JP2586966B2 - 合成皮革の製造方法 - Google Patents
合成皮革の製造方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は合成皮革の製造方法に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】合成皮革の表面は、その用途等に応じて
艶消し状態の表面としたり、逆に艶のある表面としたり
して適宜調整されている。例えば、表面が艶消し状態の
合成皮革を得る場合は、最終工程においてメッシュロー
ルにより合成皮革表面に艶消し剤含有樹脂からなる艶消
し層を形成することにより製造し、また艶あり状態の合
成皮革を得る場合は、最後に加熱ロール間を通過させて
表面を鏡面状とすることにより製造している。
艶消し状態の表面としたり、逆に艶のある表面としたり
して適宜調整されている。例えば、表面が艶消し状態の
合成皮革を得る場合は、最終工程においてメッシュロー
ルにより合成皮革表面に艶消し剤含有樹脂からなる艶消
し層を形成することにより製造し、また艶あり状態の合
成皮革を得る場合は、最後に加熱ロール間を通過させて
表面を鏡面状とすることにより製造している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、艶消し
状表面の合成皮革を得るための前記従来の方法では艶消
し樹脂層により艶が少ないか又はない表面外観が得られ
るものの、艶消し層の下方にある着色印刷層、スキン層
等の色彩、柄などが艶消し剤により不明瞭となって見
え、色の発色性に劣ったものとなる難点があった。一方
の艶有り表面の合成皮革を得るための方法では、加熱ロ
ールの通過により加熱圧着させても元の表面形態に復元
してしまい、思い通りの艶表面が得られない欠点があっ
た。そしていずれの製造方法の場合も、得られる合成皮
革は全体的に表面平滑性に劣る欠点があり、特に、艶消
し状表面の合成皮革を製造する場合は合成皮革の原反そ
のものが平滑性に乏しいものであると、その皮革表面に
艶消し層が単に形成されるのみで原反の表面状態がその
まま残るため表面平滑性の問題が顕著に現れる。本発明
は、このような従来技術の欠点を克服することができる
ことは勿論のこと、表面を所望の艶状態とした合成皮革
を簡便に且つ確実に得ることができる合成皮革の製造方
法を提供することを目的とする。
状表面の合成皮革を得るための前記従来の方法では艶消
し樹脂層により艶が少ないか又はない表面外観が得られ
るものの、艶消し層の下方にある着色印刷層、スキン層
等の色彩、柄などが艶消し剤により不明瞭となって見
え、色の発色性に劣ったものとなる難点があった。一方
の艶有り表面の合成皮革を得るための方法では、加熱ロ
ールの通過により加熱圧着させても元の表面形態に復元
してしまい、思い通りの艶表面が得られない欠点があっ
た。そしていずれの製造方法の場合も、得られる合成皮
革は全体的に表面平滑性に劣る欠点があり、特に、艶消
し状表面の合成皮革を製造する場合は合成皮革の原反そ
のものが平滑性に乏しいものであると、その皮革表面に
艶消し層が単に形成されるのみで原反の表面状態がその
まま残るため表面平滑性の問題が顕著に現れる。本発明
は、このような従来技術の欠点を克服することができる
ことは勿論のこと、表面を所望の艶状態とした合成皮革
を簡便に且つ確実に得ることができる合成皮革の製造方
法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の合成皮革の製造
方法は、基材上に設ける層の最表層として透明樹脂表面
層を形成した合成皮革原反と賦型用樹脂フィルムを、該
表面層とフィルムが接するようにして加熱ロール間に供
給して加熱圧着し、合成皮革原反と賦型用フィルムを貼
合せしめ、次いで冷却させた後に賦型用フィルムを剥離
除去することを特徴するものである。
方法は、基材上に設ける層の最表層として透明樹脂表面
層を形成した合成皮革原反と賦型用樹脂フィルムを、該
表面層とフィルムが接するようにして加熱ロール間に供
給して加熱圧着し、合成皮革原反と賦型用フィルムを貼
合せしめ、次いで冷却させた後に賦型用フィルムを剥離
除去することを特徴するものである。
【０００５】以下、本発明について図面を参照しながら
説明する。まず本発明の製造方法では、図１（Ａ）に示
すように織布、不織布、編布等からなる基材１上に設け
る層の最表層として透明樹脂表面層２を形成した合成皮
革原反３を、賦型用樹脂フィルム４と共に表面層２とフ
ィルム４が接するようにして加熱ロール５間を通過させ
て加熱圧着し、合成皮革原反３と賦型用樹脂フィルム４
