JPH0562838A - 分解輸送形単相変圧器 - Google Patents

分解輸送形単相変圧器

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JPH0562838A
JPH0562838A JP3224373A JP22437391A JPH0562838A JP H0562838 A JPH0562838 A JP H0562838A JP 3224373 A JP3224373 A JP 3224373A JP 22437391 A JP22437391 A JP 22437391A JP H0562838 A JPH0562838 A JP H0562838A
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JP
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winding
iron core
transformer
lead
tank
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JP3224373A
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Inventor
Toshiyuki Yanari
敏行 矢成
Toshio Kase
俊雄 加瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 分解輸送形単相変圧器において、現地再組立
部分を極小化して組立品質を確保し、さらに現地組立時
の品質の向上を図る。 【構成】 単相変圧器を構成する鉄心1、巻線2及びタ
ンク12を分解可能に構成し、それぞれを別個に輸送
し、現地において再度組立てるように構成し、一方、前
記巻線2に接続される高圧線路端リード23aをリード
ダクト22に支持固定し、また、高圧ブッシング24a
に接続した状態で輸送可能に構成し、さらに、高圧線路
端リード23aの巻線接続部を、防湿フィルムでシール
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大容量・高電圧の単相
変圧器に係り、特に、輸送質量の大幅な低減と現地再組
立部分の極小化を図った分解輸送形変圧器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増大に伴ない、効率よ
く送電を行うため、送電電圧を高め、公称電圧1000
KVでの送電が計画され、その実現のため、種々の開発
が進められている。変圧器もこの一端であるが、従来の
最大規模の500KV変圧器に比べ、電圧・容量ともに
2倍程度が予定されているため、飛躍的な進歩を必要と
している。
【0003】また、この変圧器を据付ける変電所の立地
条件も、現在の500KV送電用変電所以上に輸送条件
が厳しい山間地が考えられており、輸送寸法・質量に多
くの制限を生じることが予想される。
【0004】従って、従来の各相毎に分割した三相変圧
器方式以上に各単相変圧器をさらに複数の単位変圧器に
分割する、いわゆる分割形の変圧器が考えられ、各種の
提案が行われてきた。その一例を図25に示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図25に示した様な1
000KV級UHV変圧器の場合、三相バンク容量とし
て2000〜3000MVA程度が考えられており、輸
送制約から、単相変圧器の主巻線部分を2乃至3分割
し、タップ巻線部分を負荷時電圧調整器(LVR)とし
て主巻線部分と分割して構成し、それぞれを油ダクトで
接続するものが考えられている。
【0006】この場合の輸送方法としては、鉄道及びそ
の後現地変電所までのトレーラによる道路輸送となる
が、最大輸送質量となる主巻線部分は150〜200ト
ンにもなり、仮りに鉄道輸送が可能となっても、トレー
ラ輸送に対し大掛りな橋梁の補強を含めた道路補強工事
が必要となり、莫大な輸送費が必要となる等の問題があ
る。
【0007】一方、このように分割単位を増やすという
ことは、変圧器を構成する巻線・鉄心・タンク等の部品
点数が増加すると同時に、使用する資材の増加・加工工
数の増加を伴ない、大幅なコストの上昇をもたらすこと
になると同時に、運転効率の低下をももたらすことにな
る。さらに分割数が増加するにつれ、その据付面積の増
加は避けられず、山地を切り崩して変電所を造成する場
合には、その費用にもはね返ることとなる。
