JP2966165B2 - 分解輸送誘導電器の組立方法 - Google Patents

分解輸送誘導電器の組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄心、コイル等を分解輸
送し、現地で再組立する分解輸送誘導電器の組立方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年電力需要の増大に伴ない送電系統も
500KV送電などと高電圧化すると共に、送変電用に使用
される変圧器を大容量化している。また送電距離も長大
化しており、前記変圧器も輸送条件が一段と厳しい山間
地や市街地の地下に据付けることが多く、その輸送寸法
と重量の大巾な低減が必要となっている。
【0003】従来このような場所に設置する変圧器に対
しては、現地組立品質の確保のため鉄心、コイル等の品
質上重要な中身部分で分解を行わないことを前提とした
分割輸送変圧器が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】300MVA級の変圧器を従
来方式の分解輸送変圧器で構成した場合現地据付スペー
スや変圧器の経済性等から3分割までが一般的であり輸
送量重も60トン程度に低減するのが限度である。したが
って鉄道または船輸送した後の現地トレーラ輸送に対し
大掛りな橋梁の補強を含めた道路補強工事が必要となり
莫大な輸送費を要する等の課題があった。
【0005】本発明の目的は、分解輸送する誘導電器の
現地組立において地下や建屋内への据付けや、他の制約
からレッカー車等が使用出来ないケースに対し鉄心、コ
イル、タンク等を支持昇降、移動が可能な組立用リフタ
ーを用いこれにより鉄心、コイル、タンク等をユニット
に分解し輸送寸法、重量を一般レトーラで工場から現地
まで直接輸送し、かつ防塵、防湿管理したクリーンハウ
ス内での組立を可能とすることにより大幅な輸送費低減
を計ると共に、誘導電器の現地組立品質の向上を計った
分解輸送誘導電器の組立方法を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的を達
成するため次の技術的手段を実施する。変圧器等の誘導
電器のユニットに分解した鉄心、コイル、タンクの組立
および内部接続作業等中身の露出を伴なう現地中身組立
を工場組立室並みの防塵、防湿特性を有するクリーンハ
ウスを現地変圧器室内に設置しその内部で組立リフター
により実施する。現地組立用リフターに分解輸送した中
身、タンクを支持して昇降、移動、芯出し機能を持たせ
ることにより大容量変圧器の分解輸送とクリーンハウス
内での中身組立作業を可能とする。さらにコイルユニッ
トについては輸送中と現地組立作業中フィルムで密封パ
ックすることにより現地組立中の防湿、防塵効果をさら
に高めることが出来る。
【0007】
【作用】移動装置を備えた2個の自立するリフターを連
結ビームで門形に構成し、旋回、昇降、芯出し機能を有
する4個の支持装置を付属させることにより分解輸送し
た鉄心、コイル、タンク等の組立を上方より吊りおろす
工程を省略して可能とする。
【0008】したがって、分解輸送する中身部品は現地
変圧器室内に設置した防塵、防湿性を有するクリーンハ
ウス内で組立が可能となるため、分解輸送した変圧器の
現地組立品質を工場と同一レベルに確保出来る。またク
リーンハウスには乾燥空気発生装置等の調湿装置を接続
することにより、ハウス内部の湿度を常に50%以下の低
湿度レベルに管理することが可能となる。
【0009】一方高電界となり高圧器品質確保上最も重
要なコイルは、リフターで鉄心脚と挿入し上部ヨーク積
みを終え中身組立の最終工程であるコイル締付作業直前
までフィルムで密封状態を保つことが出来る。したがっ
てコイル絶縁物の露出時間を最小限に抑え、かつゴミ、
異物の侵入を完全に防止出来、前記上方よりの吊下げを
伴わない組立リフターによるクリーンハウス内での組立
作業と合せ現地中身組立品質を確保することが出来る。
【0010】このように上方からの吊おろし工程を必要
としない組立リフターの採用と、クリーンハウス内作業
とにより誘導電器の現地組立品質を確保出来る。したが
って例えば300MVA組変圧器では最大重量が25トン以下の
ユニットに分解して一般の低床トレーラでの分解輸送が
可能となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。図1は組立リフターの正面図で、図2、図
3はその側面図と平面図である。
【0012】前後に移動する走行装置2を備えた下部支
持台4aとこれに固定した油圧シリンダー装置3と、油圧
シリンダー3の操作により上下に昇降する上部支持台4
より成るリフター1a、2個を左右に配置し、これ等の上
部支持台間を連結ビーム6で固定することにより門形と
した走行門形リフター1を構成する。この走行門形リフ
ター1は上面12上に左右に配置して固定した走行ガイド
11上を電動駆動装置2aにより駆動される走行装置2によ
り前後に移動する。
【0013】また左右の上部支持台4間にまたがり、か
つ支持台4に対し左右方向に調整可能なスライド装置8
を有する荷重台7を備付けることにより平面上における
芯出し作業を高精度で行うことが出来る。油圧シリンダ
ー装置3により上下に昇降する荷重台7に走行門形リフ
ター1の平面中心にほぼ対称に4個の支持金具9を固着
する。4個の支持金具9はそれぞれ荷重台7に対し回転
可能な構成とする。この支持金具9に水平支持面を有す
るL字金具9aを取付ける。以上の構成を有する現地組立
用リフター1は例えば分解輸送したコイルユニット14を
