JPH06208926A - 分解輸送誘導電器の組立装置 - Google Patents

分解輸送誘導電器の組立装置

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JPH06208926A
JPH06208926A JP165093A JP165093A JPH06208926A JP H06208926 A JPH06208926 A JP H06208926A JP 165093 A JP165093 A JP 165093A JP 165093 A JP165093 A JP 165093A JP H06208926 A JPH06208926 A JP H06208926A
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JP
Japan
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supporting
traveling
lifter
assembly
lifters
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Application number
JP165093A
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English (en)
Inventor
Toshio Kase
俊雄 加瀬
Minoru Yokoyama
実 横山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】輸送費低減と現地組立品質の向上を図った分解
輸送誘導電器の組立装置を提供する。 【構成】前後に移動する走行装置を備えた下部支持台と
この下部支持台に固定した油圧シリンダーにより上下に
昇降する上部支持台とから成るリフター2個を左右に配
置すると共に、前記上部支持台間を2個の取外し可能な
連結ビームで固定した走行門形リフターにおいて、左右
のリフターの前記上部支持台間にまたがり、かつ前記連
結ビームと同一平面的に組み合わされ前記支持台に対し
左右方向に移動可能なスライド装置を備え付けた荷重台
と、この荷重台に固定し走行門形リフターの平面中心か
らほぼ等間隔で4個配置しかつ回転可能なL形支持金具
を有する走行門形リフターとから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電器の鉄心、コイル
等を分解輸送し、現地で再組立する分解輸送誘導電器の
組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増大に伴ない送電系統
も500kV送電などと高電圧化すると共に、送変電用
に使用される変圧器も大容量化している。また送電距離
も長大化しており、変圧器も輸送条件が一段と厳しい山
間地や市街地の地下に据付けることが多く、その輸送寸
法と重量の大幅な低減が必要となっている。
【0003】従来このような場所に設置する変圧器に対
しては、現地組立品質の確保のために鉄心、コイル等の
品質上重要な中身部分で分解を行わないことを前提とし
た分割輸送変圧器が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、300M
VA級の変圧器を従来方式の分解輸送変圧器で構成した
場合、現地据付スペースや変圧器の経済性等から3分割
までが一般的であり、輸送重量も60トン程度に低減す
るのが限度であった。このため鉄道または船輸送した後
の現地トレーラ輸送に対し、大掛りな橋梁の補強を含め
た道路補強工事が必要となり、莫大な輸送費を要する等
の問題があった。
【0005】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたもので、その目的は分解輸送する誘導電器の現
地組立において、地下や建屋内への据付けや他の制約か
らレッカー車等が使用できないケースに対しても鉄心、
コイル、タンク等を支持昇降することができ、かつ移動
可能な組立用リフターを用いることにより鉄心、コイ
ル、タンク等をユニットに分解して輸送寸法、重量を一
般トレーラで工場から現地まで直接輸送可能とし、かつ
防塵、防湿管理したクリーンハウス内での組立を可能と
することにより、大幅な輸送費低減と誘導電器の現地組
立品質の向上を図った分解輸送誘導電器の組立装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分解輸送誘導電器の組立装置は、前後に移
動する走行装置を備えた下部支持台とこの下部支持台に
固定した油圧シリンダーにより上下に昇降する上部支持
台とから成るリフター2個を左右に配置すると共に、前
記上部支持台間を2個の取外し可能な連結ビームで固定
した走行門形リフターにおいて、左右のリフターの前記
上部支持台間にまたがり、かつ前記連結ビームと同一平
面的に組み合わされ前記支持台に対し左右方向に移動可
能なスライド装置を備え付けた荷重台と、この荷重台に
固定し走行門形リフターの平面中心からほぼ等間隔で4
個配置しかつ回転可能なL形支持金具を有する走行門形