【0008】また、分割された部分の再組立に際して、
高電圧リードの接続箇所が分割数に比例して増え、その
ために再組立に長時間を要するため、巻線絶縁物の吸
湿、組立時の異物混入の恐れ、高電圧リード部の現地で
の組立再現性が工場試験時と同等に行われるか等、UH
V変圧器としての生命である中身品質の低下を引き起こ
す恐れが増加していた。
【0009】本発明は、上記の様な従来技術の欠点を解
消するために提案されたもので、その目的は、大容量の
UHV変圧器において、巻線の分割数の低減を図り、輸
送単位ユニットの寸法・質量を減少させ、また、変圧器
の主要構成部分である鉄心、巻線、タンク、高電圧ブッ
シング及びリードダクト等を分割あるいはユニット構成
で輸送することにより、現地再組立部分を極小化して、
組立品質を確保し、さらに防湿、防塵対策を施すことに
より、現地中身組立時の品質向上を図った分解輸送形単
相変圧器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、単相変圧器を
構成する鉄心、巻線及びタンクを分解可能に構成し、そ
れぞれを別個に輸送し、現地において再度組立てる分解
輸送形単相変圧器において、前記巻線に接続される高圧
線路端リードをリードダクトに支持固定し、また、高圧
ブッシングに接続した状態で輸送可能に構成し、さら
に、高圧線路端リードの巻線接続部を、防湿フィルムで
シールしたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の分解輸送形単相変圧器によれば、線路
端リードをリードダクトに支持固定し、また、高圧ブッ
シングに接続した状態で輸送可能に構成したことによ
り、現地において、本体タンクへユニット構成されたブ
ッシング・リード装置を取付けた後、巻線と通電導体を
接続するだけで接続動作が完了する。
【0012】また、変圧器本体との接続側は、ダクトを
本体に取付ける際に接続部が大気に露出しないように、
フィルムにより密封シールしているため、絶縁物が吸湿
したり、作業中に異物が混入することを防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、図1は単相単巻変圧器の構成を示す平面
図である。
【0014】(1)鉄心について 図2乃至図4は、単相4脚鉄心を採用した単相単巻変圧
器のLVRを除いた主変圧器部分の中身組立構成とタン
クを示したものである。即ち、単相4脚鉄心1は、巻線
2を装着する2個の主脚1aを夫々その幅方向の中央で
分割することにより、2個の主脚1aと上・下部ヨーク
1b、1cより構成された額縁状の3個の鉄心単位1A
に分割可能に構成され、これら各鉄心単位1Aをわずか
の隙間を置いて並置することで単相4脚鉄心1が構成さ
れている。
【0015】図5及び図6は、前記鉄心単位1Aの輸送
状態を示したものである。即ち、額縁状の鉄心単位から
上部ヨーク1bを取り外し、主脚1a、下部ヨーク1c
に脚当て板4、ヨーク当て板4aを両面から当てがい、
ガラステープ5,5a等で締付けてー体化し、U字形鉄
心単位1Aとする。これを吊り上げ、ハンドリングする
ときは、吊り耳を備えた吊り金具9を左右の脚当て板4
にピン等で嵌合固定する。
【0016】次に、鉄心単位1Aの輸送組立構成につい
て説明する。即ち、図7及び図8に示した様に、工場試
験後、鉄心を分解してU字形の鉄心単位1Aとし、上部
開口側に吊り金具9を取付け、左右主脚1a間の寸法精
度を確保する。また、鉄心輸送タンク17は床面に近い
位置で上下に分割できるように構成し、鉄心単位1Aの
固定作業を容易に実施できるようにする。さらに、鉄心
輸送タンク17内部の上下部には振止め金具17c,1
7dを取付け、また、鉄心単位1Aとの間にはくさび1
8a,18b等を挿入して、鉄心単位1Aの前後左右方
向の振動を防止できるようにする。また、密封した鉄心
輸送タンク17内部には乾燥空気等を封入する。
【0017】この様にして、輸送タンク17に収納して
分解輸送した鉄心は、以下の様にして組立られる。即
ち、図3に示した様に、3個のU字形鉄心単位1Aを下
部タンク12bの底面に固定した共通一体構成の下部支
持装置6bにはめ込み固定する。その後、隣り合って並
べられた主脚1aに巻線2を挿入し、組立てた後、上部
ヨーク1bを積み、さらに両面に一体構成の上部支持装
置6aを取付け、ガラステープ5a等で締付ける。
【0018】なお、前記巻線2の下面2Aは、図4に示
した様に、下部ヨーク1cの上面や下部支持装置6b面
上に巻線支持ブロック7bを置き、その上に載置支持す