を完全に密着した状態で貼合せしめる。図中６は基材１
上に設けて合成皮革を構成するための任意の中間層を示
す。その中間層６は特に限定されるものではなく例え
ば、図２に示すようにウレタン湿式層10、スキン層11、
プリント層12などから構成される。
説明する。まず本発明の製造方法では、図１（Ａ）に示
すように織布、不織布、編布等からなる基材１上に設け
る層の最表層として透明樹脂表面層２を形成した合成皮
革原反３を、賦型用樹脂フィルム４と共に表面層２とフ
ィルム４が接するようにして加熱ロール５間を通過させ
て加熱圧着し、合成皮革原反３と賦型用樹脂フィルム４
を完全に密着した状態で貼合せしめる。図中６は基材１
上に設けて合成皮革を構成するための任意の中間層を示
す。その中間層６は特に限定されるものではなく例え
ば、図２に示すようにウレタン湿式層10、スキン層11、
プリント層12などから構成される。
【０００６】本発明に使用する賦型用樹脂フィルム４
は、該フィルムの表面（賦型面）４ａの状態をそのまま
合成皮革原反３の表面層２に転写賦型せしめるためのも
のである。そのため得ようとする合成皮革表面の艶状態
に応じて、フィルム表面４ａの艶状態（形態）が適宜形
成される。またその艶状態はフィルム面全体において一
様なものに限らず、部分的に艶が異なるように構成した
ものでもよい。フィルム４としてはポリエステル、ポリ
プロピレン等の樹脂フィルムを使用することができる
が、耐熱性、加工適性などが良好なポリエステルフィル
ムが最も好ましい。このフィルムの厚さは１０〜１００
μｍ程度である。
は、該フィルムの表面（賦型面）４ａの状態をそのまま
合成皮革原反３の表面層２に転写賦型せしめるためのも
のである。そのため得ようとする合成皮革表面の艶状態
に応じて、フィルム表面４ａの艶状態（形態）が適宜形
成される。またその艶状態はフィルム面全体において一
様なものに限らず、部分的に艶が異なるように構成した
ものでもよい。フィルム４としてはポリエステル、ポリ
プロピレン等の樹脂フィルムを使用することができる
が、耐熱性、加工適性などが良好なポリエステルフィル
ムが最も好ましい。このフィルムの厚さは１０〜１００
μｍ程度である。
【０００７】加熱ロール５は、加熱した金属ロール７と
ラバーロール８から構成される。このような構成からな
る熱ロール５の場合は、加熱した金属ロール７側に賦型
用フィルム４が当接するように供給を行なう。この加熱
ロールの形態などは目的とする合成皮革原反と賦型用フ
ィルムとの加熱圧着を行い得るものであれば特に制約が
なく、例えば一対のロールが共に加熱したものであって
もよい。加熱ロール５は表面温度が１００〜１６０°Ｃ
程度となるように加熱しておく。これよりも低い温度で
あると、賦型用フィルム４と表面層２との密着が不充分
となり、フィルム４による所望の艶状態などが得られに
くくなる。また加熱ロール５による加圧は１〜５kg／cm
2 程度である。
ラバーロール８から構成される。このような構成からな
る熱ロール５の場合は、加熱した金属ロール７側に賦型
用フィルム４が当接するように供給を行なう。この加熱
ロールの形態などは目的とする合成皮革原反と賦型用フ
ィルムとの加熱圧着を行い得るものであれば特に制約が
なく、例えば一対のロールが共に加熱したものであって
もよい。加熱ロール５は表面温度が１００〜１６０°Ｃ
程度となるように加熱しておく。これよりも低い温度で
あると、賦型用フィルム４と表面層２との密着が不充分
となり、フィルム４による所望の艶状態などが得られに
くくなる。また加熱ロール５による加圧は１〜５kg／cm
2 程度である。
【０００８】次いで、加熱ロール５により密着貼合され
た合成皮革原反３と賦型用樹脂フィルム４が冷却した時
点で、図１（Ｂ）に示すように樹脂フィルム４を剥がし
て除去する。この剥離により、表面層２の表面２ａには
フィルム表面４ａの表面状態がそのまま転写賦型され、
以て所望の艶状態となった表面層を備えた合成皮革９が
得られる（図２）。合成皮革原反３と賦型用樹脂フィル
ム４の積層物の冷却は、加熱ロール５により密着貼合し
た後にそのまま常温下に放置することにより自然に行な
ったり、或いは加熱ロールを通過させた後、連続して冷
却ロール間を通過させることにより強制的に行なうこと
ができる。上記のような自然冷却を行なう場合、一旦、
その積層物をロール等に巻取り、その巻き取った状態の
まま６〜２４時間放置するという目安で行なう。また冷
却ロールを使用して行なう場合、合成皮革原反と賦型用
樹脂フィルムの両者が充分に冷却されるような条件のも
とで行なう。結局、上記の積層物が室温と同じ温度とな
る程度まで冷却すればよい。
