JP2585839B2 - 分解輸送変圧器 - Google Patents

分解輸送変圧器

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JP2585839B2
JP2585839B2 JP2139983A JP13998390A JP2585839B2 JP 2585839 B2 JP2585839 B2 JP 2585839B2 JP 2139983 A JP2139983 A JP 2139983A JP 13998390 A JP13998390 A JP 13998390A JP 2585839 B2 JP2585839 B2 JP 2585839B2
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明男 大志田
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は工場組立後、分解輸送を行なう分解輸送変圧
器に関するもので、特にタンクの一部分を利用した中身
の導油構造に関するものである。
(従来の技術) 近年電力需要の増大に伴い送電系統も500KV送電のよ
うに高電圧化すると共に送変電用に使用される変圧器も
大容量、大形化している。さらに送電系統が長大化する
ことから変圧器を輸送条件の一段と厳しい山間地に据付
けるケースが多くなっており、その輸送寸法と重量の大
幅な低減が必要となってくる。
従来、このような場合に設置する変圧器に対しては三
相変圧器の中身およびタンクを各相単位毎に分割する方
式が採用されている。この方式は、現地でこれら単相変
圧器を3台一体構成に接続組立てして三相変圧器に構成
するものである。さらには工場で組立てた変圧器を鉄心
脚、上下ヨーク、コイル、分割タンク等に細分分解輸送
し現地で再組立を行う分解輸送方式とがある。
200MVA級以上の大容量変圧器では中身の冷却上、外部
冷却器の冷却油をコイル内に強制的に送油して中身を冷
却する方式がとられている。コイル内に強制的に送油す
る方法としては、第6図に示すようにコイル1を支持す
ると共に鉄心下部ヨーク2を両側から締付ける締付金具
3とバーリヤ4で油の通路として油道ダクト5を形成し
てコイル内に油を導く方法が一般的である。
(発明が解決しようとする課題) 細分分解輸送組立方式では、工場組立後、中身をコイ
ル、鉄心脚、上下ヨーク部に分解することにより、第6
図で示すごとく、ヨーク部分2とバインドテープ6で一
体に形成している締付金具3も又油道ダクト5も分解さ
れる。現地においては分解された部分の再組立をするた
めに長時間を費やすため、絶縁物が吸湿し長時間にわた
る乾燥工程が必要となる。
本発明の目的は、分解部分を最少にとどめ、現地にお
ける組立工期の大幅な短縮と組立品質の向上を計り、低
コストの分解輸送変圧器を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、変圧器鉄心の下部ヨーク部分を両側から支
持し、かつ、鉄心脚に挿入したコイルをその上面で支持
する中身支持金具を中身組立と同一部品とせずに分離し
て、分割した下部タンク底面に設備したことにある。そ
れにより、鉄心、コイルを中身支持金具に組込む前に、
前記中身支持金具を側面、タンク底面を下面とするその
各々相対面に絶縁材料から成る逆L形バーリヤでダクト
を形成し、油の通路、即ち、油道ダクトを構成すること
が可能となる。
(作 用) 鉄心、コイルとそれを支持する中身支持金具をそれら
と同一組立部品とせず、分離したことにより、油道ダク
トは工場組立後、輸送するために細分、分解する場合で
も工場組立のまま分解することなく、下部タンクユニッ
トの一部分として納まり、現地において再組立の必要が
無く、又、下部タンクユニットを防湿対策をして輸送す
ることにより、再組立作業による吸湿も防止出来るので
現地乾燥の手間がはぶけ、工期の短縮が計れる。
(実施例) 以下、本発明による分解輸送変圧器の導油構造を第1
図から第5図を用いて説明する。
第1図乃至第3図において、鉄心下部ヨーク2全長を
両側から支持する板状の中身支持金具7を分割した下部
タンク8の底板9に直立させ固着して設け、前記、中身
支持金具7の上面には鉄心脚16aに挿入したコイル1を
支持する目的で部分的に数個の板状のブロック10を固着
して設ける。
前記、中身支持金具を側面、タンク底面を下面とし、
その各々相対面に絶縁材料から成る逆L形形状のバーリ
ヤ4で油道ダクト5を形成し、上面はコイルを支持する
コマ11と前記ブロック10a,10b間に挟み込み、下面はタ
ンク底面にボルト12等で適宜間隔で着脱自在に固定す
る。
前記、中身支持金具の端部の一方は外部冷却器配管13
より冷却油を取り入れるためにタンク壁まで延ばし固着
し、コイルからの磁界の影響を受けない位置でタンク底
板を底辺とした第4図に示すようなダクト14aを構成す
る。又、他方の一端は鉄心下部ヨークを保持する程度の
長さまで延ばし、第4図と同様のダクト14bを構成しダ
