JP2584455C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は感熱転写記録用インク及びインクフィルムに関するものであり、さら
に詳しくは現在パーソナルワープロ等で幅広く利用されている感熱転写記録方式
の印字コストを低減するための多数回使用熱転写インクリボンを供給することを
目的としたものである。 〔従来の技術及びその問題点〕 感熱転写方式のプリンターは小型軽量で安価な普及型プリンターとして広く利
用されている。特にメインテナンスフリーといった特徴を生かしてパーソナルワ
ープロ等の分野ではほぼ100 %採用されている。 この様に熱転写方式の印字システムは普及型プリンターとしての数多くの利点
を備えているが、今後更に熱転写プリンターが普及して行く上で消耗材の値段が
高く一枚当たりの印字コストが割高になることが最大の障害となる事が予想され
る。このコスト高の原因として各機種対応のカセットを供給する必要性から各カ
セットが少量多品種にならざるを得ないこと、本来の消耗材以外の周辺部品であ
るカセット等の値段がリボンに較べてかなり高いこと、スリット・ コア巻き・カセット詰めといった一連の後加工の自動化が難しく人件費がかかる
こと、更には流通コストがかさむ事などが挙げられる。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者はかかる問題点に鑑み、同じインクリボンを多数回使用する事により
低印字コスト化を実現する感熱転写プリンター用消耗材を供給することを目的と
して鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したものである。 即ち本発明は、融点(JIS−K0064)が55℃〜110 ℃で、120 ℃における溶融粘度
が10,000cps 以下であり、且つ融点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂
(ポリエステル樹脂を除く)、及び着色剤を必須成分として含有することを特徴
とする多数回印字の可能な感熱転写用インク、及び該インクを支持体の片面に塗
布してなることを特徴とする多数回印字の可能な感熱転写用インクフィルムを提
供するものである。 感熱転写方式の印字システムはポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等
のベースフィルム上に塗布した熱溶融性インクをベースフィルムの裏側からサー
マルヘッドにより加熱し溶融させ被転写紙に十分浸透或いは接着させ、その後ベ
ースフィルムと被転写紙を機械的に剥離する事によりインクをベースフィルム側
から被転写紙側へ転写させるシステムである。従来のインクリボンを使用すると
剥離時においてインクが冷却・固化するため加熱溶融したインクの全量が被転写
紙に転写してしまい1回しか使用できない使い捨てのインクリボンになってしま
う。しかし本発明のインクフィルムからなるリボンを使用するとインクの融点と
凝固点に差があるため、フィルムと被転写紙が剥離される時点でもインクは溶融
状態を保っている。その結果インクの中間から切断が起き加熱溶融されたインク
の全量ではなく一部が被転写紙に転写し多数回印字が達成される。 本発明に用いられる樹脂としては融点(JIS−K0064)が通常の熱転写プリンター
ヘッドで加熱可能な温度範囲、即ち55℃〜110 ℃で、120 ℃における溶融粘度が
10,000cps 以下であり、且つ融点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低いもので
あれば何れの樹脂でも使用可能である(ポリエステル樹脂を除く)。これらの樹
脂としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチ レン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリスチレン/アクリル共重合体樹脂、フェノー
ル樹脂等が挙げられる。また融点と凝固点の差が5℃以上という条件の下で、こ
れらの樹脂は架橋剤により一部架橋することも可能である。これらの樹脂のイン
ク中の配合量は20〜80重量%(対固形分)が好ましい。 また本発明のインクは上記樹脂のみで構成されるのてはなく、他に一般的なワ
ックス、低分子物質、あるいは上記範疇に入らない樹脂を併用することも可能で
ある。 本発明に用いられる着色剤としては従来から知られている黄色、赤色、青色、
黒色等、各種染料または顔料を特別の制限なしに使用することができる。例えば
黒色顔料としてはカーボンブラック、オイルブラック等が用いられる。 このようにして構成される本発明のインクについても融点(あるいは軟化点)
より凝固点が5℃以上低いという条件を満たす事がより好ましい。 インクの融点/凝固点の測定には、樹脂で行ったような透明融点法等は不向き
