JP2585492Y2 - 車両用シートのロック解除操作機構 - Google Patents

車両用シートのロック解除操作機構

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JP2585492Y2
JP2585492Y2 JP1992062703U JP6270392U JP2585492Y2 JP 2585492 Y2 JP2585492 Y2 JP 2585492Y2 JP 1992062703 U JP1992062703 U JP 1992062703U JP 6270392 U JP6270392 U JP 6270392U JP 2585492 Y2 JP2585492 Y2 JP 2585492Y2
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cushion
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健義 三木
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用シートのロック解
除操作機構に関し、特に、前側シートを構成するシ−ト
クッションを前方へ回動起立させて後側シートに対する
乗員の乗降を容易にするために、前記シ−トクッション
の後部を車体側に解除可能にロックするロック機構のロ
ックを解除するロック解除操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種形式のロック解除操作機構は例え
ば図4に示すように、車両の前後方向に3列に配設され
たシートにおける2列目シートS2に採用されるもの
で、当該車両においては図3に示すように車体の構造上
2列目シートS2の側部には乗降口が存在するが3列目
シートS3の側部には乗降口がないため、3列目シート
S3に対する乗降を容易にすべく2列目シートS2を構
成するシートバック1のシートクッション2に対するリ
クライニング機構3によるロックを解除してシートバッ
ク1を前方へ回動倒伏した後、ロック機構4よるシート
クッション2の後部の車体側へのロックをロツク解除操
作機構5の操作により解除し、倒伏させたシートバック
1と一体的にシートクッション2を前方へ回動させて
立させるものである。
【0003】かかるロック解除操作機構5は一般に同図
に示すように、シ−トクッション1の後部を車体側に解
除可能にロックするロック機構4の解除手段に連結され
た操作ケーブル5aと、シ−トクッション2の側部に回
動可能に設けられて操作ケーブル5aの先端部に連結す
る解除レバー5bを備え、この解除レバー5bの回動操
作により操作ケーブ5aを伸張してロック機構4のロッ
クを解除して、シ−トクッション2の後部を解放状態に
するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、当該ロック
解除操作機構5においては解除レバー5bがシ−トクッ
ション2の側部に設けられているため、3列目シートS
3の着座者が解除レバー5bの操作を行う際には無理な
姿勢をとらざるを得ず操作性が悪い。これに対処するた
めには、2列目シートS2の後部にも第2の解除レバー
を設けることが考えられる。また、車両用シートにおい
てロック機構を解除操作するために同一のシートに第
1、第2の2つの解除レバーを設けたものとしては、例
えば実開昭63−156835号公報に示されているシ
ートがある。
【0005】しかしながら、当該シートはウォークイン
機構付きシートであって本考案が適用対象としてる形式
の車両用シートとは異なる形式のものであり、また両解
除レバーが互いにリンクにて連結されて連動するように
構成されている。このため、両解除レバーの形状が複雑
になり、また一方の解除レバーを操作すると他方の解除
レバーが回動するため大きな操作力が必要となり、同公
報に示されたロック解除操作機構をそのまま本考案が適
用対象とする車両用シートに採用することができない。
従って、本考案の目的は、構成が簡単でかつ大きな操作
力を必要としないロック解除操作機構を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前側シートを
構成するシ−トクッションを前方へ回動起立させて後側
シートに対する乗員の乗降を容易にするために、前記シ
−トクッションの後部を車体側に解除可能にロックする
ロック機構のロックを解除するロック解除操作機構であ
り、前記前側シートの側部に回動操作可能に組付けられ