リフターとから構成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の分解輸送誘導電器の組立装置による
と、移動装置を備えた2個の自立するリフターを連結ビ
ームと荷重台とで門形に構成し、旋回、昇降、芯出し機
能を有する4個の支持装置を付属させることにより分解
輸送した鉄心、コイル、タンク等の組立を上方より吊り
下ろす工程を省略可能にすると共に分解輸送する中身部
品は現地変圧器室内に設置した防塵、防湿性を有するク
リーンハウス内で組立が可能となるため、分解輸送した
変圧器の現地組立品質を工場と同一レベルに確保でき
る。またクリーンハウスには乾燥空気発生装置等の調湿
装置を接続することにより、ハウス内部の湿度を常に5
0%以下の低湿度レベルに管理することも可能となる。
【0008】一方、高電界となり高圧器品質確保上最も
重要なコイルは、リフターで鉄心脚と挿入し上部ヨーク
積みを終え中身組立の最終工程であるコイル締付作業直
前までフィルムで密封状態を保つことができる。したが
ってコイル絶縁物の露出時間を最小限に抑え、かつゴ
ミ、異物の侵入を完全に防止でき、前記上方よりの吊下
げを伴なわない組立リフターによるクリーンハウス内で
の組立作業と合わせ現地中身組立品質を確保することが
できる。
【0009】このように上方からの吊りおろし工程を必
要としない組立リフターの採用と、クリーンハウス内作
業とにより誘導電器の現地組立品質を確保できるので、
例えば300MVA級変圧器では最大重量が25トン以
下のユニットに分解可能となるので、一般の低床トレー
ラで輸送可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の組立リフターの正面図、
図2及び図3はそれぞれその側面図と平面図である。図
1〜図3に示すように、前後に移動する走行装置2を備
えた下部支持台4aとこれに固定した油圧シリンダー3
と、油圧シリンダー3の操作により上下に昇降する上部
支持台4より成るリフター1aを2個左右に配置し、こ
れらの上部支持台4間を連結ビーム6で固定することに
より門形とした走行門形リフター1を構成する。
【0011】この走行門形リフター1は、床面12上に
左右に配置して固定した走行ガイド11上を電動駆動ユ
ニット2aにより駆動される走行装置2により前後に移
動する。また左右の上部支持台4間にまたがり、かつ上
部支持台4に対し左右方向に調整可能なスライド装置8
を有する荷重台7を備え付けることにより平面上におけ
る芯出し作業を高精度で行うことができる。さらに油圧
シリンダー3により上下に昇降する荷重台7に走行門形
リフター1の平面中心にほぼ対称に4個の支持金具9を
荷重台7に固着し、この4個の支持金具9はそれぞれ荷
重台7に対し回転可能な構成とする。また支持金具9に
水平支持面を有するL字金具9aを取付ける。
【0012】以上のように構成された組立走行門形リフ
ター1は、例えば現地において分解輸送したコイルユニ
ット14をL字金具9aで支持した状態で、油圧ユニッ
ト3aで油圧シリンダー3を操作することにより容易に
上下に昇降することが可能となる。さらに、上部支持台
4にスライド装置8により固定した荷重台7は左右方向
に位置調整ができるので、コイルユニット14を鉄心脚
に挿入組立する場合の高精度芯出し作業が前後左右の移
動調整機能により容易に実施することができる。また荷
重台7も左右のリフター1aの連結ビームと同一平面上
に配置することにより誘導電器のコイル相間寸法を最小
とすることが可能となる。連結ビーム6と荷重台7のコ
イルに対する配置は連結金具18で調整することができ
る。
【0013】次に、本発明による分解輸送誘導電器の組
立装置による現地作業を図4〜図6について説明する。
まず、図4に示すように組立リフター1により分解輸送
した誘導電器のU字形鉄心ユニット13を支持移動し、
床面12上に据付けられた下部タンク15a内にセット
する。鉄心ユニット13は幅方向寸法が小さいのでL字
金具9aを使用せず直接荷重台7より吊り下げてもよ
い。これらの作業はクリーンハウス16内で行われる。
17は乾燥空気発生装置である。
【0014】次に、コイルユニット14を図4でセット
した鉄心脚に挿入する。この挿入作業は、図5に示すよ
うにコイルユニット14をL字金具9aで組立リフター
1の走行装置2で移動し、さらに左右方向の位置調整を
荷重台7のスライド装置8により行うとよい。図6は上
部タンク15の組立に組立リフター1の使用を示すもの
で上部タンク15の受けビームを直接左右のリフター1
aから支持する例である。
【0015】上述したように、本発明の分解輸送誘導電
器の組立装置によると、分解輸送した鉄心ユニット1
3、各相のコイルユニット14および上部タンク15等
の組立スペース高さは、鉄心高さ寸法とコイルユニット
あるいは上部タンク高さ寸法の和だけの最小寸法を確保
するだけで組立を可能とする。また組立リフター1は、
支持物を門形構成したリフターの幅寸法内で支持移動し
て組み立てるため組立用床面スペースを最小限に抑える
ことができる。このように誘導電器の中身に関した組立
