JP2590820Y2 - 車両用バンパー - Google Patents

車両用バンパー

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JP2590820Y2
JP2590820Y2 JP1991024437U JP2443791U JP2590820Y2 JP 2590820 Y2 JP2590820 Y2 JP 2590820Y2 JP 1991024437 U JP1991024437 U JP 1991024437U JP 2443791 U JP2443791 U JP 2443791U JP 2590820 Y2 JP2590820 Y2 JP 2590820Y2
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JP
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reinforcement
mounting
mounting stay
horizontal
horizontal wall
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昇 山下
和利 野村
豊 鈴木
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Suzuki Motor Co Ltd
Futaba Industrial Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
Futaba Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用バンパーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用バンパーは、衝突の際の車
両の損傷防止のために設けられており、図7に示される
ように、外側から表皮部材31、レインフォースメント
32、取付ステー33の順に車体34にボルト等で固定
されている。ここで上記取付ステー33は衝突時に生ず
る力を車体に伝達する部分となっている。しかし、上記
取付ステー33は、衝突の際の荷重に耐えるために厚肉
の素材で構成され、またコンパクトではなかった。した
がって、車体の重量増加を招き、デザイン的にもコンパ
クトでないため外観に好ましくない影響を与える要因を
構成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、レインフォースメント用取付ステーを軽量かつ
高強度に構成することができ、かつ取付ステーの薄肉化
により低コスト化を図ることができるようにした実用上
好適な車両用バンパーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の考案は、レインフォースメントとレイン
フォースメント用取付ステーを対応配置した車両用バン
パーにおいて、レインフォースメントを上下の水平壁か
らなる断面略コ字形に構成し、レインフォースメント用
取付ステーを高張力鋼板あるいはガラス繊維強化樹脂に
より構成し、かつ該取付ステーの全体構造を上下の水平
壁と左右の側壁とから成るカップ構造とし、上記レイン
フォースメントの水平壁と上記取付ステーの水平壁とを
対置し、上記レインフォースメント及び取付ステーの上
下の水平壁端部は、さらに上記レインフォースメント及
び取付ステーから鉛直方向へ延びる耳部を持ち、取付ス
テーの耳部はその縁部をレイフォースメントの耳部の縁
部を覆う覆縁部とし、上記レインフォースメントに対し
上記取付ステーを止めるために水平方向に螺着されるネ
ジのネジ止め位置をレイフォースメントの耳部及び取付
ステーの耳部の同一垂直線上に上下2ケ所とし、レイン
フォースメントと取付ステーとで上記上下のネジを含む
車体前後方向の鉛直面において構成される断面閉殻構造
を保持するようにしたことを特徴とする。
【0005】請求項2の車両用バンパーは、請求項1の
車両用バンパーにおいて、取付ステーの側壁を車体方向
の前方から後方に向けて逆八の字形に10〜30゜傾斜
せしめ、さらに該側壁を上記車体の壁構成メンバーに対
し、水平面上で見て少なくとも2ケ所対置せしめ両側壁
を左右対称としてなることを特徴とする。
【0006】請求項3の車両用バンパーは、請求項1又
は2の車両用バンパーにおいて、レインフォースメント
の水平壁の端部の上下及びレインフォースメントの水平
壁の耳部を併せた折曲部をレインフォースメント用取付
ステーの取付部が囲い、これによって上記レインフォー
スメントの水平壁の端部が上記取付部に嵌合し、該取付
部の上の覆縁部から下の覆縁部までの寸法を、レインフ
ォースメントの上下の水平壁の端部の耳部の縦寸法と同
一又は略同一寸法になるように設けたことを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下に添付図面に示した実施例を参照しなが
ら本考案にかかる車両用バンパーを説明する。
【0008】図1は、本考案にかかる車両用バンパーの
実施例の組立て前の状態を示し、図において、1は断面
略コ字形のレインフォースメント、2は取付ステーであ
り、車両の前方右側部分にあるものを示す。取付ステー
2は、高張力鋼板あるいはガラス繊維強化樹脂等の圧縮
強度の高い素材により構成されており、その上下の水平
壁5,6は、レインフォースメント1の上下の水平壁
3,4と対置されている(図1、図2)。このように、
水平壁3,4と水平壁5,6とを対置させるので、レイ
ンフォースメント1からの外力が取付ステー2の水平壁
5,6に均等に伝達され、この水平壁3,4の厚さをあ
まり厚くしなくても済む。
【0009】上記レインフォースメント1と取付ステー
2とは、上の水平壁端部3a,5a、下の水平壁端部4
a,6aを各々ネジ止めすることにより一体となる。こ
こにおいて、図4のように、取付ステー2の上下のネジ
孔2a,2bを上下の同一垂直線上として、同一垂直線
上に上下2ケ所のネジ止めとすることとしている。さら
に、取付ステー2は、その全体構造を上下の水平壁5,
6と左右の側壁7,8とから成るカップ構造としてい
る。この結果レインフォースメントの変形1′の際、左
右の側壁7,8の方向に沿って力を分散させるようにす
ることができ(図5参照)、取付ステー2の薄肉化を図
ることがてきる。
【0010】さらに、この実施例において、上記レイン
フォースメント1及び取付ステー2の上の水平壁端部3
a,5a及び下の水平壁端部4a,6aは、さらに両部
品から鉛直方向へ延びる耳部3b,5b,4b,6bを
持ち、取付ステー2の耳部5b,6bはその縁部5c,
6cをレイフォースメント1の耳部の縁部を覆う覆縁部
としている。これによって、上記レインフォースメント
1と取付ステー2の取付状態が強固かつ安定なものとな
り、レインフォースメント1からの外力が取付ステー2
の水平壁5,6に均等に伝達される、という前記効果を
確実なものとすることができる。さらにまたレインフォ
ースメント1と取付ステー2とが上記上下のネジを含む
車体前後方向の鉛直面において断面閉殻構造を構成し、
車体前後方向における衝撃吸収力を確保しているが、上
記したようにレインフォースメント1と取付ステー2の
取付状態が強固かつ安定なものとなるので、この断面閉
殻構造が確実に保持される。
【0011】さらに、上記実施例において、取付ステー
2の左右の側壁7,8(図1、図3)を車方向の前方
から後方に向けて逆八の字形に10〜30°傾斜させ、
レインフォースメント1の変形1′にともなって生じる
局部荷重ベクトルに対置せしめ、発生する内部応力を好
適な分布にすることとした。また、車体9の壁構成メン
バー11(サイドメンバー10のもの)に対し、上記側
壁7,8の後端を図3のように水平面上で少なくとも2
ケ所で対置せしめ(A点,B点とが前後方向の同一直線
上にある。)耐荷重性を増している。
【0012】上記実施例では、前述した通り、図1、図
4に示すように取付ステー2の全体構造をカップ構造と
し、かつ両側壁7,8を左右対称としている。これによ
って、取付ステー2の加工性が容易となるとともに、前
記した側壁の傾斜との相乗効果によりさらに取付ステー
2の強度が増す。なお、図6のように、レインフォース
メント1の水平壁端部3a,4aの上下及び耳部3b,
4bを併せた折曲部3c,4cを囲む取付部12を取付
ステー2に設け、該取付部12を設けることにより、上
記レインフォースメント1の水平壁端部3a,4aがこ
の取付部12に嵌合するようにすることができる。この
構成により、衝突の際、レインフォースメント1のフラ
ンジ部分が外れることを防止できる。すなわち、この取
付部12は、上下の覆縁部5c,5d,6c,6dによ
って規制され、水平壁端部3a,4aの耳部3b,4b
の縦寸法と同一寸法又は略同一寸法となっている。これ
によって水平壁端部3a,4aを確実に保持する。この
ようにして、前記したレインフォースメント1と取付ス
テー2との上記上下のネジを含む車体前後方向の鉛直面
における断面閉殻構造が確実に保持される。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、レインフォースメント
用取付ステーを軽量かつ高強度に構成することができ、
かつ取付ステー2の薄肉化により低コスト化を図ること
ができるので、実用上好適な車両用バンパーを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる車両用バンパーの実施例を分解
して示す分解斜視図である。
【図2】本考案にかかる車両用バンパーの実施例の縦断
面図である。
【図3】本考案にかかる車両用バンパーの実施例を示す
概念的平面図である。
【図4】本考案にかかる取付ステーの実施例の正面図で
ある。
【図5】本考案にかかる車両用バンパーの実施例におい
て、外力の加わった状態における力の分散を説明する概
念的平面図である。
【図6】本考案にかかる取付ステーの他の実施例の縦断
面図である。
【図7】従来の車両用バンパーの分解図である。
【符号の説明】
1,32 レインフォースメント 2,33 取付ステー 3,4,5,6 水平壁 7,8 側壁 9 車体 10 サイドメンバー 12 取付部 3a,4a,5a,6a 水平壁端部 3b,5b,4b,6b 耳部 5c,5d,6c,6d 覆縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−95964(JP,U) 実公 昭61−35464(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 19/00 - 19/56