た第1の解除レバーと、同前側シートの後部に回動操作
可能に組付けられた第2の解除レバーと、前記ロック機
構の解除手段に一端を連結されて前記各解除レバーの一
端部を摺動可能に貫通する操作ケーブルとを備え、同操
作ケーブルには前記各解除レバーの回動時にこれら各解
除レバーに係合して同操作ケーブルを伸張する一対の係
合手段を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
【考案の作用・効果】このように構成したロック解除操
作機構においては、操作ケーブルの伸張方向への移動に
対しては両解除レバー共に自由状態にあるとともに、各
解除レバーを独立的に回動操作した場合には回動操作す
る解除レバーは操作ケーブルに設けた各係合手段に係合
して操作ケーブルを伸張する。このため、一方の解除レ
バーの操作時には他方の解除レバーは自由状態にあって
回動することがなく、同様に他方の解除レバーを回動操
作した場合には一方の解除レバーが回動することはな
く、大きな操作力を要することなく各解除レバーを操作
することができる。また、各解除レバーは互いに独立し
てシート側に組付けられるものであるから、構成が複雑
になるようなこともない。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1には本考案に係るロック解除操作機構10
を備えた車両用シートが概略的に示されている。当該シ
ートは上記した車両の2列目シートに該当するもので、
シ−トクッション21、シ−トバック22、リクライニ
ング機構23、ロック機構24、およびロック機構24
のロックを解除させるロック解除操作機構10を備えて
いる。
【0009】シートクッション21はそのクッションフ
レーム21aの前部にて、左右のヒンジ21b,21c
を介して車体のフロアに前後方向へ回動可能に組付けら
れているとともに、クッションフレーム21aの後部の
一側にてロック機構24を介してフロアに解除可能にロ
ックされている。ロック機構24は公知のもので、クッ
ションフレーム21aに固定されたラッチ、フロアに立
設されてラッチに嵌合するストライカ、およびクッショ
ンフレーム21aに回動可能に設けられてストライカに
係脱するフックにて構成されており、同フックがラッチ
に嵌合するストライカに係合している状態においてシー
トクッション21をフロアにロックし、同フックがスト
ライカから離脱している状態ではシートクッション21
のフロアに対するロックを解除している。
【0010】シ−トバック22はそのバックフレーム2
2aの左右下端部にてクッションフレ−ム21aの左右
の後端部に前後方向へ回動可能に組付けられているとと
もに、リクライニング機構23を介してクッションフレ
−ム21aに解除可能にロックされている。リクライニ
ング機構23は公知のもので、バックフレーム22aに
設けたラチェット、クッションフレ−ム21aに搖動可
能に設けられてラチェットに弾撥的に噛合するポール、
クッションフレ−ム21aに回動可能に設けられて回動
操作によりポールをラチェットから離間させるレリーズ
レバーにて構成されている。かかるリクライニング機構
23においては、ラチェットに対してポールが噛合して
いる状態ではシ−トバック22をシ−トクッション21
にロックしており、レリーズレバーの回動操作によりポ
ールをラチェットから離間させた状態ではシ−トクッシ
ョン21に対するシ−トバック22のロックが解除さ
れ、シ−トバック22は前方へ倒伏可能である。
【0011】本考案に係るロック解除操作機構10は図
1および図2に示すように、第1解除レバー11、第2
解除レバー12および操作ケーブル13を備えている。
第1解除レバー11はレバー部11aの中間部にてクッ
ションフレ−ム21aの側部に前後方向へ回動可能に組
付けられてシ−トクッション21の側部に突出してお
り、また第2解除レバー12はレバー部12aの先端部
にてバックフレーム21aの後部に上下方向へ回動可能
に組付けられてシ−トバック22の後部に突出してい
る。
【0012】操作ケーブル13は一対のアウタチューブ
13a,13bとインナワイヤ13cとからなり、第1
アウタチューブ13aと第2アウタチューブ13bとは
互いに離間した状態でクッションフレ−ム21aに固定
されており、これら両アウタチューブ13a,13b内
をインナワイヤ13cが貫通している。インナワイヤ1
3cの一端はロック機構24を構成する図示しないフッ
クに連結されていて、他端は第1アウタチューブ13
