JP2587462Y2 - 回転位置検出器 - Google Patents

回転位置検出器

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JP2587462Y2
JP2587462Y2 JP1992043424U JP4342492U JP2587462Y2 JP 2587462 Y2 JP2587462 Y2 JP 2587462Y2 JP 1992043424 U JP1992043424 U JP 1992043424U JP 4342492 U JP4342492 U JP 4342492U JP 2587462 Y2 JP2587462 Y2 JP 2587462Y2
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shaft
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spring
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仁 野尻
喬 長瀬
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Yaskawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータなどの回転機械
の回転位置を検出する回転位置検出器に関し、特に、回
転機械の回転軸と回転位置検出器の回転軸との結合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、モータシャフトに回転位
置検出器の回転軸を結合してモータの回転位置を検出す
る場合、図3に示すように、モータシャフト1の先端に
テーパ部11を設け、検出器シャフト2の端部にはテー
パ穴21を設けて、モータシャフト1のテーパ部11と
検出器シャフト2のテーパ穴21とを嵌合させて、ボル
ト22により締め付けてある。検出器シャフト2にはス
リットディスク3を固定し、検出器シャフト2を軸受4
を介して検出器ブラケット5に支持している。検出器ブ
ラケット5には光電検出器6を固定してスリットディス
ク3の回転位置を検出するようにしてある。検出器ブラ
ケット5は板バネ6を介してモータブラケット7に結合
し、モータシャフト1の軸方向変位を板バネ6によって
吸収するようにしたものが開示されている(例えば、実
開平3−88120号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、モータシャフト1と検出器シャフト2が直接結合さ
れているので、モータの回転部分のアンバランスや負荷
の変動などにより発生するモータシャフト1の振動がそ
のまま検出器シャフト2に伝わる。そのため、検出器シ
ャフトに2に固定したスリットディスク3が振動すると
ともに、軸受4を介して検出器ブラケット5および光電
検出器6が振動し、異常な検出信号や異常音が発生する
という問題があった。また、板バネ6は軸方向の振動や
変位は吸収するが、半径方向の振動や変位は吸収できな
いという問題もあった。本考案は、モータシャフトの振
動が直接検出器シャフトに伝わらず、かつ軸方向および
半径方向の変位を同時に吸収する品質の安定した回転位
置検出器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するため、モータシャフトの先端部に固定した弾性を
有するカップリングと、前記カップリングに固定した中
空状の検出器シャフトと、前記検出器シャフトにその軸
心と同心に固定したスリットディスクと、前記検出器シ
ャフトの外周部に軸受を介して取り付けた検出器ブラケ
ットと、前記検出器ブラケットに取り付けられ前記スリ
ットディスクの近傍に設けた光電検出器と、を備えた回
転位置検出器において、前記カップリングは、大径部と
小径部を有する中空円筒であり、前記大径部を前記モー
タシャフトの先端部と結合する取り付け部とし、前記小
径部をその端部に前記検出器シャフトと結合するナット
部と、前記ナット部と前記大径部の取り付け部の端部と
の間に溝を設けたバネ部と したものである。 また、前記
バネ部に設けた溝を螺旋状にし、前記バネ部と前記検出
器シャフトの内壁との間に間隙を設けた構成にしてもよ
い。
【0005】
【作用】モータシャフトと検出器シャフトの間に設けた
カップリングのバネ部はトルクは伝達するが、軸方向
よび半径方向の変位と振動を吸収するようにしてあるの
で、モータシャフトの熱膨張による軸方向の変位やモー
タの回転部分からモータシャフトに伝達される振動はカ
ップリングのバネ部により吸収される。したがって、検
出器シャフトに固定したスリットディスクが振動するこ
とを防ぐことができる。
【0006】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図1は本考案の実施例を示す側断面図で、検出器シャフ
ト2にスリットディスク3を固定し、検出器シャフト2
を軸受4を介して検出器ブラケット5に支持し、検出器
ブラケット5に光電検出器6を固定してスリットディス
ク3の回転位置を検出するようにした構成は従来例とほ
ぼ同じである。従来例と異なるのは次の点である。すな
わち、モータシャフト1の先端部12と検出器シャフト
2とを、軸方向および半径方向の変位と振動を吸収カッ
プリング8によって固定した点である。カップリング8
は図2に示すように、一方端に設けた中空円板状の取り
付け部81と円筒状のバネ部82と他方端に設けた雌螺
