JP2966679B2 - シートベルト巻取装置の取付部補強構造 - Google Patents

シートベルト巻取装置の取付部補強構造

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JP2966679B2 JP5026151A JP2615193A JP2966679B2 JP 2966679 B2 JP2966679 B2 JP 2966679B2 JP 5026151 A JP5026151 A JP 5026151A JP 2615193 A JP2615193 A JP 2615193A JP 2966679 B2 JP2966679 B2 JP 2966679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートベルト巻取装置
の取付部補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車では、通常、シートにシー
トベルトが付設されており、運転者その他の乗員が自動
車の運転中、このシートベルトを装着できるようになっ
ている。図7はこのようなシートベルトを設けた自動車
のセンターピラー近傍を示す図面、図8はサイドシル近
傍の拡大図で、図中、100はセンターピラー、101
はサイドシル、102はシートベルトを示し、シートベ
ルト102の端部は、巻取装置103内に取付けられ、
シートベルト102はこの巻取装置103の方向に一定
の力で引かれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記巻取装
置103は通常、センターピラー100内に収納される
が、軽自動車等では巻取装置103をセンターピラー1
00内に収納しきれないので、図7に示すようにこの巻
取装置103をサイドシル101内に収納することが行
われ、この場合、サイドシルを構成するアンカーロアパ
ネル104に巻取装置103を固定する。しかしなが
ら、このような構造では、シートベルト102が図8の
A方向に強く引かれるとサイドシル101が前後方向に
長い筒体であることから図9に示すようにこのアンカー
ロアパネル104が座屈してしまう虞れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、サイドシルのアンカーロアパネルをシートベ
ルト巻取装置の取付部として構成した車両において、
ンカーロアパネルに、シートベルト巻取装置を取付ける
ための開口を形成し、この開口の周辺に且つアンカーロ
アパネルの裏面に補強カバーを固設し、この補強カバー
とアンカーロアパネルとシートベルト巻取装置のフラン
ジとをボルトにて共締めし、さらに、補強カバーで少な
くともシートベルト巻取装置の下半分を覆ったことを特
徴とする。
【0005】
【作用】補強カバーは、シートベルト巻取装置の少なく
とも下半分を覆うカバーである。このカバーを、アンカ
ーロアパネルの裏面に、且つ、シートベルト巻取装置を
取付けるための開口の周辺に、固設した。この結果、
ンカーロアパネルを補強することができ、アンカーロア
パネルの座屈を防止することができる。さらに、アンカ
ーロアパネルと補強カバーとシートベルト巻取装置のフ
ランジとを共締めした。共締めであれば、補強カバーで
アンカーロアパネルのボルト止め部分を補強することが
できる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適1実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は自動車の右側のサイドシル近傍
の縦断面図を示し、図中、1はセンターピラー、2はサ
イドシルで、前記センターピラー1は、アウターパネル
3と、インナーパネル4から構成され、サイドシル2は
アンカーロアパネル5とアウターパネル6から構成され
ている。又、図中、7は内装パネルを示す。前記アンカ
ーロアパネル5は、図2に示すように略板状をなし、こ
のアンカーロアパネル5の中央には略矩形の開口5aを
形成し、開口5aの下側には小さい円形の孔5bを形成
する。又、開口5aの上方部分には車体側へ膨出する膨
出部5cを形成し、この膨出部5cには開口5d、及び
孔5eを形成し、膨出部5cの車体側の面には孔5eに
合せてナット8を固設する。
【0007】前記開口5a内には図1に示すようにシー
トベルト9の巻取装置10を臨ませ、この巻取装置10
の上下にはフランジ10a、10bを設ける。前記フラ
ンジ10aの上端には屈曲部10cを形成し、この屈曲
部10cを膨出部5cの開口5dに係止する。又、フラ
ンジ10aには開口10dを形成し、この開口10d、
及び膨出部5cの開口5eにボルトB1を挿通させると
ともにこのボルトB1の先端を前記ナット8に螺着す
る。又、フランジ10bには孔10fを形成し、この孔
10f、及び孔5bにボルトB2を挿通させ、このボル
トB2の先端を後述する補強カバー12の座金付きナッ
ト13に螺合させ、以上により巻取装置10をアンカー
ロアパネル5に固定する。
【0008】前記巻取装置10下部の外側には補強カバ
ー12を設け、この補強カバー12は図3に示すように
中央部12aと、左右の側面部12b、12cから成