である。そこで温度変化に対する粘弾性の変化を評価して融点/凝固点を規定し
た。ここでは簡便法としてオリエンテック社製剛性振り子型粘弾性測定器DDV-OP
A による評価を行った。1℃〜5℃/min の速度で昇温/放冷した時の周期ある
いはDELTA 値の最大変化点を融点あるいは凝固点と規定した。 本発明のインクは、支持体への塗工時にホットメルトインク或は溶剤インクと
して使用される。しかしインクの粘度調整、塗膜の厚み精度等から考えて溶剤イ
ンクとして使用するのがより好ましい。また溶剤インクとして準備する時には、
使用する樹脂を完全に溶解する溶剤を用いた樹脂の均一溶解型インクとしても良
いし、使用する樹脂の溶解性が低い溶剤と組み合わせて樹脂の少なくとも一部を
微粒子として分散させたインクとしてもかまわない。 本発明の感熱転写記録用インクフィルムに用いられる支持体としては、耐熱強
度を有し、寸法安定性及び表面平滑性の高い支持体が望ましく、具体的には、従
来から熱転写記録用インクフィルムのベースフィルムに主として使われているポ
リエチレンテレフタレートの他に、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリイミド等の樹脂フィルムで厚さが2〜20μのものが
好適に使用される。 〔発明の効果〕 本発明に記載した条件を満たすインクにより製造したインクフィルムからなる
リボンを用いて印字試験を行ったところ、同じリボンを使用して黒ベタを5回印
字すると3回目までは光学濃度OD(マクベスにより測定)が1.0 以上を示すと共
に、5回目も0.8 とかなり高い値を示し多数回インクとして良い性能が得られた
。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。 実施例1 融点90℃、凝固点74℃(融点と凝固点の差16℃)、120 ℃における溶融粘度22
0cpsのポリエチレン樹脂を用いて下記に示す組成のインクを調製した。 ポリエチレン樹脂 35% ポリエチレングリコール 20% エチレン/酢酸ビニル樹脂 12% カルナバワックス 9% 分散剤 4% カーボンブラック 20% このインクを6μのPET フィルムに乾燥塗膜が8g/m2になる様に塗工し、
市販されている熱転写プリンター(NEC製パーソナルワープロ文豪ミニ7E)で印字
評価を行った。評価は黒ベタの連続印字で行った。リボンの同一部分を複数回使
用し印字回数に対する印字濃度(マクベスにより測定)の変化を測定したその結
果を第1図に示す 第1図から明らかなように、3回目の印字まではOD 1.0以上を保持し、多数回
印字用のインクとして高い性能を示した。 実施例2 融点75℃、凝固点63℃(融点と凝固点の差12℃)、120 ℃における溶融粘度98
0cpsのα−オレフィン/無水マレイン酸樹脂と、融点70℃、凝固点64℃(融点と
凝固点の差6℃)、120 ℃における溶融粘度350 cps のポリエチレン樹脂 を重量比率1:1で用い、下記の様な配合のインクを調製し、実施例1と同様の
印字評価を行った。 結果は第1図に示すが、3回目の印字までOD1.0 以上を保持し多数回インクと
して高い性能を示した。 α−オレフィン/無水マレイン酸樹脂 30% ポリエチレン樹脂 30% エチレン/酢酸ビニル樹脂 15% 分散剤 5% カーボンブラック 20% 比較例1 ポリエチレン樹脂の代わりに、日本精ロウ社製ワックスHNP-10(融点75℃、凝
固点75℃)を用い、その他の配合は実施例1と全く同じ組成のインクを調製し、
同様の印字評価を行った。 結果は第1図に示すが、一回目の印字でほとんど全
量のインクが転写してしまい繰り返し使用が全く不可能であった。 実施例3 融点80℃、凝固点74℃(融点と凝固点の差6℃)、120 ℃における溶融粘度97
0cpsのポリプロピレン樹脂と、融点63℃、凝固点54℃(融点と凝固点の差9℃)
、120 ℃における溶融粘度45cps のポリエチレングリコールを用い、下記の様な
配合のインクを調製し、実施例1と同様の印字評価を行った。結果は第2図に示
す。 第2図から明らかなように、相対的に印字濃度は低いが極めて印字濃度の安定
した印字が得られた。 ポリプロピレン樹脂 50% ポリエチレングリコール 10% エチレン/酢酸ビニル樹脂 15% 分散剤 5% カーボンブラック 20%
に詳しくは現在パーソナルワープロ等で幅広く利用されている感熱転写記録方式
の印字コストを低減するための多数回使用熱転写インクリボンを供給することを
目的としたものである。 〔従来の技術及びその問題点〕 感熱転写方式のプリンターは小型軽量で安価な普及型プリンターとして広く利
用されている。特にメインテナンスフリーといった特徴を生かしてパーソナルワ
ープロ等の分野ではほぼ100 %採用されている。 この様に熱転写方式の印字システムは普及型プリンターとしての数多くの利点
を備えているが、今後更に熱転写プリンターが普及して行く上で消耗材の値段が
