JPS5926114Y2 - 油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置 - Google Patents

油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置

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JPS5926114Y2
JPS5926114Y2 JP8919779U JP8919779U JPS5926114Y2 JP S5926114 Y2 JPS5926114 Y2 JP S5926114Y2 JP 8919779 U JP8919779 U JP 8919779U JP 8919779 U JP8919779 U JP 8919779U JP S5926114 Y2 JPS5926114 Y2 JP S5926114Y2
Authority
JP
Japan
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piston
main valve
valve
shock absorber
nut
Prior art date
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Expired
Application number
JP8919779U
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English (en)
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JPS567139U (ja
Inventor
辰也 政村
建 水向
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置に関し
、更に詳しくはバルブメンバーをユニット化して簡単に
取り付は出来るようにした油圧緩衝器におけるピストン
バルブ装置に関する。
従来の油圧緩衝器は第1図に示すように、シリンダ1内
にピストンロッド2か゛ピストン3を介して摺動自在に
挿入され、ピストン3には縦方向の通路4,5が穿たれ
、これらの通路4,5の上部口端にはリーフバルブ6が
開閉自在に配設され、又一方の通路5の下部口端にはリ
ーフバルブ7が開閉自在に配設され、ピストンロッド2
にはピストンナツト8が螺着され、リーフバルブ7とピ
ストンナツト間にはメインバルブ9とメインバルブスプ
リング10が介装されている。
この場合バルブの取り付は構造は、リーフバルブ7にメ
インバルブ゛9を当てがい、このメインバルブ゛9にメ
インバルブスプリング10を圧接し、その後ピストンナ
ツト8をピストンロッドにねじ込んだ後ピストンナツト
8の下端に於てピストンロッド端部11をかしめて固定
するようにしている。
上記従来のスプリング10によりバルブ7,9を加圧す
るタイプの油圧緩衝器ではメインバルブ9をスプリング
10で押えながらピストンナツト8を装着させ、その後
ピストンロッド2の端部をがしめる為作業工程が複雑で
あり、面倒である。
特にスプリング10でメインバルブ9を押える工程では
スプリング張力でピストンナツト8が反発されて装着し
すらいし、メインバルブ9の芯出しが不正確であり、メ
インバルブ9がぐらついてリーフバルブ7を損傷させる
おそれもあり、作業能率が著しく低下するものである。
従って本考案の目的は上記従来の欠点を解決すべく、メ
インバルブとメインバルブスプリングとピストンナツト
を一体的に組み込んでユニット化させ、これかカセット
式に装着させることにより作業性、組立性を容易にし、
省力化を計れる油圧緩衝器においてピストンバルブ装置
を提供することである。
以下本考案の実施の一態様を第2図以下について説明す
る。
本考案の油圧緩衝器Aはアウターチューブ12内にこれ
と同芯にシリンダ13が配設され、シリンダ13内には
ピストン14を介してピストンロッド15が摺動自在に
挿入され、ピストン14はシリンダ13内に上下二つの
液室B、 Cを区画し、又アウターチューブ12とシリ
ンダ13間にも液室りが区画され、この液室りはシリン
ダ13下部に設けたベースバルブを介して下部液室Bと
連通している。
アウターチューブ゛12の外側にはカバー16が同芯に
配設され、このカバー16の頂部中央はシリンダ13を
貫通したピストンロッド15と連結し、このピストンロ
ッド15端部はブラケット17を介して車体側に連結さ
れるようになっている。
アウターチューブ12の下部にはロアキャップ18が設
けられ、このロアキャップ18上にシリンダ13が同芯
に設置され、ロアキャップ18の中央端部にはブラケッ
ト20が連結されて四輪車等の車輪側に軸支されるよう
になっている。
ピストン14は第3図に示すように、その外周が゛シー
ル21を介してシリンダ12内周に摺接し、ピストン1
4には二つの液室B、Cを連通ずる縦方向の伸側通路2
3と圧側通路22が穿たれ、これらの通路22.23の
上部口端には圧側用リーフバルブ24が開閉自在に配設
され、このリーフバルブ24はバルブ押え25で上側が
保持されている。
一方の通路23の下部口端には間座を介して伸側リリー
フバルブ27が開閉自在に配設され、リーフバルブ27
の下部外端はバルブアッセンブリ28に組み込まれたメ
インバルブ29で通路23を閉じる方向に押圧保持され
ている。
バルブアッセンブリ28は下端にフランジ状のスプリン
グシート31を形成した筒体状のピストンナツト30と
、このビスI・ンナット30の筒体部外周に摺動自在に
挿入されたラッパ型のメインバルブ29と、このメイン
バルブ29とスプリングシート31間に介装されたメイ
ンバルブスプリング32とからなり、メインバルブ29
の円筒端部がピストンナツト30の上端33を外方にか
しめることによってピストンナツト30側に係止されて
抜は止めされている。
従ってメインバルブ29とピストンナツト30とメイン
バルブスプリング32はユニット化されて一体的に組み
込まれ、単独に着脱、持ち運びが可能となっている。
ピストンナラ) 30はピストン14をピストンロッド
15に固定するものである。
従ってこれらの各部材をあらかじめ一体的に組み込んで