た合成皮革原反３と賦型用樹脂フィルム４が冷却した時
点で、図１（Ｂ）に示すように樹脂フィルム４を剥がし
て除去する。この剥離により、表面層２の表面２ａには
フィルム表面４ａの表面状態がそのまま転写賦型され、
以て所望の艶状態となった表面層を備えた合成皮革９が
得られる（図２）。合成皮革原反３と賦型用樹脂フィル
ム４の積層物の冷却は、加熱ロール５により密着貼合し
た後にそのまま常温下に放置することにより自然に行な
ったり、或いは加熱ロールを通過させた後、連続して冷
却ロール間を通過させることにより強制的に行なうこと
ができる。上記のような自然冷却を行なう場合、一旦、
その積層物をロール等に巻取り、その巻き取った状態の
まま６〜２４時間放置するという目安で行なう。また冷
却ロールを使用して行なう場合、合成皮革原反と賦型用
樹脂フィルムの両者が充分に冷却されるような条件のも
とで行なう。結局、上記の積層物が室温と同じ温度とな
る程度まで冷却すればよい。
【０００９】合成皮革原反３の表面層２は透明な樹脂層
であり、この層を構成する樹脂としては通常、この種の
合成皮革で使用されている無黄変タイプ、難黄変タイ
プ、黄変タイプのポリエステル系、ポリエーテル系、ウ
レタン樹脂等を用いることができるが、透明性確保の点
からは無黄変タイプのものが好ましい。本発明で得られ
る合成皮革は、この透明な表面層２を透して中間層６の
色彩などが見られる。例えば、中間層６が図２に例示の
如きプリント層12を含むものの場合、そのプリント層の
内容（着色、柄など）を表面層２を透して鮮明に視認で
きる。合成皮革原反３を構成する中間層６及び表面層２
は公知の手段により形成される。
であり、この層を構成する樹脂としては通常、この種の
合成皮革で使用されている無黄変タイプ、難黄変タイ
プ、黄変タイプのポリエステル系、ポリエーテル系、ウ
レタン樹脂等を用いることができるが、透明性確保の点
からは無黄変タイプのものが好ましい。本発明で得られ
る合成皮革は、この透明な表面層２を透して中間層６の
色彩などが見られる。例えば、中間層６が図２に例示の
如きプリント層12を含むものの場合、そのプリント層の
内容（着色、柄など）を表面層２を透して鮮明に視認で
きる。合成皮革原反３を構成する中間層６及び表面層２
は公知の手段により形成される。
【００１０】
実施例１ 厚さ1.０mmのテトロン／レーヨン織布（基材）に、ポリ
ウレタン湿式層、ポリウレタンスキン層及びプリント層
を順次設け、最後に無黄変タイプウレタン樹脂の表面層
を形成して合成皮革原反を作製する。この原反を、賦型
面が半艶状態である厚さ１６μｍのポリエステルフィル
ムと共に、図１（Ａ）に示すような熱ロール（加熱温度
１５０°Ｃ、加圧力４kg／cm2 ）間に通過させ、積層物
をロール状に巻き取り、１２時間自然冷却させた後、フ
ィルムを剥がし、合成皮革を得た。得られた合成皮革は
表面平滑性に優れ、また色の発色性のよいガラス貼り調
合成皮革であった。
ウレタン湿式層、ポリウレタンスキン層及びプリント層
を順次設け、最後に無黄変タイプウレタン樹脂の表面層
を形成して合成皮革原反を作製する。この原反を、賦型
面が半艶状態である厚さ１６μｍのポリエステルフィル
ムと共に、図１（Ａ）に示すような熱ロール（加熱温度
１５０°Ｃ、加圧力４kg／cm2 ）間に通過させ、積層物
をロール状に巻き取り、１２時間自然冷却させた後、フ
ィルムを剥がし、合成皮革を得た。得られた合成皮革は
表面平滑性に優れ、また色の発色性のよいガラス貼り調
合成皮革であった。
【００１１】実施例２ 実施例１と同じ基材上に、ポリウレタン湿式層、ポリウ
レタンスキン層及びプリント層を順次設け、メッシュロ
ールプリンターにより艶消し処理した後、エンボスロー
ルによりトカゲ絞の型押しをした。次いで、この合成皮
革のトカゲ絞の凸部のみにプリンターにより無黄変タイ
プウレタン樹脂の表面層を形成した。この原反を、賦型
面が鏡面状態の厚さ２５μｍのポリエステルフィルムと
共に図１（Ａ）に示すような加熱ロール（加熱温度１５
０°Ｃ、加圧力４kg／cm2 ）間に通過させ、積層物をロ
ールに巻き取り、１２時間自然冷却させた後、フィルム
を剥がして合成皮革を得た。得られた合成皮革は、トカ
ゲ型押し絞の凸部が鏡面艶を有し凹部が艶消し状態の、
コントラストのある本皮調のトカゲ絞を有する合成皮革
であった。
レタンスキン層及びプリント層を順次設け、メッシュロ
ールプリンターにより艶消し処理した後、エンボスロー
ルによりトカゲ絞の型押しをした。次いで、この合成皮
革のトカゲ絞の凸部のみにプリンターにより無黄変タイ
プウレタン樹脂の表面層を形成した。この原反を、賦型
面が鏡面状態の厚さ２５μｍのポリエステルフィルムと