高く一枚当たりの印字コストが割高になることが最大の障害となる事が予想され
る。このコスト高の原因として各機種対応のカセットを供給する必要性から各カ
セットが少量多品種にならざるを得ないこと、本来の消耗材以外の周辺部品であ
るカセット等の値段がリボンに較べてかなり高いこと、スリット・ コア巻き・カセット詰めといった一連の後加工の自動化が難しく人件費がかかる
こと、更には流通コストがかさむ事などが挙げられる。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者はかかる問題点に鑑み、同じインクリボンを多数回使用する事により
低印字コスト化を実現する感熱転写プリンター用消耗材を供給することを目的と
して鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達したものである。 即ち本発明は、融点(JIS−K0064)が55℃〜110 ℃で、120 ℃における溶融粘度
が10,000cps 以下であり、且つ融点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂
(ポリエステル樹脂を除く)、及び着色剤を必須成分として含有することを特徴
とする多数回印字の可能な感熱転写用インク、及び該インクを支持体の片面に塗
布してなることを特徴とする多数回印字の可能な感熱転写用インクフィルムを提
供するものである。 感熱転写方式の印字システムはポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等
のベースフィルム上に塗布した熱溶融性インクをベースフィルムの裏側からサー
マルヘッドにより加熱し溶融させ被転写紙に十分浸透或いは接着させ、その後ベ
ースフィルムと被転写紙を機械的に剥離する事によりインクをベースフィルム側
から被転写紙側へ転写させるシステムである。従来のインクリボンを使用すると
剥離時においてインクが冷却・固化するため加熱溶融したインクの全量が被転写
紙に転写してしまい1回しか使用できない使い捨てのインクリボンになってしま
う。しかし本発明のインクフィルムからなるリボンを使用するとインクの融点と
凝固点に差があるため、フィルムと被転写紙が剥離される時点でもインクは溶融
状態を保っている。その結果インクの中間から切断が起き加熱溶融されたインク
の全量ではなく一部が被転写紙に転写し多数回印字が達成される。 本発明に用いられる樹脂としては融点(JIS−K0064)が通常の熱転写プリンター
ヘッドで加熱可能な温度範囲、即ち55℃〜110 ℃で、120 ℃における溶融粘度が
10,000cps 以下であり、且つ融点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低いもので
あれば何れの樹脂でも使用可能である(ポリエステル樹脂を除く)。これらの樹
脂としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチ レン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリスチレン/アクリル共重合体樹脂、フェノー
ル樹脂等が挙げられる。また融点と凝固点の差が5℃以上という条件の下で、こ
れらの樹脂は架橋剤により一部架橋することも可能である。これらの樹脂のイン
ク中の配合量は20〜80重量%(対固形分)が好ましい。 また本発明のインクは上記樹脂のみで構成されるのてはなく、他に一般的なワ
ックス、低分子物質、あるいは上記範疇に入らない樹脂を併用することも可能で
ある。 本発明に用いられる着色剤としては従来から知られている黄色、赤色、青色、
黒色等、各種染料または顔料を特別の制限なしに使用することができる。例えば
黒色顔料としてはカーボンブラック、オイルブラック等が用いられる。 このようにして構成される本発明のインクについても融点(あるいは軟化点)
より凝固点が5℃以上低いという条件を満たす事がより好ましい。 インクの融点/凝固点の測定には、樹脂で行ったような透明融点法等は不向き
である。そこで温度変化に対する粘弾性の変化を評価して融点/凝固点を規定し
た。ここでは簡便法としてオリエンテック社製剛性振り子型粘弾性測定器DDV-OP
A による評価を行った。1℃〜5℃/min の速度で昇温/放冷した時の周期ある
いはDELTA 値の最大変化点を融点あるいは凝固点と規定した。 本発明のインクは、支持体への塗工時にホットメルトインク或は溶剤インクと
して使用される。しかしインクの粘度調整、塗膜の厚み精度等から考えて溶剤イ
ンクとして使用するのがより好ましい。また溶剤インクとして準備する時には、
使用する樹脂を完全に溶解する溶剤を用いた樹脂の均一溶解型インクとしても良
いし、使用する樹脂の溶解性が低い溶剤と組み合わせて樹脂の少なくとも一部を