おき、リーフバルブ27を配設した後にピストンナツト
30をピストンロッド15に螺合もしくは圧入させ、そ
の後ピストンロッド15の下端15 aを外方にかしめ
てピストンナツト30を保持すればメインバルブ29の
上端がリーフバルブ27の下面を押圧する。
7上記バルブアッセンブリ28はメインバルブ29
をピストンナツト30の上端をかしめて抜は止めしたも
のであるが、これをはめ込み式にしても良い。
即ち、第4図〜第6図に示すように、ピストンナツト3
0の外周に環状溝34を形成し、他方ラッパ型メインバ
ルブ29 aの筒体部29 bに一つもしくは複数のス
リット35を切欠き、又筒体部29 bの下端には内側
に折り曲げた引掛部36を形成し、スリット35を介し
て筒体部29 bを拡大しながらピストンナツト30に
挿入し、ピストンナラ) 30の環状溝34に引掛部3
6を嵌合させればこの引掛部36によってメインバルブ
29 aがピストンナツト30側に係止されてユニット
化される。
同様に第7図、第8図ははめ込み式の他の実施態様に係
るもので、これは第4図と同じくビストンナツl−30
に環状溝34を形成すると共に上端からこの環状溝34
に連通ずる縦方向の溝37を一つもしくは複数切欠き、
他方メインバルブ29 Cの筒体部下端に内側に突出す
る爪等の引掛片38を設け、この引掛片38を溝37に
対向させながら筒体部を押し込み、引掛片38が環状溝
34の位置まで来た時メインバルブ29 Cを回転すれ
ば環状溝34に引掛片38が引掛けられてメインバルブ
29 Cが抜けなくなり、やはりピストンナツト30と
共に一体にユニット化されたアッセンブリを構成できる
ものである。
以上のように本考案に係るピストンバルブ装置はメイン
バルブ29.29 a、 29 Cとピストンナツト3
0とメインバルブスプリング32をあらかじめ一体的に
組み込んでユニット化しておき、装置時にはピストンロ
ッド15にピストンナツト30をねし結合、圧入される
だけであるから作業性が著しく向上し、組立性を容易に
するものである。
又単にピストンナツト30をピストンロッド15に挿入
してかしめて固定する場合にはピストンロッド15やピ
ストンナツト30にねし加工を処す必要がなく加工行程
の省略化を計れるものである。
尚上記油圧緩衝器では伸長時にリーフバルブ24、通路
23から流出した作動油がメインバルブスプリング32
でセットされたリーフバルブ27を押し開き、その時に
伸側減衰力が発生し、又圧縮時に通路22からの作動油
がリーフバルブ24をたわませて圧側減衰力を発生させ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧緩衝器の一部切欠き断面図、第2図
は本考案の油圧緩衝器の一部切欠き側面図、第3図は本
考案の一実施例に係るピストンバルブ装置の一部拡大断
面図、第4図は他の実施例に係るピストンバルブ装置の
一部拡大断面図、第5図、第6図は第4図のメインバル
ブの側面図及び底面図、第7図は他の実施例に係るピス
トンナツトの平面図、第8図は同じくメインバルブの底
面図である。 1・・・・・・シリンダ、3・・・・・・ピストン、1
5・・・・・・ピストンロッド、22.23・・・・・
・通路、27・・・・・・伸側リーフバルブ、28・・
・・・・バルブアッセンブリ、29.29 a。 29 C・・・・・・メインバルブ、30・・・・・・
ビスl−ンナット、31・・・・・・スプリングシート
、32・・・・・・バルブスプリング、34・・・・・
・環状溝、35・・・・・・スリット、36・・・・・
・引掛部、37・・・・・・溝、38・・・・・・引掛
片。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ピストンを介してピストンロッドがシリンダ内に
    摺動自在に挿入され、ピストンには縦方向に伸側通路と
    圧側通路を穿ち、これ等の通路の各目端に夫々伸側用と
    圧側用のリーフバルブを開閉自在に設け、この伸側用リ
    ーフバルブの下端にメインバルブとメインバルブスプリ
    ングが直列に配設されている油圧緩衝器に於て、上記ピ
    ストンをピストンロッドに固定するためのピストンナツ
    トの下端にフランジ状のスプリングシートを形成する一
    方、このピストンナラI・の筒体部外周に上記メインバ
    ルブを摺動自在に挿入させると共に、このメインバルブ
    はピストンナツト上端から抜は出ないようにピストンナ
    ツトに係止させ、かつこのメインバルブとパルシート間
    にバルブスプリングを介装してユニット化してなる油圧
    緩衝器におけるピストンバルブ装置。
  2. (2)メインバルブの円筒端部がピストンナツト端部の
    かしめ部にまり係止保持された実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置。
  3. (3)ピストンナツトに環状溝を設け、メインバルブ端
    部に引掛部を設け、この引掛部を環状溝に嵌合させて係
    止保持させてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置。
  4. (4)メインバルブの筒体部にスリットを設けて弾性を
    附与した実用新案登録請求の範囲第1項記載の油圧緩衝
    器におけるピストンバルブ装置。
  5. (5)ピストンナツトに環状溝と、この環状溝に通じる
    縦方向の溝を形威し、他方メインバルブに引掛片を設け
    、この引掛片が縦方向の溝より環状溝内に案内されて嵌
    合し係止保持するようにした実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置。
JP8919779U 1979-06-29 1979-06-29 油圧緩衝器におけるピストンバルブ装置 Expired JPS5926114Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS567139U JPS567139U (ja) 1981-01-22
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