る。また、巻線2を上部支持装置6aから油圧ジャッキ
等(図示せず)で所定荷重で締付けた後、上部巻線支持
ブロック7aをセットする。この様に、鉄心の上・下部
ヨーク1b,1c及び上・下部支持装置6a,6bを、
脚当て板4により強固に連結するので、これらの間で巻
線2は上下方向に締付け固定される。
【0019】なお、図4に示した様に、鉄心1、巻線2
を絶縁油13と共に収納するタンク12は、水平フラン
ジ12Aにより2以上に分割可能に構成されている。ま
た、下部水平フランジの形成される位置Hは、巻線2の
下面2Aの高さH0 近傍、またはそれより下方に位置す
るように構成されている。
【0020】分割輸送形変圧器の鉄心を上記の様に構成
し、現地に輸送し再組立することにより、以下に述べる
様な効果が得られる。
【0021】即ち、図2に示した様な単相4脚鉄心は、
例えば3000/3MVAのUHV変圧器では鉄心組立
質量が150トンにも達するが、主脚1a部で分離し、
図7に示した様にU字形の鉄心単位1Aに分割して輸送
することにより、輸送タンク17の質量を含めても45
トン程度となり、輸送質量を約1/3以下に低減するこ
とができる。また、輸送寸法も、幅2m、長さ3.5
m、高さ4m以内で製作することが可能となり、工場か
ら現地まで、貨車及びトレーラを使用して十分輸送可能
となる。
【0022】また、鉄心単位1Aは、まず図5及び図6
に示した様なU字形の鉄心単位1Aに分割構成し、これ
を3個並べることにより、図2及び図3に示した様な単
相4脚鉄心とすることができ、各鉄心単位1A間に隙間
3を確保することにより、不完全接触や磁束の鎖交をな
くすことができる。また、図3乃至図6に示した様に、
主脚1a、上・下部ヨーク1b、1cは、それぞれガラ
ステープ5aでバインドすることにより、吊り上げや輸
送等に対する強度剛性を確保することができる。
【0023】さらに、脚当て板4に固定する鉄心締付金
具8a、8bを、上・下部ヨーク1b、1cの上下外面
に配置することで、鉄心吊り上げ時の鉄心質量や巻線締
付力、あるいは短絡機械力を支持することができる。ま
た、各鉄心単位1Aは下部タンク12b内部に配設され
た下部支持装置6bに固定されるので、下部支持装置6
b上と上部支持装置6aとの間に作用する巻線締付力や
事故時の短絡機械力は、脚当て板4を介して強度的に支
持できる。
【0024】また、U字形で吊り上げまたは輸送する各
鉄心単位1Aは、図5、図6及び図7、図8に示した様
に、左右脚1aの上部両面において、吊り金具9を当て
板4に取付けるため、これにより両脚間の寸法が常に一
定に固定できる。したがって、吊り上げ・輸送中に鉄心
抜板や継目に無理な荷重が加わることを防止できる。ま
た、輸送中の鉄心単位1Aは、上・下部輸送タンク17
a,17bに設けられた振止め金具17c,17d及び
くさび等の間隔片18a,18bによって、前後左右方
向に確実に固定されるため、輸送中の振動が鉄心単位1
Aと輸送タンク17との間で増幅したり、両者が衝突す
ることもなく、損傷や緩みの発生等を防止することがで
きる。
【0025】また、図25に示す従来の分割輸送では、
3000/3MVAの場合、巻線は6脚並列構成とな
り、鉄心は単相5脚鉄心×2で構成されることになる
が、本発明の様な分解輸送とすることにより、輸送寸法
・質量が大幅に低減されるため、輸送制約は大幅に緩和
され、単相4脚鉄心×1と巻線2脚並列の構成、あるい
は単相5脚鉄心×1と巻線3脚並列の構成とすることが
可能となる。このため、変圧器のコストを左右する主要
資材である銅及びけい素鋼板の使用量を大幅に低減する
ことができると同時に、工場での分解及び現地での再組
立の工数増を考えても、巻線、鉄心の数の低減による工
数の低減のほうが大きく、全体として安価な変圧器を提
供することが可能となる。
【0026】さらに、銅及びけい素鋼板の使用量が減る
ということは、電流密度、磁束密度を同一レベルで考え
た場合、銅損及び鉄損の減少をもたらし、効率の高い機
械を提供することになる。また、分割変圧器の場合は、
主変圧器が2個乃至3個のタンクで単相が構成されるの
に対し、分解の場合は1タンクで構成されることから、
据付面積でもコンパクト化が可能となり、山岳地を切り
崩して変電所を作ることを考えると、その経済的メリッ
トは大きい。
【0027】(2)巻線について 図9は巻線部分の構成を示したものである。図におい
て、高圧コイル2a、中圧コイル2b、低圧コイル2c
が下部絶縁板10d上に配置されている。また、巻線2
は、その内外周を絶縁筒10a,10bで、上下面を絶