り、中央部12aの外端側は湾曲しつつ上方に起立して
覆い部12dを形成し、この覆い部12dが巻取装置1
0の略下半分を覆う。尚、本実施例では覆い部12dは
巻取装置10の略下半分を覆うようにしたが、これは巻
取装置10の全体を覆うものであってもよいことは勿論
である。前記中央部12aのほぼ中央には上方へ半円筒
状に膨出する膨出部12eを形成し、この膨出部12e
の端面12fには孔12gを形成し、端面12fの外面
側には開口12gに合せて座金付きナット13を固定す
る。
【0009】図3に示すように前記中央部12a、側面
部12b、12cの内端側には取付けフランジ12h、
12i,12jを形成し、これらの取付けフランジ12
h、12i,12jにシール材(ゴム系シーラー)を塗
布するとともにこれらのフランジ12h、12i,1
2jをアンカーロアパネル5の開口5aの周辺に、しか
も、図1及び図4に示すようにアンカーロアパネル5の
裏面に当接させてスポット溶接する。更には孔10
f、5bを挿通する前記ボルトB2を孔12gに挿通さ
せるとともにこのボルトB2の先端を孔座金付きナット
13に螺着し、即ち、フランジ10b、アンカーロアパ
ネル5、補強カバー12の端面12fをボルトB2で共
締し、以上により補強カバー12をアンカーロアパネル
5に固定する。図4は補強カバー12を取付けた状態で
のアンカーロアパネル5の拡大正面図で、この図の一点
鎖線で示す部分Cがシール材を塗布した部分であり、×
で示した部分がスポット溶接した部分である。
【0010】以上に於いて、上述した本実施例の構造に
よれば、巻取装置10の下半分を覆う補強カバー12を
アンカーロアパネル5に設け、特にこのカバー12は開
口5aの周辺部分に固定するので、シートベルト9から
の引張力が巻取装置10を介してアンカーロアパネル5
に加わっても(図1のD方向)、アンカーロアパネル5
がこの方向に座屈するのを防止することができる。又、
従来においては図10に示すように巻取装置103とア
ンカーロアパネル104の取付孔から車体内に向かって
矢印のように水が侵入する虞れがあったが、本実施例で
は上述のように補強カバー12とアンカーロアパネル5
との間にシール材を設けるので、従来のように水が車体
側に侵入するのを防止することができる。
【0011】尚、図5は、車体左側のアンダーロアパネ
ル5の斜視図、図6は同じく車体左側の補強カバー12
の斜視図を示す。これらの図面に示すように車体左側の
アンダーロアパネル5、補強カバー12は、前述した車
体右側のアンダーロアパネル5、補強カバー12と左右
対称なのを除いてほとんど同様の構成になっており、特
に大きな違いはない。従って特に詳述はしないが、前記
車体右側のアンダーロアパネル5、補強カバー12と同
様の部分には同じ番号を付しておく。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アン
カーロアパネルに、シートベルト巻取装置を取付けるた
めの開口を形成し、この開口の周辺に且つアンカーロア
パネルの裏面に、シートベルト巻取装置の少なくとも下
半分を覆う補強カバーを固設することにより、アンカー
ロアパネルを補強することができ、アンカーロアパネル
の座屈を防止することができる。さらには、アンカーロ
アパネルと、アンカーロアパネルに固設した補強カバー
と、シートベルト巻取装置のフランジとを、ボルトにて
共締めしたので、補強カバーでアンカーロアパネルのボ
ルト止め部分を補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドシル近傍の縦断面図。
【図2】車体右側のアンダーロアパネルの斜視図。
【図3】車体右側の補強カバーの斜視図。
【図4】補強カバーを取付けた状態でのアンカーロアパ
ネルの拡大正面図。
【図5】車体左側のアンダーロアパネルの斜視図。
【図6】車体左側の補強カバーの斜視図。
【図7】従来の構造によるセンターピラー近傍を示す
図。
【図8】図7の要部拡大図。
【図9】従来のアンダーロアパネルの座屈状態を示す
図。
【図10】従来に於けるアンダーロアパネルと巻取装置
との取付部分からの水の侵入を示す図。
【符号の説明】
2…サイドシル 5…アンカーロアパネル 9…シートベルト 10…シートベルト巻取装置 12…補強カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 22/34 B60R 22/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドシルのアンカーロアパネルをシー
    トベルト巻取装置の取付部として構成した車両におい
    て、前記アンカーロアパネルに、前記シートベルト巻取
    装置を取付けるための開口を形成し、この開口の周辺に
    且つアンカーロアパネルの裏面に補強カバーを固設し、
    この補強カバーとアンカーロアパネルと前記シートベル
    ト巻取装置のフランジとをボルトにて共締めし、さら
    に、補強カバーで少なくとも前記シートベルト巻取装置
    の下半分を覆ったことを特徴とするシートベルト巻取装
    置の取付部補強構造。
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