JP2590748Y2 - 軌道用作業車の安全装置 - Google Patents
軌道用作業車の安全装置Info
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- JP2590748Y2 JP2590748Y2 JP1993074786U JP7478693U JP2590748Y2 JP 2590748 Y2 JP2590748 Y2 JP 2590748Y2 JP 1993074786 U JP1993074786 U JP 1993074786U JP 7478693 U JP7478693 U JP 7478693U JP 2590748 Y2 JP2590748 Y2 JP 2590748Y2
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- jack
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軌道を走行して作業を
行う軌道用作業車の安全装置に関する。
行う軌道用作業車の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道用作業車は、車体にトロリ線の保守
・点検作業等に用いられる作業装置を搭載しており、車
体の前後左右には、軌道を走行するための軌道走行用車
輪が取り付けられている。また、この作業車の車体の前
後左右には、上記作業装置等を作動させる際に車体の安
定を確保するため、車体を地面に対して支持するジャッ
キが取り付けられる。なお、このジャッキによって車体
を支持する場合には、車体の安定度を高めるため、軌道
走行用車輪が軌道から若干離れるように、ジャッキによ
り車体を持ち上げることが望ましい。
・点検作業等に用いられる作業装置を搭載しており、車
体の前後左右には、軌道を走行するための軌道走行用車
輪が取り付けられている。また、この作業車の車体の前
後左右には、上記作業装置等を作動させる際に車体の安
定を確保するため、車体を地面に対して支持するジャッ
キが取り付けられる。なお、このジャッキによって車体
を支持する場合には、車体の安定度を高めるため、軌道
走行用車輪が軌道から若干離れるように、ジャッキによ
り車体を持ち上げることが望ましい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、トロリ
線の保守・点検作業は電車の運行に差し支えがないよう
に夜間に行われる場合が多い。そしてこの場合におい
て、ジャッキ使用時に軌道走行用車輪が確実に軌道から
離れているか否かを目視により判断することは、暗くて
困難であるという問題がある。
線の保守・点検作業は電車の運行に差し支えがないよう
に夜間に行われる場合が多い。そしてこの場合におい
て、ジャッキ使用時に軌道走行用車輪が確実に軌道から
離れているか否かを目視により判断することは、暗くて
困難であるという問題がある。
【0004】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、目視による軌道走行用車輪の軌道からの
離脱確認を行わなくても車体の安定を確保できるように
した軌道用作業車の安全装置を提供することを目的とし
ている。
たものであり、目視による軌道走行用車輪の軌道からの
離脱確認を行わなくても車体の安定を確保できるように
した軌道用作業車の安全装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案の安全装置は、軌道走行用車輪が軌道に接し
ているか否かを検出する車輪接軌検出手段と、ジャッキ
が車体を支持するために使用されているときに、車輪接
軌検出手段により車輪が軌道に接していることが検出さ
れたときに警報作動を行う警報手段とから構成される。
めに本考案の安全装置は、軌道走行用車輪が軌道に接し
ているか否かを検出する車輪接軌検出手段と、ジャッキ
が車体を支持するために使用されているときに、車輪接
軌検出手段により車輪が軌道に接していることが検出さ
れたときに警報作動を行う警報手段とから構成される。
【0006】
【作用】このような安全装置では、ジャッキが作動して
いる間に、車輪接軌検出手段によって軌道走行用車輪の
軌道への接触が検出されたときは、警報手段によって警
報ブザーや警報ランプを作動させて警報を行ったり、ブ
ームの作動を規制して警報を行ったりする。これによ
り、作業者は暗い中で各車輪を見て回らなくてもまだそ
れらが軌道に接していることを判断でき、車体の不安定
支持状態での作業を回避できる。この後、ジャッキによ
ってさらに車体を持ち上げて各車輪を軌道から離脱させ
れば、車体が安定に支持されたものとして上記警報作動
は解除され、作業装置によって作業を行うことができ
る。
いる間に、車輪接軌検出手段によって軌道走行用車輪の
軌道への接触が検出されたときは、警報手段によって警
報ブザーや警報ランプを作動させて警報を行ったり、ブ
ームの作動を規制して警報を行ったりする。これによ