共に図１（Ａ）に示すような加熱ロール（加熱温度１５
０°Ｃ、加圧力４kg／cm2 ）間に通過させ、積層物をロ
ールに巻き取り、１２時間自然冷却させた後、フィルム
を剥がして合成皮革を得た。得られた合成皮革は、トカ
ゲ型押し絞の凸部が鏡面艶を有し凹部が艶消し状態の、
コントラストのある本皮調のトカゲ絞を有する合成皮革
であった。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法は透明
樹脂表面層を形成した合成皮革原反を表面層面側が接す
るように賦型用樹脂フィルムと共に加熱ロール間に通過
させて両者を密着貼合せしめ、冷却させた後に賦型用フ
ィルムを剥離除去するものであるため、賦型用フィルム
の賦型面の表面状態をそのまま皮革原反の表面層面に転
写賦型させることができ、そのため賦型用フィルムの賦
型面を適宜艶状態のものとしておくことにより、所望の
艶状態からなる表面外観を有する合成皮革をきわめて簡
単に得ることができる。しかも、賦型用フィルムを冷却
後に剥離するため、賦型用フィルムにより賦型しようと
する賦型形状が確実に且つ再現性よく表面層面に転写賦
型され、例えば賦型された形状が元に戻って艶状態が変
化してしまうような虞れはない。また透明樹脂表面層の
表面に賦型用フィルムの賦型形状を転写賦型する手段を
採用しているため、その表面層の下方にある層の色など
は表面層を透して遜色なく鮮明に見え、色の発色性に優
れた合成皮革が得られる。更に、合成皮革原反を加熱ロ
ール間を通して加熱圧着すると共に、その後冷却させる
ため、表面平滑性が良好な合成皮革が得られる利点もあ
る。この本発明製造方法によれば、表面艶（表面光沢）
に富むエナメル調の合成皮革などが容易に得らることは
もとより、従来の製造方法では得られにくかった、天然
皮革を水に浸漬した後にガラス板に貼着して陰干しした
後ガラス板から剥がして得られる天然皮革に類似した、
所謂アドバン感覚のガラス貼り調の合成皮革なども容易
に製造することができる。
樹脂表面層を形成した合成皮革原反を表面層面側が接す
るように賦型用樹脂フィルムと共に加熱ロール間に通過
させて両者を密着貼合せしめ、冷却させた後に賦型用フ
ィルムを剥離除去するものであるため、賦型用フィルム
の賦型面の表面状態をそのまま皮革原反の表面層面に転
写賦型させることができ、そのため賦型用フィルムの賦
型面を適宜艶状態のものとしておくことにより、所望の
艶状態からなる表面外観を有する合成皮革をきわめて簡
単に得ることができる。しかも、賦型用フィルムを冷却
後に剥離するため、賦型用フィルムにより賦型しようと
する賦型形状が確実に且つ再現性よく表面層面に転写賦
型され、例えば賦型された形状が元に戻って艶状態が変
化してしまうような虞れはない。また透明樹脂表面層の
表面に賦型用フィルムの賦型形状を転写賦型する手段を
採用しているため、その表面層の下方にある層の色など
は表面層を透して遜色なく鮮明に見え、色の発色性に優
れた合成皮革が得られる。更に、合成皮革原反を加熱ロ
ール間を通して加熱圧着すると共に、その後冷却させる
ため、表面平滑性が良好な合成皮革が得られる利点もあ
る。この本発明製造方法によれば、表面艶（表面光沢）
に富むエナメル調の合成皮革などが容易に得らることは
もとより、従来の製造方法では得られにくかった、天然
皮革を水に浸漬した後にガラス板に貼着して陰干しした
後ガラス板から剥がして得られる天然皮革に類似した、
所謂アドバン感覚のガラス貼り調の合成皮革なども容易
に製造することができる。
【図１】本発明製造方法の一実施例を示すもので、
（Ａ）は合成皮革原反と賦型用フィルムとを加熱ロール
により密着貼合せしめる工程を示す概略図、（Ｂ）は冷
却後に賦型用フィルムを剥離する工程を示す断面図。
（Ａ）は合成皮革原反と賦型用フィルムとを加熱ロール
により密着貼合せしめる工程を示す概略図、（Ｂ）は冷
却後に賦型用フィルムを剥離する工程を示す断面図。
【図２】本発明方法により得られる合成皮革の一例を示
す断面図。
す断面図。
１ 基材 ２ 透明樹脂表面層 ３ 合成皮革原反 ４ 賦型用樹脂フィルム ５ 加熱ロール
Claims (1)
- 【請求項１】 基材上に設ける層の最表層として透明樹
脂表面層を形成した合成皮革原反と賦型用樹脂フィルム
を、該表面層とフィルムが接するようにして加熱ロール
間に供給して加熱圧着し、合成皮革原反と賦型用フィル
ムを貼合せしめ、次いで冷却させた後に賦型用フィルム