クトの終端を袋状に構成する。前記逆L形形状のバーリ
ヤの全長は前記両端部のダクト14a,14bに50mm程度重な
る長さとし、即ち、油道ダクトの連結が成る様に構成し
ている。ダクトとバーリヤの重なる部分は底面と同様、
ボルト12等で固定する。いずれのボルト固定部も又、バ
ーリヤ厚さも冷却器からの送油に対して不都合な漏油が
無い様に構成している。
油導ダクト5からコイルへの油の取り入れは第2図に
示す様に、コイル支持用コマ11に穴口部15を設け、その
下側の油道バーリヤ4には、当該位置に穴口部を設け送
油された冷却油をコイル内に導入出来る様に構成する。
以上の様に構成したことにより、従来技術においては
鉄心、コイルとそれを支持する中身支持金具は油道ダク
トを構成する一部分で、かつ中身組立の同一組立部品で
あることから鉄心下部ヨーク組立時になくてはならず、
分離して下部タンクに固着することが出来ない。
本発明における中身支持金具は油道ダクトを構成する
一部分であるが鉄心、コイルと同一組立部品としないこ
とが従来技術と異なる特徴である。
それにより、前記の油道ダクトの組立は下部タンクの
支持金具に鉄心、コイルを装着に関係することなく行う
ことが可能である。
従って工場組立完了後、輸送するために細分分割する
場合にも第5図に示す様に工場組立のまま分解すること
なく、下部タンクユニットの一部分として納まり、現地
において再組立の必要がない。
本実施例においては冷却器からの油の取り入れはダク
トの一端から行ない他方はダクトを袋状に構成している
が、ダクトとの両端から油の取り入れを出来る様に構成
しても良い。又、本実施例は三相五脚鉄心の例であるが
下部ヨーク部を支持する支持金具の端部をタンク壁まで
延ばしダクト状に形成させることによって、単相二脚鉄
心、三相三脚鉄心の場合でも同様の効果がある。又、冷
却器からの油の取り入れは第3図の右側面に示すような
パイプ19とダクト14bを混在させた構成としても同様の
効果がある。
〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、200MVA級変圧器ように
コイル内に強制的送油する導油構造を持つ変圧器におい
て、工場組立後、中身をコイル、鉄心脚、上下ヨーク部
に分解輸送をする場合、絶縁材料を主体とするバーリヤ
等で構成している導油構造を分解すること無く下部タン
クユニットの一部分としてタンク内に納めることが出来
ることにより、現地における再組立の必要が無く、又、
下部タンクユニットを防湿対策をして輸送することによ
り再組立作業による吸湿も防止出来るので現地乾燥の手
間がはぶけ、工期の大幅な短縮と組立品質の向上を計り
低コストの分解輸送変圧器を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す導油構造部の側断面
図、第2図はその一脚分の片側を示す平面図、第3図は
本発明の一実施例を示す導油構造部の正面図、第4図は
第3図におけるX−X断面図、第5図は本発明における
下部タンクユニットの輸送状態を示す側断面図、第6図
は従来の導油構造部の側断面図である。 1……コイル、2……鉄心下部ヨーク、 3……締付金具、4……バーリヤ、 5……油道ダクト、6……バインドテープ、 7……中身支持金具、8……下部タンク、 9……底板、10a,10b……ブロック、 11……コマ、12……固定ボルト、 13……冷却配管、14a,14b……ダクト、 15……穴口、16a,16b……鉄心脚、 17……鉄心冷却油口、18……鉄心絶縁物、 18……パイプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを外部冷却器から直接タンク内部の
    中身導油通路を経て冷却する変圧器の鉄心ヨークを間に
    挟み、かつ、コイル下部をその上面で支持する板状の中
    身支持金具を下部タンク底に固着するように構成した分
    解輸送変圧器において、 前記中身支持金具の上面にはコイルを支持するコマとそ
    れを支持する数個の板状のブロックを固着し、鉄心冷却
    油口を備えた中身支持金具を一側面、タンク底面を下面
    とし、上面および他側面に絶縁材料から成るL形バーリ
    ヤで油道ダクトを形成し、上面は前記コイル支持用コマ
    とブロックの間又は、中身支持金具と鉄心絶縁物との間
    に挟み込み、下面はタンク底板にボルト等で着脱自在に
    固定したことを特徴とする分解輸送変圧器。
JP2139983A 1990-05-31 1990-05-31 分解輸送変圧器 Expired - Lifetime JP2585839B2 (ja)

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JPH0435005A JPH0435005A (ja) 1992-02-05
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