り、作業者は暗い中で各車輪を見て回らなくてもまだそ
れらが軌道に接していることを判断でき、車体の不安定
支持状態での作業を回避できる。この後、ジャッキによ
ってさらに車体を持ち上げて各車輪を軌道から離脱させ
れば、車体が安定に支持されたものとして上記警報作動
は解除され、作業装置によって作業を行うことができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
る安全装置を備えた軌陸両用高所作業車を示している。
この高所作業車1は、トラック2をベースとして構成さ
れており、車体2aの下側前後左右に取り付けられた道
路走行用車輪(前部に取り付けられた操向輪3aおよび
後部に取り付けられた駆動輪3b)により、道路を走行
することができる。また、車体2aの下側前後左右に
は、これら車輪3a,3bに隣接して軌道走行用鉄輪4
が取り付けられている。
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
る安全装置を備えた軌陸両用高所作業車を示している。
この高所作業車1は、トラック2をベースとして構成さ
れており、車体2aの下側前後左右に取り付けられた道
路走行用車輪(前部に取り付けられた操向輪3aおよび
後部に取り付けられた駆動輪3b)により、道路を走行
することができる。また、車体2aの下側前後左右に
は、これら車輪3a,3bに隣接して軌道走行用鉄輪4
が取り付けられている。
【0008】この鉄輪4は、図2に詳しく示すように、
車体2aの側面に取り付けられた支持部材5の下部に上
下方向に揺動自在に枢着された揺動板6に回転自在に支
持されている。支持部材5の上部と揺動板6の上部間に
は、油圧張出シリンダ7がシリンダ取付用ピン7aによ
って取り付けられている。なお、ピン7aと支持部材5
の上部に形成されてピン7aを受容保持するピン保持穴
5aとの間には、所定のガタGが設けられている。この
ように取り付けられた車輪4は、図1に示すように、張
出シリンダ7の伸縮作動によって、揺動板6とともに車
体2aの下方に張り出したり車体2aの側面近傍に格納
されたりする。
車体2aの側面に取り付けられた支持部材5の下部に上
下方向に揺動自在に枢着された揺動板6に回転自在に支
持されている。支持部材5の上部と揺動板6の上部間に
は、油圧張出シリンダ7がシリンダ取付用ピン7aによ
って取り付けられている。なお、ピン7aと支持部材5
の上部に形成されてピン7aを受容保持するピン保持穴
5aとの間には、所定のガタGが設けられている。この
ように取り付けられた車輪4は、図1に示すように、張
出シリンダ7の伸縮作動によって、揺動板6とともに車
体2aの下方に張り出したり車体2aの側面近傍に格納
されたりする。
【0009】また、車体2aの下部中央には、センター
ジャッキ8が取り付けられている。このセンタージャッ
キ8は、車体2aの下方に伸長作動して下端部を接地さ
せ、さらに伸長作動することによって車体2aを地面か
ら持ち上げることができる。なお、センタージャッキ8
と車体2aとは相互に水平旋回が自在となっており、車
体2aはセンタージャッキ8による持ち上げ状態におい
て地面に対して向きを変えることができる。
ジャッキ8が取り付けられている。このセンタージャッ
キ8は、車体2aの下方に伸長作動して下端部を接地さ
せ、さらに伸長作動することによって車体2aを地面か
ら持ち上げることができる。なお、センタージャッキ8
と車体2aとは相互に水平旋回が自在となっており、車
体2aはセンタージャッキ8による持ち上げ状態におい
て地面に対して向きを変えることができる。
【0010】さらに、車体2aの前後左右の4箇所に
は、サイドジャッキ9が取り付けられている。このサイ
ドジャッキ9は、車体2aの側方に張出作動するととも
に、下方に伸長作動(ジャッキ作動)して下端部を接地
させることによって、車体2aを地面に対して支持す
る。
は、サイドジャッキ9が取り付けられている。このサイ
ドジャッキ9は、車体2aの側方に張出作動するととも
に、下方に伸長作動(ジャッキ作動)して下端部を接地
させることによって、車体2aを地面に対して支持す
る。
【0011】一方、車体2aの上部には、高所作業装置
10が取り付けられている。この高所作業装置10は、
車体2aの前部に、車体2aに対して水平旋回が自在に
取り付けられた旋回台11と、この旋回台11の上部に
取り付けられたブーム12とから構成されている。ブー
ム12は、旋回台11に起伏自在に取り付けられた基端
ブーム12aと、この基端ブーム12a内に長手方向に
伸縮自在に挿入された中間ブーム12bと、この中間ブ
ーム12b内に長手方向に伸縮自在に挿入された先端ブ
ーム12cとから構成されている。先端ブーム12cの
先端には、作業台13が取り付けられている。この作業
台13は、図示しないレベリング装置によってブーム1
2の起伏状態にかかわらず水平に保持される。
10が取り付けられている。この高所作業装置10は、
車体2aの前部に、車体2aに対して水平旋回が自在に
取り付けられた旋回台11と、この旋回台11の上部に