縁板10c,10dで支持固定するように構成され、さ
らに、各種コイルにはその半径方向及び上下方向に絶縁
部品を配して電気的絶縁強度を確保し、各コイルの支持
固定と締付けを行うように構成されている。
【0028】また、前記巻線2の外表面を、防湿フィル
ム11a〜11eで密封シールする。巻線2の内外周面
への防湿フィルム11a,11bの取付けは巻線の組立
段階で実施し、一方、上下絶縁板10c,10dの表面
及びコイル口出し部の防湿フィルム11c〜11eの取
付けは、工場試験後、中身を油切乾燥し、分解輸送のた
め巻線2を鉄心1から抜き取った後で実施する。これら
の防湿フィルム11c〜11eと、巻線2の内外周にあ
らかじめ取付けた防湿フィルム11a,11bとの継目
には、接続フィルムテープが取付けられる。また、防湿
フィルム11c〜11eは現地組立段階で撤去し、巻線
2内部への冷却油流路を確保するように構成されてい
る。
【0029】なお、フィルム材に耐油性、耐熱性の優れ
た高分子材料を使用することにより、現地組立後も撤去
せずそのまま使用できる。また、一般に、フィルム材の
耐電圧、コロナ特性は、巻線2の内部に使用される絶縁
紙に較べれば数倍の強度を有しているため、絶縁特性を
低下させることはない。さらに、防湿フィルム11の外
面に保護シートを取付けることにより、各種作業中にフ
ィルムが損傷することを防止することができる。
【0030】この様に防湿フィルム11により密封シー
ルされた巻線2を吊り上げハンドリングする場合は、図
10に示した様に、下部絶縁板10dの下面に巻線吊り
金具15を取付け、吊りワイヤ14で吊り上げる。この
時、巻線2の上方にガイド15aを配すると共に、吊り
金具15や吊りワイヤ14を巻線ユニットに固定バンド
16で固定する。
【0031】次に、巻線ユニットの輸送組立構成につい
て説明する。即ち、図11及び図12に示した様に、工
場試験後、巻線2の外表面を図10に示した様に全面防
湿フィルム11a〜11eで密封シールし、巻線輸送タ
ンク19内に収納する。この巻線輸送タンク19も鉄心
輸送タンク17と同様に床面に近い位置で分割できるよ
うに構成する。そして、下部輸送タンク19bの内側底
面には、円形の固定筒19cを固着し、ここに巻線2を
挿入する。巻線2と固定筒19cとの間には間隔片21
cを円周方向に配置固定する。また、巻線2の上下には
間隔片21a,21bを取り付けると共に、固定筒19
cの上部に締付け板20をボルト等で固定し、巻線2を
締付ける。また、密封した巻線輸送タンク19内部には
乾燥空気等を封入する。
【0032】この様にして、輸送タンク19に収納して
分解輸送した巻線は、以下の様にして組立られる。即
ち、内外周に防湿フィルム11を取付けた巻線2は、鉄
心単位1Aを下部タンク12b内に吊り込み、固定した
後で、各主脚1a部に挿入される。そして、図4に示し
た様に、巻線2の下面を鉄心下部ヨーク1c面及び下部
支持装置6bで支持する。また、上部ヨーク1b,上部
支持装置6aを組立てた後、巻線2をジャッキ等で上部
支持装置6aから所定荷重で締付け、上部巻線支持ブロ
ック7aをセットして固定する。この締付け力は上・下
部支持装置6a,6bを連結する脚当て板4により保持
される。
【0033】分割輸送形変圧器の巻線を上記の様に構成
し、現地に輸送し再組立することにより、以下に述べる
様な効果が得られる。
【0034】即ち、図9及び図10に示した様に、巻線
2はその上下面を絶縁板10c,10dにより、内外周
面を絶縁筒10a,10bにより支持固定されるため、
巻線2全体を一括して吊り上げたりハンドリングを行っ
ても、各コイルに無理が生じず、また、巻線吊り金具1
5やワイヤ14を取付けても、それらが巻線2に直接接
触することがなく、巻線が損傷することもない。
【0035】また、巻線は内外周を絶縁筒で、上下面を
絶縁板で支持固定することにより、組み立てたまま巻線
ユニットとして吊上げ・ハンドリングが可能となるた
め、複雑な巻線内部の絶縁物等の現地組立は一切不要と
なり、巻線ユニット内は工場で検証された状態をそのま
ま現地で再現することができる。
【0036】さらに、巻線2の内部は最も電気的ストレ
スが苛酷となるため、多量の絶縁物が複雑に構成配置さ
れている。したがって、巻線2の内部に異物やゴミが侵
入したり、絶縁物が吸湿した場合には、変圧器の品質が
大幅に低下するため、大掛かりな現地乾燥工程が必要と
なる。しかし、本実施例においては、前述した様に、巻
線2の外表面を全面防湿フィルム11で密封しているた
め、巻線2の内部に異物やゴミが侵入したり、絶縁物が