微粒子として分散させたインクとしてもかまわない。 本発明の感熱転写記録用インクフィルムに用いられる支持体としては、耐熱強
度を有し、寸法安定性及び表面平滑性の高い支持体が望ましく、具体的には、従
来から熱転写記録用インクフィルムのベースフィルムに主として使われているポ
リエチレンテレフタレートの他に、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリイミド等の樹脂フィルムで厚さが2〜20μのものが
好適に使用される。 〔発明の効果〕 本発明に記載した条件を満たすインクにより製造したインクフィルムからなる
リボンを用いて印字試験を行ったところ、同じリボンを使用して黒ベタを5回印
字すると3回目までは光学濃度OD(マクベスにより測定)が1.0 以上を示すと共
に、5回目も0.8 とかなり高い値を示し多数回インクとして良い性能が得られた
。 〔実施例〕 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。 実施例1 融点90℃、凝固点74℃(融点と凝固点の差16℃)、120 ℃における溶融粘度22
0cpsのポリエチレン樹脂を用いて下記に示す組成のインクを調製した。 ポリエチレン樹脂 35% ポリエチレングリコール 20% エチレン/酢酸ビニル樹脂 12% カルナバワックス 9% 分散剤 4% カーボンブラック 20% このインクを6μのPET フィルムに乾燥塗膜が8g/m2になる様に塗工し、
市販されている熱転写プリンター(NEC製パーソナルワープロ文豪ミニ7E)で印字
評価を行った。評価は黒ベタの連続印字で行った。リボンの同一部分を複数回使
用し印字回数に対する印字濃度(マクベスにより測定)の変化を測定したその結
果を第1図に示す 第1図から明らかなように、3回目の印字まではOD 1.0以上を保持し、多数回
印字用のインクとして高い性能を示した。 実施例2 融点75℃、凝固点63℃(融点と凝固点の差12℃)、120 ℃における溶融粘度98
0cpsのα−オレフィン/無水マレイン酸樹脂と、融点70℃、凝固点64℃(融点と
凝固点の差6℃)、120 ℃における溶融粘度350 cps のポリエチレン樹脂 を重量比率1:1で用い、下記の様な配合のインクを調製し、実施例1と同様の
印字評価を行った。 結果は第1図に示すが、3回目の印字までOD1.0 以上を保持し多数回インクと
して高い性能を示した。 α−オレフィン/無水マレイン酸樹脂 30% ポリエチレン樹脂 30% エチレン/酢酸ビニル樹脂 15% 分散剤 5% カーボンブラック 20% 比較例1 ポリエチレン樹脂の代わりに、日本精ロウ社製ワックスHNP-10(融点75℃、凝
固点75℃)を用い、その他の配合は実施例1と全く同じ組成のインクを調製し、
同様の印字評価を行った。 結果は第1図に示すが、一回目の印字でほとんど全
量のインクが転写してしまい繰り返し使用が全く不可能であった。 実施例3 融点80℃、凝固点74℃(融点と凝固点の差6℃)、120 ℃における溶融粘度97
0cpsのポリプロピレン樹脂と、融点63℃、凝固点54℃(融点と凝固点の差9℃)
、120 ℃における溶融粘度45cps のポリエチレングリコールを用い、下記の様な
配合のインクを調製し、実施例1と同様の印字評価を行った。結果は第2図に示
す。 第2図から明らかなように、相対的に印字濃度は低いが極めて印字濃度の安定
した印字が得られた。 ポリプロピレン樹脂 50% ポリエチレングリコール 10% エチレン/酢酸ビニル樹脂 15% 分散剤 5% カーボンブラック 20%
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜2及び比較例1で得たインクリボンの印字回数に対する
印字の光学濃度の変化を示すグラフ、第2図は実施例3で得たインクリボンの印
字回数に対する印字の光学濃度の変化を示すグラフである。
字回数に対する印字の光学濃度の変化を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 融点(JIS−K0064)が55℃〜110℃で、120 ℃における溶融粘度が10,000cps
以下であり、且つ融点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂(ポリエステ
ル樹脂を除く)、及び着色剤を必須成分として含有することを特徴とする多数回
使用型感熱転写用インク。 2. 融点(JIS−K0064)が55℃〜110℃で、120 ℃における溶融粘度が10,000cps
以下であり、且つ融点より凝固点(JIS−K0065)が5℃以上低い樹脂(ポリエステ
ル樹脂を除く)、及び着色剤を必須成分として含有する感熱転写用インクを支持
体の片面に塗布してなることを特徴とする多数回使用型感熱転写用インクフィル
ム。
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