a、第1解除レバー11の先端部に固着したスライダ1
1bの貫通孔、第2アウタチューブ13bおよび第2解
除レバー12の先端部に固着したスライダ12bの貫通
孔を摺動可能に貫通している。
【0013】操作ケーブル13を構成するインナワイヤ
13cにおいては、第1解除レバー11の貫通部の後部
に第1係合部13dが設けられ、かつ後端部である第2
解除レバー12の後部に第2係合部13eが設けられて
いる。これにより、インナワイヤ13cはロック機構2
4のフックと第1,第2解除レバー11,12とを連結
しており、ロック機構24の図示しないテンションスプ
リングの作用で常に収縮方向へ付勢され、フックをスト
ライカに係合させてシートクッション21を常にフロア
にロックしている。
【0014】このように構成したロック解除操作機構1
0においては、第1解除レバー11をシートの前方側へ
回動操作することにより同レバー11のスライダ11
bを第1係合部13dに係合させてインナワイヤ13c
を伸張することができるとともに、第2解除レバー12
シートの下方側へ回動操作することにより同レバー
12のスライダ12bを第2係合部13eに係合させて
インナワイヤ13cを伸張することができる。従って、
これらのいずれの解除レバー11,12を回動操作して
もロック機構24を構成するフックを回動させてシート
クッション21のフロアに対するロックを解除すること
ができる。シートクッション21のフロアに対するロッ
クを解除した後は、シートクッション21の後部側を
ンジ21b、21cを中心として上方へ回動させて前方
へ起立させることができ、3列目シートS3に対する乗
員の乗降を容易にすることができる。
【0015】ところで、当該ロック解除操作機構10に
おいては、第1解除レバー11の回動操作時には第2解
除レバー12はインナワイヤ13cに対しては自由状態
にあって、第1解除レバー11の回動操作に追従して回
動することはない。また、第2解除レバー12の回動操
作時には第1解除レバー11はインナワイヤ13cに対
しては自由状態にあって、第2解除レバー12の回動操
作に追従して回動することはない。従って、当該ロック
解除操作機構10においては、大きな操作力を要するこ
となく各解除レバー11,12を回動操作することがで
きる。また、各解除レバー11,12は互いに独立して
シ−トクッション21側に組付けられるものであるか
ら、構成が複雑になるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るロック解除操作機構を
備えた車両用シートを概略的に示す斜視図である。
【図2】同ロック解除操作機構を示す一部省略平面図
(a)、および同側面図(b)である。
【図3】同ロック解除操作機構が適用されるシートを備
えた車両の概略的平面図である。
【図4】従来のロック解除操作機構を概略的に示す斜視
図である。
【符号の説明】
10…ロック解除操作機構、11…第1解除レバー、1
1b…スライダ、12…第2解除レバー、12b…スラ
イダ、13…操作ケーブル、13c…インナワイヤ、1
3d,13e…係合部、21…シ−トクッション、21
a…クッションフレ−ム、22…シ−トバック、22a
…バックフレーム、23…リクライニング機構、24…
ロック機構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側シートを構成するシ−トクッションを
    前方へ回動起立させて後側シートに対する乗員の乗降を
    容易にするために、前記シ−トクッションの後部を車体
    側に解除可能にロックするロック機構のロックを解除す
    るロック解除操作機構であり、前記前側シートの側部に
    回動操作可能に組付けられた第1の解除レバーと、同前
    側シートの後部に回動操作可能に組付けられた第2の解
    除レバーと、前記ロック機構の解除手段に一端を連結さ
    れて前記各解除レバーの一端部を摺動可能に貫通する操
    作ケーブルとを備え、同操作ケーブルには前記各解除レ
    バーの回動時にこれら各解除レバーに係合して同操作ケ
    ーブルを伸張する一対の係合手段を備えていることを特
    徴とする車両用シートのロック解除操作機構。
JP1992062703U 1992-09-07 1992-09-07 車両用シートのロック解除操作機構 Expired - Lifetime JP2585492Y2 (ja)

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