JPH0439476Y2 - - Google Patents

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JPH0439476Y2
JPH0439476Y2 JP1986145698U JP14569886U JPH0439476Y2 JP H0439476 Y2 JPH0439476 Y2 JP H0439476Y2 JP 1986145698 U JP1986145698 U JP 1986145698U JP 14569886 U JP14569886 U JP 14569886U JP H0439476 Y2 JPH0439476 Y2 JP H0439476Y2
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JP
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piston rod
damper
cap
tube
outer periphery
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JP1986145698U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は二輪車、三輪車等の前輪と車体間に介
装されたフオークと緩衝器を兼ねたフロントフオ
ークに関する。
〔従来の技術〕
この種従来のフロントフオークとしては、例え
ば、実開昭59−56191号公報に開示されているよ
うに、アウターチユーブ内にインナーチユーブを
摺動自在に挿入し、これらチユーブ内部にダンパ
ーシリンダを介装し、当該ダンパーシリンダにバ
ルブを設けたピストンを介してピストンロツドを
移動自在に挿入したダンパーを内蔵すると共に、
ダンパーの一端をアウターチユーブに他端をイン
ナーチユーブに連結してなるダンパー内蔵型フロ
ントフオークに於て、インナーチユーブにはキヤ
ツプが結合され、このキヤツプにはピストンロツ
ドが螺合されると共にピストンロツドに螺合され
たロツクナツトでキヤツプが締め付けられてい
る。そして、このキヤツプを介してインナーチユ
ーブとピストンロツドが連動するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のフロントフオークではピストンロツドが
キヤツプとねじ結合し、ロツクナツトでロツクさ
れているが、このねじ部の強度に問題がある。即
ち、フロントフオークの伸縮作動時にピストンロ
ツドのねじ切上げ部に曲げ応力が繰り返し発生
し、このねじ部からピストンロツドが折損する不
具合が発生する。
従つて、本考案の目的はピストンロツドのねじ
部に曲げ応力が発生しても、この応力を低下さ
せ、ピストンロツドの折損を防止し、疲労寿命を
向上させたフロントフオークを提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本考案の構成は、
アウターチユーブ内にインナーチユーブを摺動自
在に挿入し、これらチユーブ内部にダンパーシリ
ンダを介装し、当該ダンパーシリンダにピストン
を介してピストンロツドを移動自在に挿入したダ
ンパーを内蔵すると共に、ダンパーの一端をアウ
ターチユーブに他端をインナーチユーブに連結し
てなるダンパー内蔵型フロントフオークに於て、
前記ピストンロツドを連結するチユーブの端部内
周にキヤツプ外周が螺合され、当該キヤツプの内
周はピストンロツドの上部外周に螺合されるとと
もに、ロツクナツトで締め付けられ、前記ロツク
ナツトを内周にねじを設けた大径部と、外周の段
部と、大径部に段部を介して一体に結合され且つ
ピストンロツドの上部外周に嵌合する大径部より
長いインロー部とで構成させたことを特徴とす
る。
〔作用〕
インロー部がピストンロツドと当接するから、
ピストンロツドに作用する曲げ応力がインロー部
で担持される。
〔実施例〕
以下本考案の実施例の一例を図面について説明
する。
アウターチユーブ1内にベアリング2を介して
インナーチユーブ3が摺動自在に挿入され、アウ
ターチユーブ1の下端中央から上方にダンパーシ
リンダ4が起立し、ダンパーシリンダ4内にはピ
ストン5を介してピストンロツド6が移動自在に
挿入され、ピストンロツド6の上端はインナーチ
ユーブ3の上部と結合してダンパー内蔵型のフロ
