JP2584458B2 - 熱転写インク及びインクフィルム - Google Patents

熱転写インク及びインクフィルム

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JP2584458B2 JP62234399A JP23439987A JP2584458B2 JP 2584458 B2 JP2584458 B2 JP 2584458B2 JP 62234399 A JP62234399 A JP 62234399A JP 23439987 A JP23439987 A JP 23439987A JP 2584458 B2 JP2584458 B2 JP 2584458B2
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱転写記録用インク及びインクフィルムに
関するものであり、さらに詳しくは現在パーソナルワー
プロ等で幅広く利用されている感熱転写記録方式の印字
コストを低減するための多数回使用熱転写インクリボン
を供給することを目的としたものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
感熱転写方式のプリンターは小型軽量で安価な普及型
プリンターとして広く利用されている。特にメインテナ
ンスフリーといった特徴を生かしてパーソナルワープロ
等の分野ではほぼ100%採用されている。
この様に熱転写方式の印字システムは普及型プリンタ
ーとしての数多くの利点を備えているが、今後更に熱転
写プリンターが普及して行く上で消耗材の値段が高く一
枚当たりの印字コストが割高になることが最大の障害と
なる事が予想される。このコスト高の原因として各機種
対応のカセットを供給する必要性から各カセットが少量
多品種にならざるを得ないこと、本来の消耗材以外の周
辺部品であるカセット等の値段がリボンに較べてかなり
高いこと、スリット・コア巻き・カセット詰めといった
一連の後加工の自動化が難しく人件費がかかること、更
には流通コストがかさむ事などが挙げられる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者はかかる問題点に鑑み、同じインクリボンを
多数回使用する事により低印字コスト化を実現する感熱
転写プリンター用消耗材を供給することを目的として鋭
意検討を重ねた結果、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、非転写構造体から溶融したインクを溶
出する多数回印字用インクリボンに用いられるインクで
あって、融点(JIS−K0064)が55℃〜110℃で、融点よ
り凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂、20〜80重
量%(対固形分)及び着色剤を必須構成成分として含有
することを特徴とする多数回印字用熱転写インク、及び
該インクを支持体の片面に塗布してなることを特徴とす
る多数回印字の可能な感熱転写用インクフィルムを提供
するものである。
本発明においては、網目構造、或は石垣構造等の非転
写構造体中にインクを保持させて、加熱印字時に少量づ
つ転写させることにより多数回印字を可能ならしめたも
のである。
感熱転写方式の印字システムはポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム等のベースフィルム上に塗布し
た熱溶融性インクをベースフィルムの裏側からサーマル
ヘッドにより加熱し溶融させた被転写紙に十分浸透或い
は接着させ、その後のベースフィルムと被転写紙を機械
的に剥離する事によりインクをベースフィルム側から被
転写紙側へ転写させるシステムである。従来のインクリ
ボンを使用すると剥離時においてインクが冷却・固化す
るため加熱溶融したインクの全量が被転写紙に転写して
しまい1回しか使用できない使い捨てのインクリボンに
なってしまう。しかし本発明のインクフィルムからなる
リボンを使用するとインクの融点と凝固点に差があるた
め、フィルムと被転写紙が剥離される時点でもインクは
溶融状態を保っている。しかも網目構造等の非転写構造
体から少量づつ溶融して浸み出すため加熱溶融されたイ
ンクの全量ではなく一部が被転写紙に転写し多数回印字
が達成される。
本発明に用いられる樹脂としては融点(JIS−K0064)
が通常の熱転写プリンターヘッドで加熱可能な温度範
囲、即ち55℃〜110℃で、且つ融点より凝固点(JIS−K0
065)が5℃以上低いものであれば何れの樹脂でも使用
可能である。これらの樹脂としては、例えば、ポリアミ
ド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリスチレン/アクリ
ル共重合体樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。特に
120℃における溶融粘度が10,000cps以下のものが好まし
い。また融点と凝固点の差が5℃以上という条件の下
で、これらの樹脂は架橋剤により一部架橋することも可
能である。これらの樹脂のインク中の配合量は20〜80重
量%(対固形分)である。
また本発明のインクは上記樹脂のみで構成されるので
はなく、他に一般的なワックス、低分子物質、あるいは
上記範疇に入らない樹脂を併用することも可能である。
本発明に用いられる着色剤としては従来から知られて
いる黄色、赤色、青色、黒色等、各種染料または顔料を
特別の制限なしに使用することができる。例えば黒色顔
料としてはカーボンブラック、オイルブラック等が用い
られる。
このようにして構成される本発明のインクについても
融点(あるいは軟化点)より凝固点が5℃以上低いとい
う条件を満たす事がより好ましい。
インクの融点/凝固点の測定には、樹脂で行ったよう
な透明融点法等は不向きである。そこで温度変化に対す
る粘弾性の変化を評価して融点/凝固点を規定した。こ
こでは簡便法としてオリエンテック社製剛体振り子型粘
弾性測定器DDV−OPAによる評価を行った。1℃〜5℃/m
inの速度で昇温/放令した時の周期あるいはDELTA値の
最大変化点を融点あるいは凝固点と規定した。
本発明のインクは、支持体への塗工時にホットメルト
インク或は溶剤インクとして使用される。しかしインク
の粘度調整、塗膜の厚み精度等から考えて溶剤インクと
