びて、懸架バネ18の
バネ荷重が低く調整される。
そして、回動リング32の所要バネ荷重に対応
する長孔33がストツパ25のストツパピン29
と係合する位置までアジヤスタ21を回動してバ
ネ荷重を調整した後、工具40を回動リング32
から外すことによつて、工具40の突起42によ
るストツパピン29の押圧が解かれて、ストツパ
ピン29はスプリング30の付勢力で突出して対
応する回動リング32の長孔33内に嵌入して係
合する。
それによつて、回動リング32はストツパピン
29で係止されてそのときの位置に保持されるの
で、アジヤスタ21も回動が止められ、懸架バネ
18の荷重が維持される。このとき、アジヤスタ
21とストツパ25とはストツパ部23のテーパ
面とストツパ25のテーパ面26とで当接し、こ
の当接部分が幅広であるので、アジヤスタ21に
かかる懸架バネ18の反力はアジヤスタ21のス
トツパ部23を介してストツパ25全体で受けら
れる。また、この場合ストツパピン29が係合し
ている長孔33の下側に付した数字34を見るこ
とによつてそのときのバネ荷重の程度を容易に知
ることができる。
(考案の効果) 以上に説明したように本考案によれば、シリン
ダの外周にストツパピンを突出可能に備えたスト
ツパを嵌着し、このストツパのテーパ面を介して
当接し、かつ、その外周に位置するアジヤスタと
回動リングとを一体に遊嵌し、この回動リングに
は上記ストツパピンが嵌入係合する長孔を貫通形
成したので、ストツパピンを押圧すれば回動リン
グの長孔との係合が解除されてバネ受けの移動を
自在に調節でき、また、ストツパピンが回動リン
グの長孔に嵌入係合することによりアジヤスタの
回動が阻止され、この時、アジヤスタは筒状のス
トツパのテーパ面に当接してストツパの全体で均
一に支えられるので、安定した緩衝作用を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるバネ荷重調整機構を備
えた油圧緩衝器の半断面図、第2図は第1図のバ
ネ荷重調整機構の要部拡大断面図、第3図は第2
図のバネ荷重調整機構の平断面図、第4図はバネ
荷重調整機構の要部展開図、第5図はバネ荷重調
整機構による荷重調整の説明に供する平断面図、
第6図は従来のバネ荷重調整機構の要部側面図で
ある。 尚、図面中1油圧緩衝器、2はシリンダ、3は
筒体、16,17はスプリングシート、18は懸
架バネ、21はアジヤスタ、22はテーパ面、2
3はストツパ部、25はストツパ、26はテーパ
面、27はストツパ部、29はストツパピン、3
2は回動リング、33は長孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 緩衝器のシリンダ外周又はピストンロツドに係
    合する筒体の外周に設けたバネ受けをシリンダの
    軸方向に移動させて懸架バネの荷重を調整するバ
    ネ荷重調整機構において、前記シリンダ又は筒体
    の外周に、前記懸架バネをシリンダの軸方向に移
    動させるためのテーパ面を形成したアジヤスタを
    回動自在に嵌装し、また前記シリンダ又は筒体の
    外周に前記アジヤスタのテーパ面が当接するテー
    パ面を形成した筒状のストツパを嵌着し、このス
    トツパの外周側にはストツパピンを外側方向に突
    出可能に取り付け、更に前記アジヤスタと一体に
    回動する筒状の回動リングを前記ストツパの外周
    に位置して遊嵌し、この回動リングには上記スト
    ツパピンが突出した時に嵌入係合して前記アジヤ
    スタの回動を阻止するための長孔を分周位置に貫
    通形成し、この長孔の外方から上記ストツパピン
    が押圧された時に係合の解除を可能にしたことを
    特徴とする緩衝器のバネ荷重調整機構。
JP1987068602U 1987-05-08 1987-05-08 Expired JPH0443635Y2 (ja)

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JP1987068602U JPH0443635Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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JPS63177338U JPS63177338U (ja) 1988-11-17
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JP1987068602U Expired JPH0443635Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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Families Citing this family (1)

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JP4683634B2 (ja) * 2005-09-20 2011-05-18 カヤバ工業株式会社 バネ力調整構造

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JPS59113335A (ja) * 1982-12-20 1984-06-30 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車等の緩衝装置

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