ントフオークを構成している。
ダンパーシリンダ4の上端には筒状のピストン
部7が結合され、このピストン部7の外周はベア
リングを介してインナーチユーブ3の内周と摺接
している。
アウターチユーブ2とインナーチユーブ3の内
側には上部気体室8と下部油室9,10とが区画
され、下部油室9,10はピストン部7に設けた
孔11を介して連通している。
ピストン部7の上部に設けたスプリングシート
12とインナーチユーブ3の上方に設けたスプリ
ングシート13間には懸架スプリング14が介装
されてインナーチユーブ3とピストンロツド6を
常時伸び方向に付勢している。
インナーチユーブ3の下部には孔15が形成さ
れ、この孔15は油室10をアウターチユーブ1
の内周とインナーチユーブ3の外周間に区画した
油室16と連通させている。
インナーチユーブ13の下端には中空なスプリ
ングシート17がかしめ等で保持され、このスプ
リングシート17にはスプリング18が支持さ
れ、伸長時このスプリング18はダンパーシリン
ダ4に保持されたストツパ19に当接してクツシ
ヨンを効かせるようにしている。
ダンパーシリンダ4の下部外周には縦方向の通
路20を形成した油孔桿21が起立し、インナー
チユーブ3の圧縮時スプリングシート17の中央
がこの油孔桿21の外周に嵌合してクツシヨンを
効かせるようになつている。
ダンパーシリンダ4内にはピストン5によつて
上下二つの油室22,23が区画され、上部油室
22はピストン5とピストンロツド6に設けたバ
ルブ機構24,25を介して下部油室23と開閉
され、下部油室23はベースバルブ26と通路2
7と孔28と通路20を介してアウターチユーブ
1内のリサーバたる油室10と連通している。
ダンパーシリンダ4のほぼ上端、いいかえれば
ベアリング29の下端近くにオリフイスたる孔3
0を形成し、この孔30を介して上部油室22が
アウターチユーブ1内の油室10と常時通じてお
り、上部油室22に混入したエアはこの孔30を
介して油室10側に排出できるようになつてい
る。
この孔30は伸長作動時に上部油室22の油が
油室10に流出でき、これにより孔の径を変える
ことにより、伸側減衰力を微調整する場合にも使
用可能である。
ピストン5には通路31が形成され、この通路
31の上部口端にリーフバルブ32が開閉自在に
設けられ、リーフバルブ32はバルブ押えとスプ
リングで保持され、伸長時にリーフバルブ32の
内周が下方に撓むようになつている。
ピストンロツド6にも通路33,34が形成さ
れ、この通路33,34の途中にニードル弁35
が上下移動自在に挿入され、ニードル弁35はコ
ントロールロツド36を介して外部から上下方向
の動きを操作され、通路33,34の開口面積を
調節するようになつている。
ベースバルブ26はハウジング37とハウジン
グ37に設けた通路38と、通路38の上部口端
に開閉自在に設けたリーフバルブ39とからな
り、リーフバルブ39はバルブ押えとスプリング
で保持され、圧縮時リーフバルブ39の内周が下
方に撓むようになつている。
通路27の途中にはニードルバルブ40が上下
移動自在に挿入され、ニードルバルブ40の位置
に応じて通路27の開口面積が調整される。
ニードルバルブ40はアジヤスタ41により下
方から上下動操作され、アジヤスタ41とニード
ルバルブ40の位置はデイテント機構42で規制
される。
インナーチユーブ3の上端内側には中空部43
を設けたキヤツプ44がねじとシールを介して上
下移動自在に螺合され、このキヤツプ44の内周
も中空ピストンロツド6の上部外周にねじ部45
を介して螺合され、これによりピストンロツド6
とインナーチユーブ3はキヤツプ44を介して連
動している。
キヤツプ44の外周外部には中空な支持材46
と筒体47とからなる駆動部材48を介してスプ
リングシート13が担持され、キヤツプ44の上
下方向の移動量に応じて駆動部材48とスプリン
グシート13が上下動し、これにより懸架スプリ
ング14の初期荷重が調整される。又キヤツプ4
4の移動量に応じて気体室8と中空部43の容積
が変化し、気体室8のばね荷重も調整される。
キヤツプ44の内周下部にロツクナツト49が
設けられ、このロツクナツト49の内周はねじ部
45を介してピストンロツド6に螺合され、ロツ
クナツト49を介してキヤツプ44が締め付けら
れる。
ロツクナツト49は内周にねじを設けた大径部