L字金具9aで支持した状態で門形リフター1に備付けら
れた油圧ユニット4aで油圧シリンダー4を操作すること
により容易に上下に昇降することが可能となる。さらに
上部支持台4にスライド装置8により固定した荷重台7
は左右方向に位置調整が出来るのでコイルユニット14を
鉄心脚に挿入組立する場合の高精度芯出し作業が前後左
右の移動調整機能により容易に実施することが可能とな
る。
【0014】図4は組立、リフター1により分解輸送し
た誘導電器のU字形鉄心ユニット13を支持移動し床面12
上に据付けられた下部タンク15a内にセットする作業を
示す。鉄心ユニット13は巾方向寸法が小さいのでL字金
具9aを使用せず直接荷重台7より吊り下げても良い。
【0015】図5はコイルユニット14をL字金具9aで支
持組立リフター1の走行装置2で移動、さらに左右方向
の位置調整を荷重台7のスライド装置8により行ない、
図4でセットした鉄心脚に挿入する作業を示す。また図
6は上部タンク15の組立に組立用リフター1の使用を示
すもので上部タンク15の受けビームを直接左右のリフタ
ーから支持する例である。
【0016】以上に示したように、分解輸送した鉄心ユ
ニット13、各相のコイルユニット14および上部タンク15
等の組立スペース高さは鉄心高さ寸法とコイルユニット
あるいは上部タンク高さ寸法の和だけの最小寸法を確保
するだけで組立を可能とする。また組立リフター1は、
支持物を門形構成したリフターの幅寸法内で支持移動し
て組立たてるため組立用床面スペースを最小限に抑える
ことが出来る。このように誘導電器の中身に関した組立
を上方から吊りおろしを伴なわず総で床面作業とするた
め全作業をクリーンハウス内で実施することが可能とな
る。したがって本発明の組立リフターを採用することに
より分解輸送誘導電器の現地組立にレッカー車や門形ク
レーンの搬入が不要となり、コンパクトで経済性な地下
SSや誘導電器を収納する建屋等の建設が可能となる。
組立用リフターの前後への走行を電動駆動装置の替りに
油圧駆動あるいは手動駆動で行った場合でも同等の効果
が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上本発明による組立リフターを採用す
ることにより、分解輸送した誘導電器の鉄心、コイル、
タンク等の中身に関する現地組立を工場組立室と同一の
防塵、防湿レベルに管理したクリーンハウス内の床面上
作業で可能となる。したがって現地組立品質を十分確保
した分解輸送形誘導電器と、外部の天候に制約されない
現地組立法を提供することが可能となる。
【0018】組立リフターは床面レベルでの油圧シリン
ダー操作で、鉄心、コイル、ユニット等を支持した状態
で上下に昇降させることが出来、かつ走行装置による前
後方向の移動と荷重台の左右スライド調整機能を備えて
いるため高精度での中身組立が可能となる。
【0019】また組立リフターの走行ガイドは床面に仮
固定するだけで良く移動専用レールの施工等一時的な組
立のための余分な基礎工事を行うことも無い。連結ビー
ムや荷重台により連結した左右2個のリフターは切離し
可能であり、組立室への搬入制約も無く、天井フック等
で容易に組立分解作業が出来る。
【0020】したがって本発明の組立リフターと現地組
立法を採用することにより275KV ,500KV の高電圧大容
量誘導電器を一般低床トレーラでの分解輸送を可能と
し、大形特殊トレーラ輸送に伴なう高コストとなる道
路、橋梁補強工事等が一切不要となる。一般社会への交
通障害等の影響の無い、材料節約形のコンパクトな分解
誘導電器の組立方法を提供することが出来る。
【0021】さらに地下室や建屋内に誘導電器を収納す
るケースでは室高さを最小限まで低減し、かつ組立用レ
ッカ車や門形クレーン等の特殊設備を不要とするので変
電所の建設費を大幅に削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】本発明の一実施例を示す側面図。
【図3】本発明の一実施例を示す平面図。
【図4】本発明の組立工程を示す正面図。
【図5】同じく本発明の組立工程を示す正面図。
【図6】同じく本発明の組立工程を示す正面図。
【符号の説明】
1,1a…組立リフター 2,2a…走行装置、電動駆動ユニット 3,3a…油圧シリンダー、油圧ポンプユニット 4,4a…上下支持台 5…昇降アーム 6…連結ビーム 7…荷重台 8…スライド装置 9,9a…支持金具、L字金具 10…支持柱 11…走行ガイド 12…床面 13…鉄心ユニット 14…コイルユニット 15,15a…上、下タンク 16…クリーンハウス 17…乾燥空気発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 27/02 H01F 41/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に移動する走行装置を備えた下部支
    持台と、これに固定した油圧シリンダーにより上下に昇
    降する上部支持台から成るリフター2個を左右に配置し
    上部支持台間を連結ビームで固定した走行内形リフター
    を設け、 左右のリフターの上部支持台間にまたがり、かつ支持台
    に対し左右方向に調整可能なスライド装置により固定さ
    れた荷重台と、この荷重台に固定し走行門形リフターの
    平面中心からほゞ等距離で4個配置しかつ回転可能なL
    形支持金具を有する走行門形リフターに上り現地組立す
    るようにした分解輸送誘導電器の組立方法。
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