取り付けられたブーム12とから構成されている。ブー
ム12は、旋回台11に起伏自在に取り付けられた基端
ブーム12aと、この基端ブーム12a内に長手方向に
伸縮自在に挿入された中間ブーム12bと、この中間ブ
ーム12b内に長手方向に伸縮自在に挿入された先端ブ
ーム12cとから構成されている。先端ブーム12cの
先端には、作業台13が取り付けられている。この作業
台13は、図示しないレベリング装置によってブーム1
2の起伏状態にかかわらず水平に保持される。
【0012】このように構成された高所作業車1は、レ
ールRの上方に張架されたトロリ線(図示せず)の保守
・点検作業(以下、これらを高所作業という。)を行な
う現場近くまでは、普通の道路を走行する。この際、各
鉄輪4は車体2aに対して格納しておく。高所作業車1
は、現場近くの踏切上にてレールRを横切るように停止
する。そして、センタージャッキ8を伸長作動させて車
体2aを持ち上げるとともに、車体2aをレールRに平
行になるように水平旋回させる。この際、各鉄輪4を下
方に張り出す。次に、センタージャッキ8を縮小作動さ
せて車体2aを下降させ、各鉄輪4をレールR上に乗せ
る。各鉄輪4がレールR上に乗ると、駆動輪3bもレー
ルRに当接する。このため、駆動輪3bを回転させれ
ば、高所作業車1はレールR上を走行して作業現場まで
移動することができる。作業現場に到着した高所作業車
1は、各サイドジャッキ9を張り出して車体2aを支持
させる。
ールRの上方に張架されたトロリ線(図示せず)の保守
・点検作業(以下、これらを高所作業という。)を行な
う現場近くまでは、普通の道路を走行する。この際、各
鉄輪4は車体2aに対して格納しておく。高所作業車1
は、現場近くの踏切上にてレールRを横切るように停止
する。そして、センタージャッキ8を伸長作動させて車
体2aを持ち上げるとともに、車体2aをレールRに平
行になるように水平旋回させる。この際、各鉄輪4を下
方に張り出す。次に、センタージャッキ8を縮小作動さ
せて車体2aを下降させ、各鉄輪4をレールR上に乗せ
る。各鉄輪4がレールR上に乗ると、駆動輪3bもレー
ルRに当接する。このため、駆動輪3bを回転させれ
ば、高所作業車1はレールR上を走行して作業現場まで
移動することができる。作業現場に到着した高所作業車
1は、各サイドジャッキ9を張り出して車体2aを支持
させる。
【0013】そして、高所作業車1には、このようなサ
イドジャッキ9による車体2aの安定支持を確保するた
めに、本考案に係る安全装置が取り付けられている。こ
の安全装置30は、図3に示すように、支持操作検出器
31と、接軌検出器32と、コントローラ33と、ブザ
ー34とから構成されている。
イドジャッキ9による車体2aの安定支持を確保するた
めに、本考案に係る安全装置が取り付けられている。こ
の安全装置30は、図3に示すように、支持操作検出器
31と、接軌検出器32と、コントローラ33と、ブザ
ー34とから構成されている。
【0014】支持操作検出器31は、サイドジャッキ9
にジャッキ作動を行わせるよう指示するための操作スイ
ッチ(図示せず)に取り付けられ、サイドジャッキ9が
ジャッキ作動中か否か、即ち、車体2aを支持するため
に使用されているか否かを検出するためのものである。
この支持操作検出器31は、上記操作スイッチがオン操
作されている間(サイドジャッキ9はこの間ジャッキ作
動し続ける)、検出信号(電気信号)を出力する。
にジャッキ作動を行わせるよう指示するための操作スイ
ッチ(図示せず)に取り付けられ、サイドジャッキ9が
ジャッキ作動中か否か、即ち、車体2aを支持するため
に使用されているか否かを検出するためのものである。
この支持操作検出器31は、上記操作スイッチがオン操
作されている間(サイドジャッキ9はこの間ジャッキ作
動し続ける)、検出信号(電気信号)を出力する。
【0015】接軌検出器32は、図2に詳しく示すよう
に、支持部材5の上部に取り付けられたリミットスイッ
チからなり、下方に張り出された鉄輪4がレールRに接
している(接軌している)か否かを検出するためのもの
である。この接軌検出器32は、上方に向かって突出・
引込み自在なスイッチロッド32aを有している。張出
シリンダ7の上端部には、スイッチングプレート36が
接軌検出器32の上方に延びるように取り付けられてい
る。このスイッチングプレート36は、張出シリンダ7
が、上述したシリンダ取付用ピン7aとピン保持穴5a
との間に形成されたガタGの範囲内で上動状態にあると
きは、図中に鎖線で示すように接軌検出器32のスイッ
チロッド32aから離脱する。一方、張出シリンダ7が
ガタGの範囲内で下動状態にあるときはスイッチロッド
32aを下方に押し込む。接軌検出器32は、スイッチ
ロッド32aが上方に突出しているときは検出信号(電
気信号)を出力し、スイッチロッド32aが押し込まれ
たときは検出信号の出力を停止する。
に、支持部材5の上部に取り付けられたリミットスイッ
チからなり、下方に張り出された鉄輪4がレールRに接