を上方から吊り下ろしを伴なわずすべて床面作業とする
ため全作業をクリーンハウス内で実施することが可能と
なる。
【0016】したがって、本発明の組立リフターを採用
することにより分解輸送誘導電器の現地組立にレッカー
車や門形クレーンの搬入が不要となり、コンパクトで経
済的な地下SSや誘導電器を収納する建屋等の建設が可
能となる。
【0017】また組立リフターの前後への走行を電動駆
動装置の代りに油圧駆動あるいは手動駆動で行った場合
でも同等の効果が得られる。また荷重台7を連結ビーム
6の上面に配置しても同一平面上となり現地組立に必要
なコイル相間寸法を最小とすることが可能となる。
【0018】さらに組立リフターは床面レベルでの油圧
シリンダー操作で、鉄心、コイル、ユニット等を支持し
た状態で上下に昇降させることができ、かつ走行装置に
よる前後方向の移動と荷重台の左右スライド調整機能を
備えているため高精度での中身組立が可能となる。この
組立リフターの走行ガイドは床面に仮固定するだけでよ
く移動専用レールの施工等一時的な組立のための余分な
基礎工事を行うこともない。連結ビームにより連結した
左右2個のリフターは切離し可能であり、組立室への搬
入制約もなく、天井フック等で容易に組立分解作業がで
きる。
【0019】したがって、本発明の分解輸送誘導電器の
組立装置を採用することにより275kVあるいは50
0kV高電圧大容量誘導電器を一般低床トレーラでの分
解輸送を可能とし、大形特殊トレーラ輸送に伴なう高コ
ストとなる道路、橋梁補強工事等が一切不要となる。し
かも、一般社会への交通障害等の影響もなく、材料節約
形のコンパクトな分解誘導電器の組立装置を提供するこ
とができる。
【0020】さらに地下室や建屋内に誘導電器を収納す
るケースでは室高さを最小限まで低減し、かつ組立用レ
ッカー車や門形クレーン等の特殊設備を不要とするので
変電所の建設費を大幅に削減することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分解輸送
誘導電器の組立装置によると、分解輸送した誘導電器の
鉄心、コイル、タンク等の中身に関する現地組立を工場
組立室と同一の防塵、防湿レベルに管理したクリーンハ
ウス内の床面上作業で可能となるので、現地組立品質を
十分確保した分解輸送形誘導電器と、外部の天候に制約
されない現地組立法を提供することが可能となる。また
一般社会への交通障害等の影響もなく、さらに、地下室
や建屋内に誘導電器を収納するケースでは室高さを最小
限まで低減し、かつ組立用レッカー車や門形クレーン等
の特殊設備を不要とするので、変電所の建設費を大幅に
削減することが可能となる材料節約形のコンパクトな分
解輸送誘導電器の組立装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】本発明による鉄心組立作業を説明するための正
面図。
【図5】本発明によるコイルユニットの鉄心への挿入作
業を説明するための正面図。
【図6】本発明による上部タンクの組立作業を説明する
ための側面図。
【符号の説明】
1…組立リフター、1a…リフター、2…走行装置、2
a…電動駆動ユニット、3…油圧シリンダー、3a…油
圧ポンプユニット、4…上部支持台、4a…下部支持
台、5…昇降アーム、6…連結ビーム、7…荷重台、8
…スライド装置、8a…操作ハンドル、9…支持金具、
9a…L字金具、10…支持柱、11…走行ガイド、1
2…床面、13…鉄心ユニット、14…コイルユニッ
ト、15…上部タンク、15a…下部タンク、16…ク
リーンハウス、17…乾燥空気発生装置、18…連結金
具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に移動する走行装置を備えた下部支
    持台とこの下部支持台に固定した油圧シリンダーにより
    上下に昇降する上部支持台とから成るリフター2個を左
    右に配置すると共に、前記上部支持台間を2個の取外し
    可能な連結ビームで固定した走行門形リフターにおい
    て、左右のリフターの前記上部支持台間にまたがり、か
    つ前記連結ビームと同一平面的に組み合わされ前記支持
    台に対し左右方向に移動可能なスライド装置を備え付け
    た荷重台と、この荷重台に固定し走行門形リフターの平
    面中心からほぼ等間隔で4個配置しかつ回転可能なL形
    支持金具を有する走行門形リフターとから構成されたこ
    とを特徴とする分解輸送誘導電器の組立装置。
JP165093A 1993-01-08 1993-01-08 分解輸送誘導電器の組立装置 Pending JPH06208926A (ja)

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JPH06208926A true JPH06208926A (ja) 1994-07-26

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ID=11507398

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