吸湿したりすることもない。
【0037】また、工場試験終了後、巻線2は図9の組
立状態で鉄心1より抜き取り、上下面等に防湿フィルム
11を取付け、外表面を完全に密封シールする。密封前
に巻線2を乾燥し、乾燥空気を吹き流しながら最終密封
することにより、巻線2内の絶縁物の水分量を0.5%
以下に管理することができる。なお、防湿フィルム11
に高分子フィルム材を使用することにより、輸送中ある
いは現地組立中における水分透過を無視できる値に抑制
できる。
【0038】さらに、巻線2の輸送は、図11及び図1
2に示した様に、巻線輸送タンク19の底面に固着した
円形の固定筒19cに巻線部分を挿入することにより、
水平方向の振止めを行うことができる。また、この固定
筒19cの上部に固定した締付板20により、輸送中の
振動、衝撃力で巻線2が緩まないように所定の圧力で均
一に締付けることによって、上下方向の振動を防止する
ことができる。さらに、下部輸送タンク19bと巻線
2、締付板20と巻線2との間には、間隔片21a,2
1bを等配で取付け、巻線2の支持固定を行うと共に、
巻線2を吊上げる際には、この間隔片21a間のスペー
スを利用して、支持金具15をセットする。
【0039】なお、3000/3MVAのUHV変圧器
の巻線組立輸送諸元は、質量で40トン以下、寸法で幅
3m、長さ3m、高さ3.5m以下となり、工場から現
地まで低床トレーラで輸送可能となる。
【0040】(3)変圧器タンク等について 図13乃至図15は、変圧器タンク12と内部リード2
3、接続用リードダクト22及びブッシング24等の輸
送組立構成を示したものである。即ち、上部タンク12
aには、輸送限界が許す限り、変圧器の中身組立に関連
するブッシング24や接続用リードダクト22等を取付
けたままにする。少なくともUHV線路端リードを除い
た中圧リード23b及び低圧リード23cは、タンク内
側壁面に固定したリード支え25を介して、上部タンク
12aに取付けたまま輸送するように構成する。一方、
下部タンク12bの内部には、下部支持装置6bや絶縁
物等を収めて輸送する。また、上・下部タンク12a,
12bの開口部を輸送用盲板12dで密封した後、上・
下部タンク12a,12b内部に乾燥空気等を封入す
る。
【0041】分割輸送形変圧器の変圧器タンク及びUH
Vリードを除く内部リード23b、23cや接続用リー
ドダクト22を上記の様に構成し、現地に輸送し再組立
することにより、以下に述べる様な効果が得られる。
【0042】即ち、図13乃至図15に示した様に、ブ
ッシングリード23b,23cの支持固定をタンク12
の内面で行うことにより、現地組立時の内部リード組立
作業を、コイル口出しリードとの接続作業あるいは輸送
限界からやむを得ず取外して輸送したブッシングとの接
続作業のみに限定することができる。したがって、接続
作業中の巻線2絶縁物の吸湿、内部リード23b,23
cの絶縁物の吸湿レベルを最小限とすることが可能とな
る。
【0043】一方、変圧器本体45と直列に中性点側に
接続されるLVR46は、図24の結線図に示すよう
に、三次巻線2cにより励磁巻線2dを励磁し、タップ
巻線2eを切換えることにより、高圧または中圧側の電
圧を変化させるものである。今、高圧側の電圧を105
0KVを中心に100KVの変化幅で電圧調整すること
を考えた場合、単相3000/3MVA器ではLVR容
量は60MVA程度であり、輸送質量としてはたかだか
60トンで、工場から現地まで貨車及びトレーラで中身
を組立てたまま輸送することに大きな制約が生じること
はない。そこで、LVR全体を一体輸送した後、図1に
示した様に、リードダクト22を介して、現地組立され
た変圧器本体45とLVR間を接続する。
【0044】 (4)高圧ブッシング及びUHV線路端リードについて 図21から図23に示す高圧ブッシング24a及び線路
端リード23aは、2脚並列に巻かれた巻線2の相間部
の巻線高さ中央部でタンク壁12を貫通して巻線2に接
続されている。この場合、現地での接続作業を極小化す
るため、水平出しガス−油壁貫ブッシング24aの油側
にはブッシングポケット34が、ガス側にはGISガス
ダクト35が取付けられ、油側には油中シールド36及
びブッシング用絶縁バリヤ37a〜37cが多層に同心
的に取付けられている。
【0045】一方、線路端リード23aにおいては、金
属パイプ23a1 の表面に絶縁が施され、その上に多層
に同心的に絶縁バリヤ37d〜37fが取付けられてい
る。また、金属パイプ23a1 の内部には、金属パイプ
