JPH0122786Y2 - - Google Patents

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JPH0122786Y2
JPH0122786Y2 JP13463984U JP13463984U JPH0122786Y2 JP H0122786 Y2 JPH0122786 Y2 JP H0122786Y2 JP 13463984 U JP13463984 U JP 13463984U JP 13463984 U JP13463984 U JP 13463984U JP H0122786 Y2 JPH0122786 Y2 JP H0122786Y2
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cross
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JP13463984U
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の下部車体構造に関し、特に
シートベルトの下部が取付けられる部分の補強構
造に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車におけるシートベルト下部の取付
部は、アンカナツトが単に補強部材を介してフロ
アに固定されているにすぎないため、衝突等に際
し、シートベルトが乗員拘束機能を発揮して強大
な衝撃荷重が取付部に作用した場合、上記補強部
材がフロアを大きく変形させることとなる。これ
を防止するには補強部材を大型化したり、フロア
の板厚を厚くしなければならず、車体重量が増大
するという欠点がある。
そこで、このような問題を解決するため、例え
ば実公昭56−23176号公報に開示されるように、
補強部材をフロアに固着するだけでなく、該補強
部材の一端部を車体のサイドメンバーに固着し
て、シートベルトからの荷重に対しフロアと共に
上記サイドメンバーで分散支持するようにしたも
のが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記提案のものでは、補強部材の一端
部をサイドメンバーに固着したにすぎないため、
シートベルトからの荷重の分散を十分になしえ
ず、その荷重はほとんどフロアに作用するので、
従来の問題を解決するための有効な手段とは言え
ない嫌いがある。
本考案はかかる点に鑑み、その目的とするとこ
ろは、車体の強度部材としてのサイドメンバーと
クロスメンバーとの結合部に着目し、この結合部
にシートベルト下部の取付部を設けて、シートベ
ルトからの荷重をフロアと共に上記両部材に等し
く分散支持させるようにすることにより、フロア
の板厚等を厚くすることなく、衝突時等のシート
ベルト下部の変形を確実に防止し得るようにする
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体側部に車体前後方向に配置されたサイド
メンバーと、車体の左右方向に配置され、上記サ
イドメンバーに結合されたクロスメンバーとを備
えた自動車の下部車体構造において、上記サイド
メンバーとクロスメンバーとの結合部内方寄りの
フロア下方に、該結合部に向つて延びる断面ハツ
ト状のアンカナツトプレートを配設するととも
に、該アンカナツトプレートの下方に断面逆ハツ
ト状の箱形の補強部材を配設する。そして、上記
アンカナツトプレートの基部にシートベルト下部
を固定するアンカナツトを固着し、かつ該アンカ
ナツトプレートのフランジ部分を上記補強部材に
結合してその両者により閉断面を形成する。一
方、上記補強部材の車体前側フランジおよび車体
内方側フランジをフロア下面に、車体外方側フラ
ンジをサイドメンバーに、単体後側フランジをク
ロスメンバーにそれぞれ接合して該補強部材とフ
ロアとで閉断面を形成したものである。
(作用) 上記構成により、本考案では、シートベルトか
らアンカナツトプレートのアンカナツト固着部
(基部)に作用する荷重は、上記アンカナツトプ
レートと閉断面を形成する補強部材全体に均一に
伝達され、フロアと閉断面を形成する該補強部材
を介してフロアとサイドメンバーとクロスメンバ
ーとの3部材によりほぼ等しく分散支持されるよ
うになり、衝突時等での強大な衝撃荷重に対して
も十分に耐え得るようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図において、1は車体のフロ
ア前部を構成するフロントフロアパネル、2は該
フロントフロアパネル1の側端部に前後方向に配
置されたサイドメンバーとしてのサイドシルであ
る。該サイドシル2は、アウタパネル3とインナ
パネル4とで閉断面状に形成されており、上記イ
ンナパネル4はフロントフロアパネル1の側端部
上面に接合されている。
また、5は上記フロントフロアパネル1の後端
部に車体左右方向に配置されたクロスメンバーで
ある。該クロスメンバー5は、アツパパネル6と
ロアパネル7とで閉断面状に形成されているとと
もに、長手方向(車体左右方向)端部にて上記サ
イドシル2に結合されている。また、上記ロアパ
ネル7の前端部はフロントフロアパネル1の後端
部上面に接合されている。
そして、上記サイドシル2とクロスメンバー5
との結合部内方寄りのフロントフロアパネル1下
方には、該結合部に向つて延びる断面ハツト状の
アンカナツトプレート8が配設されており、さら
に該アンカナツトプレート8の下方には断面逆ハ
ツト状の箱形の補強部材9が配設されている。上
記アンカナツトプレート8の基部8a下面には前
部座席用シートベルト(図示せず)の下部を固定
するアンカナツト10が固着されている。また、
アンカナツトプレート8の側端フランジ8b,8
bは上記補強部材9の底部9a上面に、アンカナ
ツトプレート8の長手方向両端部は補強部材9の
側壁9bにそれぞれ接合されていて、アンカナツ
トプレート8と補強部材9とにより閉断面11が
形成されている。
一方、上記補強部材9の車体前側フランジ9c
および車体内方側フランジ9dはそれぞれ上記フ
ロントフロアパネル1の下面に接合されていると
ともに、補強部材9の車体外方側フランジ9eは
上記サイドシル2のフロントフロアパネル1との
接合部(インナパネル4)に該フロントフロアパ
ネル1を挾んで接合されており、また補強部材9