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レインフォースメントとレインフォース
    メント用取付ステーを対応配置した車両用バンパーにお
    いて、レインフォースメントを上下の水平壁からなる断
    面略コ字形に構成し、レインフォースメント用取付ステ
    ーを高張力鋼板あるいはガラス繊維強化樹脂により構成
    し、かつ該取付ステーの全体構造を上下の水平壁と左右
    の側壁とから成るカップ構造とし、上記レインフォース
    メントの水平壁と上記取付ステーの水平壁とを対置し、
    上記レインフォースメント及び取付ステーの上下の水平
    壁端部は、さらに上記レインフォースメント及び取付ス
    テーから鉛直方向へ延びる耳部を持ち、取付ステーの耳
    部はその縁部をレイフォースメントの耳部の縁部を覆う
    覆縁部とし、上記レインフォースメントに対し上記取付
    ステーを止めるために水平方向に螺着されるネジのネジ
    止め位置をレイフォースメントの耳部及び取付ステーの
    耳部の同一垂直線上に上下2ケ所とし、レインフォース
    メントと取付ステーとで上記上下のネジを含む車体前後
    方向の鉛直面において構成される断面閉殻構造を保持す
    るようにしたことを特徴とする車両用バンパー。
  2. 【請求項2】 取付ステーの側壁を車体方向の前方から
    後方に向けて逆八の字形に10〜30゜傾斜せしめ、さ
    らに該側壁を上記車体の壁構成メンバーに対し、水平面
    上で見て少なくとも2ケ所対置せしめ両側壁を左右対称
    としてなることを特徴とする請求項1の車両用バンパ
    ー。
  3. 【請求項3】 レインフォースメントの水平壁の端部の
    上下及びレインフォースメントの水平壁の耳部を併せた
    折曲部をレインフォースメント用取付ステーの取付部が
    囲い、これによって上記レインフォースメントの水平壁
    の端部が上記取付部に嵌合し、該取付部の上の覆縁部か
    ら下の覆縁部までの寸法を、レインフォースメントの上
    下の水平壁の端部の耳部の縦寸法と同一又は略同一寸法
    になるように設けたことを特徴とする請求項1又は2の
    車両用バンパー。
JP1991024437U 1991-03-19 1991-03-19 車両用バンパー Expired - Lifetime JP2590820Y2 (ja)

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JPH04112144U JPH04112144U (ja) 1992-09-29
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