して使用するのがより好ましい。また溶剤インクとして
準備する時には、使用する樹脂を完全に溶解する溶剤を
用いた樹脂の均一溶解製インクとしても良いし、使用す
る樹脂の溶解性が低い溶剤と組合せて樹脂の少なくとも
一部を微粒子として分散させたインクとしてもかまわな
い。
本発明に記載した非転写構造体を構成するには、予め
フィラ、微粒子、高粘度樹脂、非熱溶融樹脂等をインク
塗布前のベースフィルム上に構成しておいても良いし、
それらの構造体をインク中に分散させてインクと一緒に
塗工しても良い。さらには、反応型のモノマーを含むイ
ンクを塗布、乾燥することにより重合させて構造体を構
成する等あらゆる方法が可能である。
本発明の感熱転写記録用インクフィルムに用いられる
支持体としては、耐熱強度を有し、寸法安定性及び表面
平滑性の高い支持体が望ましく、具体的には、従来から
熱転写記録用インクフィルムのベースフィルムに主とし
て使われているポリエチレンテレフタレートの他に、ポ
リカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ポリイミド等の樹脂フィルムで厚さが2〜20
μのものが好適に使用される。
〔発明の効果〕
本発明に記載した条件を満たすインクにより製造した
インクフィルムからなるリボンを用いて印字試験を行っ
たところ、同じリボンを使用して黒ベタを5回印字する
と3回目までは光学濃度OD(マクベスにより測定)が1.
0以上を示すと共に、5回目も0.8とかなり高い値を示し
多数回インクとして良い性能が得られた。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 融点72℃、凝固点64℃(融点と凝固点の差8℃)、12
0℃における溶融粘度180cpsのポリエステル樹脂を用い
て下記に示す組成のインクを調整した。
ポリエステル樹脂 55% エチレン/酢酸ビニル樹脂 12% カルナバワックス 9% 分散剤 4% カーボンブラック 20% このインクに対固形分比40%になる様に0.5μの架橋
型のメチルメタリレート樹脂を加え、6μのPETフィル
ムに乾燥塗膜か8g/m2になる様に塗工した。
このインクシートを用いて市販されている熱転写プリ
ンター(NEC製パーソナルワープロ文豪ミニ7E)で印字
評価を行った。評価は黒ベタの連続印字で行った。リボ
ンの同一部分を複数回使用した印字回数に対する印字濃
度(マクベスにより測定)の変化を測定した。その結果
を第1図に示す 第1図から明らかなように、3回目の印字まではOD
1.0以上を保持し、多数回印字用のインクとして高い性
能を示した。
比較例1 ポリエステル樹脂の代わりに日本精ロウ社製ワックス
HNP−10(融点75℃、凝固点75℃)を用い、その他の配
合は実施例1と全く同じ組成のインクを調製し、同様の
印字評価を行った。
結果は第1図に示すが、一回目の印字でほとんど全量
のインクが転写してしまい繰り返し使用が全く不可能で
あった。
実施例2 融点72℃、凝固点62℃(融点と凝固点の差10℃)、12
0℃における溶融粘度250cpsの変性ポリエチレン樹脂を
用い、それ以外は実施例1と全く同じ組成のインクを調
製し、実施例1と同様の印字評価を行った。その結果を
第2図に示す 第2図から明らかなように、若干印字濃度は低いが多
数回に亘り極めて均一な印字が得られた。
実施例3 実施例1に記載したインクに対固形分比5%になるよ
うにジイソシアネート(タケネートD−110N,武田薬品
製)を配合し、6μのPETフィルムに8g/m2の厚みで塗布
・乾燥させ、ポリエステル樹脂の残存ヒドキシ基とウレ
タン結合を形成させた。
このようにして作製したインクシートを用い実施例1
と同様の印字評価を行った。その結果を第3図に示す。
第3図から明らかなように、3回目の印字まではOD
1.0以上を保持し、多数回印字用のインクとして高い性
能を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1及び比較例1で得たインクリボンの印
字回数に対する印字の光学濃度の変化を示すグラフ、第
2図は実施例2で得たインクリボンの印字回数に対する
印字の光学濃度の変化を示すグラフ、第3図は実施例3
で得たインクリボンの印字回数に対する印字の光学濃度
の変化を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湊 雅則 和歌山県和歌山市湊1334番地 花王株式 会社情報科学研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−68290(JP,A) 特開 昭58−188690(JP,A) 特開 昭61−83096(JP,A) 特開 昭54−163044(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非転写構造体から溶融したインクを溶出す
    る多数回印字用インクリボンに用いられるインクであっ
    て、融点(JIS−K0064)が55℃〜110℃で、融点より凝
    固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂20〜80重量%
    (対固形分)、及び着色剤を必須構成成分として含有す
    ることを特徴とする多数回印字用熱転写インク。
  2. 【請求項2】非転写構造体から溶融したインクを溶出す
    る多数回印字用インクリボンに用いられるインクフィル
    ムであって、融点(JIS−K0064)が55℃〜110℃で、融
    点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂20〜80
    重量%(対固形分)、及び着色剤を必須構成成分として
    含有する熱転写インクを支持体の片面に塗布してなる多
    数回印字用熱転写インクフィルム。
JP62234399A 1987-09-18 1987-09-18 熱転写インク及びインクフィルム Expired - Lifetime JP2584458B2 (ja)

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KR890004867A (ko) 1989-05-10

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