している(接軌している)か否かを検出するためのもの
である。この接軌検出器32は、上方に向かって突出・
引込み自在なスイッチロッド32aを有している。張出
シリンダ7の上端部には、スイッチングプレート36が
接軌検出器32の上方に延びるように取り付けられてい
る。このスイッチングプレート36は、張出シリンダ7
が、上述したシリンダ取付用ピン7aとピン保持穴5a
との間に形成されたガタGの範囲内で上動状態にあると
きは、図中に鎖線で示すように接軌検出器32のスイッ
チロッド32aから離脱する。一方、張出シリンダ7が
ガタGの範囲内で下動状態にあるときはスイッチロッド
32aを下方に押し込む。接軌検出器32は、スイッチ
ロッド32aが上方に突出しているときは検出信号(電
気信号)を出力し、スイッチロッド32aが押し込まれ
たときは検出信号の出力を停止する。
【0016】コントローラ33には、支持検出器31お
よび接軌検出器32から出力された検出信号が入力され
る。このコントローラ33は、これら両検出器31,3
2からの検出信号が双方とも入力されたときに警報信号
(電気信号)を出力する。また、ブザー34は、コント
ローラ33からの警報信号を受けたときに、警報音を発
生する。
よび接軌検出器32から出力された検出信号が入力され
る。このコントローラ33は、これら両検出器31,3
2からの検出信号が双方とも入力されたときに警報信号
(電気信号)を出力する。また、ブザー34は、コント
ローラ33からの警報信号を受けたときに、警報音を発
生する。
【0017】次に、このように構成された安全装置30
の作動について説明する。センタージャッキ8の作動に
より各鉄輪4がレールRに載せられた後、サイドジャッ
キ9が下方への伸長作動を開始すると、支持操作検出器
31から検出信号が出力され、コントローラ33に入力
される。サイドジャッキ9がある程度伸長して下端部が
接地したにもかかわらず、各鉄輪4がまだレールRに接
している場合、即ち、サイドジャッキ9の伸長量が不足
している場合には、図2に鎖線で示すように、張出シリ
ンダ7,揺動板6および鉄輪4が上記ガタGの範囲内で
上動状態になっており、スイッチングプレート36は接
軌検出器32のスイッチロッド32aから離脱してい
る。このため、接軌検出器32から検出信号が出力さ
れ、コントローラ33に入力される。コントローラ33
は警報信号をブザー34に送出し、このブザー34に警
報音を発生させる。この警報音を聞いた作業者(図示せ
ず)は、さらにサイドジャッキ9を伸長せる必要がある
ことを、いちいち各鉄輪4を見て回らなくても認識する
ことができ、暗い夜間においても車体2aが不安定な状
態での高所作業を確実に回避することができる。
の作動について説明する。センタージャッキ8の作動に
より各鉄輪4がレールRに載せられた後、サイドジャッ
キ9が下方への伸長作動を開始すると、支持操作検出器
31から検出信号が出力され、コントローラ33に入力
される。サイドジャッキ9がある程度伸長して下端部が
接地したにもかかわらず、各鉄輪4がまだレールRに接
している場合、即ち、サイドジャッキ9の伸長量が不足
している場合には、図2に鎖線で示すように、張出シリ
ンダ7,揺動板6および鉄輪4が上記ガタGの範囲内で
上動状態になっており、スイッチングプレート36は接
軌検出器32のスイッチロッド32aから離脱してい
る。このため、接軌検出器32から検出信号が出力さ
れ、コントローラ33に入力される。コントローラ33
は警報信号をブザー34に送出し、このブザー34に警
報音を発生させる。この警報音を聞いた作業者(図示せ
ず)は、さらにサイドジャッキ9を伸長せる必要がある
ことを、いちいち各鉄輪4を見て回らなくても認識する
ことができ、暗い夜間においても車体2aが不安定な状
態での高所作業を確実に回避することができる。
【0018】サイドジャッキ9がさらに伸長して各鉄輪
4がレールRから離脱するように車体2aが持ち上げら
れ、車体2aの安定支持が完了した場合には、図2に実
線で示すように、張出シリンダ7,揺動板6および鉄輪
4が上記ガタGの範囲内で下動状態になり、スイッチン
グプレート36はスイッチロッド32aを押し込む。こ
のため、コントローラ33に接軌検出器32からの検出
信号が入力されなくなり、コントローラ33は警報信号
の出力を停止する。このため、作業者は車体2aが安定
に支持されたものと判断でき、作業台13に搭乗して自
由に高所作業を行うことができる。
4がレールRから離脱するように車体2aが持ち上げら
れ、車体2aの安定支持が完了した場合には、図2に実
線で示すように、張出シリンダ7,揺動板6および鉄輪
4が上記ガタGの範囲内で下動状態になり、スイッチン
グプレート36はスイッチロッド32aを押し込む。こ
のため、コントローラ33に接軌検出器32からの検出
信号が入力されなくなり、コントローラ33は警報信号
の出力を停止する。このため、作業者は車体2aが安定
に支持されたものと判断でき、作業台13に搭乗して自
由に高所作業を行うことができる。