を剥離除去することを特徴とする合成皮革の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214414A JP2586966B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 合成皮革の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214414A JP2586966B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 合成皮革の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544171A JPH0544171A (ja) | 1993-02-23 |
| JP2586966B2 true JP2586966B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=16655399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3214414A Expired - Fee Related JP2586966B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 合成皮革の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2586966B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6757155B2 (en) | 2002-02-06 | 2004-06-29 | Keihin Corporation | Electronic circuit board case |
| US6816381B2 (en) | 2000-03-01 | 2004-11-09 | Keihin Corporation | Electronic circuit board case |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3868791B2 (ja) * | 2001-10-19 | 2007-01-17 | 大日本印刷株式会社 | 離型シート及びそれを用いて製造された合成皮革 |
| KR20030041907A (ko) * | 2003-04-14 | 2003-05-27 | 이준영 | 피혁의 가공공정 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4981501A (ja) * | 1972-12-12 | 1974-08-06 | ||
| JPH02154079A (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-13 | Achilles Corp | 生地様皮革の製造方法 |
| JPH02175977A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-09 | Achilles Corp | 天然皮革調ビニルレザー |
| JPH02175976A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-09 | Achilles Corp | ビニルレザー |
| JPH038966A (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-16 | Goyo Shiko Kk | 内装材及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3214414A patent/JP2586966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6816381B2 (en) | 2000-03-01 | 2004-11-09 | Keihin Corporation | Electronic circuit board case |
| US6757155B2 (en) | 2002-02-06 | 2004-06-29 | Keihin Corporation | Electronic circuit board case |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0544171A (ja) | 1993-02-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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