と同電位の可とう性のある通電導体23a2 が挿通さ
れ、この通電導体23a2 は油中シールド36を貫通し
て高圧ブッシング24aと直交するように引き出されて
いる。
【0046】また、線路端リード23aの外周には、所
定の間隔をあけて、内面に成型によって絶縁物が施され
た半円筒状のシールド電極38が配設されている。この
シールド電極38の外周には、図23に示した様に、線
路端リード23aの軸方向の少なくとも1箇所以上に、
支持用固定バンド39が取付けられ、前記シールド電極
38、絶縁バリヤ37d〜37f及び線路端リード23
aを緊縛したうえ、方形のリードダクト40の四隅に取
り付けられた取り付座40aに、支持金具41により固
定されている。
【0047】さらに、線路端リード23aの巻線2への
接続端は、全面防湿フィルム11で密封されている。こ
のフィルムの取付けは、工場において、本体タンク12
からダクト40を切り離す時に行い、その外側から輸送
用仮蓋42を取り付ける。
【0048】この様な構造とすることにより、高圧ブッ
シング24a、線路端リード23a及び絶縁物は、ブッ
シングポケット・ダクト装置43としてユニット構成さ
れた状態で輸送可能となる。これにより、現地では、本
体タンク12へブッシングポケット・ダクト装置43を
取付けた後、巻線2とリード通電導体23a2 を接続す
るだけで接続作業が完了するため、非常に複雑なUHV
リード回りの作業を極小化することができる。また、工
場で検証した品質を、現地においてもそのまま再現する
ことができる。なお、防湿フィルム11は、リード通電
導体23a2 を巻線2へ接続する直前に取り外すことに
より、リード絶縁物の大気への露出時間を最小とし、ま
た、作業中の異物・ゴミのリードダクト装置43内への
侵入を防止することができる。
【0049】(5)防水・防塵ハウスについて 図16及び図17は、分割輸送した変圧器を現地で組立
てる際に使用する全天候形の防水・防塵ハウス26の構
成を示したものである。この防水・防塵ハウス26は、
一般に屋外で組立てるため、防水、防風構造の全天候形
とすると共に、天井面から鉄心単位1Aや巻線2、上部
タンク12a等を吊り込むため、天井26bは開口部2
6Aをスライド開閉できるように蛇腹方式等、部分的に
スライド開閉が可能な構成とし、且つ、天井継目または
開口部26Aの下に、移動可能な保護カバー27を取付
ける。
【0050】また、側壁26aは固定ボルト32等で基
礎31上に固定すると共に、側壁26a上部側を固定具
30で基礎31に固定する。さらに、防水・防塵ハウス
26には、内部を低湿度に保つために乾燥空気発生装置
29等を取付けるため、屋外の天候に制約されずに、常
に防水・防塵ハウス26内の湿度を50%以下の低湿度
状態に保つことができる。
【0051】次に、上記の様に構成された防水・防塵ハ
ウス26内部における鉄心1、巻線2の組立状態につい
て説明する。即ち、図18及び図19に示した様に、図
15に示した下部タンク12bを基礎31上に据付け、
この周りに防塵シート28や組立作業台33を配置す
る。工場から輸送したU字形の鉄心単位1Aや防湿フィ
ルム11で密封された巻線2は、各輸送タンク17,1
9から取り出され、レッカー車34等で防水・防塵ハウ
ス26内に運び込まれ、以下の様にして中身組立が行な
われる。
【0052】即ち、防湿フィルム11で密封した巻線2
を、密封した状態のまま鉄心1の主脚1aに挿入セット
する。鉄心1の上部ヨーク1b、上部支持装置6aの組
立を行えば、鉄心1、巻線2の組立は巻線2の締付作業
のみとなる。巻線2の上下面の防湿フィルム11c〜1
1eの撤去はこの段階で実施する。例えば、巻線2上面
と上部ヨーク1b下面とのスペースを利用して、巻線2
の下部絶縁板10dやタンク底面等にジャッキを取り付
け、ジャッキアップして下面防湿パック11cを取り除
くと共に、巻線2を下部支持装置6bや下部ヨーク1c
面より支持する巻線支持ブロック7aを取り付け、ジャ
ッキダウンして最終セットを行う。次に、上面の防湿フ
ィルム11dやコイル口出し防湿フィルム11eを取り
除き、最終の巻線締付け作業を行う。そして、本体タン
ク12を真空引きして、絶縁油13を注油することによ
り変圧器本体の組立は完了する。
【0053】なお、本体タンク12は少なくとも防水・
防塵ハウス26内で組立てる。また、タンク12内面に
支持固定した中圧リード23b及び低圧リード23cと
巻線2の口出し部との接続は、タンク開口部あるいはタ
ンク内部に入って実施する。
【0054】図20及び図21は、分割輸送した変圧器