子を有するナット部83とから構成されている。バネ部
82には螺旋状に溝82Aを設けて軸方向にのみ弾性を
備え、トルクは伝達するが、軸方向および半径方向の変
位と振動を吸収するようにしてある。なお、バネ部82
はコイルスプリングで形成してもよい。取り付け部81
はネジ81Aによりモータシャフト1の先端部12に固
定され、ナット部83は中空の検出器シャフト2の一方
の開口部から内側を通し、反対側の端部付近に設けた嵌
合穴23に嵌合させて検出器シャフト2と結合し、ボル
ト22をナット部83の雌螺子にねじ込むことによりモ
ータシャフト1と検出器シャフト2を結合してある。し
たがって、バネ部82およびナット部83は検出器シャ
フト2の内側に装入されている。検出器シャフト2は軸
受4を介して検出器ブラケット5に支持させている。検
出器ブラケット5はモータブラケット7に直接結合して
ある。モータシャフト1のトルクはカップリング8によ
って検出器シャフト2に伝達されるが、モータシャフト
1の熱膨張による軸方向の変位やモータの回転部分から
モータシャフトに伝達される振動はカップリング8のバ
ネ部82により吸収される。また、カップリング8のバ
ネ部82およびナット部83は検出器シャフト2の内側
に装入されるので、カップリング8を取りつけることに
よって軸方向の長さが長くなることはない。また、カッ
プリング8のバネ部82の長さは、バネ部82の軸方向
の肉厚を薄くすることにより従来例で使用したテーパ軸
より短くできるので、カップリング8の全長が短くな
り、回転位置検出器を直結した時のモータの長さを短く
することができる。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、モ
ータシャフトの熱膨張による軸方向の変位やモータの回
転部分からモータシャフトに伝達される振動は、モータ
シャフトと検出器シャフトの間に設けたカップリングの
バネ部により吸収されるので、モータシャフトの振動が
直接検出器シャフトに伝わらなくなる。したがって、検
出器シャフトに固定したスリットディスクや光電検出器
等の振動が少なくなり、異常な検出信号が出力されるこ
とがなくなるとともに、回転位置検出器を直結した時の
モータの軸方向長さが短く、かつ軸方向および半径方向
変位を吸収する品質の安定した回転位置検出器を提供
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案のカップリングを示す斜視図である。
【図3】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 モータシャフト 2 検出器シ
ャフト 3 スリットディスク 4 軸受 5 検出器ブラケット 6 光電検出
器 7 モータブラケット 8 カップリ
ング 81 取り付け部 82 バネ部 83 ナット部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータシャフトの先端部に固定した弾性
    を有するカップリングと、前記カップリングに固定した
    中空状の検出器シャフトと、前記検出器シャフトにその
    軸心と同心に固定したスリットディスクと、前記検出器
    シャフトの外周部に軸受を介して取り付けた検出器ブラ
    ケットと、前記検出器ブラケットに取り付けられ前記ス
    リットディスクの近傍に設けた光電検出器とを備えた回
    転位置検出器において、 前記カップリングは、大径部と小径部を有する中空円筒
    であり、前記大径部を前記モータシャフトの先端部と結
    合する取り付け部とし、前記小径部をその端部に前記検
    出器シャフトと結合するナット部と、前記ナット部と前
    記大径部の取り付け部の端部との間に溝を設けたバネ部
    としたことを特徴とする回転位置検出器。
  2. 【請求項2】 前記バネ部に設けた溝が螺旋状である請
    求項1に記載の回転位置検出器。
  3. 【請求項3】 前記バネ部と前記検出器シャフトの内壁
    との間に間隙を設けた請求項1または2に記載の回転位
    置検出器。
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JPH0594711U JPH0594711U (ja) 1993-12-24
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JP5767694B2 (ja) * 2011-03-24 2015-08-19 ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mitbeschrankter Haftung 角度測定器のための構成ユニット
JP2013221921A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Heidenhain Kk ロータリーエンコーダ

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JPS63282612A (ja) * 1987-05-14 1988-11-18 Fanuc Ltd サ−ボモ−タの位置検出装置
JP2629921B2 (ja) * 1988-12-27 1997-07-16 トヨタ自動車株式会社 モータとエンコーダとのカップリング構造

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