【0019】なお、上記実施例では警報手段としてブザ
ーを例示したが、本考案に係る安全装置ではこれに限ら
れず、警報手段としてランプ(図示せず)やブーム12
の作動を規制する規制器35(図2参照)を用いてもよ
い。
ーを例示したが、本考案に係る安全装置ではこれに限ら
れず、警報手段としてランプ(図示せず)やブーム12
の作動を規制する規制器35(図2参照)を用いてもよ
い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案の安全装置を
用いれば、ジャッキが車体を支持するために作動して
も、軌道走行用車輪が軌道に接している限り所定の警報
作動が行われる。このため、車輪が軌道から離脱したか
否かを目視点検することなく、車体の不安定支持状態に
おける作業を確実に防止し、軌道上における作業の安全
を確保することができる。
用いれば、ジャッキが車体を支持するために作動して
も、軌道走行用車輪が軌道に接している限り所定の警報
作動が行われる。このため、車輪が軌道から離脱したか
否かを目視点検することなく、車体の不安定支持状態に
おける作業を確実に防止し、軌道上における作業の安全
を確保することができる。
【図1】本考案に係る安全装置を備えた軌陸両用高所作
業車の側面図である。
業車の側面図である。
【図2】上記高所作業車の鉄輪周辺の拡大図である。
【図3】上記安全装置のブロック図である。
1 軌陸両用高所作業車 4 軌道走行用鉄輪 5 支持部材 6 揺動板 7 張出シリンダ 10 高所作業装置 30 安全装置 34 ブザー G ガタ
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の前後左右に、軌道を走行するため
の軌道走行用車輪と、前記車体を支持するためのジャッ
キとが取り付けられてなる軌道用作業車の安全装置であ
って、 前記軌道走行用車輪が前記軌道に接しているか否かを検
出する車輪接軌検出手段と、 前記ジャッキが前記車体を支持するために使用されてい
るときに、前記車輪接軌検出手段により前記軌道走行用
車輪が前記軌道に接していることが検出されたときに警
報作動を行う警報手段とから構成されることを特徴とす
る軌道用作業車の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074786U JP2590748Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 軌道用作業車の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993074786U JP2590748Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 軌道用作業車の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740700U JPH0740700U (ja) | 1995-07-21 |
JP2590748Y2 true JP2590748Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13557327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993074786U Expired - Lifetime JP2590748Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 軌道用作業車の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590748Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110848A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Tadano Ltd | 軌道作業車 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000038292A (ja) * | 1998-07-23 | 2000-02-08 | Tadano Ltd | 軌陸用作業車 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993074786U patent/JP2590748Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110848A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Tadano Ltd | 軌道作業車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740700U (ja) | 1995-07-21 |
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