本体の中身組立状態を示したものであるが、上記の様に
本体タンク12、内部リード23b、23c及びUHV
リード23a、高圧ブッシング24aの組立まで防塵ハ
ウス26内で行い、真空引き工程に入れば、上記巻線
2、防湿フィルム11c〜11eの撤去から本体タンク
真空引きまで20時間以内で作業が完了する。
【0055】従来、電圧275KV以上の変圧器の中身
露出許容時間は50時間であるが、本実施例によれば、
分解輸送して現地再組立を行っても、従来考えられてい
る2〜3分割方式の組立輸送形UHV変圧器の現地組立
時の中身露出時間並み以下の短時間とすることが可能で
ある。また、絶縁物の吸湿レベルが十分に小さな値であ
るので、特別な現地乾燥工程が不要となるという効果も
得られる。
【0056】(6)全体の効果 上述した実施例で説明した様に、本発明による分解輸送
形単相変圧器を用いることにより、以下の様な効果が得
られる。
【0057】(1)図2に示した様な単相4脚鉄心1を
巻線2を装着する主脚1a中央で左右に分離する構成を
採用することにより、3個の鉄心単位1Aに分割して輸
送することが可能となり、輸送質量、輸送寸法とも一体
形単相4脚鉄心の1/3以下とすることができる。した
がって、3000/3MVAのUHV変圧器に用いられ
る最大質量、寸法を有する鉄心でも、その重量は45ト
ン程度となり、工場から現地まで貨車及びトレーラを使
用して十分輸送することが可能となる。これにより、輸
送コストの大幅な低減と重量物の輸送が不可能であった
山間地変電所への大容量変圧器の据付けが可能となる。
【0058】(2)図9に示した様に、巻線2の内外周
を絶縁筒10a,10bで、上下面を絶縁板10c,1
0dでそれぞれ一括支持固定するので、各コイル2a,
2b,2cを分解せずに、一括して吊上げ・ハンドリン
グが可能となる。したがって、工場試験後の巻線の特
性、品質は、分解輸送し再組立しても低下することはな
い。また、分解、吊上げ、再組立作業に対しても、巻線
2の周囲を絶縁筒10a,10b及び絶縁板10c,1
0dで完全に覆い保護するので、作業中の損傷を物理的
に防止することができる。
【0059】また、巻線2の外周全面を防湿フィルム1
1で密封し、現地中身組立の最終段階まで密封状態を保
持する構成としているため、輸送中あるいは現地再組立
工程中における巻線絶縁物の吸湿レベルを極小化でき
る。さらに、ゴミや異物の混入を防止することができる
ので、巻線2の品質を低下させることがなくなり、従来
の一体形変圧器と同等の品質確保が可能となる。
【0060】さらに、防湿フィルム11の撤去は、上下
面部のみに限定することにより作業が容易となる。ま
た、防湿フィルム11は高分子フィルム材を使用するこ
とにより、耐熱性、耐油性、絶縁強度等で絶縁紙よりさ
らに品質向上を計ることができる。さらに、3000/
3MVAのUHV変圧器の巻線2の輸送質量は40トン
以下となり、低床トレーラでの輸送が可能となる。
【0061】(3)図21及び図22に示した様に、U
HV線路端リード23aはブッシングポケット・ダクト
装置43として高圧ブッシング24a及び絶縁バリヤ3
7等と一体組立された状態で分解輸送されるため、現地
で再組立する箇所は、コイル2の近傍で通電導体23a
2 とコイル口出しとの接続のみに限定される。
【0062】また、ブッシングポケット・ダクト装置4
3を主変圧器タンク12に取付ける間は、開口部である
リード表面全体を防湿フィルム11で密封し、上記コイ
ル口出しとの接続作業が完了するまで、ブッシングポケ
ット・ダクト装置43の密封状態を保持する構成として
いる。これにより、リード絶縁物の吸湿を極小化でき、
また組立中のゴミ・異物の混入を防止することが可能と
なり、複雑な絶縁構成のUHVリード23aの品質を低
下させることがない。
【0063】さらに、図13及び図14に示した様に、
UHVリード23aを除いた他のリード23b、23c
等はタンク内面で支持固定する構成とし、分解・再組立
する箇所はコイル口出しリード及びブッシングとの接続
部のみに限定しているので、現地組立品質を確保し、中
身露出時間を低減することにより、現地での中身水分除
去工程、乾燥工程を簡略化できる。
【0064】(4)鉄心1、巻線2、タンク12等の中
身露出を伴う現地組立作業は、図16に示した様に、乾
燥空気発生装置29等の調湿装置を接続し、湿度を約5
0%以下に管理した全天候形防水・防塵ハウス26内で
実施するため、絶縁物の吸湿を最小化すると共に、異
物、ゴミ等の混入を防止できるので、高品質を確保した
変圧器組立が可能となる。また、防水・防塵ハウス26