の車体後側フランジ9fは上記クロスメンバー5
のフロントフロアパネル1との接合部(ロアパネ
ル7前端部)に該フロントフロアパネル1を挾ん
で接合されている。これにより、補強部材9とフ
ロントフロアパネル1とによつて閉断面が形成さ
れている。
尚、12はフロントフロアパネル1にアンカナ
ツト10に対応して設けられたボルト挿通孔であ
り、該ボルト挿通孔12を通してシートベルト下
部を固定するアンカボルト(図示せず)がアンカ
ナツト10に螺合締結されるようになつている。
また、13は補強部材9の底部9aにアンカナツ
ト10との干渉を避けるために設けられた孔であ
る。
したがつて、上記実施例においては、シートベ
ルトからアンカナツトプレート8のアンカナツト
10固着部(基部8a)に作用する荷重は、上記
アンカナツトプレート8と閉断面11を形成する
補強部材9の全体に均一に伝達され、フロントフ
ロアパネル1と閉断面を形成する該補強部材9を
介して、補強部材9の各フランジ9c〜9fが接
合されたフロントフロアパネル1とサイドシル2
とクロスメンバー5との3部材によりほぼ等しく
分散支持される。このため、フロントフロアパネ
ル1の板厚を厚くしなくても衝突時等での強大な
衝撃荷重に対し十分に耐えることができ、シート
ベルト下部の変形を確実に防止してシートベルト
下部の剛性の向上を図ることができる。
しかも、上記補強部材9は、アンカナツトプレ
ート8を下方より囲む程度の小型のものにすぎ
ず、またその形状が断面逆ハツト状の箱形で、ア
ンカナツトプレート8と閉断面11を形成しかつ
フロントフロアパネル1と閉断面を形成するよう
になつているので、板厚を厚くしなくても十分な
剛性を確保することができる。この結果、上述の
如くフロントフロアパネル1の板厚を厚くする必
要がないことと相俟つて車体の軽量化に寄与する
ことができる。
尚、上記実施例では、本考案を、前部座席用シ
ートベルトの下部を取付ける場合に適用したが、
後部座席用シートベルトの下部を取付ける場合等
にも同様に適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、サイドシル2とクロス
メンバー5との結合部分にシートベルト下部を取
付けたが、本考案は、サイドシル2の代わりにメ
インフレームとクロスメンバーとの結合部分に、
上記実施例と同様の構成でもつてシートベルト下
部を取付けるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における自動車の下部車体
構造によれば、シートベルトからアンカナツトプ
レートに作用する荷重に対し、補強部材を介して
フロアとサイドメンバーとクロスメンバーとの3
部材によりほぼ等しく分散支持することができる
ので、衝突時等でのシートベルト下部の変形を確
実に防止でき、シートベルト下部の剛性の向上を
図ることができるとともに、フロアや補強部材の
板厚を厚くする必要がなく、車体の軽量化を図る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
サイドシルとクロスメンバーとの結合部分を車体
内方より見た概略斜視図、第2図はアンカナツト
プレートと補強部材の取付状態を示す概略斜視
図、第3図は第1図の−線における断面図で
ある。 1……フロントフロアパネル、2……サイドシ
ル、5……クロスメンバー、8……アンカナツト
プレート、8a……基部、8b……側端フラン
ジ、9……補強部材、9a……底部、9b……側
壁、9c……車体前側フランジ、9d……車体内
方側フランジ、9e……車体外方側フランジ、9
f……車体後側フランジ、10……アンカナツ
ト、11……閉断面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体側部に車体前後方向に配置されたサイドメ
    ンバーと、車体の左右方向に配置され、上記サイ
    ドメンバーに結合されたクロスメンバーとを備
    え、 上記サイドメンバーとクロスメンバーとの結合
    部内方寄りのフロア下方には、該結合部に向つて
    延びる断面ハツト状のアンカナツトプレートが配
    設され、該アンカナツトプレートの下方には断面
    逆ハツト状の箱形の補強部材が配設されており、 上記アンカナツトプレートは、その基部にシー
    トベルト下部を固定するアンカナツトが固着され
    ているとともに、該アンカナツトプレートのフラ
    ンジ部分が上記補強部材に結合されて該補強部材
    と閉断面を形成しており、 上記補強部材は、その車体前側フランジおよび
    車体内方側フランジがフロア下面に、車体外方側
    フランジがサイドメンバーに、車体後側フランジ
    がクロスメンバーにそれぞれ接合されてフロアと
    閉断面を形成していることを特徴とする自動車の
    下部車体構造。
JP13463984U 1984-09-05 1984-09-05 Expired JPH0122786Y2 (ja)

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JP13463984U JPH0122786Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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JP13463984U JPH0122786Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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Publication Number Publication Date
JPS6148881U JPS6148881U (ja) 1986-04-02
JPH0122786Y2 true JPH0122786Y2 (ja) 1989-07-10

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JP13463984U Expired JPH0122786Y2 (ja) 1984-09-05 1984-09-05

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