50と、外周の段部51と、段部51を介して大
径部50に一体に結合された大径部50より長い
インロー部52とからなり、大径部50の内周ね
じがねじ部45と螺合し、インロー部52はピス
トンロツド6の上部外周に嵌合している。
インロー部52が、ピストンロツド6に当接し
ているから、フロントフオークの作動時ねじ部4
5に曲げ応力が繰り返し発生しても、この曲げ応
力はインロー部52で低下され、ピストンロツド
6が破損せず、疲労寿命を向上できる。
又、ロツクナツト49に段部51を設けたの
は、組立時にこの段部に水平方向から治具を差し
込んで引掛けておき、この治具で懸架スプリング
14を支えておき、懸架スプリング14の荷重に
影響されることなく、スパナ等でロツクナツト4
9を回動できるようにしたものである。
キヤツプ44とピストンロツド6の上部内側に
は操作ロツド36を上下方向に駆動するスライド
部材53,54が挿入され、上方のスライド部材
53はアジヤスタ55と異形結合しながら上下方
向に移動でき、アジヤスタ55はデイテント機構
56で位置決めされる。
スライド部材53の内側には封入バルブ57が
挿入され、この封入バルブ57を介して気体室8
に気体が封入される。
〔考案の効果〕
本考案によれば次の効果がある。
ロツクナツトはピストンロツドの上部外周に
嵌合する大径部より長いインロー部を設けたか
ら、ピストンロツドのねじ部に曲げ応力が作用
した時でもこの応力をインロー部が担持し、ピ
ストンロツドの折損を防止し、寿命を向上させ
る。
ロツクナツトは外周に段部を設けているか
ら、この段部に治具を引掛けて懸架スプリング
を支持できる。この為懸架スプリングに邪魔さ
れたり、懸架スプリングの復元力に影響される
ことなくスパナ等でロツクナツトの締め付け操
作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
添附図面は本考案の一実施例に係るフロントフ
オークの縦断正面図である。 1……アウターチユーブ、3……インナーチユ
ーブ、4……ダンパーシリンダ、5……ピスト
ン、6……ピストンロツド、44……キヤツプ、
45……ねじ部、49……ロツクナツト、51…
…段部、52……インロー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターチユーブ内にインナーチユーブを摺動
    自在に挿入し、これらチユーブ内部にダンパーシ
    リンダを介装し、当該ダンパーシリンダにピスト
    ンを介してピストンロツドを移動自在に挿入した
    ダンパーを内蔵すると共に、ダンパーの一端をア
    ウターチユーブに他端をインナーチユーブに連結
    してなるダンパー内蔵型フロントフオークに於
    て、前記ピストンロツドを連結するチユーブの端
    部内周にキヤツプ外周が螺合され、当該キヤツプ
    の内周はピストンロツドの上部外周に螺合される
    とともに、ロツクナツトで締め付けられ、前記ロ
    ツクナツトを内周にねじを設けた大径部と、外周
    の段部と、大径部に段部を介して一体に結合され
    且つピストンロツドの上部外周に嵌合する大径部
    より長いインロー部とで構成させたことを特徴と
    するフロントフオーク。
JP1986145698U 1986-09-22 1986-09-22 Expired JPH0439476Y2 (ja)

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JPS6350795U JPS6350795U (ja) 1988-04-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5956192U (ja) * 1982-10-07 1984-04-12 株式会社昭和製作所 オ−トバイのフロントフオ−ク
JPS5956191U (ja) * 1982-10-07 1984-04-12 株式会社昭和製作所 フロントフオ−クの減衰力遅動装置

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JPS6350795U (ja) 1988-04-06

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