の天井26bは、部分的にスライド開閉可能な構成とし
ているので、前記各種組立部品はレッカー車34で容易
に防水・防塵ハウス26内に吊込むことができる。さら
に、巻線2の挿入作業や上部ヨーク1bの積み作業等は
高所作業となるが、防水・防塵ハウス26内に作業台3
3を配置することにより安全で確実な作業が可能とな
る。
【0065】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、輸送制限の状況によっては、主変圧器
を単相5脚鉄心とし、巻線を3回路並列としたり、LV
Rも主変圧器側と同様の分解方式を採用するなど、輸送
状況に応じた対応を採ることができ、同じ効果を得るこ
とができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、巻
線の分割数の低減を図り、輸送単位ユニットの寸法・質
量を減少させ、また、変圧器の主要構成部分である鉄
心、巻線、タンク、高電圧ブッシング及びリードダクト
等を分割あるいはユニット構成で輸送することにより、
現地再組立部分を極小化して、組立品質を確保し、さら
に防湿、防塵対策を施すことにより、現地中身組立時の
品質向上を図った分解輸送形単相変圧器を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解輸送形単相変圧器の構成概念を示
す平面図
【図2】本実施例の主変圧器を構成する単相4脚鉄心の
構成を示す正面図
【図3】鉄心、巻線、タンク等の組立状態を示す正面図
【図4】図3の側断面図
【図5】単相4脚鉄心を3個の輸送単位に分割した場合
の、一つの鉄心単位の吊上げ状態を示す正面図
【図6】図5の側面図
【図7】鉄心単位の輸送組立状態を示す正面図
【図8】図7の側面図
【図9】巻線部分の構成を示す断面図
【図10】巻線を吊り上げた状態を示す正面図
【図11】巻線ユニットの輸送組立状態を示す平面図
【図12】図11の正面図
【図13】上部タンクに取付けたまま輸送するブッシン
グや内部リードの組立状態を示す正面図
【図14】図13の平面図
【図15】下部タンクの輸送組立状態を示す正面図
【図16】防水・防塵ハウスの構成を示す正面図
【図17】図16の側面図
【図18】防水・防塵ハウス内への鉄心吊込みと組立状
態を示す正面図
【図19】防水・防塵ハウス内への巻線吊込みと組立状
態を示す正面図
【図20】変圧器中身組立完了状態を示す正面図
【図21】図20の側面図
【図22】高圧線路端リードを高圧ブッシングと接続し
たまま輸送する状態を示したブッシングポケット・ダク
ト装置の平面図
【図23】高圧線路端リードのリードダクト部での支持
構造を示す正面断面図
【図24】変圧器本体とLVR部の接続部の構成を示す
結線図
【図25】従来から用いられているUHV単相単巻変圧
器の構成を示す平面図
【符号の説明】
1…鉄心 1A…U字形鉄心単位 2…巻線 4,4a…脚、ヨーク当て板 6a,6b…上・下部支持装置 11a〜11e…防湿フィルム 12…タンク 17…鉄心輸送タンク 19…巻線輸送タンク 22…接続用リードダクト 23…接続リード 23a,23b,23c…高・中・低圧リード 23a1 …高圧パイプ 23a2 …通電導体 24…ブッシング 24a…高圧ブッシング 26…防水・防塵ハウス 34…高圧ブッシングポケット 35…GISダクト 36…ブッシング油中シールド 37a〜37f…絶縁バリヤ 38…シールド電極 43…ブッシングポケット・ダクト装置 45…主変圧器 46…負荷時電圧調整器(LVR)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相変圧器を構成する鉄心、巻線及びタ
    ンクを分解可能に構成し、それぞれを別個に輸送し、現
    地において再度組立てる分解輸送形単相変圧器におい
    て、 前記巻線に接続される高圧線路端リードをリードダクト
    に支持固定し、また、高圧ブッシングに接続した状態で
    輸送可能に構成し、さらに、高圧線路端リードの巻線接
    続部を、防湿フィルムでシールしたことを特徴とする分
    解輸送形単相変圧器。
JP3224373A 1991-09-04 1991-09-04 分解輸送形単相変圧器 Pending JPH0562838A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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